記録ID: 979330
全員に公開
アルパインクライミング
大峰山脈
弥山川「双門の滝」滝壺下降情報〜トサカ尾
2016年10月09日(日) 〜
2016年10月10日(月)
jyunntarou
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 1,001m
- 下り
- 999m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 2:27
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 2:29
14:01
82分
スタート地点
15:23
15:25
65分
トサカ尾稜線
16:30
H1260m 岩の横テン泊
2日目
- 山行
- 7:54
- 休憩
- 3:49
- 合計
- 11:43
4:01
120分
H1260m 岩の横テン泊
6:01
6:12
48分
新天女の舞（仮称）
7:00
8:01
29分
ザンキ平
8:30
8:31
73分
双門の滝下降地点
9:44
10:11
88分
双門の滝壺
11:39
12:46
21分
ザンキ平
13:07
13:13
34分
新天女の舞（仮称）
13:47
14:33
59分
H1260m 岩の横テン泊
15:32
15:42
2分
渡渉地点
15:44
ゴール地点
| 天候 | 9日曇り 10日晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2016年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
○ダム湖の渡渉は、今回は太もも位でした。（ザックが重いので裸足では足裏が痛いです。） ○出発時間が遅くなったのと風が強くなり、H1260mの岩と樹林帯に囲まれた平坦地でテン泊 ○標高1500m辺りの森はとても素晴らしく、「新天女の舞」と勝手に命名しています(^^)/ ○ここからザンギ平までのトラバースは、ブッシュもなく素敵な森を抜けていきます。2ヶ所谷を通り抜けます。冬場は危険ですが、無積雪期間は問題なく通れます。(道はありません） ○ザンキ平から、元河原小屋谷方面に一般道を降りて行き、鎖場を通り抜け、道が左に曲がる地点から、下降を始めました。 ○最初は右方向に急斜面を斜めトラバースをし、しばらくすると急斜面を谷底目指して降りて行きます。 ●前日にかなりの降雨があり、斜面はドロドロで非常に滑りやすく、岩も脆いです。この辺りからロープで懸垂します。 ●上部7m懸垂 中部50m懸垂 下部6m懸垂 合計70mのロープを使用。 〇前日の降雨で双門の滝は、轟音を立ててダイナミックに滝壺に水を落としていました。周りは50m〜80m前後の垂直岩壁に囲まれて「荘厳」な世界です。 ●登り返しが、岩場やルンゼに草付の急斜面がドロドロで、ゴルジュハンマーとチェーンスパイクが大変役に立ちました。(アッセンダーも役に立ちました） ●降雨後は、大変危険です。ロープ等登攀用具が無ければ難しいルートでした。（降雨後でなくても ロープは必須です） ※ロープ無しでも行けるという情報もありますが、フリーで気軽に立ち入るべきではないと私は思いました。一滑りでアウトですから・・・。 ●ザンキ平は標高1420mチョイ。双門の滝壺は標高1230mでした。（高度計より）その差、約200mです。垂直気味なこの約200mの登降は、キツかったです💦 ※公称落差60mの双門の大滝ですが、高度計で計ると40m程でした。 |
写真
いつの間にかロープが設置されていました。ありがとうございます(^^)/
強風と日没寸前で、ココにテン泊。またもや「新天女」にテン泊できず・・・
2年前に厳冬期用に自分が付けた赤テープが白くなっても残っていました。
百均で買ったリボンは、色もしっかりと赤色のまんまで変わっていませんでした。（ココはマイルート(笑)
さて、㊙ルートから下降です。帰り道が判るようにテープをつけて行きます。（その後、赤ガムテープを途中の崖から落下、バウンドして100m以上堕ちて行きました💦）
4
10/10 8:35
さて、㊙ルートから下降です。帰り道が判るようにテープをつけて行きます。（その後、赤ガムテープを途中の崖から落下、バウンドして100m以上堕ちて行きました💦）
最後の懸垂は、クライミングロープを使い切ってしまいましたので、ホームセンターのロープ（20mダブル）で谷底へ軟着陸できました。
5
10/10 9:42
最後の懸垂は、クライミングロープを使い切ってしまいましたので、ホームセンターのロープ（20mダブル）で
谷底へ軟着陸できました。
谷底へ軟着陸できました。
「お湯」ですが、こういう所で飲むと「うんまい！」とのんびりしていたら、上から落石！！！間一髪1m差で難を逃れましたっ💦
ランニングビレイ回収が大変でした。なんせ足場がぁ…ヌルヌル。いつ堕ちても不思議はありません。
ココからはフリーで上がります。ゴルジュハンマーが大活躍でした。
「道との遭遇」やれやれです。チョイとアドレナリン出ましたっ(笑)
・・・しかし、キツカッタなぁ。双門の滝壺探索・・・まったり新天女で 心を和ませます。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガムテープ
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
ロープ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
アッセンダー
ハンマーバイル・チェーンスパイク
長袖シャツ
長袖インナー
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
水筒（保温性）
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
笛
ハンマーバイル
|
|---|
感想
ちょっと危なげな「双門の滝壺探険」でした。
でも、絶壁に囲まれた大自然の中、大轟音を発して堕ちるダイナミックな大滝の目の前で、しばし絶句して「ぽかーん」とあっけにとられてしまうほどの感動を受けました。
※降雨後の探検は非常に危険です。行かれる方は、どうぞ細心の注意を払って「安全」に気をつけて「双門大滝滝壺」を訪問してくださいね。
荘厳の世界の動画です。↓
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：1899人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
jyunntarou先生、こんばんは。
迷いは良いとこだった！のをすっかり忘れていました！迷いの稜線から修覆山・・・また思い出したかのように行ってみたくなりました！綺麗なとこですよね〜。滝壺？それは無理です〜、50ｍを越える懸垂なんて！行ったら這い上がれません！今回ほんと良いもの見せて頂きました。今度、上（テラス）から見るときは「あんなとこ行く人おるんやな〜・・・」って思うでしょうね！？お疲れ様でしたっ！
akiras さん こんばんは。
すっかり涼しく（寒い？）なりましたね。遅れている紅葉前線も一気に南下しそうです(^^)/
行者還にやや面倒なコースで子狸さんとご一緒に登られていたのですね。
実は十年ほど前に、あの尾根に曲がって這い上がる道を見落として谷通しで登ったことがあります(笑) 詰めていくと関電巡視路に飛び出しました(/ω＼)
狸さんメモ ありがとうございました。心がほっとしました
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する