裏妙義・トンカチの岩を訪れる【旧国民宿舎〜丁須の頭】
- GPS
- 06:46
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 977m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 6:44
天候 | 晴→曇 http://www.tenki.jp/past/2016/10/23/chart/ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
練馬IC→関越自動車道→上信越自動車道→松井田妙義IC→県道51号→国道18号→五科信号左折後、50mほど進んだところにある左の側道に入り、あとは国民宿舎裏妙義まで15分ほど ■復路 国民宿舎→五科信号右折→国道18号→県道51号→県道213→県道196→妙義ふれあいプラザもみじの湯 あとは往路を戻る。 高速代片道 \2700 / ガス代 \3200 ■駐車場 旧国民宿舎 裏妙義前に停められる。公衆トイレが利用可能。国民宿舎は3月に閉鎖されたが、管理されており、トイレットペーパーも付いていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■籠沢-木戸近辺 巨石が多く、鎖が多い。 木戸を過ぎてすぐに、二段8mの鎖場がある。足場が非常に小さいので、鎖に捕まり、身体を後ろに倒しぎみにして、足の裏を押し付けながら登降すると登りやすい。 ■籠沢のコル下部 足場が脆く、登りには問題ないが下りは落石に注意。 ■丁須の頭 取り付きの部はオーバーハングしており、しかも登り始めの一歩目の足場が『無い』というか『非常に高い位置』にあって、難易度を上げている。おまけに20m近い断崖なので高度感はものすごい。 いわゆる『出だし核心』である。ネットの情報だと、鎖にぶら下がって腕の力だけで体を持ち上げるようにと書かれていることが多い。 はじめの高い一歩目に足をかけ、鎖で体を引き上げて、足場まで一気に腰を乗せるという、クライミングで言うハイステップ?な技を使うイメージか?そこをクリアすればあとは普通の岩登りである。 他の登山者を見ていてもやはり同じように登っているのだが、腰のあたりに手を下側に掛けられる岩があって、そこを逆さまに持っている人(アンダー持ち)、など、バランスのとり方は色々ありそうだ。 事故の報告をよく聞くので、セルフビレイをとりながら登ると安全である。 |
その他周辺情報 | ■温泉 妙義ふれあいプラザ もみじの湯 入浴料510円、食事も可能。 http://www.tomioka-silk.jp/spot/sightseeing/detail/FureaiP-Momiji-no-yu.html |
写真
装備
MYアイテム |
cajaroa
重量:0.09kg
|
---|---|
個人装備 |
ベースレイヤー
ソフトシェル
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
インサレーション
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
スマートフォンGPS
予備バッテリー
筆記用具
保険証
時計(高度計)
ストック
カメラ
ハーネス
ヘルメット
カラビナx3
スリングx2
|
共同装備 |
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ツェルト
ガス
バーナー
コッフェル
カップ
|
感想
『妙義山』は険しい岩峰連なることで有名である。その奇岩風景は、なんとも好奇心を掻き立てられる。
ローソクのように立つ岩や、そり立つ岩壁をくりぬいた道。高さ20mのアーチ状の石門など、見たことのないような光景が繰り広げられる。桜と紅葉の名所でもあり、シーズン中はなんとも風光明媚だ。
表妙義と裏妙義があり、それぞれ山域が分かれているが
今回は、
『裏は未だ訪れたことがない』
というシンプルな気持で、裏妙義を訪れることにした。
裏妙義といえば『丁須の頭』と呼ばれる、トンカチをタテにしたような奇妙な形の岩が見どころで、そこに訪れる(登る?)のがハイライトとなる。
だが、そこに至る登山道も巨石がゴロゴロとしており、鎖場も多く、岩場が楽しめる。あまり一般向け登山者のコースでないせいか訪れる人も少なく静かだ。
さて、その『トンカチ』の岩なのだが、ハンマーヘッドの部分がオーバーハングしており、登山者の挑戦心をくすぐるのだという。
僕らも、それをどうやって攻略するか、事前に議論を重ねた。
相棒はチャレンジしたのだが、腕の力で登るというより、はじめの高い一歩目に足をかけて一気に腰を乗せるという、やり方でいけるらしい。
他の登山者を見ていていると、さらに、腰のあたりに手を下側に掛けられる岩を逆さまに持って支えたり、人によっては登った瞬間鎖に捕まったまま身体が振られてしまったり・・・
ギャラリーとしてそんな人のチャレンジを見ているのも楽しいし、登るときの戦略にもなる。
岩の基部にちょっとした広場があり、景色を眺めながらお昼ができる。
目の前に広がる表妙義の景色を見に来るだけでも価値はある。
しかし私にとっての難所は、車の運転だった。ペーパードライバーなので(笑)
帰りの運転のことも考えると思いやられるので、当初縦走する計画だったが、ピストンで戻ってのんびり温泉に浸かる、ユル〜イ計画に変更した。
でも『丁須の頭』も『縦走』も面白そうだし、様子はわかったので、次は登ってみようかな~。
早速、鎖に入りやすいカラビナを買ってきた。
次に向けて準備はすでに始まっている。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
cajaroaさん、こんばんは。
あんなに大きなトンカチを、山の上まで誰が運んだのでしょうか(笑)
お写真を拝見して、なんちゃってクライマーのわたくし、登ってみたい登ってみたいと、念仏唱えております😅
5月に「星穴岳」に登った時、初めて妙義山を間近に見て、「す、す、凄い!(◎_◎;) 何なのあの岩岩」って思いました。
それにしても、cajaroaさんにとっての難所が運転とは・・・😹
今回の山行記録には、cajaroa家の大スターのお二人は、ご出演されなかったのですね。ちょっぴり期待してたのですが・・🐻🐗
はい、運転苦手です。(^^;)
スピードが出るものが基本苦手で
スキーとかもダメです(汗)
最近仕事で車の仕事があってひたすら駐車をして、それがきっかけで、なんとか乗れますが、あまり好きではないです。
丁須の頭は、そのオーバーハングさえ攻略できればあとは難しくはないので、身体中のアドレナリンが吹き出るのはホントそこだけです。
ただ、縦走すると20mのツルツルのチムニーの鎖場をステミングで降りるとかあるらしく、なかなか楽しそうな感じです。
セルフビレイを準備していけばなかなか楽しい岩場かと思います。
※オールスターズは、今仕事で出張中でオファーを断られてしまいました。
次回は捕まえられるように致します。
( ̄^ ̄)ゞ
大変お疲れさまでした。妙義山、関東の岩山の中ではかなりのハイレベルと聞いていましたが、cajaroaさんの今回のレポでようやくその実態が分かりました。こちらは裏妙義なのですね。オーバーハング部、想像しただけでもチビってしまいそうですが(笑)、レポを拝読すると腕力でイッキに・・・ではなく、やはりそこは技なのですね。勉強になります。クライミングやロープワーク技術もまだ全然きちんとした教えを乞うたことがなく、いつかはと思っています。
ryoさんこんにちは
クライミングでは腕で登るな、足で登れと必ず言われます。
基本は手は引っ掛けてるだけで、足の乗せ方と腰の位置を細かく調整し、足と体幹の筋肉で登るので、ぶら下がって腕力で引き上げるというやり方は、結構、レアケースだっりします。
私達は、クライミングジムに通ってますが、懸垂は一回しかできません。(汗)
そのせいもあって僕らもはじめ腕力で・・・と聞いた時には、『本当に登れるのか?(私は登ってないですが)』と心配でした。
あのオーバーハングの一歩目は登れたとしても、とにかくバランスが取りにくいので、腕力に頼った方が楽だという事なんじゃないかと考えてます。
妙義山は色々なコースが取れます。中間道や石門巡りといった一般登山道にもそれなりの鎖場がたくさんあって楽しいです!
でも大キレットとか行ったら・・・こういうのやりたくなるんじゃないですか?
(^_−)−☆
cajaroaさん、 maamさん、こんばんは☽
レコ、手に汗握りつつも楽しく拝読いたしました
妙義は、実は、4回ほど訪れている山域です。
幼少期の家族旅行(当時、父が未就学児であった自分を岩場鎖場に連れて行こうとして、職員に止められてました)と、小学校、高校時代、そして2年前のツアーハイキングて…。いずれも、初心者向けの中間道でしたけれども、奇岩の景観がなかなか自分好みで、忘れがたかった思い出があります。
表妙義の稜線歩きですら、考えたこともないのですし、裏妙義なんてなおさら、なんですが、レコ、読みますと、とても魅力的で、またまた自分の力量省みず、チャレンジしたくなっちゃうほど、楽しそう
いつか、歩いてみたいコースですね
そのための技術も、もっと精進して取得していきたい…!
そう思わせる、素晴らしく、かつ魅力的なレコ、楽しく読みました
machagonさんこんにちは
僕らがいく山に幼少期に行かれていて、驚きです!
妙義山は表の方には2回ほど行きましたが、魅力的ですよね。
私は結局登りませんでしたが、手頃な鎖場と点線ルートで面白かったですよ!
点線といってもVRというレベルではないので、machagonさんには物足りないかもしれません(^^)
表妙義の縦走は白雲山しかありませんが、金洞山まで縦走するとジャンダルムくらいと言う話は聞いたことがあります。
事前に登れる?登れない?どうやって攻略する?なんてあーだこーだ考えるのが楽しかったりします。
手の届かないものでもないかと思います。ぜひぜひ
cajaroaさん、こんばんは。
慣れない運転お疲れ様でした!
それにしても、凄いところ!
maamさん頑張ってますね〜
で、外れなくなったカラビナを外したり、
間近から写真を撮ったりされてるのに、
あれ?cajaroaさんは登ってないんですか?
え?オーバーハングまでで止めたんですか?
shinさんこんばんは!
そう、登りませんでしたよー。|( ̄3 ̄)|
チャレンジした相棒がセルフビレイに手こずりまくって、声は上ずるわ、青い顔をしているわ・・・
こちらは寝不足に久しぶりの運転と、なんだか調子が上がらなかったと言うのもあり
まっ別にいっか?と素直にやめまてしまいました。今回は運転係でした(汗)
そしてなんだか相棒は実験台みたいになってしまいましたけど(笑)
怖い<楽しいがモットーなもので、
(実は高いところ苦手なだけ)
次回は、修行をして最低3回はトンカチ往復してきます!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する