九重の紅葉 扇ヶ鼻の予定がガスでタイムアップ終了…
- GPS
- 02:12
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 300m
- 下り
- 300m
天候 | 晴、ただし九重周辺だけ雲がかかっていました |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の雨でぬかるんでいる場所あり |
写真
感想
今日を逃すと約1か月、山に行けない状況・・・。
午後から時間が取れたので、午前中の用事を1分でも早く終わり、一刻も早く出発したいのですが、午前中の用事が延々と長引き、13時過ぎにやっと解放されました。
午前中の用事が早く終われば三俣の大鍋まで行く予定でしたが、遅くなったらどうしよう。阿蘇の二重峠越えは渋滞で時間がかかるし、今日、唯一日没前に行くことができる場所に決定。「夕日に照らされた紅葉がきれい。」と言われる扇ヶ鼻から肥前ヶ城の紅葉、星生山の紅葉も見ることができる、という訳で第2案に決定して先を急ぎます。
この時期、牧ノ戸峠は満車、間違いなしですが、3時過ぎなら多少のスペースはあるはず、との読みが当たり、数台停めることができました。
3時過ぎは、団体がどんどん下山する時間帯ですが、「夕日に照らされた最高の紅葉」を信じコンクリートの道を行きます。
空は晴れているけど「九重の山の上は傘雲で光がない」状態です。下山してくる皆さんの会話に耳を澄まして聞き耳を立てますが、誰ひとりとして「紅葉きれいだったね!」という声が聞こえてきません…。
第一展望台からの沓掛山北面に微かに紅葉がありましたが、光がさしていないので、どす黒い赤に見えてイマイチです。
第2展望台から見える鍋谷や登山道付近、まあ、期待していなかっただけに「まあ、いいか」程度には紅葉が所々にあります。
沓掛山山頂では、「下山用」ではなく「登山用」のルートを来る人が多くて、なかなか先に進めません。「知らない人が多いんだな〜。」と思って先に行ったら「下山用」の標識がなくなっていました。なるほど。
今日は、家族連れの小さい子供さんが多かったです。とってもいいことですね。
3時半を過ぎると登山者の数も激減し、やっと一息。
「今日は駄目かな…。」を確信したのは、下山している人たちが登山道の脇にある小さな紅葉した木の近くで記念撮影をしている姿を見た時でした。「それほどなかったのか…。」
期待の鍋谷も「まあ、紅葉した木があるじゃないか!」と気を取り直し先を急ぎます。
「上空の雲が流れ、扇ヶ鼻に立った時、光り輝く紅葉がスポットライトに照らされたように輝きだす。」をイメージして周囲の風景も見ずに足元だけを見て歩いていると周囲が急に暗くなったので、慌てて顔を上げると周囲は完全にガスの中…。
「昨年は忙しくて1度も行けなかったけど、今年は来れただけでも良しとしよう。」と今年の紅葉登山は、あっけなく終了となりました。
帰りは闇の中の下山を覚悟していましたが「まあ、途中撤退のおかげで温泉に入る時間はできた。」と気が抜けたようにゆっくり歩くしかないですが、せっかくなので周囲の風景を楽しみながらと思っても、ガスで何も見えません。沓掛の近くで周囲の風景は少し復活しましたが、もう日没を感じる状態です。
登り初めの気温は15度、車から出た時「寒い」と思いました。みんなマウンテンジャケット風の上着を着ている理由が理解できました。
下山時は、さらに11度。今日から明日にかけて冷え込む予報が出ていました。
午後6時前の牧ノ戸峠の駐車場は、もうガラ〜ンとしていましたが、10数台程度残っています。この人たちは、今日、どんな山行だったんでしょうか。
ちなみに私が下山中、ガスの中を笑顔で登って行く人を1人だけ見かけました。きっと彼には紅葉の風景がガスの向こうに見えているに違いありません。
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