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Yamareco

記録ID: 99554
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ケ岳(敗退)

2011年02月11日(金) 〜 2011年02月13日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
takukino その他1人
GPS
47:55
距離
26.3km
登り
1,856m
下り
1,855m

コースタイム

11日 【16時】戸台→【17時30分】途中の堰堤で幕営
12日 【6時】途中の堰堤→【13時】北沢峠→【17時】5合目あたりで幕営
13日 【7時】小仙丈への途中で撤退→【10時】北沢峠→【15時】戸台
天候 雪、雪、快晴
過去天気図(気象庁) 2011年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
戸台に到着。
本当はもっと早く到着する予定だったのだが、高速道路の渋滞のせいで・・・
2011年02月13日 22:25撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:25
戸台に到着。
本当はもっと早く到着する予定だったのだが、高速道路の渋滞のせいで・・・
天気も悪いし、そもそもこれから雪山に出発するような時間じゃないけど、とにかく少しは進もう、ということに。
2011年02月11日 15:15撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 15:15
天気も悪いし、そもそもこれから雪山に出発するような時間じゃないけど、とにかく少しは進もう、ということに。
登山届けを出して、この先へ進む。
2011年02月11日 15:34撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 15:34
登山届けを出して、この先へ進む。
雪原の中を歩く。
うっすらとトレースが残っている。
2011年02月11日 15:55撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 15:55
雪原の中を歩く。
うっすらとトレースが残っている。
最初のうちは、何回か渡渉を繰り返す
2011年02月11日 16:06撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 16:06
最初のうちは、何回か渡渉を繰り返す
基本的に、橋は架かっていない
2011年02月13日 22:26撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:26
基本的に、橋は架かっていない
日が暮れそうなので、堰堤の上でテントを張ることにする。
持ってきたスノークローで雪を削って場所を作る。
2011年02月11日 17:05撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 17:05
日が暮れそうなので、堰堤の上でテントを張ることにする。
持ってきたスノークローで雪を削って場所を作る。
2011年02月11日 17:06撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 17:06
2011年02月11日 17:32撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 17:32
まだ標高が低いのでそれほど寒くない。
(と言ってもマイナス10度くらい)
外でのんびり食事をして、19時くらいには寝る
2011年02月11日 17:52撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/11 17:52
まだ標高が低いのでそれほど寒くない。
(と言ってもマイナス10度くらい)
外でのんびり食事をして、19時くらいには寝る
翌朝、ヘッドライトをつけて出発
2011年02月12日 06:12撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/12 6:12
翌朝、ヘッドライトをつけて出発
2011年02月13日 22:27撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:27
2011年02月12日 06:47撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/12 6:47
2011年02月13日 22:28撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:28
八丁坂の途中、深々と雪が降る森の中を歩く。
けっこう頻繁に、あちこちの木から雪が一気に雪崩れ落ちてくる。たまに自分の頭の上にも雪が降り注ぎ雪まみれになる。
2011年02月13日 22:30撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:30
八丁坂の途中、深々と雪が降る森の中を歩く。
けっこう頻繁に、あちこちの木から雪が一気に雪崩れ落ちてくる。たまに自分の頭の上にも雪が降り注ぎ雪まみれになる。
北沢峠に到着
夏とは景色が一変している
こういう、夏と冬の違いを見るのは楽しい
2011年02月12日 12:27撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/12 12:27
北沢峠に到着
夏とは景色が一変している
こういう、夏と冬の違いを見るのは楽しい
長衛荘
2011年02月12日 12:27撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/12 12:27
長衛荘
ちなみに夏に来たときの長衛荘
2010年07月31日 07:26撮影 by  COOLPIX L21, NIKON
7/31 7:26
ちなみに夏に来たときの長衛荘
雪を溶かしてお湯を作る。
雪で作ったお湯は、水道水で作ったものと比べて、明らかに味が違う。
2011年02月12日 13:06撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/12 13:06
雪を溶かしてお湯を作る。
雪で作ったお湯は、水道水で作ったものと比べて、明らかに味が違う。
「行けるところまで行こう」ということで仙丈ケ岳を登る。
今朝出会った二人組みは、ここでテント泊のようだ。
2011年02月13日 22:32撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:32
「行けるところまで行こう」ということで仙丈ケ岳を登る。
今朝出会った二人組みは、ここでテント泊のようだ。
大滝頭
馬の背の方へはまったくトレースが無い
2011年02月13日 22:32撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:32
大滝頭
馬の背の方へはまったくトレースが無い
ちなみに夏に来たときの大滝頭
比べると、雪の深さがわかる
2010年07月31日 09:02撮影 by  COOLPIX L21, NIKON
7/31 9:02
ちなみに夏に来たときの大滝頭
比べると、雪の深さがわかる
小仙丈の手前、森林限界を超えたところ。
他の人たちはもっと手前で引き返したらしく、
このあたりになると、トレースは一切無い。
ラッセルで斜面を登るものの、ペースも落ち、太陽も沈みかけ、さらに吹雪いてきた。
雪の斜面を削ってテントを張る
2011年02月13日 22:32撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:32
小仙丈の手前、森林限界を超えたところ。
他の人たちはもっと手前で引き返したらしく、
このあたりになると、トレースは一切無い。
ラッセルで斜面を登るものの、ペースも落ち、太陽も沈みかけ、さらに吹雪いてきた。
雪の斜面を削ってテントを張る
翌朝、テントから見た景色
たぶん甲斐駒ケ岳方面
2011年02月13日 22:32撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:32
翌朝、テントから見た景色
たぶん甲斐駒ケ岳方面
たぶん、昨日歩いた沢の方面
2011年02月13日 22:33撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:33
たぶん、昨日歩いた沢の方面
雪の風紋
2011年02月13日 22:33撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:33
雪の風紋
栗沢山とアサヨ峰。
その右に少し写っているのはオベリスクかな?
鳳凰山から太陽が登っているので、逆行で鳳凰山を撮ることができない。
2011年02月13日 22:33撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:33
栗沢山とアサヨ峰。
その右に少し写っているのはオベリスクかな?
鳳凰山から太陽が登っているので、逆行で鳳凰山を撮ることができない。
少しだけ空身で登ってみる
遠くに、さっき挨拶した二人組が見える
今日仙丈ケ岳を登るのは、あの二人以外にいないみたいだ
2011年02月13日 22:33撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:33
少しだけ空身で登ってみる
遠くに、さっき挨拶した二人組が見える
今日仙丈ケ岳を登るのは、あの二人以外にいないみたいだ
テントを張った場所を見下ろす
自分のことながら、よくあんな場所で吹雪の中、一晩過ごしたものだ。
2011年02月13日 22:33撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:33
テントを張った場所を見下ろす
自分のことながら、よくあんな場所で吹雪の中、一晩過ごしたものだ。
北岳方面に虹かかかる
2011年02月13日 22:34撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:34
北岳方面に虹かかかる
太平山荘まで戻ってきた
すごくいい天気。寒いけど
2011年02月13日 10:48撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/13 10:48
太平山荘まで戻ってきた
すごくいい天気。寒いけど
これが車道?と信じられないくらいに雪で埋まっている。
2011年02月13日 22:36撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:36
これが車道?と信じられないくらいに雪で埋まっている。
遠くに仙丈ケ岳が見える。
今回は、あの山頂には届かなかった
2011年02月13日 22:37撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:37
遠くに仙丈ケ岳が見える。
今回は、あの山頂には届かなかった
丹渓山荘
2011年02月13日 22:37撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:37
丹渓山荘
2011年02月13日 22:40撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:40
帰りに振り返ると、甲斐駒が見える
2011年02月13日 22:41撮影 by  SIGMA DP1S, SIGMA
2/13 22:41
帰りに振り返ると、甲斐駒が見える
双子山、駒津峰、甲斐駒ヶ岳
帰りに会った人の話だと、甲斐駒方面も雪に覆われていたとのこと。
「6時間ラッセルして、駒津峰で引き返した」と言っていた。
2011年02月13日 14:16撮影 by  Canon IXY 400F, Canon
2/13 14:16
双子山、駒津峰、甲斐駒ヶ岳
帰りに会った人の話だと、甲斐駒方面も雪に覆われていたとのこと。
「6時間ラッセルして、駒津峰で引き返した」と言っていた。
車で走って帰る途中から見た景色。
仙丈ケ岳がひときわ大きい
2011年02月13日 16:19撮影 by  iPhone 4, Apple
2/13 16:19
車で走って帰る途中から見た景色。
仙丈ケ岳がひときわ大きい

感想

せっかくの3連休なので、最終日以外は雪、とわかってたけど仙丈ケ岳へ。
初日、いきなりチェーン規制の大渋滞。戸台到着は16時。
少しだけ歩いて、途中の堰堤でテント泊。
平な場所で雪も無いので、とても快適だった。
標高も低いのでそれほど寒くないし。
2日目、6時に出発の準備完了したところで、早朝出発らしい2人組に抜かれる。
(せっかく昨日出発したのに渋滞のせいで・・・)
北沢峠まで延々と歩く。ただし踏み跡はあるので、まあまあ楽。
北沢峠で雪を溶かしてお湯を作り、「行ける所まで行こう」と仙丈ケ岳を登る。
途中、連れは「降りて北沢峠でテント泊する」ということでいったんお別れ。
明日の朝10時に再会の約束をして、1人で登る。
17時30分、日が暮れて森林限界も超え、吹雪になってきたので進むのを諦める。
雪の斜面の途中をスコップで掘り、テントを張るスペースを作る。
吹雪でテント内は雪だらけだが、どうせマイナス20度以下、雪が溶けることもないので気にしない。
コンロの用意をしたが、ライターの火がつかなくて焦った。
火花さえ出れば良いのだが、テルモスに残ったお湯に浸けたりしながら30分間格闘し、ようやくコンロに点火。
1時間以上かけてテルモス2本分のお湯を沸かし、さらに袋ラーメンを2つ分作って食べ、あとは寝る。
なんか頭が痛いような気持ち悪いような気がして寝付けず、お湯をたくさん飲むようにして何時間か耐え、そのうちいつのまにか眠る。
吹雪の中、急斜面の不安定な雪の斜面で孤独にテント泊をしていると、不安や心細さもマックスになり、「無事に帰ったら人間関係を大切にしよう」なんてことを考える。
翌朝、4時に目覚めると満天の星空。
しかし風も強いので明るくなるのを待ち、6時にテントを畳む。
昨日会った二人組みが登って来て、少し話す。
「こんなところでテントですか。風がすごかったでしょう。
 良かったら私たちが先行するので、一緒に山頂を目指しませんか?」
と誘っていただいたが、北沢峠で待っている友人もいるし、今日中に戸台まで帰らないといけないので丁重にお断りした。
少しだけ登り、またリベンジすることを誓って下山。
さっき出会った二人組みのテントまでは踏み跡があるので比較的楽に歩ける。
しかしそこから先、北沢峠までは完全に雪で埋まり、1人でひたすらラッセルして進む。ついに誰にも会わないまま、9時30分に北沢峠に到着。今日の仙丈ケ岳は、さっきの2名以外にいないみたいだ。
友人と再会して10時に出発。
晴天の中、甲斐駒や仙丈ケ岳を振り返りながら、来た道を引き返した。

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