天香具山(飛鳥時代に思いをはせて)

2011年02月12日(土) [日帰り]

• GPS: 00:30
• 距離: 0.9km
• 登り: 72m
• 下り: 71m

コースタイム

10:30登山口→10:42山頂10:47→11:00登山口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

2/12 10:25

見えた!
天香具山!!
歴史の教科書の中の山が目の前に!!!

2/12 10:35

ここから、山の中へ。

2/12 10:39

前日に降った雪が枝から落ちてきて、地味に攻撃されます。

2/12 10:44

あっという間に、山頂。
国常立神社。

2/13 22:38

狛犬も味わいがあります。

2/12 10:45

山頂から畝傍山が見えます。

2/12 10:46

そして、明日登る予定の二上山。
手前の平原は、藤原京跡。

2/13 22:39

雨どいが凍っていました。

撮影機器：

CX1 リコー

感想

seizanryo

春過ぎて夏来るらし白たへの衣乾したり天香具山。

と、いうことで、平城京以前の奈良、飛鳥時代へトリップです。

天香具山!!
持統天皇の歌でも有名なこの山、歴史で一度は必ず耳にする山。
せっかくなので、自分の目と足で確かめます。

飛鳥の平野にぽこぽことうかぶ大和三山。畝傍山、耳成山、天香具山。
唯一ピラミダルでないのが、この天香具山です。

登って降りるだけなら、20分もあればOK。
でも、太古の歴史に思いをはせるのがおすすめ。
山頂には天地開闢時代の神、国常立神が祀られています。
そして、東には木々をすかして藤原京が一望できます。
そして、遠くには畝傍山や二上山、葛城の山々が望めます。
そして、樹林で見えませんが、南側には飛鳥浄御原宮があったのです。
持統朝の都の北を守る山、天香具山。
その歴史に名高い場所に、自らの足で立っているというのは、嬉しいものです。

山自体は、お散歩で登れる山です。
しかし、この場所が重ねてきた歴史は、深い。

……当日は大雪の後で、木々から雪がどしどし落ちてきて、顔が水で濡れてゆくのでした。

コメント

pippi

深いですね
seizanryoさん、こんばんは！
持統天皇に歌われた位だから、当時からこのお山には名前がついていたということですよね ｽｺﾞｲ

小さくて可愛い山みたいなので、歴史に関心のない人には、ササッと登って終了〜だろうけど、
ここはやはり一歩一歩思いを馳せながら歩きたい場所ですよね。

雪による地味な攻撃があったようですが、冬景色は風情があります
　>木々から雪がどしどし落ちてきて、顔が水で濡れてゆくのでした。
顔が濡れたのは、seizanryoさんの感動の涙だったりして

歴史を感じながらの山歩き、深くていいですね。
う〜ん・・・私もその様な山行を、いつかしてみたいです

seizanryo

歴史を体感って、なかなかいいものですよ
pippiさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

そうなんです、ただ登るなら楽勝です。
一番の難関は、山道に入るまでの凍結したコンクリーの斜面だったりします……。

香具山はぜったい古代史で耳にする地名ですからね。
その場所にいられたのが、幸福です。
そして、そこから見渡す景色がまた、史跡旧跡だらけというのが、いにしえの都といったところでしょうか。

実際、藤原京の跡地の多くの場所が、建物もなく農地として空間ができているのは、盛衰を感じます。
ぜひ行ってみてください！！

感動の涙か……。
う〜ん、首筋に落ちてくると冷たいんだ、背中が。