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Yamareco

記録ID: 99713
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

聖宝谷より弥山

2011年02月11日(金) 〜 2011年02月12日(土)
 - 拍手
nagopyon その他4人
GPS
32:00
距離
4.6km
登り
1,070m
下り
15m

コースタイム

大川口(8:00)〜聖宝谷出合(9:00/9:15)〜聖宝宿跡(12:45/13/15)〜弥山(15:45/泊)
弥山(9:25)〜聖宝宿跡(9:50/10:00)〜聖宝谷出合(11:00/11:10)〜大川口(11:45)
天候 小雪
過去天気図(気象庁) 2011年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2011年02月11日 09:02撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 9:02
2011年02月11日 10:31撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 10:31
2011年02月11日 10:31撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 10:31
2011年02月11日 11:44撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 11:44
2011年02月11日 12:39撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 12:39
2011年02月11日 12:46撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 12:46
2011年02月11日 14:42撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 14:42
2011年02月11日 15:25撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 15:25
2011年02月11日 15:36撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 15:36
2011年02月11日 15:36撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 15:36
2011年02月11日 15:38撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 15:38
2011年02月11日 15:40撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 15:40
2011年02月11日 15:46撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 15:46
2011年02月11日 15:48撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 15:48
2011年02月11日 17:28撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/11 17:28
2011年02月12日 09:46撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/12 9:46
2011年02月12日 10:08撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/12 10:08
2011年02月12日 10:10撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/12 10:10
2011年02月12日 10:17撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
2/12 10:17
2011年02月11日 15:47撮影 by  u725SW,S725SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 15:47
2011年02月11日 15:32撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 15:32
2011年02月11日 15:50撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 15:50
2011年02月11日 15:57撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/11 15:57
2011年02月12日 11:28撮影 by  uT8000,ST8000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/12 11:28

感想

今回で4年連続となる厳冬期の弥山宴会登山。恒例の1月の第4週に試みたが、積雪の為、四駆+スタッドレスでも大川口まで入れず。熊渡へ引き返しカナビキ尾根から狼平小屋にプランを変更するも、出発時間が遅くなり稜線まで辿り着けずに撤退したのであった。で、今回はパッセル者(パッカー車+ラッセル車)のヤッサンが参加したので、悪天候ながら本来恒例の聖宝谷ルートのリベンジとなったのである。南岸低気圧の影響で奈良の御所から先にはずっと路面には積雪があり、早朝から立ち往生するクルマが見られた。大川口まで辿り着けるかが心配だったが難なく到着。ゲート先の林道にもしっかり積雪があり、ここ数年で一番多く感じる。聖宝谷に入り最後の堰堤を越えた辺りでスノーシューorワカンを装着。1週間ほど前までの締まった雪の上に、新たに3〜40cmの新雪が積もっている状態である。先頭のヤッサンはラッセルでガンガン進んで行く。聖宝谷上部の尾根の取り付きは結構な急斜面で、立木を掴み、腰までの雪にもがきながらステップを切って進む感じで、まさに雪山登山の醍醐味でもある。iPhone(iPhoneアプリ「やまちず」)で現在地を確認しながら方向を修正して登って行くと、上方先に「錫杖の先っぽ」が見えた。聖宝谷出合より3時間半をかけて、足元に僅かに顔を出している理源大師像の所へバッチリ飛び出した。ここで行動食の昼食とする。稜線上にはトレースもなく、ここから弥山へも新たにトレースを刻みながら登って行くこととなる。気温が高くてシトシトと降る湿雪は、殆ど雨と変わらない。アウターに付いた雪はすぐに溶け、ずぶ濡れ状態で最悪だ。完全防水ではないBDのグローブは水が染み込んできて指先が冷たい。淡々と登り続けiPhoneで現在地を確認すると、標高差にしてあと50mで国見八方とみた。上方の木々の隙間にモノトーンの空が開け、モンスター達が目前に現れてくると、踏み跡ひとつない静寂の国見八方覗へ飛び出した。ガスを通してぼんやり光る太陽が幻想的だ。しかし、皆もうヘロヘロ状態であった。例年5〜6時間のコースタイムが今回は8時間近くかかったのであった。冬季小屋の中は0℃と例年よりは暖かい(?)。分担して担ぎ上げた鍋の具材で21時過ぎまで宴会は続いた。非日常的な場所で日常的な豪勢な鍋と酒を頂く、幸せなひとときである。
翌朝、少し冷え込んで気温はマイナス5℃くらい(例年よりは高め)。復路は「激早」なのでゆっくりと準備を始める。昨夜の残りの鍋の中に中華そば6束を放りこみヤッサンは朝から暴れ食い、まさにパッカー車である。私は一口だけでごちそうさん(^_^;)。出発間際に狼平方向から2名の登山者がやってきた。話をするとスロートレックさんとタンタンさんであった。昨夜は狼平小屋泊で坪ノ内林道の途中から登ってきたという。それは復路も相当な時間がかかることだろう(私らは3時間後には温泉でホッコリ♪となる)。小雪が舞ってガスも出ているので八経ヶ岳は当然ながらパス。2時間半をかけた登りは僅か25分で聖宝宿跡へ下る。そこからは聖宝谷へは吸い込まれるように急下降していき、毎年滑り降りるルートを確認したら尻滑り(雪が重くてあまり滑らないが、ピッケルを手にしてないとちょっと不安)を交えながら、登りに3時間半かけた聖宝谷を1時間で下降した。やっぱり激早ルートだ(弥山小屋より行者還林道まで1時間35分、そこから大川口まで35分)。天の川温泉で深々と降る雪を露天風呂で眺めながらホッコリとし、カラダのあちこちが「痛・気持ちイイ」疲労感と充実感に浸ったのであった。

※聖宝谷はバリエーションルートです。ルート取りによってはロープが必要になる箇所もあります。

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