eTrex20にベクトル地図を自作する （１ 概要）

　ベクトル地図は、スケールを変えてもラスター地図のようにボケないのでデータを複数取り込む必要もなく、描出も軽い（ように思う）。ベクトル地図を作ってみました。

準備編

素材：　国土地理院　基盤地図情報 http://www.gsi.go.jp/kiban/index.html
１．ログイン（登録すれば利用可能）後、「基盤地図情報　縮尺レベル　25000 JPJIS形式」クリック
２．必要な都道府県を展開、「海岸線、道路縁、軌道の中心線、標高点、水涯線」チェック、選択して次へ
３．ファイルをDL

ソフト：

１．FGDV5（http://fgd.gsi.go.jp/download/)　ページ下方、　基盤地図情報閲覧コンバートソフト

２．GPSMapEdit（http://www.geopainting.com/)　無料版で十分

３．cGPSmapper（http://www.cgpsmapper.com/buy.htm/)　free versionで十分

４．sendmap20 http://www.cgpsmapper.com/download/sendmap20.zip

５．xmlファイルからpfmファイルへの変換
　「アベル父さん」が公開しているVBA for MS Excel スクリプト http://homepage3.nifty.com/~abel/main/create_contourmap_vba.html 参考は、　http://homepage3.nifty.com/~abel/main/create_contour_pfm.html

地図作成の流れ

I.　海岸線、道路縁、軌道の中心線、標高点（スポット）、水涯線の場合
行程１　FGDV5で、ダウンロードしたxmlデータファイルをShapeファイルに変換
行程２　GPSMapEditで、Shapeファイルから、Polishファイルを作成
行程３　cGPSmapperで、マップソースイメージを作成

II.　標高点（等高線）の場合
行程１　ダウンロードしたxmlデータファイルから直接Polishファイルに変換
行程２　cGPSmapperで、マップソースイメージを作成

I、II　終了後、sendmap20にて、GPS機に入れるマップイメージを作成する。

　この流れの違いは、FGDV5を使用した場合、表示する線種が１種類になってしまうので、標高により等高線の線種を変えたいためです（但し、FGDV5でShapeファイル経由、Polishファイルを作成した後、線種と表示のレベルを変更もできます）。