ラスター地図を作成するためには、緯度経度と関連付けられた地図画像を得るのが第一歩でそれで終了になる。ベクトル地図のようにGPS機に載せるために色々加工の必要はない。
データは、国土地理院の電子国土地図とヤフー地図を利用する。実際の画像を確認するには、
電子国土地図は、電子国土ポータル http://portal.cyberjapan.jp/
ヤフー地図は、http://maps.loco.yahoo.co.jp/maps?
スケールを変えると、それに応じて地図画像が変化していくのがわかる。これらのサイトでは、すべてのスケールで、画像データを用意して描出しているが、残念ながらGPS機にすべてのスケールに対応した画像を入れることはできない。色々なことで...
従って、どのサイトのどのスケールの画像を選択し、GPS機どのスケールでそれらを表示させるかが、使いやすい地図にするポイントとなる。
地図作成に必要なソフトは、上記のサイトから目的とする地域の必要なスケールに対応した画像を取ってきてくれるものである。
行程2:ソフトの準備
1. Python 2.7.* http://www.python.org/download/
2.PIL
32bitOS: Python Imaging Library 1.1.7 for Python 2.7 http://www.pythonware.com/products/pil/
64bitOS: Pillow-2.1.0.win-amd64-py2.7.exe http://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/#pil
Python、 Python Imaging Library(PIL)は、各自のPC環境に応じたバージョンを選択してください。
注:サイトから画像を取ってくるプログラムが、Pythonで書かれているので、Phythonを実行できる環境を作る。
告白すると、私は上記のソフトはインストールしてはいない。調べた結果、複数の方々が問題なく動作しているのでここに記載しても良さそうだと考えたのである。
実際の私がインストールしていたのは、Python(x,y)である。科学計算を行う方には、お勧めのPythonパッケージです(もちろん無料、PILも最初から入っている、使いそうもないものもたくさん入っているが)。
3.ymapjnx、gsijnx http://biciliata.appspot.com/ymapjnx.htm
サイトから画像を取ってくるPythonプログラム。ymapjnxがヤフー地図、gsijnxが電子国土ポータル用である。
各々、解凍、インストールする。
重要な注:プログラムを各自の環境に合せて、下記のように変更する
1.ymapjnx14ディレクトリーの start.bat ファイルを右クリック ->[編集] メモ帳が開くので
Line 1 C:\Python26 -> C:\Python27
2.ymapjnx14ディレクトリーの config.txt ファイルを右クリック ->[編集] メモ帳が開くので
Line 4 gpxfile = "example.gpx" -> #gpxfile = "example.gpx"
Line 5 #gpxfile = None -> gpxfile = None
注:緯度経度で、ダウンロードする領域を決めるので、変更
3.64bitOSの場合、プログラムの以下のスクリプトを変える
a. ymapjnxディレクトリーの ymapjnx.py 右クリック -> [Edit with IDLE] 編集ウィンドウが開く。変更後、[File] -> [Save]
Line 64 import Image -> from PIL import Image
Line 65 import ImageEnhance -> from PIL import ImageEnhance
b. gsijnxディレクトリーの gsijnx.py を右クリック -> [Edit with IDLE] 編集ウィンドウが開く。変更後、[File] -> [Save]
Line 26 import Image -> from PIL import Image
Line 27 import ImageEnhance -> from PIL import ImageEnhance
Line 28 import ImageFile -> from PIL import ImageFile
これで、準備は終了です。
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