作成編にて出来上がったのは、国土地理院 基盤地図情報の海岸線、道路縁、軌道の中心線、標高点、水涯線を基にした、都道府県別の海岸線、道路縁、軌道の中心線、標高点、水涯線のベクトル地図です。単にこれらのマップソースイメージをsendmap20にて1個のイメージファイルにすれば、都道府県別の地図は出来上がります。しかしながら、山の頂上というのは、県境にあることが多く山域ごとの地図を作成したい(日本全国の地図を入れてしまえばいいのだが、それは置いといて)。
準備編
1.目的とする山域に関連する都道府県のすべてのPolishファイルを準備
基盤地図情報の各々の標高点ファイルが実際のどの地域に対応しているのか,その対応表が国土地理院サイトのどこかにあるのかもしれないが、見つけ出していない。ということで、Polishファイルを作るまで、それがどこの領域なのかわからないので、すべてのxmlデータファイルからPolishファイルを作らざるを得ない。
2.GPSMapEditを起動し、海岸線、道路縁、軌道の中心線、水涯線の中から1個(例えば、海岸線)、Polishファイル 選択し開ける。
3.[File]->[Add..] 残りのファイル(例では、道路縁、軌道の中心線、水涯線)をすべて選択し開く。(標高点ファイルは別に扱う)
4.[File]->[Map Properties] にて、Map Propertiesウィンドウを開ける。
5.levels タブ選択
1. レベルを2個追加する: 一番下のレベル(例えば最初は「Level1= 23......」)を選択 -> [Insert Before]クリック -> 再び一番下のレベル(Level2= 23......」)を選択 -> [Insert Before]クリック
2. 各レベルの属性を変更する: 上から
「Level0= 24......」を選択 -> [Chane..] -> Level Propertiesウィンドウ -> 以下のように変更して[OK]
Bits: 24(120m) -> 23(200m-300m)
MapSouce zoom range: そのまま
「Level1= 23(24)......」を選択 -> [Chane..] -> Level Propertiesウィンドウ -> 以下のように変更して[OK]
Bits: 23(200m-300m) -> 22(500m)
MapSouce zoom range: 0(<1.2km) -> 1(1.2-3km)
「Level2= 23......」を選択 -> [Chane..] -> Level Propertiesウィンドウ -> 以下のように変更して[OK]
Bits: 23(200m-300m) -> 21(800m-1.2km)
MapSouce zoom range: 2(<1.-3km) -> 2(3-8km)
「Level3= 23......」を選択 -> [Chane..] -> Level Propertiesウィンドウ -> 以下のように変更して[OK]
Bits: 23(200m-300m) -> 19(800m-1.2km)
MapSouce zoom range: 1(<1.-3km) -> 3(8-12km)
以上変更してタブの[OK]
注:この操作は、標高点で設定しているレベルに合わせるため
6.スケール 300m までズームすると、オブジェクトが表示される。
7.オブジェクトの表示レベルを上げる。
メニューから:[Edit] -> [Select] -> [All Objects]で、すべてのオブジェクト選択
メニューから:[Tools] -> [Select Objects] カーソルアイコンを Select Objects に変更
色が変わっているオブジェクトにカーソルを置いて右クリック:[Modify] -> [Extende All Elements up to Levels..]
出現したウィンドウにて、「3」 を設定 [OK]
これですべてのスケールで表示されるようになった。
8.[File]->[Add..] 残りの標高点(等高線)、標高点(スポット)ファイルをすべて選択し開く
9.ここで一度保存(標高点(等高線、スポット)ファイルとそれ以外を別々のファイルして扱ったほうがいいかもしれない)。
注:[File]->[Map properties] タブ Header で 固有の ID に変更
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