ニュージーランドでの携帯電話の利用について-ヤマレコ

HOME > ヤマノート > ニュージーランドでの携帯電話の利用について

更新日：2017年01月09日　訪問者数：5163

ニュージーランドでの携帯電話の利用について

携帯電話は緊急連絡や最新情報の入手、地図アプリでの位置確認など欠かせない存在です。日本から持参した携帯をニュージーランドで利用したので、経験をノートにまとめました（2016年12月時点の内容です）。

1.携帯SIMについて

今回、日本で利用しているSIMフリーの端末(iPhone6 Plus)を持参しました。SIMはオークランド空港で入国審査前の免税店でVodafoneのプリペイドSIM「NZ Travel SIM」を購入しました（店員さんがボードを持って立っていたので迷わず買いました）。

このSIMの有効期間は1ヶ月で、データ通信3GB、通話200分、TXT(※SMSのこと)200回分が＄49です（1NZ$≒80円換算で3,920円)。
有効期間の更新など、上限を超えて追加利用したい場合は、Vodafoneの携帯アプリで可能です（クレジットカード支払）。

A local Travel SIM for when you visit New Zealand - Vodafone NZ

Grab a preloaded NZ Travel SIM card and you're good to go with data, TXTs and calling minutes while you're in NZ.

このSIMはアクティベートが必要となります。端末にSIMをセットした後、指定された番号(777)に電話をすると自動応答の後、TXTが送られてくるでその質問に答えることでアクティベートができます。

※このアクティベートは、2015年12月時点に実施したものです。TXTの内容とかは変わっているかもしれません。

日本からドコモを利用したMVNOのSIMが入っている端末も持参しましたが、こちらは都心部ではニュージーランドの携帯キャリアSparkの電波を拾い、郊外ではVodafoneの電波を拾っていました。
（ローミングは切っているので、実際に使ったことはありません）

国名・都市名・機種から調べる | サービス・機能 | NTTドコモ

国別・都市別の検索結果詳細について。国際ローミング関連情報。海外で使う国際電話・海外携帯電話ならドコモワールドサービス。

2.電波について

ニュージーランドでも複数の携帯キャリアが存在しますが、地方のカバーはVodafoneが一番良いらしいです。

もちろん都市部の通話には不満はありません。しかし、郊外のトラックになると、ほぼ圏外です（ミルフォードトラック、ルートバーン）。主要道路でも郊外に出ると圏外になることもあります。

街に隣接しているケプラートラック、アーベルタスマンコーストトラック、トンガリロノーザンサーキットでは場所によって通信できるところもありました。

画像はトンガリロのテント場で受信した現地の天気予報。スピードは遅いですが、行動時間の参考になりました。・・・夏なのに「-8℃」ってどういうことよ。と思いましたが。

3.Wifi環境について

ニュージーランドのSIMを入手しない場合でも、ローミングに頼らずインターネットにアクセスできる環境はあります。

＜空港＞
オークランド、ウェリントン、ネルソン、クライストチャーチ、クイーンズタウンの各空港ではFreeWifiが提供されていました。

回数制限、時間制限があったりしますが情報収集が出来るのは助かります。国内線だと機内にUSBコンセントはありませんが、待合スペースではコンセントが解放されている場合もあります。変換プラグを忘れずに。

＜バス＞
クイーンズタウンからテアナウを経由しミルフォードサウンドをつなぐシャトルバス（tracknet）はFreeWifiではありませんでしたが、USBポートが提供されている車体もありました（全てではありません。予約時に確認出来ないので運次第かも）。

オークランド、ウェリントンの各空港から都市部へ向かうバスはFreeWifiが提供されています（ SkyBus / Airport Flyer）。主要都市を繋ぐバス（InterCity）でもFreeWifiやUSBポートで給電が可能な車体もあります（対応有無はオンライン予約時に確認できます）。

＜宿泊先＞
YHAやバッパーを中心に宿泊しましたが、YHAは自分が滞在した中ではYHA National Parkが有料提供となっていた以外は、FreeWifiとなっていました。
YHAでは、FaceTimeなどの通話アプリを使って会話している人を何度も見かけました。場所にもよりますが、そこそこの速度は確保出来るみたいです。

バッパーについては、各宿泊施設毎に差があり、遅かったり無かったりと、整備されていない印象があります。ニュージーランドでは、ホテルでも有料というところもあるので、それほど悪いわけでは無いのですが。

＜その他＞
ビジターセンターやカフェ、ファーストフード店でも、FreeWifiの看板を見かけます（遅い場合が多いですが）。

4.携帯アプリ

＜Geographica＞
GPSロガーとして使用しました。地図は「OpenCycleMap」を事前にダウンロードし、山行中は機内モードで使用しました。ヤマレコユーザなら言わずもがな。でしょうか。

ジオグラフィカ -スマホを登山用GPSにするアプリ-

iPhoneやAndroid端末を登山用GPSとして使うためのアプリです。

＜MapToaster＞
OpenCycleMapは若干見にくいので、山行中の位置確認に使用しました。
このアプリはニュージーランドの1/250,000地形図データを無料ダウンロードできますが、購入することで1/50,000の地形図もダウンロード出来ます。

オフライン環境（機内モード）で現在位置を把握できるので、電波の届かないルートでも問題なく使用できます。1/50,000の地形図は、等高線が明確でハイキングルート（トラック）も記載されていて見やすいです。

※アウトドアショップやビジターセンターで紙の地図も買えますが、それより詳細です。グレートウォークなら、ビジターセンターでスタッフに相談すると無償でもらえるTRACK GUIDEでも十分に歩けると思いますが。

NZ Topo Maps for iPhone and iPad - MapToaster

Topographical maps for iPhone and iPad. Includes maps of New Zealand, Chatham Islands, Raoul Island, Kermdec Islands,
Auckland Island, Campbell Island, Snares Island, Bounty Island, Antipodes Island, Antarctica in the Ross Dependency area.

ちなみにオンライン環境、PCベースであれば、topomap.co.nz のサイトでニュージーランドの詳細な地形図を確認できます。MapToasterはこれと同じ地図を携帯で確認できると考えて良いと思います。

New Zealand Topographic Map - NZ Topo Map

New Zealand topographic map showing LINZ NZTopo250 and NZTopo50 map series. Features include: Both 1:250,000 / Topo250 and 1:50,000 / Topo50 map series; Placename, feature, map sheet and coordinate search; Printing map areas; Sharing and linking to locations; Coordinate conversion (NZTM, NZMG and WGS84); Ability to add kml / kmz, gpx (gps file format) and Google Fusion Table overlays. Stewart Island and the Chatham Islands are also covered.

＜GoogleMap＞
レンタカー移動時のナビに使用しました。ニュージーランドでは日本と異なり、電波の届かないエリアでも地図データを事前ダウンロードすることで利用可能となります。
この場合、道路の混雑を考慮したナビにはなりませんが、ニュージーランドでは郊外だと、電波が圏外となることは珍しく無いので助かりました。ただ、地図の有効期限が30日なので、30日以前にダウンロードした場合は、地図の更新が必要になります。

ちなみにニュージーランドの道は、最初は環状交差点に戸惑いましたが、慣れると比較的走りやすいです。ただ、オークランドの高速は首都高のように分岐・合流が連続するので、わかりにくくナビの助けを借りないと走るのはキツかったと思います。

Google マップ - ナビ、乗換案内を App Store で

「Google マップ - ナビ、乗換案内」のレビューをチェック、カスタマー評価を比較、スクリーンショットを確認、詳細情報を入手。Google マップ - ナビ、乗換案内をダウンロードして iPhone、iPad、iPod?touch で利用。

＜My Vodafone＞
携帯電話の利用状況の確認や、クレジットカードでの追加チャージ（TopUpと言います）に使います。

毎週金曜日に、有効期間が1週間だけですが無料や格安で追加チャージができる抽選機能があって、無料でデータ通信量が増えたり、ちょっとおトク感が得られます。

My Vodafone New Zealand on the App Store

Read reviews, compare customer ratings, see screenshots and learn more about My Vodafone New Zealand. Download My Vodafone New Zealand and enjoy it on your iPhone, iPad and iPod?touch.

5.Language Line -電話通訳サービス

How Language Line works - Japanese | ethniccommunities.govt.nz

政府が運営している無料の電話翻訳のサービスで、警察(111)や病院などを利用する際に日本語通訳をしてくれるらしいです（利用可能時間は上記リンクを参照）。利用方法は、対象の機関に電話、訪問した際に「Language line please. I speak Japanese」と話せば繋げてくれるらしいです。幸いお世話になっていませんが、知っておくと安心だと思います。

お気に入りした人

人

拍手で応援

拍手した人

拍手