大崩山〈湧塚尾根〜大崩山〜坊主尾根〉



- GPS
- 10:23
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,293m
- 下り
- 1,306m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 10:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場-大崩山上祝子登山口周辺路肩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・道の状況 〈湧塚尾根コース〉最初の祝子川渡渉は水量が多い時は要注意。標識はあるが道が荒れている。ダキへの登りは梯子、ロープ場が連続する。下和久塚から中和久塚・上和久塚への岩壁の尾根道は展望が良いが危険。風の強い時、雨の日は無理をしない。 〈分岐〜大崩山〉緩やかな尾根歩きで危険個所なし。 〈坊主尾根コース〉道は明確だが急傾斜の坂道の下り、梯子・ロープが連続するので要注意。スラブは濡れていると滑り易い。上りのコースにした方が安全に思われる。兎に角緊張を強いられるタフなコース。 |
その他周辺情報 | ・温泉-美人の湯、入湯料510円。 |
写真
感想
11/26祖母山山行後に傾山登山口に向かう。
11/27昨晩から雨が降り出し、本降りの朝を迎える。雨が止みそうにない。渡渉もあるので傾山の山行は諦めて大崩山登山口に向かう。
延岡を流れる祝子川沿いの狭い道を進み、途中の祝子川温泉・美人の湯で身体の疲れを癒し登山口近くにテン幕を張る。
既に雨は上がり、明日の天候は期待できそうだ。
鍋を囲み、ニホンカモシカの鳴き声や風の音を聞きながら寝る頃には夜空に星が輝いていた。
11/28早朝5時過ぎに目覚め、6:40登山口を出発する。夜明け前、暫らくヘッドランプを着け歩くことになる。間もなく大崩山荘に到着する。ここが坊主尾根との分岐になる。
7:50そのまま祝子川沿いを進み渡渉地点に到着する。前日までの雨で川は少し増水している。渡るのに20分ほどのロスをしたが荒れた岩道、落ち葉で踏み跡の見難い坂道を涌塚尾根を目指して進む。途中、南側に坊主尾根の岩峰・小積ダキが見える。
9:45梯子を繰り返し登る。最初の袖ダキに到着する。南側は切り立った岩壁、その先に小積ダキそして前方西側には大きな石の塊のような下和久塚が聳えている。袖ダキで暫らく休息をとり、再び梯子を降りて下和久塚に向かう。
10:25下和久塚に到着。そのまま切り立つ岩尾根を慎重に進む。
11:08中和久塚に到着。風もない青空、大きな平坦な岩の上は心地よく眠気を誘うような空間だ。暫し絶景を堪能する。
11:40上和久塚に到着。大空に突き出す岩峰。早々に大岩を巻きながら方向を西から南に変えて進む。
12:30坊主尾根の分岐に到着する。前方に拡がる緩やかな尾根には大きなブナの樹林帯が拡がっている。ここから大崩山山頂までは緩やかな明るい尾根道が続く。
13:00石塚のすぐ先に樹林に囲まれた頂が見える。大崩山山頂に到達しました。石塚の展望台からは祖母山連峰の山脈が連なり実に美しい眺めだ。
下山は坊主尾根を通ることになる。想像以上に傾斜の厳しい坂道、沢山の梯子、ロープ場が連続し緊張を強いられる。
14:20小積ダキに到着。
北側には上りで歩いた湧塚尾根の岩峰が目の前に展開している。静かで深い感動を覚えながら最後の長い休憩する。
15:10坊主岩のスラブ状の岩道を慎重にトラバースして進む。その後も梯子やロープ場が連続し足への負担が次第に大きくなる。
16:10最後の祝子川渡渉地点を難なく通過すると大崩山荘が見えてくる。
16:40無事下山。
大崩山は標高はそれほど高くないが、本当にタフで危険な山だ。
そして強く記憶に残る日本200名山の一つとなった。
帰路は大分県佐賀関から四国の三崎を繋ぐ国道九四フェリーを初めて利用する。
四国から関西は感覚的に近い意識があるが、登山口から大阪まで約12時間を要し、11/29 4:00前に自宅に戻ることになった。
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