赤岳 地蔵尾根から (トレースなくあっさりw敗退)
urayasu
- GPS
- 07:24
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,349m
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| 天候 | 朝雪、のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
美濃戸口-美濃戸 ガチガチに凍った氷に新雪が積もってかなり滑りやすい状態。 朝の時点では「チェーン装着車以外は進入禁止」の看板あり。 午後には氷がかなり溶け、日の当たるところは地面が出てグチャグチャ。 美濃戸-南沢-行者小屋 トレースの上に前夜降った雪が積もった状態。 林道よりむしろ歩きやすいが、降雪直後は地形が隠れているので足の置き場に それなりに注意を払ったほうが吉。アイゼンは必須ではないが付けてもいいと思う。 標高が上がるにつれ、足首〜脛ラッセル。ひらけた川原っぽいところからは膝ラッセル。 地蔵尾根 先行者に追いついてからはトレースなし。 手すりの急傾斜の部分などはフワフワの雪がズルズル滑り落ちてくるので登りにくい。 ピッケルも雪がやわらかすぎてあまり効かず。 行者小屋-赤岳鉱泉 トレース明瞭で歩きやすい。 北沢 トレース明瞭。 初めて通ったけど、言われている通り、南沢より急傾斜少なく歩きやすい。 適度に出現する橋や景色の変化がアクセントになって飽きにくい感じ。 何も考えずに歩いていたらショートカットルート(?)は気付きませんでした。どこだったんだ…?w |
写真
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行者小屋到着。ここまで誰とも会わず。プチラッセルで地味に疲れました… 1ヶ月前にくらべると小屋がだいぶ埋まっててビックリ。風は弱く、暖かいぐらいです。
地蔵尾根、最初の鉄パイプ手すり。結構急です。この少し先でトレースを作ってくれていたソロの方に追いつきます。その先はトレース全くなしでした。
撤退地点。稜線目指してまっすぐに(写真右上方向へ)行くと尾根じゃなく谷っぽくなっちゃってるので、なにかおかしいと感じました。合流したソロの方と相談していたら…
フカフカの新雪でトレース全くなし。胸からアゴラッセル状態です。スノーシューがあればよかったんだけど、美濃戸口の車の中に置きっぱなしですwww
ここを右上へトラバースっぽく登る感じになるんだけど、二人とも積雪期の地蔵尾根は初めて(しかも二人とも雪山初心者)で、はたしてそれでいいのかどうか全く分からない。時間的なこと、尾根上部が難しい(らしい)こと、などを考慮し撤退決定。
感想
前回の杣添尾根撤退からしばらく出撃できず、みなさんの山行記録を読んで悶々とする日々が続いていたのですがw、厳冬期が終わらないうちにあと数回は八ッに行きたいと思っていたので、なんとか都合を付けて日帰りで赤岳を目指しました。
行者小屋から地蔵尾根を登り、森林限界の辺り(2550mぐらい)で先行のソロの方に追いついたのですが、そこから先トレースなくルートが分からなくなりました。稜線に向かってまっすぐ登って行こうとすると、地形が尾根ではなく谷っぽくなってしまうのでおかしいなと思いあちこち見回していると、左上のほうに鉄パイプの手摺っぽいものが小さく見えているのを発見。それを目指して登っていけばいいのは分かりましたが、新雪に覆われた広い雪面の下、どこかにあるはずのトレースを見つけることができませんでした。適当に突っ込んで登ってみようとしましたが、フワフワの雪に埋まってしまい胸〜アゴのラッセルになってしまいます。ピッケルを両手で横に持ち顔の前の雪を崩しながら数分頑張ってもほとんど進めず。時間的なことや、上部の岩場やクサリやナイフリッジなどの難所のことを考えると、わりとあっさり諦めがつきましたwww
もしスノーシューを持ってきていれば、最初の鉄パイプを超えてから一度スノーシューに履き替えて、左上に見えた次の鉄パイプまで行くとよかったのかもしれません。まさかこんなに雪があるとは思っておりませんでした。前回来た1月末の雪が少なかったときのイメージで考えてしまっていたのですが、3月で積雪直後ともなるとこんなことになるんですね。勉強になりましたw
ルートを探しながらウロウロしてるときに、撤退地点の上部の広い雪面を見て「あー、今もしここが雪崩たらどうなるんだろ…」とふと思ったら少し怖くなりました。森林限界を超えてまわりに木はほとんどないし、地形的にここに集まってきそうだし、気温は高めだし、フワフワの雪がどっさり積もってるし、その下には1,2月に降った雪が固い層になってるだろうし… しばらくウロウロしたりラッセルしていた間、最後までこの薄い恐怖が頭から離れることはありませんでした。あっさり撤退を決定したもう一つの理由ですw こういうときに実際本当に危険なのかどうなのかを判断をするための知識・経験が、初心者の自分には圧倒的に不足しています。どうやってこの部分を学んでいったらいいのか? 単独行の方はみなさん考えると思うのですが、とても難しい問題な気がします。笑っちゃうぐらい臆病な撤退を何度も繰り返しながら、少しずつ少しずつトライの部分の幅を広げて学習していくしかないのかもしれませんね(笑)
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urayasuさん
げっ
地蔵尾根もこんなに雪で埋まるんですね。。。これは貴重な体験だったのでは？と思います。
あれだけ積もったら稜線まで上がれないのは当然ですね。
地蔵尾根のルートはまっすぐでなく結構くねくね行きますし、それをあの積雪で外したら雪に埋まって身動きとれなくなる危険も大です。。。
いやあ、いい絵を見させていただきました
honsamaさん、こんばんは。
そのクネクネが全く見付けられませんでした(笑
今さらながら去年の3/14の山行記録を読ませていただきました。
(6/16)の写真のトレースが分からず、この写真の地点より下部で
もっとずっと右のほうに進んで行ってしまった感じだと思います。
行く前にこのレコをチェックしていなかったのを後悔しました(笑
もっともここを越えられてもトレースなしのナイフリッジとか
自分にはどう考えても無理だと思うので、今回はしょうがないかなと…
機会があればもう一度地蔵尾根挑戦してみたいと思います
urayasuさん
こんばんわ！小生の過去の記録まで拝見いただき（＆拍手まで
冬の赤岳は２回登頂成功、１回稜線で強風のため敗退、、、という経歴ですが、いずれも地蔵尾根を登りに使ったものです。
樹林を抜けて阿弥陀岳がよく見え傾斜が増す辺りからルートファインディングが難しくなるような、そんな感じですよねえ。
昨年記録の６枚目の辺りを右へ・・・というと谷状の地形に逸れて行ってしまった感じでしょうか？フツーはそんな方へ進めるところではないように思いますが、当日の積雪量では、どこをどう歩けばよいか、かなりの人でなければ無理＆危険だった、ということですね。勉強になります。
地蔵尾根、ここは何故か下りに使う人が多いのですが、個人的には登りで使った方が安全だと思っています。狭い箇所、細いルートを辿るのが、文三郎道よりは多い「テクニカル」なルートだと思うので、疲れた体で下るのはちょっとイヤだなー、との思いですが。
地蔵の頭直下のリッジも状態によってだいぶ難易度が変わるみたいですし、機会あれば、是非！
urayasuさん、こんばんは。
私は地蔵尾根はまだ登ったことがないので、なんとも言えませんが、写真を見る限りでは、１月の谷川を思い出しました。
ふかふかの雪でスノーシューを履いてても大変でしたから、今回スノーシューを持って来てても難儀したかもしれませんね。
でも、きれいな雪面を崩して進むのは、結構気持ちよかったのではないかとｗ
それにしても、行者小屋の看板！
私が行った時は、2/3ぐらいは見えていたので、相当積もってますね〜
撤退は仕方がなかったと思いますが、フカフカ雪のラッセルをそれなりに楽しんる感じが伝わってきました。
私も、日曜日に谷川岳で雪に埋もれてこようかと思ってます！
urayasuさん
お疲れさまでした！
地蔵尾根敗退は残念でしたね。
昨日の午前中(4日)、地蔵尾根から降りましたが、トレース
有りました。
例の新雪で広いところですが、先月の11日に小さな雪崩
があったところです。
幸いケガもなかったようですが、吹き溜まりになるようで、
登るのも降るのも注意が必要なところですが、周りを
見渡しても雪崩にはなりにくいと判断し、またいい加減疲れて
いたので、シリセードをしたのですが、雪が多くて
全く滑れませんでした(笑)
って、危ないところでそんな事やっちゃいけませんよね(笑)
urayasuさん、12:09に赤岳鉱泉でしょ？
たぶん、その時間に私は食堂でビーフカレー食べてましたよ！(笑)
今回は、色々と疲れました。
4日の私の山行記録は全く書けないままです。
追記
最初の鉄パイプのところですが、黄色いジャケットを着た人の向側に
小さく左周りでトラバースして階段の下のところにでるルートがあるんです。
それ使うと登るのも、降るのも結構簡単です。
それ、降りる時にトレースつけておきまたけど、今頃遅いよねｗ
追記��
何度も済みません。
(16/30)のルーファイですが、ほぼ中央をまっすぐ登って、突き当
ったら、左にトラバースする感じです。
本来そこには、左に登る鉄パイプがあったはずです。
onsen♨
honsamaさん、こんばんは。
まさにその辺りの場所でルートが分からなくなってる感じです。
広い雪面の下部で左上方向へ登っていくと雪が深すぎるため、右へ右へと進まされてしまい、
右側が谷で切れ落ちる手前ぐらいまで行ってようやくおかしいと思い辺りを見まわし、
左上の手すりを発見したけど行けなかった、という感じです。
実は、軽く高所恐怖症の気があり高度感のある下りは苦手です(笑)
今回こうやって色々教えていただいたことをふまえて、
もう一度登りでトライしてみようと思ってます
naoki99999さん、こんばんは。
はい、楽しかったし気持よかったです
スノーシューは持っていってﾄﾎﾎ(;´д｀)だったり
持っていかなくてガックリOrzだったりで難しいですねｗ
1月末に撮った同じ構図の行者小屋の看板の写真があったので並べてみました。
こうやってみると雪の量の違いが一目瞭然ですね！
谷川岳、お気をつけて楽しんできてください
onsenさん、こんばんは。
>例の新雪で広いところですが、先月の11日に小さな雪崩があったところです。
やっぱりそうなんですね…
山渓12月号の75ページでも雪崩危険ポイントってなってました。
>周りを見渡しても雪崩にはなりにくいと判断し、
この判断ができるところが経験値の差だと思います。
「なんとなく大丈夫そう」とは思えても、「大丈夫！」と思えないんです…
>urayasuさん、12:09に赤岳鉱泉でしょ？
>たぶん、その時間に私は食堂でビーフカレー食べてましたよ！(笑)
うわーｗ、かなりニアミスしてましたねー(笑)
行者小屋で休憩した際、天気がよくてあまりに気持ちいいので
持っていった行動食全部食べてお腹いっぱいだったためｗ
赤岳鉱泉はトイレだけ借りてｽﾙｰしてしまいました。
あそこで寄っていれば…ｗｗｗ
>最初の鉄パイプのところですが、黄色いジャケットを着た人の向側に
>小さく左周りでトラバースして階段の下のところにでるルートがあるんです。
>それ使うと登るのも、降るのも結構簡単です。
>それ、降りる時にトレースつけておきまたけど、今頃遅いよねｗ
全く気付きませんでしたｗｗｗ
来週もう一回挑戦しようと思ってるので、
トレース残ってたらありがたく使わせていただきますｗ
>何度も済みません。
>(16/30)のルーファイですが、ほぼ中央をまっすぐ登って、突き当
>ったら、左にトラバースする感じです。
>本来そこには、左に登る鉄パイプがあったはずです。
とんでもないです。こういう情報がもの凄いありがたいです。
いつもほんとにありがとうございます(_ _)
凍傷のほうは大丈夫でしょうか？
復活の暁には、どこかの山で偶然(!?)お会いしましょう(笑)
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