開聞岳
- GPS
- 04:20
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 969m
- 下り
- 970m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
7:21 指宿→7:56 開聞(JR指宿枕崎線 370円) https://www.jrkyushu-timetable.jp/jr-k_time/r_ibusuki.html ◆帰路 12:23 神社前→13:15 指宿(鹿児島交通バス 700円) http://www.iwasaki-corp.com/wp-content/uploads/2013/04/c1d6742371ef82529deec9e91524278b.pdf 13:32 指宿→14:46 鹿児島中央駅 15:16→16:19 霧島神宮(JR日豊線 1820円) 16:31 霧島神宮駅→17:07 霧島いわさきホテル(鹿児島交通バス 570円) 鉄道にしろバスにしろ本数は少ない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 5合目以上はかなり大岩がゴロゴロとした岩場が目立つ。また斜面も切り立ってくるので滑転落には要注意。 ◆登山ポスト 登山ポストは見当たらず。 |
その他周辺情報 | ◆温泉 温泉は川尻温泉、開聞温泉、指宿温泉等多数ある。 |
写真
感想
屋久島縦走後、船で指宿に渡り、屋久島へ渡る時にもまた奥岳からもその秀麗な姿は胸を打ったが、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳を歩いて来た。流石に薩摩の名山。眺望と共に登路もまた存分に楽しませてくれた。
屋久島縦走の日は宮之浦で宿泊し、翌日船で指宿に渡った。当初16:00宮之浦発17:15指宿着であったが機材の関係で15:40宮之浦発、種子島経由、17:50指宿着に変更になった。この件に関しては有り難いことにJTBからはメールで前日に通知があったが、当日の朝宮之浦の町内放送でも同じ内容が報じられていた。
生憎天気は小雨(漸く屋久島で雨に逢った)だったので他の街に行くのも億劫だし高速船の時間まで宮之浦で時間を潰したのだけれど、案ずる程では無かった。益救(やく)神社をお参りし港の方に歩いて行き、屋久島観光センターでお土産を見繕ったり、その辺りを散歩したり、屋久島環境文化村センターのJaneでお昼を食べて映像を見て展示を見ていたらもう午後だった。船が指宿港に到着したのは日没後、到着前にタクシーが必要な人はと船内放送があったが、宿は近いから良いだろうと思っていたら、港から街灯も無くちょっとドッキリだった。ヘッデンを使うまでも無かったが。
翌朝指宿駅から開聞駅まで指宿枕崎線を利用するがピンポイントで7:21発に決まってしまう。7:28発に乗っても山川駅で乗ることができるが、その次に開聞駅に停まる列車は11:27発らしい。7:21指宿発の列車は南頴娃行きの1両編成で乗客はほぼ高校生。これに乗って行くと7:57に開聞駅に到着する。JR最南端の駅、西大山辺りだろうか、開聞岳の姿が車窓から望めるようになる。茶畑を前景にして裾野を左右に等しく拡げたその美しい姿は実に絵になる。
開聞駅でワンマンカーの運転手に切符を預けて下車するとプラットフォームは盛土のマウンドで駅舎も無くちょっとカルチャーショックにクラクラした。下車した人はもう一人、やはり開聞岳に向うとのこと。帰りの時刻表を確認しようにもどこに時刻表があるのか見回しても解らない。スマホのアプリで探す方が手早い。指宿市役所の開聞支所でレンタサイクルやコインロッカーがあるそうだが未だ開庁前だろう。兎も角徒歩で登山口を目指す。
開聞駅を8:00に出発し、2合目登山口に到着したのは8:20。大体100mは登っている。ここから924mの山頂を目指すが几帳面に1合毎に道標が打ってあった。しばらくは眺望も無く単調な樹林帯の登高になるが5合目で展望台に出合う。展望台からは長崎鼻方面の眺めが良く、海も見えて気分も上々。ここから展望は増々良くなり、登山道も火山礫のものから岩場の登高に変わって中々面白い。7合目から展望が更に南側に広がる。足元に浜辺が見えるようになり高度感もとてもスゴい。仙人洞と言う洞窟があったが開聞岳は昔から修験者の山でもあったようだ。これは現在まで続いているようだ。
9合目を過ぎると登山道は山の西側を伝っているようで西側の眺めが非常に良い。そして時計回りに回りながら登山道は頂上へと向う。天城の遠笠山もグルリと回りながら山頂へと径が通じていたが、それと同じだ。頂上直下にお社があり、頂上に達するとそこには現代の修験者の収めたお札もあった。山頂は概ね北側に開けていて、南側を見ると山頂域の森が広がっている。その森の向こうも探索してみたい気も湧き起こるのだけれどそれは封印して一通りの展望を楽しんで下ることとする。
数字を追いながら降りて行き12時前に2合目登山口に着いた。指宿枕崎線の開聞駅発は14:08の予定だが、スマホの乗り換え案内で検索するとバスを使うと霧島神宮に1時間早く到着できるらしい。開聞岳登山口で12:26の出発予定、結構ギリギリだったけど南薩摩の古刹板聞神社に向うとその前にバス停があった。神社を一回りしてちょうど良い時間だった。
開聞岳は富士山と同様に眺めて良い山だが登っても楽しい山だった。海が間近に見えるのも気持ちが好いし、正に薩摩富士の呼び名に相応しい名山だ。
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