まぼろしで終わった幻の犀滝(さいたき) 奥三方山登山道から二又川に下降
- GPS
- 12:04
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 2,320m
- 下り
- 2,296m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
金沢市を流れる犀川の最源流にある幻の犀滝(さいたき)
昔テレビコマーシャルで「まぼろしの滝」と流れていたので、
地元での知名度は抜群ですが、実際に訪れたことのある人はほんの一握り。
犀川ダムを遡上し辿り着くのは道もなく距離も長いので二又川に達することすら難しい。
ワキ谷から中三方岳へ登り二又川に下降して犀滝にたどり着いた壮大なレコをみて胸躍らせたが、本格沢登りルートは単独ワンディでは自信がない。
今回はオオジャラから緩やかな尾根伝いで二又川に下降するルートを試みた。
はたして緩やかな尾根は見つけられるだろうか?
と、前置きを行く前から書いていたのですが、、、、
計画書より1時間早く出発し時間に余裕を持たせたが、途中敗退に終わってしまった。
晩秋であれば道なき道の歩行が楽かと思っていたが時期が少し遅すぎた。
疎林状態は確かに歩きやすかったが、雪が薄ら降った状態のためかなり滑る。
2時間かかけてやっと二又川まで降りられ、もう犀滝も着いたも同然と喜んだ。
が、沢沿いの歩行が予想外に困難だった。
霜が降りててあちこちが滑りまくり。ツルッツル状態だ。
石の上には薄ら氷が張っていたようで登山靴では全く歩けない。
ドボンを2回した後で、簡易アイゼンを履いたがそれでも滅茶苦茶怖い。
400m進むのに1時間もかかってしまった。犀滝まであと900mもある。
本来もう着いている計画なのに、あと2時間以上かかるのか〜
予想外の出来事がとても悲しかった。
帰りの沢道も3時間かかるとすると、5時間のオーバーかぁ〜。
すこし無理すれば行ける時間ではない。
戻ってから道なき道をオオジャラまでさらに登り3時間、全く無理だ。
時間的に撤退が決まった。
同じ道を戻るのも気が進まない。
今いる場所から急でもいいから直登することにした。
めちゃくちゃ急で滑りまくったが、大休憩しながらでも3時間で合流できた。
僕の体力のなさが一番の原因かと思うが、
時期的な問題が大きかったのだと思う。
沢靴持参であともう少し早い時期がベストではないかと思う。
今日はなめこ煮込みうどんを楽しむつもりだったが食べる時間すらなかった。
登山後は残念な気持ちがとても強かったが、だんだんそれでも楽しかったと、
無事に暗くなる前に帰って来られたので良かったと、思えてきました。
コメント
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お疲れ様でしたm(__)m相変わらず凄いところを行くのですね(^-^;水冷たそう( ̄□ ̄;)もう冬って感じの写真、葉っぱのない木々を雰囲気あって良いですね(^O^)目的の滝は見れなくて残念でした。僕的にはなめこうどんも見れなくて残念(^^;
buenavista2さん、おはようございます。僕も『なめこうどん』が一番残念でしたよ。いつもは持ち歩かないセパレートコンロを持って、ほかに卵とかネギとかの食材を担いでいたんですが、天然なめこもちゃんと発見できたのに、全部そのまま持って帰るなんて思いもしていませんでした。まあ、撤退するいい勉強になりましたした。コメントありがとうございました。
windnaoさんお疲れさまでした。
レコを何度も読み返しました。
犀滝まで900mですか・・・惜しい気持ちはありますけど、撤退の判断は正解だったと思います。
イメージ的には犀滝をバックになめこうどんを「いっただきま〜す!」の絵柄を思い浮かんでましたが^^;
何よりホント無事に帰って来られてよかったです!二又川まで行けただけでも凄まじいと思います。
オージャラからの二又川へ下りて、帰ってくることを思ったら、道が不明瞭だな〜と思った奥三方山登山道も、確かに随分マシなような気がしますね。
以前、口三方岳でお会いしたナカオ山岳会の方が犀滝へのルートを知っていましたが、昔は奥三方山登山が流行ってた頃は、犀滝へ向かう人も少なくはなかったのでしょうかね?
もしそうだとしたらその時代が羨ましいです。
ookadosunさん、コメントいただきありがとうございます。
有名な山岳会の方なら昔を知っておられると思うのですが、ヤマレコ上で一般ルートではないところを紹介するのは、行けると勘違いする方がいるので困るという事のようです。
岩さえ気をつければ、どこからでも時間さえかければ行けるそうですが、昔も楽勝ルートではなかったようです。
沢登りが問題ない季節であれば今回のルートは危険なく行けると思います。
奥三方山の登山道は尾根沿いではなくトラバース道が多いので今後が不安ですね。現在でも登山道上に倒木が何箇所かある状態ですが、放っておくと登山道が分からなくなってしまいそうです。ただookadosunさんの残した赤テープも僕のピンクテープもあるのでかなりマシな状態になっていると思います。僕もこの日助けられました。もしそれらが全くなかったらかなり大変になりそう。来年もたくさんの方に来てもらいたいですね。
金沢の渡辺です。
犀滝、残念でしたね。
犀滝は25年ほど前から20回ほど訪れています。(岩魚のテンカラ釣りです)
windnao さんは西トーバラ尾根を下ったようですが、オージャラから400m位登山道を進むと、ネズ谷へ下りる明瞭に刈り払われた箇所があります。
ネズ谷の下降は難しい箇所はなく8mの滝は左岸を30m位トラバース気味に藪漕ぎすると、河原に降りるトラロープが設置してあります。
奥三方登山口から約2時間で犀滝へ行けると思いますが、
残雪期は下降が難しいので8月以降がベターかと。
2年前は犀滝の源流(真ノ脇谷)を詰め、奈良岳、奥三方岳間の奥三方よりの登山道に乗り上げましたが、整備されてなく激藪で難儀しました。
来年、是非訪れてくださいね。
wtnbさん、コメントいただきありがとうございます。
待っていました の情報!!
昔の情報をいくつかいただいたのですが、2年前ならごく最近ですね。
滝の巻き方まで書いていただき感謝です。詳細な情報ありがとうございます。
「奥三方登山口から約2時間で犀滝」とはすごく早いんですね
谷を詰め奈良岳ー奥三方岳間に出たとはさらになんとも凄いお方〜
是非来年行ってきます
本当に本当にありがとうございました。
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