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Yamareco

記録ID: 1039787
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山滑走
槍・穂高・乗鞍

四ッ岳北面台地・激薮滑降

2017年01月04日(水) [日帰り]
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YSHR その他2人
GPS
--:--
距離
10.6km
登り
1,464m
下り
1,444m

コースタイム

日帰り
山行
10:27
休憩
0:46
合計
11:13
3:00
160
平湯キャンプ場
5:40
6:00
210
大滝川徒渉
9:30
9:56
257
四ッ岳
14:13
平湯キャンプ場
3.00 1310m 平湯キャンプ場発
5.40 1600m 大滝川徒渉
8.35 2554m 三角岩
9.30 2744m 四ツ岳山頂着
9.56 2744m 四ツ岳山頂発
10.08 2554m 三角岩
12.58 1600m 大滝川徒渉
14.13 1310m 平湯キャンプ場着
天候 風雪強し
過去天気図(気象庁) 2017年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
その他周辺情報 温泉 平湯の森
宿泊 中尾温泉 ちろり庵
闇夜の大滝川徒渉、もちろんブリッジあるはずも無く
2017年01月04日 05:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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闇夜の大滝川徒渉、もちろんブリッジあるはずも無く
パク曰く、闇夜の歩行も慣れたし
2017年01月04日 06:47撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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パク曰く、闇夜の歩行も慣れたし
なにわ君 笹地獄にタジタジ、慣れてないし
2017年01月04日 07:29撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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なにわ君 笹地獄にタジタジ、慣れてないし
余裕のパク
2017年01月04日 07:30撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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余裕のパク
笹がなんじゃい、
2017年01月04日 07:35撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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笹がなんじゃい、
絶望的な薮が続く
2017年01月04日 08:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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絶望的な薮が続く
まだましな場面
2017年01月04日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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まだましな場面
標高2200m
2017年01月04日 08:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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標高2200m
2400mに上げてもまだまだ薮が
2017年01月04日 09:48撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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2400mに上げてもまだまだ薮が
2600mを過ぎ薮地獄から風雪地獄へ突入
2017年01月04日 09:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2600mを過ぎ薮地獄から風雪地獄へ突入
もう前を歩くパクも見えない
2017年01月04日 10:04撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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もう前を歩くパクも見えない
顔は上げられない
2017年01月04日 10:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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顔は上げられない
さすがのパクも地獄は嫌いだろう
2017年01月04日 10:43撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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さすがのパクも地獄は嫌いだろう
ピークを獲る 行くしか無い
2017年01月04日 10:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ピークを獲る 行くしか無い
もうちょいだ
2017年01月04日 10:57撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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もうちょいだ
ピークのYSHR
2017年01月04日 11:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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ピークのYSHR
パクもゴール
2017年01月04日 11:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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パクもゴール
さあ地獄からの脱出
2017年01月04日 11:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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さあ地獄からの脱出
パクも続く
2017年01月04日 11:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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パクも続く
激パウ三昧
2017年01月04日 11:46撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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激パウ三昧
パク、薮が滑れてこそ山スキーヤー
2017年01月04日 12:18撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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パク、薮が滑れてこそ山スキーヤー
薮を避けてそら行けパク!
2017年01月04日 12:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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薮を避けてそら行けパク!
総合格闘技1
2017年01月04日 12:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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総合格闘技1
総合格闘技2
2017年01月04日 13:05撮影 by  Canon EOS Kiss X7, Canon
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総合格闘技2
総合格闘技3
2017年01月04日 13:05撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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総合格闘技3
帰りの大滝川徒渉
2017年01月04日 13:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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帰りの大滝川徒渉
キャンプ場にゴール! 今日も完全燃焼
2017年01月04日 14:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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キャンプ場にゴール! 今日も完全燃焼

感想

今日は遠征最終日、パクの卒業試験だ.鍬崎山から平湯へ移動して雪不足で薮が埋っていないだろう四ッ岳北面台地を目指す.雪が多ければラッセルだけだが雪が少なければ総合格闘技となる.おまけに今日は森林限界上は暴風雪と言う予報だった.卒業試験としてはこれ以上の地獄はない.

深夜3時平湯温泉キャンプ場発だ.今日は先日白山で出会ったなにわのパク(なにわ君)も大阪から参加したいと言う事だった.単独で厳冬期の立山や白山に挑戦するくらいだから自己責任で行動出来るでしょう.僕たちが先頭でルートを探り自分の判断で危険と思えばその時点で先に引き返すと言う約束であった.

朝3時YSHR、パク、なにわ君の順でいざ。キャンプ場で積雪20cmくらい、マンダメ、最初の沢の取付で石や薮出まくりだったが妙高で鍛えられた僕とパクはガンガン登って行く.なにわ君も付いて来るが上部で僕以外は板を脱いで担いだ.登り切って広い台地に出たが笹薮出まくりだった.想定済みでスリップしながら高度を上げる.おかげで時間かかりまくり雪が多ければと何度もため息をつく.

さあ難関大滝川の徒渉だ.ブリッジあるはずも無く暗闇の中行ったり来たりして一番ましな徒渉ポイントを探る.ビニールはあるが使わずに板を担いで渡った.慣れないなにわ君はブーツを濡らしたが大事には到らなかった.雪不足で渡り切っても水が出ているのでスキーは使えず板を担いで北面台地に乗り上げた.通常ならここまで1時間だが今日は2時間40分もかかった.この先が思いやられる.

北面台地に上がるも小川が流れていたり笹が出まくっていたりもう勘弁して欲しいが本気モードの山スキーヤーには関係ない.必ずピークを獲ってやる.どこまでも笹と薮の格闘が続きコース取りも狭くて大変難儀だ.おまけに雪は降り続く.なにわ君は徐々に遅れ出し見えなくなる.何度か待って合流して潮時を考えて先に引き返して温泉に入っていて下さいと伝えた.なにわ君は限界と判断したら引き返すと約束してくれた.

さて三角岩が近くなると風雪ともヤバくなって来た.早めに地獄セット装着.寒さにめっぽう強いパクはテムレスで問題ないと相変わらずぶっ飛んでいる.三角岩前の急な斜面も薮だらけ.ここを登り切るとラスト山頂へのハーフパイプが続く.なにわ君はもう引き返しただろうか?地獄強度は更に増しガスの中強風を避ける様に顔を下に向けただ黙々と歩く.

さあゴールが近い、パクと二人でゴール。写真を撮り合い風下に避難した.シールを剥いで板を履けばもう何も恐くなかった.ホワイトアウトの中氷化斜面をGPS便りにガンガン滑る.ハーフパイプを過ぎた薮斜面は激パウだった.さあ三角岩まで下りた.もう安全地帯だ.来たトレースを横目に一気に薮を塗ってパウだ.パクもパウしていた.行きで難儀した笹薮は帰りは快適に滑れた.あっという間に大滝川に出た.ブーツで徒渉して対岸に渡りシールを付けるが雪まみれになったシールは付きが悪くて何度もスリップして難儀した。

さあ登り返せば後はキャンプ場へ.帰りは雪の多い斜面を選んでなるべく板をフラットにして岩を踏まない様に慎重に滑る.無事キャンプ場へ.なにわ君はもう帰ったろう、いや車があった.ビックリしてラインすると無事ピークを踏んで今下山中との事だった.やはり彼もただ者ではなかった.

パクの卒業試験 どんな斜面も安全に登って安全に滑り降りる.そしてピークを踏んで無事下山する.合格!北海道帰っていいよパク!

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