前日は終日雨でしたが、この日の予報は晴れ時々曇りでしたので、仕事をスライドさせて休みを取り、週末に行けなかった山歩きをしておくことにしました。今回の候補地は丹沢主脈方面はまだ雪が残っている可能性があるので、また東丹沢にしました。そこで考えたのがヤビツ峠の県道70号線の支線になる境沢林道を丹沢ホーム付近から歩き、境沢ルートで新大日に抜けて、表尾根を南下して三ノ塔からヨモギ尾根で境沢林道に戻る周回コースです。どちらかと言うとピークを目指すのが目的ではなく、未体験ルートを歩くのがメインになります。
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前日は終日雨でしたが、この日の予報は晴れ時々曇りでしたので、仕事をスライドさせて休みを取り、週末に行けなかった山歩きをしておくことにしました。今回の候補地は丹沢主脈方面はまだ雪が残っている可能性があるので、また東丹沢にしました。そこで考えたのがヤビツ峠の県道70号線の支線になる境沢林道を丹沢ホーム付近から歩き、境沢ルートで新大日に抜けて、表尾根を南下して三ノ塔からヨモギ尾根で境沢林道に戻る周回コースです。どちらかと言うとピークを目指すのが目的ではなく、未体験ルートを歩くのがメインになります。
朝5時45分に横浜を出ますが、さすがに日が延びてお仕事の皆さんも早い時間から活動し始めて、国道246号線はもう渋滞。そのまま秦野まで行っていたらトンでもなく時間が掛かるので、厚木から清川村経由で宮ヶ瀬に進み、そこから県道70号線を南下しました。朝の天気は上々で、国道から見た大山の雪はすっかりなくなっていましたが頭がちょっと見えた蛭ヶ岳(と言うより不動ノ峰)はまだゴマ塩状態でしたね。
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朝5時45分に横浜を出ますが、さすがに日が延びてお仕事の皆さんも早い時間から活動し始めて、国道246号線はもう渋滞。そのまま秦野まで行っていたらトンでもなく時間が掛かるので、厚木から清川村経由で宮ヶ瀬に進み、そこから県道70号線を南下しました。朝の天気は上々で、国道から見た大山の雪はすっかりなくなっていましたが頭がちょっと見えた蛭ヶ岳(と言うより不動ノ峰)はまだゴマ塩状態でしたね。
7時20分頃に丹沢ホームに到着しましたが、準備をしていると林業のお兄さんがやってきて、たまたまこちらの軽トラに貼ってある旧カワサキのロゴに気付いたようで、「カワサキの古いバイクに乗ってるんですか?」と声を掛けられました。その方もカワサキの旧車に乗っていらっしゃるそうで、しばしぺちゃくちゃとおしゃべりして長居してしまいました(^∇^)v で、結局スタートしたのは8時丁度で、丹沢ホーム先のゲートを越えて養魚場を横目に黙々と歩くと、他の林道で良く見かけるこの屈強なゲートが現れました。何で手前にゲートを別に設けているのかな?
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7時20分頃に丹沢ホームに到着しましたが、準備をしていると林業のお兄さんがやってきて、たまたまこちらの軽トラに貼ってある旧カワサキのロゴに気付いたようで、「カワサキの古いバイクに乗ってるんですか?」と声を掛けられました。その方もカワサキの旧車に乗っていらっしゃるそうで、しばしぺちゃくちゃとおしゃべりして長居してしまいました(^∇^)v で、結局スタートしたのは8時丁度で、丹沢ホーム先のゲートを越えて養魚場を横目に黙々と歩くと、他の林道で良く見かけるこの屈強なゲートが現れました。何で手前にゲートを別に設けているのかな?
少しすると右手に建物が現れて、そこにモノレールが下ってきていて終点になっていました。モノレールの終点は黍殻山方面に登った際に釜立林道の終点で見たことがありますが、こうした建物はありませんでした。大山方面のモノレールはどこが終点になっているのか、興味がありますね。ちなみに、このしばらく先にも同じように別のところから下りてきたモノレールの終点があり、そこには運搬用のトロッコが置いてありました。
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少しすると右手に建物が現れて、そこにモノレールが下ってきていて終点になっていました。モノレールの終点は黍殻山方面に登った際に釜立林道の終点で見たことがありますが、こうした建物はありませんでした。大山方面のモノレールはどこが終点になっているのか、興味がありますね。ちなみに、このしばらく先にも同じように別のところから下りてきたモノレールの終点があり、そこには運搬用のトロッコが置いてありました。
林道はタライゴヤ沢沿いに進みます。途中初めて見る形の砂防用の堰がありましたが、良く見かける斜めになった鉄板を下から逆斜めに鉄骨で支えるタイプのものよりも屈強そうですね。
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林道はタライゴヤ沢沿いに進みます。途中初めて見る形の砂防用の堰がありましたが、良く見かける斜めになった鉄板を下から逆斜めに鉄骨で支えるタイプのものよりも屈強そうですね。
林道の終点表示はずっと手前にあるものの、そこから砂利道になってしばらく車道は続きますが、ここでいよいよ完全に登山道になります。まずはここを渡渉しますが、のっけから橋が役目を終えています。普段なら全然問題ないでしょうが、この日は先週の雪が解けた上に、前日の雨のおかげで、水量が結構あって気軽には石飛びして渡れる感じではないです。上流側に歩いて適当なところを見付けて渡りますが、濡れた岩はぬるついて要注意ですね。
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林道の終点表示はずっと手前にあるものの、そこから砂利道になってしばらく車道は続きますが、ここでいよいよ完全に登山道になります。まずはここを渡渉しますが、のっけから橋が役目を終えています。普段なら全然問題ないでしょうが、この日は先週の雪が解けた上に、前日の雨のおかげで、水量が結構あって気軽には石飛びして渡れる感じではないです。上流側に歩いて適当なところを見付けて渡りますが、濡れた岩はぬるついて要注意ですね。
渡渉して沢の右岸を登って行くと、水溜りから何やらごそごそ音が聞こえ、グェグェと鳴き声も聞こえます。良く見るとこんな15cmくらいのカエルがこちらをにらみつけていましたが、まだ水は冷たそうです(笑。
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渡渉して沢の右岸を登って行くと、水溜りから何やらごそごそ音が聞こえ、グェグェと鳴き声も聞こえます。良く見るとこんな15cmくらいのカエルがこちらをにらみつけていましたが、まだ水は冷たそうです(笑。
境沢ルートは『東丹沢登山詳細図』によると「荒廃中」となって破線扱いの道になりますが、元々正規のハイキングコースで、道標はしっかりあります。荒廃の度合いは知りませんが、歩くなら今のうちだと考えてやってきた次第ですが、今のところ橋が流されている以外は普通の登山道ですね。ただ、人が歩いていないのが良く分かるように、枝葉がルート上にたっぷり乗っていました。新しい踏み跡も見られませんでした。
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境沢ルートは『東丹沢登山詳細図』によると「荒廃中」となって破線扱いの道になりますが、元々正規のハイキングコースで、道標はしっかりあります。荒廃の度合いは知りませんが、歩くなら今のうちだと考えてやってきた次第ですが、今のところ橋が流されている以外は普通の登山道ですね。ただ、人が歩いていないのが良く分かるように、枝葉がルート上にたっぷり乗っていました。新しい踏み跡も見られませんでした。
一旦このように各所のバリルートのように植林地帯の尾根を直登するかのようなところになりますが、ここはあくまでしばらく沢と付かず離れずしながら登って行くので、ここで尾根に乗ることはないです。良く見ると中央右の幹にリボンが見えます。そちらに進んでから沢に出ることになります。
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一旦このように各所のバリルートのように植林地帯の尾根を直登するかのようなところになりますが、ここはあくまでしばらく沢と付かず離れずしながら登って行くので、ここで尾根に乗ることはないです。良く見ると中央右の幹にリボンが見えます。そちらに進んでから沢に出ることになります。
やはり利用者がほとんどいないのでしょう。杉の落ち葉で道が分からないレベルですが、良く見ると丸木階段が続いているのがかすかに見えますね。
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やはり利用者がほとんどいないのでしょう。杉の落ち葉で道が分からないレベルですが、良く見ると丸木階段が続いているのがかすかに見えますね。
そして丹沢名物の「不安定梯子」で川原に下ります。もっともここの梯子には、隙間に土と落ち葉がビッシリで、階段みたいになっていましたけどね(^∇^)b そして沢を渡渉して真ん中上部に見える桟道を渡るんですが、ここもまた橋が横向いています。そもそも渡っても、あの上まで進む道も見えませんねぇ。
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そして丹沢名物の「不安定梯子」で川原に下ります。もっともここの梯子には、隙間に土と落ち葉がビッシリで、階段みたいになっていましたけどね(^∇^)b そして沢を渡渉して真ん中上部に見える桟道を渡るんですが、ここもまた橋が横向いています。そもそも渡っても、あの上まで進む道も見えませんねぇ。
水の勢いはこんな感じ。何とかギリギリ渡れそうな岩の間隔のところを見付けて渡りましたが、相当足を開いて片足を先の岩に乗せたものの、股が開き過ぎていて、次の一歩を蹴り出すのがえらい難しく、ストックを後ろ足側に差して支えてから足を蹴り出して次の岩にステップしました。危ない危ない…。
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水の勢いはこんな感じ。何とかギリギリ渡れそうな岩の間隔のところを見付けて渡りましたが、相当足を開いて片足を先の岩に乗せたものの、股が開き過ぎていて、次の一歩を蹴り出すのがえらい難しく、ストックを後ろ足側に差して支えてから足を蹴り出して次の岩にステップしました。危ない危ない…。
前の画像の桟道には右側から回り込んで何とか登って渡って進めましたが、次の桟道は画像の通り下に落ちていました。道は右側から上にあり、丸木階段の切れっぱしが上に見えます。この丸木橋を進んで先の木の方から上に登っても良いのですが、ここは手前から上によじ登って進みました。
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前の画像の桟道には右側から回り込んで何とか登って渡って進めましたが、次の桟道は画像の通り下に落ちていました。道は右側から上にあり、丸木階段の切れっぱしが上に見えます。この丸木橋を進んで先の木の方から上に登っても良いのですが、ここは手前から上によじ登って進みました。
そして、こんな丸木階段のなれの果てみたいな区間がしばらく続きますが、ここがかつてはしっかり整備されていた道であったことが良く分かりますね。
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そして、こんな丸木階段のなれの果てみたいな区間がしばらく続きますが、ここがかつてはしっかり整備されていた道であったことが良く分かりますね。
しかし、トラバース区間は崩れるのもまた当たり前。道幅が狭まり、真ん中の岩のところから先は崩れてしまって、かなり細くなっています。
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しかし、トラバース区間は崩れるのもまた当たり前。道幅が狭まり、真ん中の岩のところから先は崩れてしまって、かなり細くなっています。
すると今度はこんな桟道が。この丸木橋は苔が生えて表面が濡れているためにえらく滑ります。色合いからも、まるでオリーブオイルでもぶっ掛けたのではないかと言うくらい滑りますが、悪いことに手前のヤツは崩れかけで斜めってます。丸木と丸木の間の溝に靴の角を落として横滑りしないようにしてゆっくり進みます。
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すると今度はこんな桟道が。この丸木橋は苔が生えて表面が濡れているためにえらく滑ります。色合いからも、まるでオリーブオイルでもぶっ掛けたのではないかと言うくらい滑りますが、悪いことに手前のヤツは崩れかけで斜めってます。丸木と丸木の間の溝に靴の角を落として横滑りしないようにしてゆっくり進みます。
再び沢の脇をトラバースしながら登りますが、ここにも丸木階段が埋め込まれています。
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再び沢の脇をトラバースしながら登りますが、ここにも丸木階段が埋め込まれています。
少しするとトラバースしていた道が消えています。「あれ?いつ間違えたのか?」と一瞬思いましたが、良く見ると先の方で道の脇が崩れるのを防止する丸木の壁が見えます。つまりあそこの上側に道が続いているので、ここを渡って向こうに出るしかありません。道が流れ落ちたんでしょうね。
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少しするとトラバースしていた道が消えています。「あれ?いつ間違えたのか?」と一瞬思いましたが、良く見ると先の方で道の脇が崩れるのを防止する丸木の壁が見えます。つまりあそこの上側に道が続いているので、ここを渡って向こうに出るしかありません。道が流れ落ちたんでしょうね。
危ない斜面を何とか越えて振り返って撮ったものですが、右下1/3あたりの幅10cmくらいのことろを中央下の黒くなったところに進み、そこで軟らかい土と落ち葉が流れつつ中央下の木の枝の下辺りに抜けました。岩の周辺は木の根があるんですが、黒くなったところには思いの他根っこが少なく、掴むものがないのでかなりヤバかったです。
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危ない斜面を何とか越えて振り返って撮ったものですが、右下1/3あたりの幅10cmくらいのことろを中央下の黒くなったところに進み、そこで軟らかい土と落ち葉が流れつつ中央下の木の枝の下辺りに抜けました。岩の周辺は木の根があるんですが、黒くなったところには思いの他根っこが少なく、掴むものがないのでかなりヤバかったです。
すると唐突にこんな鎖が中途半端に出てきます。以前は、これまでの危険区間はまだ安全で、ここが危ないところだったんでしょうね。かえって鎖が切れてから先が微妙なんですけどね。
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すると唐突にこんな鎖が中途半端に出てきます。以前は、これまでの危険区間はまだ安全で、ここが危ないところだったんでしょうね。かえって鎖が切れてから先が微妙なんですけどね。
そして道はまたしても沢の向こうに渡渉することになります。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラは1953年にイタリアで製造されたライカ型カメラのクリスタル53と言うモデルです。レンズはトプコール5cm F1.5と同9cm F3.5も3.5cm F2.8を持って行きましたが、すぐに天気が悪くなって遠景がさっぱりダメになったので、望遠レンズは最後まで使いませんでした。
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そして道はまたしても沢の向こうに渡渉することになります。ちなみに、今回持って行ったフィルムカメラは1953年にイタリアで製造されたライカ型カメラのクリスタル53と言うモデルです。レンズはトプコール5cm F1.5と同9cm F3.5も3.5cm F2.8を持って行きましたが、すぐに天気が悪くなって遠景がさっぱりダメになったので、望遠レンズは最後まで使いませんでした。
その渡渉ポイントの橋はご覧の通り。その前に沢に下るところも急で、画像の通り階段はあるんですが、ほぼ完全に埋まってしまってます。慎重に下って行って、渡渉できるところを探して対岸に抜けます。
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その渡渉ポイントの橋はご覧の通り。その前に沢に下るところも急で、画像の通り階段はあるんですが、ほぼ完全に埋まってしまってます。慎重に下って行って、渡渉できるところを探して対岸に抜けます。
そして一旦尾根に乗るんですが、前の画像の通り橋から尾根の上までの道も消失しているので、ちょっと上流側から斜めに戻りつつ上に進んで尾根に乗ります。するとこんな桟道がなぜか置かれているのですが、これがまたツルンツルン。絶対にない方が安全です。
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そして一旦尾根に乗るんですが、前の画像の通り橋から尾根の上までの道も消失しているので、ちょっと上流側から斜めに戻りつつ上に進んで尾根に乗ります。するとこんな桟道がなぜか置かれているのですが、これがまたツルンツルン。絶対にない方が安全です。
そのうち尾根の左側をトラバースするようになりますが、桟道が続く箇所があります。真ん中の丸木橋は土砂が落ちてきてたわんでいると言うか、折れているように見えますね。ただし、落ち葉が被っているおかげで滑りません。
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そのうち尾根の左側をトラバースするようになりますが、桟道が続く箇所があります。真ん中の丸木橋は土砂が落ちてきてたわんでいると言うか、折れているように見えますね。ただし、落ち葉が被っているおかげで滑りません。
そしてその先は道がまた流れ落ちてなくなっています。左上には道があるのが見えますから、とにかくそちらに進まないといけませんが、書策新道のトラバース区間よりもヤバイですね。
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そしてその先は道がまた流れ落ちてなくなっています。左上には道があるのが見えますから、とにかくそちらに進まないといけませんが、書策新道のトラバース区間よりもヤバイですね。
とにかく、道は一度きちんと整備されたのは間違いなく、こうした区間も出てきます。鹿柵は良く見かける錆びた青い網のものではなく、新しい(?)黒いタイプのものが張られていました。
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とにかく、道は一度きちんと整備されたのは間違いなく、こうした区間も出てきます。鹿柵は良く見かける錆びた青い網のものではなく、新しい(?)黒いタイプのものが張られていました。
そしてまた沢が左に出てきたところでそちたに下りますが、ここの桟道が崩れています。桟道の横を抜ければ良さそうに思いますが、そっちに下ると1mくらいの壁を登らないと道の上に出られなくなります。ここは初めから画面右側の岩の上のところを登って、斜めになったところに足を置きつつ、先に進みます。
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そしてまた沢が左に出てきたところでそちたに下りますが、ここの桟道が崩れています。桟道の横を抜ければ良さそうに思いますが、そっちに下ると1mくらいの壁を登らないと道の上に出られなくなります。ここは初めから画面右側の岩の上のところを登って、斜めになったところに足を置きつつ、先に進みます。
道はまた不明瞭になっていますが、良く見ると真ん中の木の右側にありますね。手前は画面右端下から1/3くらいのところからになります。立っているところから右側に登ってから進みます。
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道はまた不明瞭になっていますが、良く見ると真ん中の木の右側にありますね。手前は画面右端下から1/3くらいのところからになります。立っているところから右側に登ってから進みます。
すると「詳細図」に記載のあったベンチが現れました。苔っぽくて湿っていますが、ここで一休みすることにしました。結構歩いてきましたが、これまでのところ急な登り区間はないので、標高は稼いでいませんね。
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すると「詳細図」に記載のあったベンチが現れました。苔っぽくて湿っていますが、ここで一休みすることにしました。結構歩いてきましたが、これまでのところ急な登り区間はないので、標高は稼いでいませんね。
お茶を飲んで一休みして出発。その前にせっかくだからベンチにカメラを置いて記念写真をセルフタイマーでパチリ。朝方着ておいた裏地のない薄いウィンドブレーカーは、日が出ていたこれまでの区間では暑かったので、ここで脱いで長袖シャツ1枚で歩くことにしました。
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お茶を飲んで一休みして出発。その前にせっかくだからベンチにカメラを置いて記念写真をセルフタイマーでパチリ。朝方着ておいた裏地のない薄いウィンドブレーカーは、日が出ていたこれまでの区間では暑かったので、ここで脱いで長袖シャツ1枚で歩くことにしました。
ここから岩を登って沢の向こう側に出るのですが、いきなりここを登らせるのは元正規ルートだった割りに少々厳しいですね。梯子もロープもないので、根っこ命になります。
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ここから岩を登って沢の向こう側に出るのですが、いきなりここを登らせるのは元正規ルートだった割りに少々厳しいですね。梯子もロープもないので、根っこ命になります。
岩を越えると先に桟道が見えてきますが、その前にまたも渡渉です。岩がつながって簡単そうに見えますが。目の前で見ると意外と間隔が開いていて、そう簡単ではないです。とにかく慌てて岩の上で足を滑らすと大変ですから、一歩一歩慎重に進みます。
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岩を越えると先に桟道が見えてきますが、その前にまたも渡渉です。岩がつながって簡単そうに見えますが。目の前で見ると意外と間隔が開いていて、そう簡単ではないです。とにかく慌てて岩の上で足を滑らすと大変ですから、一歩一歩慎重に進みます。
桟道を進むとまた渡渉し直すところになります。道標は右側にありますが画面左下から道標側に渡渉するには最初の岩の区間が開いていて無理です。少し上流側で渡れそうなところを見付けて対岸に出てそのまま左に登ります。
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桟道を進むとまた渡渉し直すところになります。道標は右側にありますが画面左下から道標側に渡渉するには最初の岩の区間が開いていて無理です。少し上流側で渡れそうなところを見付けて対岸に出てそのまま左に登ります。
その先にはこんなカクカク折れ曲がった桟道が。最後の桟道が中央上側に見えますが、その先は道がまた見えなくなっていました。それでも何となく道っぽい感じのところを進みます。その後で丸木橋が2つ並んで置かれた区間を過ぎて整備されたところを抜けます。
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その先にはこんなカクカク折れ曲がった桟道が。最後の桟道が中央上側に見えますが、その先は道がまた見えなくなっていました。それでも何となく道っぽい感じのところを進みます。その後で丸木橋が2つ並んで置かれた区間を過ぎて整備されたところを抜けます。
するとまたこんな涸れ沢(この日はわずかに水が流れていました)が見えてきて、ここを渡るのかなと思いましたが、ぱっと見、向こうの尾根に登る道は見えません。こちら側の道は右の木の下に続いているので、そのまま進みますと、結局谷間のゴツ石のところに出ました。そこには道標が立っていて、道は見えませんがやはりこの斜面を左向きによじ登るのが正しいようです。
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するとまたこんな涸れ沢(この日はわずかに水が流れていました)が見えてきて、ここを渡るのかなと思いましたが、ぱっと見、向こうの尾根に登る道は見えません。こちら側の道は右の木の下に続いているので、そのまま進みますと、結局谷間のゴツ石のところに出ました。そこには道標が立っていて、道は見えませんがやはりこの斜面を左向きによじ登るのが正しいようです。
尾根に乗ったと思いきや、先の方で急勾配になり。左側を巻くようにして登りますが、またすぐに尾根の左側をトラバースして別の沢に合流します。落ち葉まみれで道が分かりづらいですが、路肩の土止めの木の壁が頭を出していますね。その上を通るようにして沢に出ます。
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尾根に乗ったと思いきや、先の方で急勾配になり。左側を巻くようにして登りますが、またすぐに尾根の左側をトラバースして別の沢に合流します。落ち葉まみれで道が分かりづらいですが、路肩の土止めの木の壁が頭を出していますね。その上を通るようにして沢に出ます。
沢の先には大岩があり、その向こう側にリボンが見えたので、そちらに登ると、その先は進めませんでした。岩の上から手前の岩の方を見ると、実はその影にチェーンが張られたところがあって、そこから抜けられるようになっていました。
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沢の先には大岩があり、その向こう側にリボンが見えたので、そちらに登ると、その先は進めませんでした。岩の上から手前の岩の方を見ると、実はその影にチェーンが張られたところがあって、そこから抜けられるようになっていました。
そのまま上流側に進むと、ほどなく渡渉しないと進めない状況になります。沢の左岸(画像では右側)沿いには道らしきものが見えますが、角が崩れ落ちていますね。それでも左側は岩だらけで歩けませんので、対岸に渡らざるを得ません。
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そのまま上流側に進むと、ほどなく渡渉しないと進めない状況になります。沢の左岸(画像では右側)沿いには道らしきものが見えますが、角が崩れ落ちていますね。それでも左側は岩だらけで歩けませんので、対岸に渡らざるを得ません。
渡渉後の道も踏み跡が判然としないものの、何となく道っぽくなったところを沢に沿って進むと、小さな涸れ沢を横切ります。
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渡渉後の道も踏み跡が判然としないものの、何となく道っぽくなったところを沢に沿って進むと、小さな涸れ沢を横切ります。
そのまま進むと、左手に滝が見えてきました。細いながらも結構な落差の滝でした。
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そのまま進むと、左手に滝が見えてきました。細いながらも結構な落差の滝でした。
その滝の上に至ると道は沢に下ります。右下に階段が見えますね。そして沢の向こうには道標が立っているのも見えます。ここもまた道標のところで渡渉します。そして右側に折れて上流側に進みます。まだ新大日まで1.5kmもあります。
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その滝の上に至ると道は沢に下ります。右下に階段が見えますね。そして沢の向こうには道標が立っているのも見えます。ここもまた道標のところで渡渉します。そして右側に折れて上流側に進みます。まだ新大日まで1.5kmもあります。
そのうち川原の横の大岩の脇に鎖を通す杭だけが五つ立ったところに出ますが(画像右下の端)、鎖がないとどうにもならないところです。しかし、岩の手前上にリボンが巻かれていて、そちらから上側を通って抜けるようになっていました。
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そのうち川原の横の大岩の脇に鎖を通す杭だけが五つ立ったところに出ますが(画像右下の端)、鎖がないとどうにもならないところです。しかし、岩の手前上にリボンが巻かれていて、そちらから上側を通って抜けるようになっていました。
するとまた大岩のところに短くチェーンが張られたところを抜けます。
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するとまた大岩のところに短くチェーンが張られたところを抜けます。
その先で、対岸に朽ちた道標が落ちているのが見えまして、そちら側に渡渉します。それにしても渡渉が多いルートですね。
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その先で、対岸に朽ちた道標が落ちているのが見えまして、そちら側に渡渉します。それにしても渡渉が多いルートですね。
渡渉も多いですが、棚沢も大変多いです。何度も沢と出合いますが、水量の多い日だからこその光景なのかも知れませんね。
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渡渉も多いですが、棚沢も大変多いです。何度も沢と出合いますが、水量の多い日だからこその光景なのかも知れませんね。
ちょっとした階段区間や鎖の張られた道を進むと、次の滝のところで道が消えています。良く見ると画像の岩のところで折り返すように狭いながらも道らしきものがあって、上に向かっていました。
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ちょっとした階段区間や鎖の張られた道を進むと、次の滝のところで道が消えています。良く見ると画像の岩のところで折り返すように狭いながらも道らしきものがあって、上に向かっていました。
そしていよいよ沢から離れて尾根に乗るところになります。この木の根と岩の間から尾根の上に乗って急斜面を登ります。
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そしていよいよ沢から離れて尾根に乗るところになります。この木の根と岩の間から尾根の上に乗って急斜面を登ります。
しかし、道は直登する感じではなく、右側に曲って沢の方に近付きます。しかし、そちらをトラバースするのではなく、また左に曲って登りになりますが、画像のようにその傾斜がかなり厳しいものでした。画像で言うと真ん中下に白い枝の切れっぱしが落ちていますが、手前の石ころがたくさんあるところからその白い枝の向きに曲って左側真ん中の方に折れて登る感じでして、かなり危険ですね。
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しかし、道は直登する感じではなく、右側に曲って沢の方に近付きます。しかし、そちらをトラバースするのではなく、また左に曲って登りになりますが、画像のようにその傾斜がかなり厳しいものでした。画像で言うと真ん中下に白い枝の切れっぱしが落ちていますが、手前の石ころがたくさんあるところからその白い枝の向きに曲って左側真ん中の方に折れて登る感じでして、かなり危険ですね。
尾根に登っているようでいてどうも外れたようになっていて、また谷間に出たと思ったら、画像のように鎖場を右に登って上に進むようになっています。しかし、それもわずかで、上に出たら左に進んで画面左中央に見える桟道を渡ります。
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尾根に登っているようでいてどうも外れたようになっていて、また谷間に出たと思ったら、画像のように鎖場を右に登って上に進むようになっています。しかし、それもわずかで、上に出たら左に進んで画面左中央に見える桟道を渡ります。
桟道を渡って直進するんですが、右の尾根を登ると思われるものの、急勾配で道は見えません。そのまま尾根の左側に進むと、画像中央上部の木にテープが巻かれているのを見付けました。画像左下の岩を越えて、斜めになったところを木を掴んで登ります。
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桟道を渡って直進するんですが、右の尾根を登ると思われるものの、急勾配で道は見えません。そのまま尾根の左側に進むと、画像中央上部の木にテープが巻かれているのを見付けました。画像左下の岩を越えて、斜めになったところを木を掴んで登ります。
道は再び折れる形で右側に出ますが、今度は先に桟道が見えました。問題は桟道まで至るところが崩れていて、道幅がほとんどないような感じになっている点ですが、こんなのはこれまでも何度もありましたね。
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道は再び折れる形で右側に出ますが、今度は先に桟道が見えました。問題は桟道まで至るところが崩れていて、道幅がほとんどないような感じになっている点ですが、こんなのはこれまでも何度もありましたね。
そしてやっと本格的な尾根道になりました。荒れた細尾根と言う感じですが、危険ではありません。
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そしてやっと本格的な尾根道になりました。荒れた細尾根と言う感じですが、危険ではありません。
ちょっと急なところを乗り越えないといけない場合もありますが、丁度トラロープがあって助かります。
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ちょっと急なところを乗り越えないといけない場合もありますが、丁度トラロープがあって助かります。
そして道標とベンチの残骸のようなものがあるところに出ました。ここから長尾尾根との合流地点まで850mです。
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そして道標とベンチの残骸のようなものがあるところに出ました。ここから長尾尾根との合流地点まで850mです。
そのまま尾根上を登るのかと思ったら、左側にピンクリボンの巻かれたところがありました。道になっていましたので、そちらなのかとは思いましたが、もう尾根道のはずなので、リボンを無視して尾根を登ることにしました。
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そのまま尾根上を登るのかと思ったら、左側にピンクリボンの巻かれたところがありました。道になっていましたので、そちらなのかとは思いましたが、もう尾根道のはずなので、リボンを無視して尾根を登ることにしました。
しかし、元々しっかりした登山道だった訳で、それなら何らかの道の跡があってもおかしくないのに、尾根の斜面には全くそれらしいものがありません。そこで、先ほどのリボンのあった道の方向へ左に進んでみると、先にちょっと階段らしきものが見えました。
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しかし、元々しっかりした登山道だった訳で、それなら何らかの道の跡があってもおかしくないのに、尾根の斜面には全くそれらしいものがありません。そこで、先ほどのリボンのあった道の方向へ左に進んでみると、先にちょっと階段らしきものが見えました。
ピンクリボンの道をそのまま進めば良かった訳ですが、傷口が広がる前に気付いて良かったです。この道は登山者向けのものですから、バリルートにあるピンクリボンと異なり信頼して問題ないですね。それにしても、このV字谷を越えて梯子で向こうの尾根に乗らないといけませんが、そちらに進むのにこのたわんだロープを頼りに渡ります。このロープは画像右の幹と向こう側の幹に結ばれていますが、あまりに距離が長いので、これを掴んでも全然支えになってくれません。とにかくフラフラするので足を滑らせないようにして歩きました。
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ピンクリボンの道をそのまま進めば良かった訳ですが、傷口が広がる前に気付いて良かったです。この道は登山者向けのものですから、バリルートにあるピンクリボンと異なり信頼して問題ないですね。それにしても、このV字谷を越えて梯子で向こうの尾根に乗らないといけませんが、そちらに進むのにこのたわんだロープを頼りに渡ります。このロープは画像右の幹と向こう側の幹に結ばれていますが、あまりに距離が長いので、これを掴んでも全然支えになってくれません。とにかくフラフラするので足を滑らせないようにして歩きました。
渡り切って梯子を登ってから振り返って撮った画像。こんな斜面をゆるーいロープを掴んで渡って来た訳です。
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渡り切って梯子を登ってから振り返って撮った画像。こんな斜面をゆるーいロープを掴んで渡って来た訳です。
そしてまた尾根道になるんですが、尾根の真上を通らずに、左右どちらかの脇を抜けることが多く、しかも道は一層不明瞭になっています。しかし、画像のように道の端の土止めがあるように、元々ここが歩道だったのは間違いないでしょう。
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そしてまた尾根道になるんですが、尾根の真上を通らずに、左右どちらかの脇を抜けることが多く、しかも道は一層不明瞭になっています。しかし、画像のように道の端の土止めがあるように、元々ここが歩道だったのは間違いないでしょう。
ここも道が流れ落ちてなんだか良く分からなくなっていますが、ここも左側を抜けて向こうに出ます。すると、また尾根から離れて左側の谷間に下る方にテープのマーキングがありました。
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ここも道が流れ落ちてなんだか良く分からなくなっていますが、ここも左側を抜けて向こうに出ます。すると、また尾根から離れて左側の谷間に下る方にテープのマーキングがありました。
そのマーキングに従って谷間を越えて隣りの尾根の側に移ります。しばらく先から天気は曇っていましたが、標高が上がってきたら霧の中に入ってしまい、先に続く道が分かりづらくなりました。
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そのマーキングに従って谷間を越えて隣りの尾根の側に移ります。しばらく先から天気は曇っていましたが、標高が上がってきたら霧の中に入ってしまい、先に続く道が分かりづらくなりました。
それまでと異なり、こっちの尾根の道は道端がしっかり杭と丸太で支えられた箇所が続き、しばらく大きくつづら折れしながら登ります。ただ、こんな具合にもう全く使われていないかのような荒れ具合です。
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それまでと異なり、こっちの尾根の道は道端がしっかり杭と丸太で支えられた箇所が続き、しばらく大きくつづら折れしながら登ります。ただ、こんな具合にもう全く使われていないかのような荒れ具合です。
そのかつて整備された道もほどなく消えてしまい、ただの斜面が前に広がるところで道を探しますと、左側の木の根にテープが巻かれた跡があって、剥がれかけているのを見付けました。その先を見ると、ここがかつては折り返し箇所だったことが感じられる段差が分かりました。ここを左に向かって進むことにします。
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そのかつて整備された道もほどなく消えてしまい、ただの斜面が前に広がるところで道を探しますと、左側の木の根にテープが巻かれた跡があって、剥がれかけているのを見付けました。その先を見ると、ここがかつては折り返し箇所だったことが感じられる段差が分かりました。ここを左に向かって進むことにします。
すると、結局尾根の上には出ることなくそのまま長尾尾根との合流点に到着しました。もうかなり時間が掛かっていますが、この荒れっぷりからしたら仕方ないでしょうね。距離も結構歩いたので、もう大分疲れました。
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すると、結局尾根の上には出ることなくそのまま長尾尾根との合流点に到着しました。もうかなり時間が掛かっていますが、この荒れっぷりからしたら仕方ないでしょうね。距離も結構歩いたので、もう大分疲れました。
長尾尾根の道標にはちゃんと境沢ルートが「崩壊のため通行止め」と書かれた札が掛かっているのに対し、下側にはこれと言って同じものは掛けられていませんでした。まぁ、登りでも難儀するのだから、下りはなおさらですね。基本的に尾根道ではないので、ルートの取り方も難解ですから、リボンがないと大変ですね。
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長尾尾根の道標にはちゃんと境沢ルートが「崩壊のため通行止め」と書かれた札が掛かっているのに対し、下側にはこれと言って同じものは掛けられていませんでした。まぁ、登りでも難儀するのだから、下りはなおさらですね。基本的に尾根道ではないので、ルートの取り方も難解ですから、リボンがないと大変ですね。
合流地点から少しすると新大日まで0.4kmの道標が立っていて、あと少しだと思う反面、既にかなり疲れてしまって、階段の多いこの道では息が上がって何度も立って休みました。
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合流地点から少しすると新大日まで0.4kmの道標が立っていて、あと少しだと思う反面、既にかなり疲れてしまって、階段の多いこの道では息が上がって何度も立って休みました。
やっと新大日の山頂に到着しましたが、時間はもう12時15分。4時間15分も掛かってしまいましたが、昼食を取るには丁度良い時間になりましたので、ここで休憩をすることにしました。
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やっと新大日の山頂に到着しましたが、時間はもう12時15分。4時間15分も掛かってしまいましたが、昼食を取るには丁度良い時間になりましたので、ここで休憩をすることにしました。
今回の昼食も「出前山頂」(^∇^)v 今度はイメージを変えて辛い韓国風のラーメンでも持って行こうかな? あ、辛いと水を無駄に飲んでしまいそうだから、やっぱりヤメとこ(笑。
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今回の昼食も「出前山頂」(^∇^)v 今度はイメージを変えて辛い韓国風のラーメンでも持って行こうかな? あ、辛いと水を無駄に飲んでしまいそうだから、やっぱりヤメとこ(笑。
さて、昼食を済ませて12時55分に後半戦を開始します。表尾根を三ノ塔まで南下してヨモギ尾根に進みますが、表尾根は何度も書いていますので、ここでは端折って山頂のみをアップします。まずは新大日から下り切ってわずかに登る政次郎ノ頭。
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さて、昼食を済ませて12時55分に後半戦を開始します。表尾根を三ノ塔まで南下してヨモギ尾根に進みますが、表尾根は何度も書いていますので、ここでは端折って山頂のみをアップします。まずは新大日から下り切ってわずかに登る政次郎ノ頭。
下りつつ東を見ると、一時雲が上になって登山道には霧がなくなりましたが、ほどなくまた霧に包まれました。
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下りつつ東を見ると、一時雲が上になって登山道には霧がなくなりましたが、ほどなくまた霧に包まれました。
ハードな鎖場を2つ越えると行者ヶ岳山頂になります。
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ハードな鎖場を2つ越えると行者ヶ岳山頂になります。
そして長く下って雪解け水と雨でどろどろになった尾根道をまた登り、烏尾山に到着したのは午後1時52分。
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そして長く下って雪解け水と雨でどろどろになった尾根道をまた登り、烏尾山に到着したのは午後1時52分。
烏尾山から三ノ塔までは1kmほどありますが、分岐点は三ノ塔の北側の「オシャレ地蔵」のところですから、800mくらいで到着できます。
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烏尾山から三ノ塔までは1kmほどありますが、分岐点は三ノ塔の北側の「オシャレ地蔵」のところですから、800mくらいで到着できます。
お地蔵さんの左側に進んで行くと、しっかりした踏み跡の道が続いています。ここがヨモギ尾根で、中間地点のピークになるヨモギ平までおよそ1.3kmほど下ります。
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お地蔵さんの左側に進んで行くと、しっかりした踏み跡の道が続いています。ここがヨモギ尾根で、中間地点のピークになるヨモギ平までおよそ1.3kmほど下ります。
すぐに画像のようなモノレールの終点が現れます。見ると先でレールは二又に別れています。「詳細図」にはモノレールとだけ記されていて分岐は記載されていませんので、どちらのレール沿いに進めば良いのかは尾根の形と地図を見て判断しないといけませんね。
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すぐに画像のようなモノレールの終点が現れます。見ると先でレールは二又に別れています。「詳細図」にはモノレールとだけ記されていて分岐は記載されていませんので、どちらのレール沿いに進めば良いのかは尾根の形と地図を見て判断しないといけませんね。
とりあえず踏み跡に従って進みますが、モノレールは支尾根で左右に分かれて下っています。踏み跡も二つに分かれていますが、さてここはどちらかなと地図を確認すると、どうも左側のレール沿いに進むのが正しいみたいです。
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とりあえず踏み跡に従って進みますが、モノレールは支尾根で左右に分かれて下っています。踏み跡も二つに分かれていますが、さてここはどちらかなと地図を確認すると、どうも左側のレール沿いに進むのが正しいみたいです。
すると、尾根は勾配を強くして下りますが、道はご覧のようにS字に踏み跡が付いています。土は湿って滑りやすいものの、小刻みな歩幅で下る限り問題ありませんでした。
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すると、尾根は勾配を強くして下りますが、道はご覧のようにS字に踏み跡が付いています。土は湿って滑りやすいものの、小刻みな歩幅で下る限り問題ありませんでした。
そのうちモノレールと分かれて、一旦緩い登りに転じますと、左に鹿柵が現れました。まだまだ踏み跡は明瞭です。
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そのうちモノレールと分かれて、一旦緩い登りに転じますと、左に鹿柵が現れました。まだまだ踏み跡は明瞭です。
鹿柵は先で横切るようになっていて、扉のないところをくぐって抜けます。
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鹿柵は先で横切るようになっていて、扉のないところをくぐって抜けます。
緩い登りが続く区間は幅広の尾根になっていまして、ほどなく「ヨモギ平」と書かれた表示板が立っていました。手書きの道標もありましたが、落ちていたので切り株の裂け目に挟んでおきました。
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緩い登りが続く区間は幅広の尾根になっていまして、ほどなく「ヨモギ平」と書かれた表示板が立っていました。手書きの道標もありましたが、落ちていたので切り株の裂け目に挟んでおきました。
右側に目をやると、ちょっとだけ下り気味になった広場にボロボロの長椅子があり、そちらにも細い踏み跡があります。このルートは県道70号のボスコオートキャンプ場に抜ける道で約2kmほどの距離です。
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右側に目をやると、ちょっとだけ下り気味になった広場にボロボロの長椅子があり、そちらにも細い踏み跡があります。このルートは県道70号のボスコオートキャンプ場に抜ける道で約2kmほどの距離です。
丹沢ホーム方面のメインルートはヨモギ平から真っ直ぐ進む道で、ご覧のようにヨモギ平のピークを越えて進みます。踏み跡はそれまでボスコ方面のものと一つだったのが二方向に分かれたので薄くなっています。
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丹沢ホーム方面のメインルートはヨモギ平から真っ直ぐ進む道で、ご覧のようにヨモギ平のピークを越えて進みます。踏み跡はそれまでボスコ方面のものと一つだったのが二方向に分かれたので薄くなっています。
青々と葉を出した2mほどの低い木に、こんな花がたっぷり開いていました。何という名の木なんでしょう。アセビかな?
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青々と葉を出した2mほどの低い木に、こんな花がたっぷり開いていました。何という名の木なんでしょう。アセビかな?
ヨモギ平周辺は高い木があまり多くないので、周辺の山が良く見えます。画像は形の揃った丹沢三峰の山容。ただ、いつも思うんですけど、本間ノ頭の隣にある無名ノ頭って、実際歩くとピークになってますが、遠くから見るとその突起が見えないんですよねぇ。
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ヨモギ平周辺は高い木があまり多くないので、周辺の山が良く見えます。画像は形の揃った丹沢三峰の山容。ただ、いつも思うんですけど、本間ノ頭の隣にある無名ノ頭って、実際歩くとピークになってますが、遠くから見るとその突起が見えないんですよねぇ。
木のない区間を下って行くと、杉の植林地帯に入ります。面白いことに葉が下から1.5mくらいのところを下限に揃って伸びています。
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木のない区間を下って行くと、杉の植林地帯に入ります。面白いことに葉が下から1.5mくらいのところを下限に揃って伸びています。
鬱蒼とした中を歩いていると、基本的に杉の木の間を真っ直ぐ進むだけなんですが、途中でこんな鹿柵を抜けます。
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鬱蒼とした中を歩いていると、基本的に杉の木の間を真っ直ぐ進むだけなんですが、途中でこんな鹿柵を抜けます。
そして一旦杉林から出ると、左に鹿柵がまた現われます。このまま柵沿いに緩く下ります。
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そして一旦杉林から出ると、左に鹿柵がまた現われます。このまま柵沿いに緩く下ります。
一旦植林地帯に戻りますが、そこを抜け切ると尾根が分かれます。「詳細図」にも記載のあるところで、ここをぱっと見おだやかな尾根に見える左側は、養魚場方面に抜けられる道のようですが、「悪い」とだけ書かれていてどこを通るのか線が入っていません。丹沢ホーム方面は右側の尾根を進みます。ここからだと尾根が見えませんから、間違いやすいかも知れません。
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一旦植林地帯に戻りますが、そこを抜け切ると尾根が分かれます。「詳細図」にも記載のあるところで、ここをぱっと見おだやかな尾根に見える左側は、養魚場方面に抜けられる道のようですが、「悪い」とだけ書かれていてどこを通るのか線が入っていません。丹沢ホーム方面は右側の尾根を進みます。ここからだと尾根が見えませんから、間違いやすいかも知れません。
こちらの尾根分岐も右に進みます。左に進んでも丹沢ホームの少し上流側に出られそうですが、どんな感じでタライゴヤ沢に出るのかは不明です。
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こちらの尾根分岐も右に進みます。左に進んでも丹沢ホームの少し上流側に出られそうですが、どんな感じでタライゴヤ沢に出るのかは不明です。
本線の尾根はまだ緩い下りが続きますが、もうゴールは近いはずです。途中左側の木の隙間から丹沢ホームが見えていました。
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本線の尾根はまだ緩い下りが続きますが、もうゴールは近いはずです。途中左側の木の隙間から丹沢ホームが見えていました。
そしてついに尾根の尻に至りますが、ここからスパッと切れたように川原に下ります。もう踏み跡も何もはっきりしないので、適宜下りやすそうなところを探して下るしかありません。
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そしてついに尾根の尻に至りますが、ここからスパッと切れたように川原に下ります。もう踏み跡も何もはっきりしないので、適宜下りやすそうなところを探して下るしかありません。
かなりヒヤヒヤな思いで下ると、下にマーキングがありました。この左側にもリボンがあって、下から見るとその左側から登る方が楽そうですが、結局勾配は同じなので、後で難儀することになります。登りでしたらまだ楽でしょう。
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かなりヒヤヒヤな思いで下ると、下にマーキングがありました。この左側にもリボンがあって、下から見るとその左側から登る方が楽そうですが、結局勾配は同じなので、後で難儀することになります。登りでしたらまだ楽でしょう。
そして難関はまだ続きます。川原に出ても、舗装路側に出るためには右の藤熊川か左のタライゴヤ沢を渡らないといけませんが、何しろ増水中ゆえに岩の上を歩いて抜けることはできません。タライゴヤ沢を200mほど上流に進んでみましたが、岩飛びして渡れるような間隔のところはなかったので、できるだけ浅いところを探し、膝下まで濡れるのを前提に、そのままジャブジャブ渡ってしまいました。もちろん靴の中まで濡れましたが、変に濡れないように無理をして転んだら大変ですから、割り切って良かったでしょう。
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そして難関はまだ続きます。川原に出ても、舗装路側に出るためには右の藤熊川か左のタライゴヤ沢を渡らないといけませんが、何しろ増水中ゆえに岩の上を歩いて抜けることはできません。タライゴヤ沢を200mほど上流に進んでみましたが、岩飛びして渡れるような間隔のところはなかったので、できるだけ浅いところを探し、膝下まで濡れるのを前提に、そのままジャブジャブ渡ってしまいました。もちろん靴の中まで濡れましたが、変に濡れないように無理をして転んだら大変ですから、割り切って良かったでしょう。
そして対岸を下流側にしばらく進んで車道に出られるところに出ますが、尾根の尻のところに見えた吊り橋が気になったので、札掛森の家方面にまで進んで確認することにしました。
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そして対岸を下流側にしばらく進んで車道に出られるところに出ますが、尾根の尻のところに見えた吊り橋が気になったので、札掛森の家方面にまで進んで確認することにしました。
札掛森の家の建物の脇にある吊り橋に乗って途中まで渡ってみます。ここは県道70号と札掛森の家のところを結んでいるので、尾根から下って藤熊川を渡渉して県道川に出られたら、この吊り橋を使って戻れることになります。
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札掛森の家の建物の脇にある吊り橋に乗って途中まで渡ってみます。ここは県道70号と札掛森の家のところを結んでいるので、尾根から下って藤熊川を渡渉して県道川に出られたら、この吊り橋を使って戻れることになります。
そしてこれが吊り橋の上から見たヨモギ尾根の尻(中央)と左側の藤熊川と右のタライゴヤ沢。どちらも水の勢いが強く、濡れずに渡渉できるところはありませんでした。それにしてもヨモギ尾根は踏み跡もしっかりしていて、下りで支尾根に注意すれば本当に歩きやすい道でした。ただし、尾根の末端と渡渉だけは問題で、これが最大の難関でした。
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そしてこれが吊り橋の上から見たヨモギ尾根の尻(中央)と左側の藤熊川と右のタライゴヤ沢。どちらも水の勢いが強く、濡れずに渡渉できるところはありませんでした。それにしてもヨモギ尾根は踏み跡もしっかりしていて、下りで支尾根に注意すれば本当に歩きやすい道でした。ただし、尾根の末端と渡渉だけは問題で、これが最大の難関でした。
車に戻ったのは午後4時38分。さすがに平日だけに、このまま県道を名古木に抜けると、国道246号線が秦野も伊勢原も愛甲石田も厚木から大和までも渋滞だらけになるので、ここは宮ヶ瀬に北上して、来週の山歩きのために早戸川林道のゲートが冬季封鎖から開放されたかどうかを確認しに行ってからゆっくり帰りました。かつてはしっかりしたハイキングコースだった境沢ルートが、荒れるに任せて難路に成り果てているのに対し、バリエーションルートのヨモギ尾根があんなに歩きやすいなんて、何か立場が逆転しているみたいで面白いものです。道具や機械もそうですが、道もまた使われなくなるとダメになるのも早いものですね。人の体もまた然りですから、なるべく毎週1回は山歩きをして行きたいですね。
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車に戻ったのは午後4時38分。さすがに平日だけに、このまま県道を名古木に抜けると、国道246号線が秦野も伊勢原も愛甲石田も厚木から大和までも渋滞だらけになるので、ここは宮ヶ瀬に北上して、来週の山歩きのために早戸川林道のゲートが冬季封鎖から開放されたかどうかを確認しに行ってからゆっくり帰りました。かつてはしっかりしたハイキングコースだった境沢ルートが、荒れるに任せて難路に成り果てているのに対し、バリエーションルートのヨモギ尾根があんなに歩きやすいなんて、何か立場が逆転しているみたいで面白いものです。道具や機械もそうですが、道もまた使われなくなるとダメになるのも早いものですね。人の体もまた然りですから、なるべく毎週1回は山歩きをして行きたいですね。
トプさんお疲れ様でした!
境沢ルート面白そうですね、ちょっと気になっていたので参考にさせてもらいます。
ヨモギ尾根は最近使いました!たしかにバリルートとは思えないぐらい歩きやすかったです(^.^)
youさん、こんにちは!
境沢ルートは今のうちかもしれませんね。
ルートの消失がところどころ出てきますが、かすかに見られる道の痕跡やリボンが頼りですね。
下りでは道が分からなくなるところが結構ありそうですから、やはり登りで利用されると良いでしょうね。
ここを使えばヨモギ尾根でも長尾尾根でも併用して一周コースが組めるのは助かりますよね。
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