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Yamareco

記録ID: 111153
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積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

残雪期の八ヶ岳-硫黄岳(2760m)

2011年05月14日(土) [日帰り]
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gucci1212 その他1人
GPS
09:08
距離
13.0km
登り
1,140m
下り
1,151m

コースタイム

桜平駐車場 7:20
夏沢鉱泉  8:00
オーレン小屋 9:10
         9:25
夏沢峠    10:00
         10:15
硫黄岳山頂  11:35
         11:50
赤岩の頭   12:20
峰の松目分岐 13:20
オーレン小屋 14:20
         15:10
桜平駐車場  16:30
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桜平駐車場(無料)30台くらい停められる
登山口から少し行ったところに仮設トイレあり
赤岩の頭からの硫黄岳。白い残雪が砂浜のよう。
2011年05月14日 12:20撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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5/14 12:20
赤岩の頭からの硫黄岳。白い残雪が砂浜のよう。
桜平の駐車場。
2011年05月14日 07:24撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/14 7:24
桜平の駐車場。
朝の木漏れ日。苔の緑がきれい。
2011年05月14日 07:45撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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朝の木漏れ日。苔の緑がきれい。
オーレン小屋へ続く道。朝は凍結してます。
2011年05月14日 08:45撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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オーレン小屋へ続く道。朝は凍結してます。
夏沢峠。硫黄岳が見えます。
2011年05月14日 10:04撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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夏沢峠。硫黄岳が見えます。
強風の中、稜線を進む。
2011年05月14日 11:04撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/14 11:04
強風の中、稜線を進む。
稜線上にはこんなケルンがたくさん。道に迷わなくていいです。
2011年05月14日 11:18撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/14 11:18
稜線上にはこんなケルンがたくさん。道に迷わなくていいです。
硫黄岳山頂。爆裂火口に落ちないように。
2011年05月14日 11:40撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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硫黄岳山頂。爆裂火口に落ちないように。
赤岳、横岳、阿弥陀岳。
2011年05月14日 11:54撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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赤岳、横岳、阿弥陀岳。
天狗岳
2011年05月14日 11:43撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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天狗岳
今度は赤岳に登るぞ〜
2011年05月14日 12:00撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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今度は赤岳に登るぞ〜
峰の松目へ続く道。いや、道はない。
2011年05月14日 13:05撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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峰の松目へ続く道。いや、道はない。
結局、峰の松目はあきらめ、オーレン小屋へ下りる。
2011年05月14日 13:44撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/14 13:44
結局、峰の松目はあきらめ、オーレン小屋へ下りる。
オーレン小屋のテント場は快適そう。
2011年05月14日 14:20撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
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オーレン小屋のテント場は快適そう。
カラマツの新芽。かわいい
2011年05月14日 16:19撮影 by  NIKON D5000, NIKON CORPORATION
5/14 16:19
カラマツの新芽。かわいい
撮影機器:

感想

突然決まった山行でした。
今週末はもともとゴルフの予定が入っていたのですが、6月に2回もコースに出ることになったので、予算の関係から、今月はキャンセル。ゴルフは休日に行くと、プレー費だけで15,000円ぐらいしちゃうからなぁ。
同じように一日遊ぶんだったら、山登りのほうが絶対に楽しい。
週末はのんびりしようかなぁと思っていたのですが、天気が良いことを知ってからは、またムズムズと。
木曜日にフォロワーさんに声をかけてみると、「行こう」ということで、トントン拍子で計画が進みました。

八ヶ岳の硫黄岳(2760m)。
もともと、3月に山仲間と雪の硫黄岳を登る予定だったのですが、地震の影響など、もろもろあって硫黄岳は中止に。
そんなわけで硫黄岳は行っておきたいなぁという気持ちが満々。
このときのプランでは美濃戸から入り、赤岳鉱泉泊まりで硫黄岳アタックの予定でした。
今回も土日泊まりを考えていましたが、夏沢鉱泉の麓との桜平駐車場まで車が入れる今の時期は日帰りピークハントも可能ということ。
よし、これで行こう!ということに。

このフォロワーさんとは3週連続で山に行ってます。
思えば、同じ人と3週間も連続で山に行くのは初めてですね。
よほど気が合うんでしょう。
花や植物に詳しい人と山に行くと、楽しみが広がります。
日帰りなのでものすごく朝早く。
2時過ぎに家を出て、3時にピックアップして、中央道を西へ。
ちょっと早く着きすぎそうだったので、SAで朝ごはんを食べながらのんびりと。
諏訪南ICで下りて、八ヶ岳方面へ。別荘地やゴルフ場(フォレストカントリークラブ)を抜けていきます。
桜平駐車場までダート道になるということは調べて知っていたのですが、かなり大変なダートです。
6km続きます。
かなり荒れていて、急勾配です。
大雨が降った後、路面がえぐれていたり、ぬかるみになっていたら危険でしょう。
新車を買ったばかりの人は、車に傷がつくことを覚悟で行きましょう。
この6km走るので、かなり喉が渇きました。
準備をして7時20分出発!

夏沢鉱泉までは広い車道。
朝の木漏れ日の中、苔の緑がきれい。
だんだんと遅めの春が近づいている感じですね。
まだ、暖かい感じです。
特に汗をかくこともなく夏沢鉱泉到着。
きれいな山小屋ですね。冬は宿泊客はここまで雪上車に乗せてもらえるということです。
雪上車にも乗ってみたい。

ちょっと休んでオーレン小屋に向かう登山道へ。
ここから路面に雪が現れてきます。
まだ朝が早いのでガチンガチンに凍結していて、ちょっと危険。
アイゼンを装着して、慎重に、慎重に。
ここをアイゼンなしですたすた歩く人もいて、なかなかすごい。
そんなわけで、気楽な感じでオーレン小屋到着。
ここからが本番です。

オーレン小屋から時計回りに硫黄岳山頂を巡って、ここに戻ってくる予定。
林の中はまだ雪が深く、ときどき足を踏み抜きそうになります。
30分ほどあるくと、夏沢峠到着!
いい景色!
硫黄岳の爆裂火口が目に飛び込んできます。
天気もいいし、いよいよやる気が出てきますが、風が強まってきて寒い。
いろいろ着込みます。

山頂に向かって、雪の残る急斜面を登り、稜線に出ると…、そこはすさまじい強風でした。
ニット帽が吹き飛ばされそうになるくらい。
あわててフェイスマスクをかぶる。
足元は岩場で、安定が悪く、気が休まりません。
稜線上はもう雪は残っていないのですが、ここに中途半端に積雪していたり、凍っていて、アイゼンをつけて登っていたら、かなり怖いだろう。

強風の中じわじわと標高を上げていく。
山頂は見えているのだけれど、風が強くてなかなか前に進めない…
片足を上げて前へ踏み出そうとしたときに突風が来ると、体がふらつくので、風を読みながら、風が止まった隙に進捗を稼ぐ作戦。
それにしても寒い。
冬山装備を持ってきておいてよかった。

夏沢峠から1時間半かけて山頂に到着。
※標準コースタイムでは1時間の距離なので、1.5倍かかりました。
山頂はとても広い!
360度の眺望です。

南側には横岳や赤岳、遠くには南アルプスが。
北側には猫の耳みたいな天狗岳やその奥に蓼科が。
そして、東側には爆裂火口の断崖絶壁があります。
ホワイトアウトすると確かに危険ですね。
うっかりしていると、方向を見失いそう。
晴れていても、下り道がどこかはっきり分かりませんでした。
山頂はなんせ風が強いので、ご飯は後にして下山することに。

急な岩場をぐんぐん下って行きます。
左手には硫黄岳と横岳を結ぶ優雅な稜線や、雄大な赤岳、阿弥陀岳を眺めながらとても贅沢な気分。
2年前、網笠山からの南八ヶ岳縦走を悪天候のため撤退しているので、そのリベンジを早めに果たしたいね。
やがて、オーレン小屋、赤岳鉱泉との分岐点である「赤岩の頭」に出ます。
ここから見上げる硫黄岳もきれい。
白い残雪と相まって、砂浜の上にいるようです。
ちょっと見下ろすと、赤岳鉱泉が見えます。
本来、こっちから登ろうと考えていたのですが、かなり急に見えます。
しかも踏み後がありません。
まぁ、雪の融け出すこの時期はこのルートは難しいのかも。
積雪してくれていたほうが登りやすいんだろうね。きっと。

さてどうしようかねぇ?とちょっと協議。
ここでご飯を食べるにもまだ寒いし、ここから直接オーレン小屋に戻ってもいいし、まだ体力的に余裕があるから峰の松目を目指してもいいし。
ということで、峰の松目を目指すことに。
ところが、このルート、人が立ち入った形跡なし。
そして林の中は雪が深い。
ピンクのリボンを頼りに道を切り開いていきます。

でも、踏み固められていないので、ときどき足がズボッとはまり、そこから復帰するのにも体力を使います。
なんとか道を間違えずに峰の松目の麓に到着。
ちょっと登ってみて無理そうだったらあきらめよう、ということで、登り始めたのですが、斜度が急で、雪も深く、足がはまって前に進めなさそう。
ということで、峰の松目の登頂はあきらめることにしました。
雪がなかったら余裕だったのになぁ。
そのまま雪の深い斜面を一気に下ってオーレン小屋へ。
やっとお昼ご飯にありつきました。すでに14時過ぎ。

お昼ごはんを食べてまったりムード。
まぁ、ここまでくれば、駐車場まではゆったりと下るだけなので。
もう昼過ぎで雪や氷も融けているだろうし。
オーレン小屋のテント場はなかなか快適そう。
大きなすのこみたいなものがあるんです。
で、このすのこの上にテントを建てられるわけ。
テントマットが要らないね。雨が降っても快適そう。

やっぱり八ヶ岳の山小屋はどこもきれい。
トイレも下界のものと変わりません。
ご飯もおいしいって言うしね。
ただ、ちょっと高いのが難点。
今度はテントを担いで来たいね。
先週は花のカラフルな色を楽しんだのですが、この時期の八ヶ岳はまだ冬モード。
標高の低いところでは新緑がきれいです。
カラマツの新芽はなかなかかわいい。ここからあのトゲトゲの葉っぱが広がっていくんだね。

帰りは原村の「もみの湯」へ。
この温泉ですが、露天風呂があって、17時以降は300円はちょっとお得です。
近くの野菜売り場で山菜をいっぱい仕入れました。
山菜のレポートはまた後ほど。

突発的に企画したけれど、充実した山行でした〜

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