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Yamareco

記録ID: 111171
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トレイルラン
富士・御坂

道志村トレイルレース2011 ロング:諦めないでよかった8時間40分

2011年05月15日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
40.7km
登り
2,908m
下り
2,915m

コースタイム

行動時間:8時間40分
7:00 道志中出発 → 8:15 菜畑山 → 10:26 御正体山 → 11:22 第一関門(山伏峠) 12:03 → 13:11 菰釣山
→ 13:47 第二関門(道志道の駅) → 14:34 鳥ノ胸山 → 15:41 道志中帰着
備考:第一関門(山伏峠)で40分のハンガーノック大休憩。実際のコースは41.3kmあります。また、累積標高差(上り)も3,400m程あります。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 マイカーで道志まで移動、指定大駐車場に駐車。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所特になし。
トレイルランニングレースですので、終盤まで大勢が列を成してのレースでした。
菰釣山以降ようやく散らばり始めます。

それにしても、この大会キツいですね!前回もロングの完走率は60%程度でした。

優勝は、昨年北丹沢を制した静岡県掛川の近藤さんの様です。

<大会条件>
・ロングコース:総距離41.3km、制限時間10時間、午前7時スタート
        〈第1関門〉山伏峠(制限時間:5時間)、〈第2関門〉道志村道の駅(制限時間:7時間30分)
・ハーフコース:総距離20.2km、制限時間6時間、午前7時スタート

<大会結果>
・ロングコース(41.3km):出走者708名 完走者434名 完走率61.3%
・ハーフコース(20.2km):出走者257名 完走者169名 完走率65.8%

大会要項(外部リンク):http://www.k-y-trail.com/doushi/index.html
大会前試走:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-109007.html
午前7時スタートですが、逆算すると相当の早出となります。上部の大駐車場に車を止めます。
2011年05月15日 05:59撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 5:59
午前7時スタートですが、逆算すると相当の早出となります。上部の大駐車場に車を止めます。
大駐車場からシャトルバスで道志中到着。少しずつ大会の緊張感があらわに。。。
2011年05月15日 06:13撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 6:13
大駐車場からシャトルバスで道志中到着。少しずつ大会の緊張感があらわに。。。
道志中グラウンドでは早速みんなウォーミングアップに忙しいです。
2011年05月15日 06:19撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 6:19
道志中グラウンドでは早速みんなウォーミングアップに忙しいです。
スタートそしてゴール。。。果たして戻り着く事ができるのだろうか?
2011年05月15日 06:27撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 6:27
スタートそしてゴール。。。果たして戻り着く事ができるのだろうか?
炊き出しの大きな鍋です。
2011年05月15日 06:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 6:53
炊き出しの大きな鍋です。
お、福田六花さん。いつもの写真より少しばかり冴えない雰囲気でした。終始救命班として活躍いただきました。
2011年05月15日 06:44撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 6:44
お、福田六花さん。いつもの写真より少しばかり冴えない雰囲気でした。終始救命班として活躍いただきました。
お、またまた。有名な望月選手ではないですか。思ったより小柄でした。
2011年05月15日 06:45撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 6:45
お、またまた。有名な望月選手ではないですか。思ったより小柄でした。
スタート前に望月選手に言葉をいただきます。
2011年05月15日 06:49撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 6:49
スタート前に望月選手に言葉をいただきます。
さて、スタートです。轟音と共にすし詰めでスタートします。
2011年05月15日 06:53撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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5/15 6:53
さて、スタートです。轟音と共にすし詰めでスタートします。
早速、もの凄い行列!
2011年05月15日 07:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 7:17
早速、もの凄い行列!
行列は長らく続きます。
2011年05月15日 07:22撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 7:22
行列は長らく続きます。
急登をへてようやくブドウ岩の頭に。
2011年05月15日 07:55撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 7:55
急登をへてようやくブドウ岩の頭に。
それでも行列は続きます。
2011年05月15日 08:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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5/15 8:02
それでも行列は続きます。
ガンバx2で、何とか菜畑山到着。でも、1時間で到着できませんでした。
2011年05月15日 08:15撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 8:15
ガンバx2で、何とか菜畑山到着。でも、1時間で到着できませんでした。
更に今倉山です。ここから一気に下ります。
2011年05月15日 08:54撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 8:54
更に今倉山です。ここから一気に下ります。
今倉山を下った道坂峠で給水します。コップ一杯なりぃ〜!
2011年05月15日 09:04撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 9:04
今倉山を下った道坂峠で給水します。コップ一杯なりぃ〜!
皆精力的です。キツいっすね。
2011年05月15日 09:13撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 9:13
皆精力的です。キツいっすね。
御正体山への上がりが始まる前辺りでチェックポイント。しかしエイドなし。休憩用のシートのみ。
2011年05月15日 09:56撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 9:56
御正体山への上がりが始まる前辺りでチェックポイント。しかしエイドなし。休憩用のシートのみ。
チェックポイント先にはこんなスローガンが!ホントキツっ!
2011年05月15日 09:57撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
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5/15 9:57
チェックポイント先にはこんなスローガンが!ホントキツっ!
御正体山直下九合目。息があがります。
2011年05月15日 10:18撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 10:18
御正体山直下九合目。息があがります。
お、御正体山山頂はもうすぐ!試走で懐かしい場所です。
2011年05月15日 10:25撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 10:25
お、御正体山山頂はもうすぐ!試走で懐かしい場所です。
御正体山山頂到着。でも、ここから勢い良く下る脚が残ってません。
2011年05月15日 10:26撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 10:26
御正体山山頂到着。でも、ここから勢い良く下る脚が残ってません。
大勢に追い抜かれながら何とか急坂を下りきります。完全な下りではなく途中のちょっとした上りがこたえます。
2011年05月15日 11:05撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 11:05
大勢に追い抜かれながら何とか急坂を下りきります。完全な下りではなく途中のちょっとした上りがこたえます。
富士山の景色も気休めにはなりませんでした。
2011年05月15日 11:05撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 11:05
富士山の景色も気休めにはなりませんでした。
そして、山伏峠への稜線分岐。
2011年05月15日 11:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 11:12
そして、山伏峠への稜線分岐。
山伏峠までの何人にも追い抜かれました。あげくの果てにハンガーノック。もう、これは終わったなという瞬間でした。
2011年05月15日 11:22撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 11:22
山伏峠までの何人にも追い抜かれました。あげくの果てにハンガーノック。もう、これは終わったなという瞬間でした。
第一関門は素晴らしくエイドに恵まれてました。別天地でした。
2011年05月15日 11:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 11:24
第一関門は素晴らしくエイドに恵まれてました。別天地でした。
福田六花さんもいました。福田さんは、その後第二関門にも移動されてました。
2011年05月15日 11:26撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 11:26
福田六花さんもいました。福田さんは、その後第二関門にも移動されてました。
バナナ、岩塩、チョコレート、水がみんな自由でした。筋肉冷却用スプレーもかけてもらいました。
2011年05月15日 11:36撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 11:36
バナナ、岩塩、チョコレート、水がみんな自由でした。筋肉冷却用スプレーもかけてもらいました。
棄権する予定でしたの門限の五時間までダラダラしてました。門限になると手間の棒でふさいで皆足切りされてました。
2011年05月15日 12:02撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 12:02
棄権する予定でしたの門限の五時間までダラダラしてました。門限になると手間の棒でふさいで皆足切りされてました。
気持ちを持ち直し急遽再出発を決意!
2011年05月15日 12:05撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 12:05
気持ちを持ち直し急遽再出発を決意!
実はみんな大変だったんですね。自分だけではなかったようです。
2011年05月15日 12:06撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 12:06
実はみんな大変だったんですね。自分だけではなかったようです。
さて、菰釣山をめざし気持ちを入れ替え最初からです。
2011年05月15日 12:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 12:12
さて、菰釣山をめざし気持ちを入れ替え最初からです。
後半になるとちょっとした上り返しポイントポイントでみんな休みだします。自分自身が行けそうだと感じ始めます。
2011年05月15日 12:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 12:24
後半になるとちょっとした上り返しポイントポイントでみんな休みだします。自分自身が行けそうだと感じ始めます。
お、この方ランナーズでトレイランを紹介していた人ですね。UTMBのゼッケンがついてました。抜きます。
2011年05月15日 12:25撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
1
5/15 12:25
お、この方ランナーズでトレイランを紹介していた人ですね。UTMBのゼッケンがついてました。抜きます。
こんな下りもありました。とにかく、40分も休んだのだから皆よりパワー回復してます。早さを感じました。
2011年05月15日 12:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 12:30
こんな下りもありました。とにかく、40分も休んだのだから皆よりパワー回復してます。早さを感じました。
進めば進むほど、みんな休み出してます。前半と大違いです。
2011年05月15日 12:51撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 12:51
進めば進むほど、みんな休み出してます。前半と大違いです。
時折見える富士山を楽しむ余裕も出てきました。
2011年05月15日 13:11撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:11
時折見える富士山を楽しむ余裕も出てきました。
菰釣山山頂。みんな激休み状態。ここはチャンスとばかり先を急ぎます。
2011年05月15日 13:12撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:12
菰釣山山頂。みんな激休み状態。ここはチャンスとばかり先を急ぎます。
お、これが菰釣山避難小屋か、お初にお目にかかります。
2011年05月15日 13:17撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:17
お、これが菰釣山避難小屋か、お初にお目にかかります。
菰釣山の先は下りになります。ガンバガンバ!元気あります。
2011年05月15日 13:21撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:21
菰釣山の先は下りになります。ガンバガンバ!元気あります。
うぉ、川沿いのトレイルで転倒か。救護班に付き添われてました。腕が血だらけでした。
2011年05月15日 13:24撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:24
うぉ、川沿いのトレイルで転倒か。救護班に付き添われてました。腕が血だらけでした。
山の下りが終わると暑さが出てきます。林道です。ペース良く先行者を抜いていきます。
2011年05月15日 13:26撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:26
山の下りが終わると暑さが出てきます。林道です。ペース良く先行者を抜いていきます。
お、道の駅です。順調です。途中、一緒に並走した女性とも話しながら楽しく走りました。
2011年05月15日 13:46撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:46
お、道の駅です。順調です。途中、一緒に並走した女性とも話しながら楽しく走りました。
道の駅近くに第二関門があります。
2011年05月15日 13:47撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:47
道の駅近くに第二関門があります。
第二関門は水とチョコレートだけでしたので、すぐ通過。ここから鳥ノ胸山への最後の勝負が始まります。
2011年05月15日 13:49撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:49
第二関門は水とチョコレートだけでしたので、すぐ通過。ここから鳥ノ胸山への最後の勝負が始まります。
最初はこんな舗装道。
2011年05月15日 13:50撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:50
最初はこんな舗装道。
それが少しずつ林道化しトレイルに入っていきます。
2011年05月15日 13:58撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 13:58
それが少しずつ林道化しトレイルに入っていきます。
鳥ノ胸山以降、歩き者続出です。
2011年05月15日 14:05撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 14:05
鳥ノ胸山以降、歩き者続出です。
最初は調子良かったですが、上に行けば行くほど傾斜が増します。キツっ!
2011年05月15日 14:21撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 14:21
最初は調子良かったですが、上に行けば行くほど傾斜が増します。キツっ!
脚が終わり始めた頃、ようやく鳥ノ胸山山頂到着。
2011年05月15日 14:34撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 14:34
脚が終わり始めた頃、ようやく鳥ノ胸山山頂到着。
しかし、アップダウン続きます。この辺で脚が終わります。歩きが増え抜かれます。ここは雑木ノ頭かな?
2011年05月15日 14:45撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 14:45
しかし、アップダウン続きます。この辺で脚が終わります。歩きが増え抜かれます。ここは雑木ノ頭かな?
何とか山を下り林道です。
2011年05月15日 14:59撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 14:59
何とか山を下り林道です。
みんな疲れてます。ガンバでゆっくりながら何とか走ります。
2011年05月15日 15:01撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:01
みんな疲れてます。ガンバでゆっくりながら何とか走ります。
またハンガーノック気味です。途中、水を戴きます。休んでいる間抜かれましたが何のその。とにかく自分との勝負で完走することだけです。
2011年05月15日 15:26撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:26
またハンガーノック気味です。途中、水を戴きます。休んでいる間抜かれましたが何のその。とにかく自分との勝負で完走することだけです。
朝の大駐車場の脇左奥から出てきます。
2011年05月15日 15:30撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:30
朝の大駐車場の脇左奥から出てきます。
道志の湯のとなりを通ります。ランを終えた人達から掛け声いただき最後のガンバです。とにかく最後が長ぃ〜!
2011年05月15日 15:34撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:34
道志の湯のとなりを通ります。ランを終えた人達から掛け声いただき最後のガンバです。とにかく最後が長ぃ〜!
辛い下りを何とか抜けます。ついに「残り1km」の表示を通過します。
2011年05月15日 15:35撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:35
辛い下りを何とか抜けます。ついに「残り1km」の表示を通過します。
やっとです。ゴール到着。大声で「やったぞ!」と声を上げてしまいました。名前も呼んでいただき感激の瞬間でした。
2011年05月15日 15:41撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:41
やっとです。ゴール到着。大声で「やったぞ!」と声を上げてしまいました。名前も呼んでいただき感激の瞬間でした。
参考:レース実行委員会配布のコースマップ
参考:レース実行委員会配布のコースマップ
おまけ:ロングの上位者です。
2011年05月15日 15:44撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:44
おまけ:ロングの上位者です。
おまけ:ゴール後に戴いた道志うどんです。前出の鍋で調理いただいたものだと思います。これだけ走った直後に食するのもガッツいります。
2011年05月15日 15:45撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:45
おまけ:ゴール後に戴いた道志うどんです。前出の鍋で調理いただいたものだと思います。これだけ走った直後に食するのもガッツいります。
おまけ:うまく撮れてませんがママさんスーパーアスリートの間瀬さんです。Myアイドルです。ツーショット忘れた!
2011年05月15日 15:52撮影 by  DMC-FX37, Panasonic
5/15 15:52
おまけ:うまく撮れてませんがママさんスーパーアスリートの間瀬さんです。Myアイドルです。ツーショット忘れた!

感想

もともと、第一関門で棄権(リタイヤ)する予定でした。
道志村トレイルレースは楽しみにしていた反面、心の準備ができていなかったり、また当日の長蛇の列などで気乗りしない部分が多かったです。

第一関門のターゲットは4時間30分に対し4時間22分弱で到着しました(門限は五時間)。
予定より早かったです。しかし、第一関門到着時には既に脚が終わっており、またハンガーノック気味で辛かったです。
それで棄権を考えました。

しかし、話が一変します。
関門制限時間が5時間でしたが、ちょうどその瞬間を目の当たりにした時、
給水所のオネエ(名物女将さん)が足切りを受けた選手に「この悔しさを忘れるなぁ〜!」と叫び声を上げました。
(この女将さん、関門では終始大きな声で選手にカツを入れてくれてました。ゴール数十m手前でも元気一杯の声援をいただきました。)
元々、棄権する予定だったので第一関門に入り浸ってましたが、これが自分の心に火をつけるキッカケになりました。
制限時間越えで引き続き多くのランナーがその後も足切りを受けてます。
仕切り棒の反対側ではリタイヤ、かたやもう反対側では補給受けながら次を目指そうと休憩する選手。
それは、天国と地獄を表している様でした。
その瞬間、自分は何をやっているだろうと思いました。自分にはチャンスが与えられている。自分はやれる限りは走らなければならないのだと。

ふっ切れました。
折りしも、第一関門で水、チョコレートやバナナをたくさん戴き、少しずつですが冷静に考えられる様になってました。
結果的に気持ちに火がついた時にはエネルギー満タンで復活していた訳です。
(自分の暴飲暴食もあったのか、第一関門はその後水不足に陥った様でした)

第一関門を出発したのは昼過ぎ。それから怒濤の追い上げが始まりました。
エネルギー充電満タンのおかげで、これでもかと言うほどたくさんの人を追い抜かせていただきました。
  (実際には人を抜き順位を意識したり、タイムに縛られのではなく、ただ自分の持てるチカラの中でひたすら走ることだけ考えてました。
   あわよくば、一旦は挫折した気持ちに打ち勝ってゴールにたどり着く事だけ考えました。この姿勢で臨んだのが良かったです。)
何にもとらわれず、快晴の中を駆け抜けた道の駅までの道のりはこれまでに味わったことが無いくらい楽しかったです。
不純物なく、ただ遊び心に満たされながら心おきなく山ランを楽しみました。
下りでは勢い良く雄たけびを上げたり、並走した女性ランナーと話したり、沿道の声援に大きな声で応えてみたりと。

第二関門から鳥ノ胸山はヤマバです。これでもかという程詰め込まれてお腹一杯になった後の最後のデザート。
これ抜きに道志村トレイルレースは語れません。
幸い、第二関門に到着した時点では自分の脚はまだ少し残ってました。
しかし、山本健一選手さへ「ヤバイ!」というだけあって、その後の鳥ノ胸山山頂への道のりは過酷でした。山頂直下の上りは非常に急でした。
大会序盤のブドウ岩の頭への上りよりも急だと思います。

何とか山を下り、林道そして舗装道にたどり着いた時は、もうアップアップで再びシャリバテ気味でした。
しかし、ゴールにたどり着いた瞬間、走り終えたぞという気持ちから「ヤッタぞ!」と思わず声を大にして叫んでしまいました。
(ゴールした際に、ゼッケン番号・名前・タイムをアナウンスしてもらったのも心に響きました)
折れた心を克服して成し遂げた瞬間でした。

第一関門で40分も時間をロスしましたが、実はあれがあったから今回完走できたと思ってます。
目標9時間で結果的には予定通りでしたが、自分の心の中では山アリ谷アリの長い長い旅でした。

先週の左肩の脱臼でブルーでしたが、今日は何だか心が救われた一日でした。

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コメント

完走、おめでとうございます!
ainuさん、今晩は。

僕もその前日に今月の山に登っていましたが、ainuさんのこのレコを読むと、凄いな〜と感心するばかりです。
でもainuさんの様な人が大勢いっしょに走っている姿って圧巻でしょうね

ところで優勝した近藤さんって、このコースをどれ位で走ったのですか?
2011/5/16 4:08
Futaroさん、おはようございます。
昨日は疲れました。腹筋から脚がスゴい筋肉痛です。
昨日は何とかやり遂げましたが、あのコースをまたやれと言われたらやっぱりスゴみます。

優勝した近藤さんは、このコースを五時間切りで走破してます。
五時間ですと恐らく前半の山伏峠まで3時間弱で、後半が2時間程度だろうと思います。

どうやったらそれが可能なのか、正直想像もつきません。
こちらは前半4時間でさへシャリバテを起こしているのに、トップはその時点でゴール寸前です。
とんでもない速さです。
(ところで写真最後の間瀬さんも過去2回の大会を優勝してますが、この方も6時間少々で走ってしまいます。見かけからは想像もできないです)
http://www.trailrunning-ohkoku.jp/face/2010/07/9.html
2011/5/16 5:28
間瀬ファミリー、正に理想的ですね。
ainuさん、こんにちは。

正に間瀬さんファミリーて理想的ですね 僕もファンになりました。
2011/5/16 13:19
お疲れ様でした!
無事、完走おめでとうございます。
いや〜毎週山走っている感じでしたので、楽々完走とおもいきや、山伏峠で棄権も考えていたとは、意外でした!また、後半のスピードアップは、やっぱり日頃の練習の成果がでたのではないでしょうか!
2011/5/16 19:43
araigengaさん、こんばんは。
いえいえ、最初と終盤は結構アップアップでしたよ。
正直、御正体山から第一関門までは、恥ずかしい気持ちで一杯になりながら、どうやって棄権を切り出せば良いか考えながら走ってました。

結果的に、その後に目にした他の選手たちを見て、その後ようやく「自分だけじゃなかったんだ」という事を初めて知りました。
(第一関門先の鉄塔周辺ではカナリの数の選手が横になってました。嫌だったんでしょうね、目につくところで倒れている姿を見せるのが。。。)

個人的には、第一関門で40分も道草食っていたことが、その後の気持ちの切り替え、原動力になったと思います。

このレースは、過酷すぎるので、最初の関門までは足切りされないようガンバって
その後は、制限時間と様子を見ながら走るほうがよいのかなぁと思いました。

ありがとうございます。
2011/5/16 19:54
Futaroさん、こんばんは。
間瀬さんとは、話をしてみたかったのですが、ちょっと気恥ずかしくて声もかけないまま帰ってしまいました。
(周りの方も気が付かないのか、声をかける人もなかったです。いつも深めに帽子をかぶる方ですのでこちらはすぐ分かりました)

少しでも早くゴールすれば「ゆっくり家族と過ごせるから」や「ゆっくりお風呂に入れるかなぁ」
なんて考えながら走ってブッチ切りで優勝するスーパーウーマンです。スゴイですね。

ゴール後こそエネルギー補給してもう少し冷静に考えられてれば。。。
2011/5/16 20:57
おつかれさまでした
道志、完走おめでとうございます!
私も来年こそは〜!!
2011/5/17 20:38
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