丹沢大山 子連れ登山 北尾根ルート
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 882m
- 下り
- 881m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北尾根は詳細な地図とコンパス推奨 |
写真
装備
個人装備 |
ランニングシューズ
|
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備考 | 水不足 |
感想
5月6日
大倉直近のキャンプ場、滝沢園に前日から乗り込み、ヤビツ峠から大山に登る計画を立てました。下山は北尾根経由の地獄沢谷着。人のいない北尾根で静かな山歩きをするのが目的ですが、小学校一年生6歳の息子Yと、同じクラスの友達Rちゃんを連れて行くため、ルートを完走出来るかは未知数で、最悪来た道を引き返すなどの臨機応変な対応を迫られること覚悟の上で入山を決行。8時前にキャンプ場を出発し、8時半にはヤビツ峠に着きました。
友達と一緒なので最初からテンション高めの子供たちを抑えつつ延々続く登りを行く。道端のあれこれに反応して歩みが進まないが、機嫌を損ねないよう妻Oと心を砕きながら子供たちを誘導してゆく。 いいペースで登って行くも500メートルの登りは過去最大で、疲れからかyがだらだらし始め、工程が押してしまうと危険なのでつい叱責気味になってしまう。yが拗ねて重い空気になってしまったころついに富士山を望む展望の良い場所に出た。それでもyの機嫌はなおらず、なだめながらあるいてゆくと程なくして山頂に到着。盛り上がるところのはずだがテンション低く、我々親としても子供のへの対応の塩梅に悩む。
山頂は予想通り非常に混雑していたが、一息つきたくて皆んなでフランクフルトソーセージを食べた。トイレに寄って双眼鏡で都心方面を眺めてみるも、特定できる場所は見つからず。早く静かな北尾根に入って昼食を取りたいので、早々に山頂を引き上げて、アンテナ塔の横から道をさがす。フェンスを脚立で超えるのも楽しく、Yも機嫌を取り直して歩き始めた。
多少の下りを経たのち、広々とした緩やかな尾根がはじまる。表尾根の眺望も良く、爽やかな天気で開放感が大変心地よい。そして何より他に人が誰もいないことに驚きつつ、このコースを独占できる贅沢感がたまらない。鹿よけのフェンスや作業用モノレールも気にならず、こんな近郊のメジャーな山で静かな原生林を味わえるとは予想外の嬉しさで、重たかった空気も吹っ飛ぶ。程なくして開けた場所で昼休憩。カップラーメンとおにぎりの昼食を摂る。日差しは暑いが風は冷たいので良い塩梅ですが、 風が強いので休憩はそこそこで切り上げました。
しばらく広くて緩やかな尾根歩き。動物の糞が周辺に見られるが、動物とは出会えず残念。この辺りはこのコースでも一番気持ちのいいところですが、モノレール分岐を過ぎたあたりから断続的に下りが始まる。誤算だったのはあまり整備されていない道なので、階段がなく乾いた土の坂道は滑りやすくて子供たちは転びまくってしまう。勾配のきつい坂道は危険なので気が抜けない。細く痩せた尾根は怖いようで尻餅をつきながら乗り越えてゆくが、順調だったペースも落ちて不安が募ってくる。西沢の頭を過ぎたあたりで水がつきた。この暑さも予想外だったのだが私の準備不足でした。子供二人は残り少ない水を分け合って飲み干す。水不足は危険ではあるが水のありがたみを知る機会ともなった。
急勾配と痩せ尾根の繰り返しで高度を下げてゆくが、不安からか道のりは遠く、なかなか次のポイントにたどり着かないような気がしてもどかしい。しかし子供たちは歩き方に慣れて来たようで、遊びながら歩くのでヒヤヒヤする。ミズヒの頭付近で初めて逆回りの単独行者とすれ違うが、北尾根ルートで出会ったのはたった一人だけでした。絶えずコンパスで方角をチェックしつつ進むが、道のはっきりしないバリエーションルートでは大変心強い。ようやく高圧線の鉄塔に到着して尾根歩きは終了。ブナの原生林から杉の森に下りてゆく。
そこからの下りも広々として良い道だったが、やはり急勾配は気が抜けないし、距離もまだまだ長い。子供たちは相変わらず転びまくるが全くめげず、むしろ足にきている妻を置いて私に着いてくる。眼下に車道を確認できるがなかなか近づいてこない。正直いつぐずり出すかと身構えていたが、その心配は杞憂に終わった。途中小さなピークがあるが元気に登ってくる姿に成長を実感して感慨深いものがありました。ようやく地獄沢橋に到着したのは15時半。達成感に包まれみんなでハイタッチ。予想以上に長い道のりだったが素晴らしいルートだった。感想を聞くと「いろんな意味で凄かった」とのこと。6歳児にはきつかったと思うが、やり遂げた充実感に満ち溢れ、(気のせいか)顔つきも頼もしくなったような気がしました。おしまい。
●追記
北尾根ルートに人が少ないのは交通の便が悪いということに尽きる。地獄沢橋からヤビツまでは基本歩くしかないのですが、子供を連れて延々車道を歩くのは無理と踏んでいたので、持参したランニングシューズに履き替え私一人で一路ヤビツに向かって走る。登山後のランニングはやはり無理があったのかやや膝を痛めたかも。無理は禁物。でもその価値あるルートではあった。16時にヤビツ着。速攻お迎えのために車を発進させたのであった。
⚫追記その2
今回導入した地図が良かった。
http://www.kibito.co.jp/tozan/03.html
バリエーションルート満載。
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