記録ID: 114548
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ハイキング
甲信越
秋葉街道小川路峠(1,642m)、曽山(1,600.3m)【伊那山地】
2011年06月04日(土) [日帰り]
JJ0JVL
- GPS
- 08:50
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,385m
- 下り
- 1,361m
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登山口(観音清水)<EL.990m>5:00---六番観音<EL.1165m>5:39---水飲み場<EL.1179m>5:55---汗馬沢<EL.1205m>6:35---堂屋敷<EL.1333m>7:06---火いる場<EL.1425m>7:24---曽山への分岐<EL.1628m>8:02
曽山への分岐<EL.1628m>8:05---赤石トンネル西口下降点<EL.1599m>8:30---曽山<EL.1600.3m>9:06
曽山<EL.1600.3m>9:30---赤石トンネル真上<EL.1545m>9:56---曽山への分岐<EL.1628m>10:19
曽山への分岐<EL.1628m>10:23---小川路峠<EL.1642m>10:38
小川路峠<EL.1642m>11:16----火いる場<EL.1425m>11:48---汗馬沢<EL.1205m>12:20---六番観音<EL.1165m>13:10---登山口(観音清水)13:41
曽山への分岐<EL.1628m>8:05---赤石トンネル西口下降点<EL.1599m>8:30---曽山<EL.1600.3m>9:06
曽山<EL.1600.3m>9:30---赤石トンネル真上<EL.1545m>9:56---曽山への分岐<EL.1628m>10:19
曽山への分岐<EL.1628m>10:23---小川路峠<EL.1642m>10:38
小川路峠<EL.1642m>11:16----火いる場<EL.1425m>11:48---汗馬沢<EL.1205m>12:20---六番観音<EL.1165m>13:10---登山口(観音清水)13:41
| 天候 | 晴、霞有り(視程10km以上) |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
:松川ICから26.3km 40分 鉄道利用:JR飯田線 伊那八幡駅下車 11.0kmタクシー16分 駐車場:「一番の観音様」周辺路肩等に10台位 ※ 今回は「一番の観音様」で駐車したが「八番の観音様」まで車は入れます。駐車台数は車道脇に5台位。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
小川路(おがわじ)峠まで33箇所に観音様があります。 ・買い物 登山口である上久堅に入るとコンビニがないので注意。 ・登山ポスト 無し ・トイレ 無し ・特に危険箇所はないが熊除け鈴は持参のこと。 ・登山口から小川路峠まで33箇所に観音様が建てられており当時の面影を残しています。 曽山へのルート ・笹に覆われ一部不明瞭な箇所、キレット箇所があるので注意。 |
写真
国道256号線(秋葉街道)
自動車道路は途中で無くなり、「幻の国道256号線」と呼ばれています。
自動車道路は途中で無くなり、「幻の国道256号線」と呼ばれています。
5:06 登山道入り口<EL.990m>
小学生が作成した案内標識。これが後生に残ることで文化になります。
小学生が作成した案内標識。これが後生に残ることで文化になります。
5:09<EL.994m> 防獣金網を開けて中に入ります。
ここを通らないと2番から4番の観音様にはお目に掛かることができません。
ここを通らないと2番から4番の観音様にはお目に掛かることができません。
5番観音には四阿(あずまや)があります。
景色が良く、ここでお弁当を広げるのも良いですね。ちょっとしたハイキングコースにお薦め。
景色が良く、ここでお弁当を広げるのも良いですね。ちょっとしたハイキングコースにお薦め。
5:47 8番観音手前の広場。<EL.1198m>もう少し上まで自動車で行けますが、道幅も狭くなり落石等が有るためここでの駐車をお薦めします。
・移動式トイレ有り。
・普通車5台位駐車可。
6/4 5:47
5:47 8番観音手前の広場。<EL.1198m>
もう少し上まで自動車で行けますが、道幅も狭くなり落石等が有るためここでの駐車をお薦めします。
・移動式トイレ有り。
・普通車5台位駐車可。
もう少し上まで自動車で行けますが、道幅も狭くなり落石等が有るためここでの駐車をお薦めします。
・移動式トイレ有り。
・普通車5台位駐車可。
6:00 10番観音<EL.1171m>
頭上にあるため見落としやすいので注意。
頭上にあるため見落としやすいので注意。
6:18 13番観音手前<EL.1216m>
さらに道が狭くなります。
さらに道が狭くなります。
6:32 板東三十三観音<EL.1212m>喬木村大和知(おおわち)氏乗(うじのり)の汗馬沢より登ってきた秋葉道の観音様。
本街道と彫刻が違っている。
6/4 6:32
6:32 板東三十三観音<EL.1212m>
喬木村大和知(おおわち)氏乗(うじのり)の汗馬沢より登ってきた秋葉道の観音様。
本街道と彫刻が違っている。
喬木村大和知(おおわち)氏乗(うじのり)の汗馬沢より登ってきた秋葉道の観音様。
本街道と彫刻が違っている。
6:33 「汗馬沢」着<EL.1205m>
炭焼き小屋跡の石垣が有り。
炭焼き小屋跡の石垣が有り。
「汗馬沢」とは
最盛期には4、5軒の茶屋が有り、戦後の昭和20年代まで人が住んでいた。
最盛期には4、5軒の茶屋が有り、戦後の昭和20年代まで人が住んでいた。
6:56<EL.1282m> 進行方向左側に沢水有り。
上り最後の水場。
上り最後の水場。
6:58 19番観音<EL.1292m>
ここより本格的な登りとなる。
まっすぐ行くと尾根道もあるが踏み跡程度。
ここより本格的な登りとなる。
まっすぐ行くと尾根道もあるが踏み跡程度。
7:03<EL.1316m> 「やまなし」の古木。
上を見ると山栗の木に「熊棚」有り。
上を見ると山栗の木に「熊棚」有り。
7:04 20番観音<EL.1322m>
石英と水晶の小石が置いてありました。(白い小石2個)
石英と水晶の小石が置いてありました。(白い小石2個)
7:07 「堂屋敷」着<EL.1345m>
宅地、耕作地の跡。
沢田一代宅が昭和11年まで郵便物の交換所として利用されていた。
宅地、耕作地の跡。
沢田一代宅が昭和11年まで郵便物の交換所として利用されていた。
7:08 「堂屋敷」<EL.1357m>
当時のものと思われる壊れた鉄鍋。
当時のものと思われる壊れた鉄鍋。
7:14 トリカブト<EL.1386m>
少し湿った所にあります。
少し湿った所にあります。
7:16<EL.1395m> 開けた場所より中央アルプスが展望できます。
右より空木岳(2864m)、赤椰岳(2798m)、南駒ヶ岳(2841m)、千涯嶺(2734m)、越百山(2613m)
7:25 「火いる場」到着<EL.1453m>
地名の由来は定かではない。
地名の由来は定かではない。
「火いる場」には天然カラマツの大木があります。明治35年生まれの祖父が大正時代、浜松市春野町「秋葉神社」へ小川路峠を越えてお参りに行ったという。同じカラマツを見ているだろう。
3
6/4 11:48
「火いる場」には天然カラマツの大木があります。
明治35年生まれの祖父が大正時代、浜松市春野町「秋葉神社」へ小川路峠を越えてお参りに行ったという。同じカラマツを見ているだろう。
明治35年生まれの祖父が大正時代、浜松市春野町「秋葉神社」へ小川路峠を越えてお参りに行ったという。同じカラマツを見ているだろう。
7:28 24番観音<EL.1450m>
石段があるため、当時は祠があっただろう。
石段があるため、当時は祠があっただろう。
7:40 展望地到着<EL.1535m>北北西方向に5月21日に登った「鬼ヶ城山(おにがじょうやま)1,482.5m」が見え、
この急坂をよく登ったと改めて思います。
1
6/4 7:40
7:40 展望地到着<EL.1535m>
北北西方向に5月21日に登った「鬼ヶ城山(おにがじょうやま)1,482.5m」が見え、
この急坂をよく登ったと改めて思います。
北北西方向に5月21日に登った「鬼ヶ城山(おにがじょうやま)1,482.5m」が見え、
この急坂をよく登ったと改めて思います。
中央アルプスと天龍川が展望できます。
秋、視界が良いときに登りたいものです。
秋、視界が良いときに登りたいものです。
「姫の隠れ岩」の崩壊地。
木道がなっかた頃は渡るのに危険だっただろう。
足下から100m位崩壊している。
木道がなっかた頃は渡るのに危険だっただろう。
足下から100m位崩壊している。
7:55 28観音<EL.1604m>
崩落地を渡った場所にあります。
崩落地を渡った場所にあります。
7:57 展望地<EL.1605m>
南方向に飯田市米川の集落が見えます。
南方向に飯田市米川の集落が見えます。
8:01 29観音<EL.1632m>
怒った顔がある三面の観音様です。
怒った顔がある三面の観音様です。
8:03 「曽山」との分岐点<EL.1630m>
進行方向左の「喬木村」の表示が「曽山」のコースです。
進行方向左の「喬木村」の表示が「曽山」のコースです。
8:09 「曽山」のコース。
いきなり、崩落地を渡って行きます。
いきなり、崩落地を渡って行きます。
8:23 登山道の様子<EL.1578m>
旧街道の面影があります。
旧街道の面影があります。
8:30<EL.1597m> 赤石トンネル西側(喬木村方面)への下降点。
地図では尾根を降りる様子。
地図では尾根を降りる様子。
8:39<EL.1576m>
道が分かりにくい所には赤のリボンテープで標示して行く。
道が分かりにくい所には赤のリボンテープで標示して行く。
9:10 「曽山」着<EL.1600.3m>
アップダウンを繰り返しながら約1時間で到着。
三等三角点。気温15℃
アップダウンを繰り返しながら約1時間で到着。
三等三角点。気温15℃
「曽山」頂上の全景。
標識を整理したものです。
特に生木に釘を打ち付けてある看板には疑問を感じます。
標識を整理したものです。
特に生木に釘を打ち付けてある看板には疑問を感じます。
9:30 記念写真を撮り曽山分岐へ移動開始。
サングラスを外すと年相応のおじさんです。現在51歳。
サングラスを外すと年相応のおじさんです。現在51歳。
10:25 30観音<EL.1645m>
曽山への分岐<EL.1628m>10:19
曽山への分岐<EL.1628m>10:19
伊那谷方面(西側)を望む。
大気が澄んでいれば飯田方面が展望できるだろう。
大気が澄んでいれば飯田方面が展望できるだろう。
33番観音様と記念写真。
抱えているのは丸太の木を割った看板です。
抱えているのは丸太の木を割った看板です。
撮影機器：
感想
初めての登頂です。このようなコースは「地下足袋」が向いていると思われます。
小川路(おがわじ)峠は飯田より伊那山地を越えて遠山郷・上村へ通じる昭和20年代までの物流の主要道路�狃�葉街道�瓩砲△詁修任后�
「幻の国道256号線」といわる秋葉街道(飯田市上久堅〜飯田市上村)は、元は1969年政令により改正された国道152号で飯田市を起点とし、現在の国道256号(途中不通区間あり)のルートを通って下伊那郡上村に至っていました。1993年4月1日、国道256号茅野市から下伊那郡上村と、国道152号飯田市から下伊那郡上村を交換するかたちで現在のルートとなっています。
現在は不通区間として断絶していますが、かつては信州と遠州を結び、生活物資輸送や信仰などの目的で栄えました。また、養蚕や炭焼きなどの産業が盛んな時代には、小川路峠を巡る街道筋に茶屋や宿屋なども建ち並び、1日100頭の牛馬が通行したそうです。
この街道は室町時代から有り、武田信玄が遠州攻めのために大島城(現松川町)を出て小川路峠を越えたといわれています。
各地点の状況については写真に記入しました。
大局的には、
・壱番観音〜6番観音 少し湿った坂道を登ります。
・6番観音〜13番観音 平坦な林道を上下しながら赤松地帯を歩きます。地質は花崗岩が風化したマサ土で松茸が採れそうな場所です。
・13番観音〜18番観音 道が狭くなり、緩い坂道で崩落箇所が現れます。通行には注意して下さい。
・18番観音〜30番観音 本格的な登りになります。木々の間からの展望で疲れもいやされます。
・30番観音〜33番観音 坂も緩くなり峠まで快適な道が続きます。
・小川路峠 斜面を上がった反射板より展望か良好。
・分岐〜曽山 分岐点より崩落地を進みますが、全体的には尾根から外れないように進みます。旧街道らしき踏み跡が残っています。
次は上村側より登り、金森山を往復したいものです。
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shibawannko さん
良いですねえ、こういう山行。
歴史ある古道歩きは当時の構造物等を探しながら歩くと面白いですね。
この地域は256号以外に、152号も中途半端になっている一方、突然山奥に高規格道路の474が出現したりと、一貫性が無いというか、無駄な投資が多いというか、不思議な道路が多いですね。
MATSUさんは何でも知っておられるのですね。
将来、日本の人口も減ると予想され、それに伴い車も減っていきます。これ以上「高規格道路」が必要か疑問に思います。
三遠南信自動車道「国道４７４号線」も「青崩れトンネル」で十分だと思います。(山）
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