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記録ID: 1173676
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トレイルラン
塩見・赤石・聖

通れるうちに行く大無間山(田代ルート)

2017年06月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
06:16
距離
17.5km
登り
2,298m
下り
2,284m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:49
休憩
0:28
合計
6:17
5:10
17
スタート地点
5:27
5:28
54
6:22
6:25
12
6:37
6:38
12
6:50
6:52
6
6:58
6:58
31
7:29
7:32
6
7:38
7:38
16
7:54
7:56
39
8:35
8:45
26
9:11
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17
9:28
9:28
7
9:35
9:35
28
10:03
10:04
5
10:09
10:10
10
10:20
10:20
14
10:34
10:38
36
11:14
11:14
13
11:27
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新東名高速新静岡ICから県道27、県道189、県道60の狭い悪路を継いで1時間半程掛かります。対向車が少なくヘッドライトで接近が分かる夜の方が走り易いです。落石が少ないので割と安全。
諏訪神社のすぐ前の駐車場に駐めましたが、県道沿いにもっとアクセスのいい駐車場があるのかも知れません。
コース状況/
危険箇所等
登山口から小無間小屋:概ね急な登り。
小無間小屋から小無間山:えげつない急な登降。
小無間山から大無間山:私レベルのランナー(但し体調がいい場合)でもほぼ全線走れるなだらかで柔らかいトレイル。但し倒木など障害物が多いです。
全体にトレースの薄い箇所が多く、複数走っているところもありますが、赤いリボンを追えば大丈夫です。
ロープはP3からP2への下り最下部1本と崩壊地の3本。いずれも私は利用しませんでしたが、崩壊地の1本はもう効いていない模様、2本は劣化はしているものの支点はしっかりしているよう。
崩壊地ですが、ナイフリッジは幅もあり、軽装のランナー基準かも知れませんが大したことないです。その上の岩場は、短いのですが、滑らかな砂岩の一枚岩に砂が乗り、滑り易く手掛かりも少ないので、細心の注意必要。
その他周辺情報 とにかく自宅からは遠い。
諏訪神社。出発時も帰着時も誰もいません。
諏訪神社。出発時も帰着時も誰もいません。
諏訪神社から「ノルディックコース」(表参道らしい)を100m程下ると登山口。
諏訪神社から「ノルディックコース」(表参道らしい)を100m程下ると登山口。
雷段。スタートから約300m高度を上げました。木に巻かれている青いテープは鹿の樹皮剥ぎ対策ですね。
雷段。スタートから約300m高度を上げました。木に巻かれている青いテープは鹿の樹皮剥ぎ対策ですね。
杉植林帯、檜植林帯を超えると自然林の森へ。
杉植林帯、檜植林帯を超えると自然林の森へ。
大井川鉄道?
小無間山小屋のあるP4から左手に見えるのは大無間山だそうです。あそこが目的地。
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小無間山小屋のあるP4から左手に見えるのは大無間山だそうです。あそこが目的地。
小無間山テントサイト。
小無間山テントサイト。
イワカガミ。ピンボケました。花はこれくらいしかありませんでした。
イワカガミ。ピンボケました。花はこれくらいしかありませんでした。
鋸歯の白い岩は砂岩。
鋸歯の白い岩は砂岩。
P1を降り始めると、見えてきました大崩壊地。
P1を降り始めると、見えてきました大崩壊地。
まず南側崩壊地を左手に見下ろしながら降ります。
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まず南側崩壊地を左手に見下ろしながら降ります。
鞍部に降りて北側崩壊地。
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鞍部に降りて北側崩壊地。
岩場取り付きから北側崩壊地。
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岩場取り付きから北側崩壊地。
見上げると迫力あります。
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見上げると迫力あります。
北方には(重なって見えますが)左青薙山、笊ヶ岳。
北方には(重なって見えますが)左青薙山、笊ヶ岳。
ナイフリッジは著しく不安定ということはなく、幅も十分。
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ナイフリッジは著しく不安定ということはなく、幅も十分。
最初の大きな岩が難所。ロープはそもそも手が届くところにありません。皆さん上部で使うのでしょうか。
最初の大きな岩が難所。ロープはそもそも手が届くところにありません。皆さん上部で使うのでしょうか。
ナイフリッジの上から、左。
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ナイフリッジの上から、左。
ガレ場を超えて振り返ります。
ガレ場を超えて振り返ります。
地層がよく見えます。白いのが砂岩、黒いのが泥岩だそうです。崩壊はフォッサマグナの直接的な活動ではなく、割れやすい泥岩の風化のためらしいです。
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地層がよく見えます。白いのが砂岩、黒いのが泥岩だそうです。崩壊はフォッサマグナの直接的な活動ではなく、割れやすい泥岩の風化のためらしいです。
小無間山到着。視界なし。下にあるのは、大井川鉄道によるプレート。
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小無間山到着。視界なし。下にあるのは、大井川鉄道によるプレート。
標識の多い山だ。
標識の多い山だ。
小無間山からは傾斜の緩い場所が増えます。
小無間山からは傾斜の緩い場所が増えます。
唐松谷ノ頭。崩壊地唐松薙の先に大無間山が見えます。
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唐松谷ノ頭。崩壊地唐松薙の先に大無間山が見えます。
中無間山頂。小無間からはこの分岐で大きく左に曲がります。大無間からだと見落とすリスクありそう。
中無間山頂。小無間からはこの分岐で大きく左に曲がります。大無間からだと見落とすリスクありそう。
北側が開けた箇所が2箇所あります。中央左右への稜線は光岳、イザルヶ岳、はるか後方に中央アルプス核心部を見ながら降りて易老岳、徐々に上がって仁田岳、茶臼岳、一番高いのが上河内岳。後ろの稜線が、上河内岳の左聖岳、右赤石岳、荒川岳、低く見えますが右端が間ノ岳から農鳥岳だと思われます。
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北側が開けた箇所が2箇所あります。中央左右への稜線は光岳、イザルヶ岳、はるか後方に中央アルプス核心部を見ながら降りて易老岳、徐々に上がって仁田岳、茶臼岳、一番高いのが上河内岳。後ろの稜線が、上河内岳の左聖岳、右赤石岳、荒川岳、低く見えますが右端が間ノ岳から農鳥岳だと思われます。
3000m群。
光岳の左の印象的な双耳峰は池口岳。中尾根山への稜線の後ろにちょっとだけ見えるのは恵那山と思われます。
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光岳の左の印象的な双耳峰は池口岳。中尾根山への稜線の後ろにちょっとだけ見えるのは恵那山と思われます。
寸又川を囲む山々。
寸又川を囲む山々。
山頂直下には戦中の42年に亡くなった方の慰霊プレート。東海パルプの社員さんですね。年間で最も暑い時期8月3日に低気圧による荒天下での凍死だそうです。合掌。
正)42年8月3日生、55年5月3日没でした。
山頂直下には戦中の42年に亡くなった方の慰霊プレート。東海パルプの社員さんですね。年間で最も暑い時期8月3日に低気圧による荒天下での凍死だそうです。合掌。
正)42年8月3日生、55年5月3日没でした。
分岐プレートを見ると間も無く、
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分岐プレートを見ると間も無く、
大無間山頂。
山頂標。
結構広い。視界のない山なので、昔は展望櫓があったそうです。
結構広い。視界のない山なので、昔は展望櫓があったそうです。
左はこちらも破線ルート三方嶺方面。右に帰ります。
左はこちらも破線ルート三方嶺方面。右に帰ります。
再び3000m群と椹島への深い谷。
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再び3000m群と椹島への深い谷。
中央アルプスをアップ。千畳敷カール白いですね。
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中央アルプスをアップ。千畳敷カール白いですね。
唐松谷ノ頭から小無間山方面。
唐松谷ノ頭から小無間山方面。
唐松薙。
小無間山から降りて再び崩壊地。
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小無間山から降りて再び崩壊地。
改めて見ると凄いなと。
改めて見ると凄いなと。
上からナイフリッジ。
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上からナイフリッジ。
わざわざナイフリッジから振り返ってとる難関部。この真ん中の岩が核心。
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わざわざナイフリッジから振り返ってとる難関部。この真ん中の岩が核心。
なかなか凄かった。
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なかなか凄かった。
あとは小無間山小屋までアップダウンの繰り返し。ピークのたびに一息。
あとは小無間山小屋までアップダウンの繰り返し。ピークのたびに一息。
再び砂岩の大岩群。凝灰岩ぽいところもあります。
再び砂岩の大岩群。凝灰岩ぽいところもあります。
唐松かな、の幼木群。
唐松かな、の幼木群。
植林帯に入る前は緑が気持ちよい。
植林帯に入る前は緑が気持ちよい。
田中さんありがとうございます。できればプレートが幾つあるかも教えて欲しい。本日の写真はこれが最後。
田中さんありがとうございます。できればプレートが幾つあるかも教えて欲しい。本日の写真はこれが最後。

装備

個人装備
バックパック サロモン XA ADVANCED SKIN12 アッパーシェル TNFインパルスジャケット(携行のみ) アッパー スキンズA200ロング ボトムス CW−Xレボリューション+TNFショーツ TNFバイザー+モンベルメッシュバイザー+モンベルネックゲイター グローブ 自衛隊迷彩 シューズ サロモンFELLRAISER ソックス Tabio5本指トレイル+DexShell防水(携行のみ) ポール BDウルトラディスタンス 水1.2L(▲1L) 携行食(クリフバー3(▲1) ショッツ2(▲1)+塩熱サプリ) ファーストエイドキット 携行トイレ2(▲1) iPhoneSE(Runmeter+Compass+GPS) ソニーDSC-HX30V 予備バッテリー日焼け止め パーフェクトポーション ボディスプレー 熊鈴
備考 小無間小屋から小無間山まではポールを使う余地なく、仕舞いっぱなし。

感想

崩壊地はいつまで持つか、数年後には通れなくなるのでは、と言われる大無間山田代ルートに行ってきました。
今年のサマーシーズンはまずこれをやっつけようと思ったものの、自宅から片道4時間のアクセスがこのところ深夜残業連発の私には厳しく、折角の空梅雨も家にとどまる日々を続けながら計画から1ヶ月経過して漸く実現。
久し振りのトレランということにしていますが、トレーニングできておらずスタミナも筋力も不足、未だ踵がフォアフットランニングを嫌う状態なので、実態は殆ど歩いているトレランスタイルのハイキングでした。
有名な大崩壊地は、危険箇所が意外に短く、ルートとしては若干拍子抜けな観もあったのですが、見て大迫力、間も無く通れなくなると言われているルートを通れて大満足。
全体に視野の開けない山でしたが、大無間山頂近くの数少ない北に開けた箇所では晴天下よく見え、ここも大満足。大崩壊地からは富士山が見えるらしいですが、東方は霞んで見えなかった点のみ残念。
小無間山より上に上がって来た入山者は私を含めて10人。最先行はトレランのソロの方。ペース自体も私より速かった模様。比較的早い段階で追い越したソロの男性1名が見えなかったので、大崩壊地前で引き返したか畑薙方面に向かったのでしょうか。

5時10分発、11時27分着。計画通り午前中には下山したものの、このクラスであれば6時間で楽に往復できるであろうところ、なだらかな山頂稜線も殆ど走れず歩き。それなりに速いのは得意&走力関係なしの急登降箇所で稼いでのコースタイムだと思いますが、この状況では30kmOverの日帰り山行はまだ厳しいかな。

翌日は天候が崩れる前に富士山行っておこうと思ったのですが、朝の水ヶ塚が寒かったので止めて帰りました。

グロスタイム 6時間17分
ネットタイム 5時間49分
距離: 17.49 km
登り: 2152 メートル
降り: 2115 メートル

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