ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 118376
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

朝日岳

2000年10月07日(土) 〜 2000年10月10日(火)
 - 拍手
hagure1945 その他7人
GPS
80:00
距離
35.6km
登り
3,052m
下り
3,006m

コースタイム

10/6 深夜郡山発
10/7泡滝ダム5:30-5:50 大鳥池8:10-9:20 以東岳13:00
10/8
以東小屋7:00 水場9:00-20 寒河江山10:20-30 竜門小屋11:30
10/9 
竜門小屋6:00 水場7:15 中岳8:00-15 大朝日岳8:40-9:00 二股11:30 朝日鉱泉13:20(宿泊)
10/10 郡山
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
泡滝ダムから2時間20分、大鳥池へ到着。東北の山深さを肌に感じる最初の経験だった。
東北の山深くして行き難し夢に思いし朝日飯豊と
朝日岳縦走すると聞き高速とばして仲間に加わる
奥山の小さき池にそよぐ風十月なれば朝に目覚める
泡滝ダムから2時間20分、大鳥池へ到着。東北の山深さを肌に感じる最初の経験だった。
東北の山深くして行き難し夢に思いし朝日飯豊と
朝日岳縦走すると聞き高速とばして仲間に加わる
奥山の小さき池にそよぐ風十月なれば朝に目覚める
今回の参加者のメンバーです。大鳥小屋によりました。
大鳥池、これから出発です。
今回の参加者のメンバーです。大鳥小屋によりました。
大鳥池、これから出発です。
三角峰への道。樹林帯の道だが
どこか雰囲気のやさしい稜線が広がる。
三角峰への道。樹林帯の道だが
どこか雰囲気のやさしい稜線が広がる。
三角峰、オツボ峰経由で以東岳に向かいます。
わたしは寝不足と靴がなじまないせいかピッチが上がらず、女性陣の後輩を歩くはめに。三角峰までは灌木体で樹林の中であったが、三角峰にでると後は

三角峰、オツボ峰経由で以東岳に向かいます。
わたしは寝不足と靴がなじまないせいかピッチが上がらず、女性陣の後輩を歩くはめに。三角峰までは灌木体で樹林の中であったが、三角峰にでると後は

千メートル森林限界下がり来て稜線歩き気分爽快
千メートル森林限界下がり来て稜線歩き気分爽快
山すでに秋の衣装に衣替え草紅葉の稜線歩む
山すでに秋の衣装に衣替え草紅葉の稜線歩む
高さはないのに樹林がないので、高山のように展望が開けて気持ちがいい。以東小屋が見える

みちのくの秋山しらぬ山人よ君は悲しい山人ならん
アルプスの夏山もよしさりながらみちのくの秋山さらによし
高さはないのに樹林がないので、高山のように展望が開けて気持ちがいい。以東小屋が見える

みちのくの秋山しらぬ山人よ君は悲しい山人ならん
アルプスの夏山もよしさりながらみちのくの秋山さらによし
以東岳山頂。私を誘ってくれたYさん。かなりの山女です。
昼過ぎに以東岳に着いたが、天気は曇り空であった。お蔭で日焼けせずにすむ。
東北の山は1500mが森林限界で、稜線は眺望がよく、まるでアルプスの稜線を歩く気分にさせる。
以東岳山頂。私を誘ってくれたYさん。かなりの山女です。
昼過ぎに以東岳に着いたが、天気は曇り空であった。お蔭で日焼けせずにすむ。
東北の山は1500mが森林限界で、稜線は眺望がよく、まるでアルプスの稜線を歩く気分にさせる。
以東岳山頂の私。まだ若い。以東岳は1771mあり、寒河江岳が1695m、竜門岳は1688m、西朝日岳が1814、朝日岳が1870mで、実は月山より低い。この稜線を歩く。山の山容は、飯豊に次いで朝日は大きい。
以東岳山頂の私。まだ若い。以東岳は1771mあり、寒河江岳が1695m、竜門岳は1688m、西朝日岳が1814、朝日岳が1870mで、実は月山より低い。この稜線を歩く。山の山容は、飯豊に次いで朝日は大きい。
遠く、明日歩く稜線を見る。
見渡せば明日行く峰の連なりて朝日岳尖りて見ゆる
遠く、明日歩く稜線を見る。
見渡せば明日行く峰の連なりて朝日岳尖りて見ゆる
以東岳山頂
夕なずむ陽をうけて秋色の山肌さらにあかるさをまし
夕なずむ陽をうけて秋色の山肌さらにあかるさをまし
以東岳山頂から日本海に沈む夕日を見る
海に夕陽の道が光る
以東岳山頂から日本海に沈む夕日を見る
海に夕陽の道が光る
以東岳山頂から日本海に沈む夕日を見る
小屋は山頂の下にあるが、水場は遠い。
太陽が沈む海のなんとおおきいのだろうかと黙すひととき
以東岳山頂から日本海に沈む夕日を見る
小屋は山頂の下にあるが、水場は遠い。
太陽が沈む海のなんとおおきいのだろうかと黙すひととき
10月8日日の出以東岳より
ひんがしの空茜色に広がりて西に雲湧く飯豊あり
10月8日日の出以東岳より
ひんがしの空茜色に広がりて西に雲湧く飯豊あり
日の出きて雲立ち上る西方に飯豊連山青く浮きおり
日の出きて雲立ち上る西方に飯豊連山青く浮きおり
ひとときのドラマをみるや新生の朝迎え来て清々し
ひとときのドラマをみるや新生の朝迎え来て清々し
日の出をば迎えるわれは日本人遥拝しているわれのおかしく
日の出をば迎えるわれは日本人遥拝しているわれのおかしく
宇宙の摂理なれども穏やかに茜にそまるひんがしの空
宇宙の摂理なれども穏やかに茜にそまるひんがしの空
日の出はどこでみても美しいものだ。
日の出はどこでみても美しいものだ。
以東岳の山頂から大鳥池が見える。
以東岳の山頂から大鳥池が見える。
寒河江山へむかう。以東岳からは下りになり高度差は100から200mほどある。
穏やかな尾根歩く道見はるかす朝日連峰目の下にあり
寒河江山へむかう。以東岳からは下りになり高度差は100から200mほどある。
穏やかな尾根歩く道見はるかす朝日連峰目の下にあり
以東岳から狐穴小屋、竜門小屋、大朝日小屋と稜線上にに3つの小屋がある。安心して歩ける。しかしこの穏やかな稜線はなんということか。
以東岳から狐穴小屋、竜門小屋、大朝日小屋と稜線上にに3つの小屋がある。安心して歩ける。しかしこの穏やかな稜線はなんということか。
今回のメンバー
寒河江山までの道は逍遥コースだ。
夏ならば花の咲き乱れるみちであろう。初夏の季節に尋ねたいものだ。
初夏ならば百花騒乱尾根道を思い浮かべて秋深まれる
寒河江山までの道は逍遥コースだ。
夏ならば花の咲き乱れるみちであろう。初夏の季節に尋ねたいものだ。
初夏ならば百花騒乱尾根道を思い浮かべて秋深まれる
中央のとがった山が大朝日だろう。右は北寒河江山かな
中央のとがった山が大朝日だろう。右は北寒河江山かな
鞍部へ下る
寒河江山を越えて竜門小屋(左手)にむかう。
寒河江山を越えて竜門小屋(左手)にむかう。
マツムシソウ
寒河江山、あの山を越えて竜門小屋に至る
寒河江山、あの山を越えて竜門小屋に至る
狐穴小屋
狐穴小屋から寒河江山への道
狐穴小屋から寒河江山への道
北寒河江山の石田さん
北寒河江山の石田さん
竜門への道
大朝日が見えてくる。左の原が竜門小屋のあるところだ
大朝日が見えてくる。左の原が竜門小屋のあるところだ
深い秋気配、奥に月山がある
深い秋気配、奥に月山がある
深い谷がつづく
竜門小屋が見えた。背後に西朝日岳
竜門小屋が見えた。背後に西朝日岳
竜門小屋は混んでいそうだ。テントも多い。
竜門小屋は混んでいそうだ。テントも多い。
飯豊が雲にかすむ
飯豊が雲にかすむ
滝雲の流れ落ちいく山隗のはるかに月山薄青くあり
滝雲の流れ落ちいく山隗のはるかに月山薄青くあり
月山を正面にみる。
雲下にはべらせており月の山なだらかなれど孤独なり
月山を正面にみる。
雲下にはべらせており月の山なだらかなれど孤独なり
月山を食い入るように眺めいる雪来る前の青し山なら
月山を食い入るように眺めいる雪来る前の青し山なら
墨絵にて絵師が描ける月山を目の前にする夕暮れのころ
墨絵にて絵師が描ける月山を目の前にする夕暮れのころ
10月9日 竜門小屋から大朝日岳を越えて朝日鉱泉へくだる。
いざゆかん憧れの山朝日岳頂きめざし秋を歩める
10月9日 竜門小屋から大朝日岳を越えて朝日鉱泉へくだる。
いざゆかん憧れの山朝日岳頂きめざし秋を歩める
昨夜の小屋は超満員で、リーダーのIさんはシュラフをもって外で寝たと言う。
昨夜の小屋は超満員で、リーダーのIさんはシュラフをもって外で寝たと言う。
晴れならず曇り日なれば紅葉も色いささかに褪せてかなしい
晴れならず曇り日なれば紅葉も色いささかに褪せてかなしい
一歩づつ歩めば遠し頂きもまじかに見えて無口となりぬ
一歩づつ歩めば遠し頂きもまじかに見えて無口となりぬ
中岳のピーク
眼にまぢか大朝日岳みゆ頂の天つく尖りのほれぼれし
眼にまぢか大朝日岳みゆ頂の天つく尖りのほれぼれし
月読みの神をまつらう月の山あまたの谷の雲越えて立つ

月読みの神をまつらう月の山あまたの谷の雲越えて立つ

大朝日小屋と大朝日岳
みごとなる尖りを立てる大朝日眺めるだけで笑っている
大朝日小屋と大朝日岳
みごとなる尖りを立てる大朝日眺めるだけで笑っている
大朝日その山頂に我来たりそのひと時のああ感無量
大朝日その山頂に我来たりそのひと時のああ感無量
祝瓶山
祝瓶奇妙な山の名をばしる大朝日から続く山なり
祝瓶山
祝瓶奇妙な山の名をばしる大朝日から続く山なり
麓来て見上げる岳や大朝日みごとな山とつくづく思う
朝日鉱泉に下り、宿に泊まる
麓来て見上げる岳や大朝日みごとな山とつくづく思う
朝日鉱泉に下り、宿に泊まる

感想



2000年という年は、記念すべき年で私がサラリーマンをやめて自営を始めた時期なのだ。この年の5月に九州の百名山の山を歩き、夏には薬師岳から針ノ木まで縦走し、9月に仙丈岳・甲斐駒駒ケ岳を登っている。
しかし、1994年から1999年までは14回しか登山をしていなくて、1999年は8月に1度だけで、その間第二の休止期間見たな様子であった。でもその後2002年と2003年は一度も山を登らず、2005年まで再びお休み期間になる。つまりちょっと復活した年なのだ。

この山は思い出深い山だ。自分が初めて知らない人たちのグループで歩いたからだ。私が40代のときに郡山に2年単身赴任で会社勤めをしていた時期があり、その時に私の秘書役的に事務を担当してくれた女性、Yさんがとても山が好きだということが後日わかり、2000年の秋に彼女のグループで朝日連峰を縦走するということを聞かされた。めったなチャンスはないということで同行をお願いした。メンバーがどういう人であるかは知らなかったが、ともかく郡山の山のクラブであった。
10月6日の夜9時に郡山の集合場所(国道沿いのお店の駐車場)に出向いた。
このとき大失態をおこした。登山靴を車に積んでいなかったのだ。なんということであったか。玄関に置き忘れていた。Yさんの御酒人とサイズが同じと言うことで、彼女が靴をとりにいってくれた。まあ、なんとかなるだろうということで午後11時30分に郡山をでた。このときはマイクロバスをチャーターしていて、送り迎えつきという豪華な登山であった。メンバーは男性が私いれて3人、女性6人の中高年登山隊であった。

10月7日
早朝に泡滝ダムに到着。10月の東北はすで肌寒い朝であった。
なんといっても私にとって東北の山は福島県の大和蔵王を除けば初めてで、朝日は言いでと並んで憧れの山であったが、その雰囲気は知るよしもない。
ダムで身支度を整えてスタートする。大鳥池まで登り道。寝ぼけた体にはきつい。
ダムから大鳥皮にそって登っていく。
大鳥小屋まで2時間20分、かなりハイペースで歩いたようだ。コースタイムは3時間とある。小屋で朝食休憩で1時間。

正直、この山の登山の道中の状態は記憶が薄い。それほど難儀した道に思えなかったからだろう。体調が悪かっただけが印象にある。
そんなわけで、オツボ峰あたりが具合のわるさでしんどかったように思える。みんなから「だめじゃん」見たいな目線を受けてるように感じて困った。Yさんが心配してくれたが、とりあえず以東岳までがんばった。山は難しいとは感じることなく、楽しい穏やかな山だなという印象を受けていた。
昼飯は小屋でにぎやかだった。リーダーのIさんが山での食事にこだわる人のようで、ザッククには大きな鍋があった。
日没を山頂から眺める。日本海に落ちる太陽がきれいだった。
この日の夕食の献立も覚えていない。
10月8日稜線歩き。天気はいい。ゆっくり休んだ性で体調も戻った。
出だしからみんあとおしゃべりしながら軽快である。






お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:889人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら