那須岳周遊・三斗小屋泊
- GPS
- 06:11
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 572m
- 下り
- 851m
コースタイム
- 山行
- 2:59
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 3:11
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:00
天候 | ◆22日:晴れ後雷雨 ◆23日:雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・茶臼岳に若干の岩場がありますが危険はありません。峰の茶屋から三斗小屋温泉へ降り始める所はザレているので足元注意 ・三斗小屋温泉へは、峰の茶屋跡避難小屋の北側に回るとザレ場を下る道が見えます。道標がちょっと分かりにくく、牛首分岐と勘違いしていったん登り返してしまいました(コースタイムに硫黄鉱山跡が2回出ているのはそのため)。 |
その他周辺情報 | 三斗小屋温泉は日帰り入浴不可 |
写真
感想
会社の歩く会恒例の夏山1泊山行は那須岳と三斗小屋温泉。山登りというより秘湯訪問が眼目で、唯一の女性の脚力に合わせてゆっくりと歩いた。天気予報が22日曇りのち雷雨、23日も雨という最悪の内容だったにもかかわらず、ロープウェイ山麓駅まで登ると奇跡のように日が差して、茶臼岳山頂までが見えた。遠足らしい小学生の団体の後について少々渋滞したものの、首尾よく晴れているうちに山頂を踏むことができた。
想像以上に小さいお鉢巡りをしてから峰の茶屋跡へ降りていくと、あと400mという所でパラパラと雨が降り出した。ほどなくやんだが、雲行きが怪しいので避難小屋でレインウエアを装備。ザレ場を慎重に下って樹林帯を歩いて行くと、雷鳴と共に木の葉をたたく雨音が響き始めた。無間谷の橋を渡るくらいまでは木の葉が雨を遮ってくれていたが、突然、バケツをひっくり返したような豪雨に変わった。
幸いなだらかな道なので、当方は暑苦しくなるレインのフードはかぶらず、傘をさして歩いたが、傘をたたく雨の音もすさまじい。道は小川のようになり、雨脚は30〜40分も弱まらなかった。間もなく三斗小屋というあたりで、ようやく小やみになり、ヤレヤレと煙草屋旅館にリュックを下ろした。
それにしても、山頂で会った4年生くらいの小学生の団体は無事だっただろうか。当方の隣町の我孫子市から来たと言っていたが、我々が峰の茶屋跡を出た直後に付近で弁当休憩に入っていた。雷雨は1時半から2時ごろがピークで、行動を再開していたら近くに退避場所はない。避難小屋にぎゅう詰めで入れたらまだしも、稜線の荒野で猛烈な雷雨に襲われていたら生きた心地がしなかっただろう。
年配の地元案内人が先導していたが、ロープウェイの放送が雷雨警報発令を連呼していたのに、どうして山頂からロープウェー駅へ引き返さなかったのだろうか。みんな満足な雨具も防水靴も装備していないだろうに、人様の子供たちのことながら心配になった。翌日、何もニュースになっていなかったから、無事に帰れたのだろうと胸をなでおろした。
さて、その名と違って禁煙の煙草屋には30人程度が宿泊しており、外にテントが4つ。雨が上がってくれたので、名物の絶景の露天風呂を楽しむことができた。さすがに料理は山小屋並みだが、お酒の持ち込みは自由なので皆さん持参の酒で楽しんでいた。
翌23日は、残念ながら朝から雲が多く、間もなく小雨からしとしと降る梅雨の雨になった。かねて覚悟の上なので全員レインウエアで出発。暑くなるので当方はズボンだけはいて傘をさして歩くことにした。隠居倉から朝日岳への周遊はあきらめ、昨日来た峰の茶屋跡への道を戻る。雨は弱いし、樹林帯なので傘をあおる風もない。延命水を飲んで一休みし、その後は下の那須岳避難小屋で大休止とした。
ここを出てしばらく登ると樹林帯が終わるが、折よく雨がやんでくれた。晴れていたら挑戦するはずだった隠居倉の稜線が見える。ザレ場を登るにつれて風が出てきたが、ちょうど登りきるまで雨が止んでいたので助かった。峰の茶屋跡避難小屋で休憩し、再び降り出していた小雨が上がったところで出発した。
後はなだらかな県営駐車場への道をゆるゆる下るのみ。左の谷越しに朝日岳の威容を仰ぎながら降りていくと、次々と登って来る登山者と行き会った。こんな天気でも結構な人数がいることに驚いた。雨がひどくならないといいのだが。
ゆっくりゆっくり歩いて、我々一行は峰の茶屋跡の避難小屋からちょうど1時間でロープウェイ駅に無事辿り着いた。宿に弁当を作ってもらったのだが、まだ10時半。さて、どこで食べようかとちょっと困った。
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