荒涼たる沢と美麗たる楽園〜八甲田山大岳

2017年08月07日(月) [日帰り]

• GPS: 07:21
• 距離: 10.8km
• 登り: 740m
• 下り: 738m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:36
• 休憩: 1:43
• 合計: 7:19

8:08 酸ヶ湯温泉
8:12 8:13 酸ヶ湯公共駐車場
8:16 8:16 日本山脈縦走起点
9:12 9:12 残雪期道迷い注意地点
9:31 9:46 南八甲田展望所
9:49 9:51 地獄湯ノ沢
9:59 9:59 銚子の首
10:25 10:28 仙人岱（八甲田清水）
10:32 10:32 八甲田大岳・小岳・仙人岱 分岐
10:41 10:42 桜沼
10:59 11:07 八甲田大岳森林限界
11:23 11:27 鏡沼
11:35 12:22 八甲田大岳
12:55 13:00 大岳鞍部避難小屋
13:00 13:02 大岳避難小屋前分岐
13:05 13:06 大岳鞍部避難小屋
13:40 13:40 毛無岱分岐
13:56 14:02 上毛無岱休憩所
14:15 14:15 毛無岱の階段
14:22 14:23 下毛無岱休憩所
15:01 15:03 城ヶ倉分岐
15:20 15:25 酸ヶ湯温泉
15:26 15:26 大岳登山口（湯坂側）
15:27 ゴール地点

天候

山頂以外快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

酸ヶ湯温泉の公共駐車場（無料）に停めさせていただきました。
トイレあります。
また、酸ヶ湯温泉旅館前の道路脇に辰五郎清水があり、給水可能です。
お世話になりました。

コース状況／危険箇所等

◇日本山脈縦走起点⇔南八甲田展望所
ゆったりとした歩きやすい樹林帯中心の登山路です。夏路では危険個所や道迷いありません。
◇南八甲田展望所⇔仙人岱（八甲田清水）
南八甲田展望所周辺から地獄湯ノ沢周辺にかけては大岩が転がっている沢沿いで、概ね危険個所はありませんが、噴出している硫化ガス等への注意が必要です。
◇仙人岱（八甲田清水）⇔八甲田大岳森林限界
木道や木段が整備された路です。危険個所はありません。
◇八甲田大岳森林限界⇔八甲田大岳山山頂
仙人岱から来ると、それまでの穏やかさに比べ、急に勾配が厳しくなったように感じます。路自体は整備され、歩きやすく危険個所はありません。
山頂は相当広いのですが、ケルンを中心とした数十メートルの範囲以外はお花畑で立入禁止です。
◇八甲田大岳山山頂⇔大岳鞍部避難小屋
少しザレていて若干歩きにくいところがあります。危険個所などはありません。
大岳鞍部避難小屋ではトイレを借りることができます。
◇大岳鞍部避難小屋⇔毛無岱（上下）
危険個所ありません。毛無岱は木道歩きです。なお、毛無岱の上と下を結ぶ階段は急です。
◇毛無岱⇔酸ヶ湯温泉
危険個所や道迷いありません。歩きやすい登山路です。

写真

8/7 8:07

酸ヶ湯温泉の辰五郎清水で給水させていただきスタート

8/7 8:13

期待に胸膨らむ登山口

8/7 8:18

その登山口は日本山脈縦走の起点。この意味は、八甲田山から秋吉台まで、背骨が繋がっている、ってことですね。

8/7 8:19

さぁ行きますよー。初めは歩きやすい登山道

8/7 8:24

大岳環状ルートを行きます

シロバナニガナ

8/7 8:25

オトギリソウ

8/7 8:29

登山道がフワフワ。

8/7 8:35

ナルコユリの実？

8/7 8:36

立ち枯れ？？硫黄臭も微かに・・・

8/7 8:36

コバギボウシ

8/7 8:37

マイヅルソウの実。初めて見ました

8/7 8:42

少し岩が登場。

8/7 8:46

セリ科のボウフウ？
この時期、一番多く見る花

8/7 9:06

南側は…ちょっとガスってます。

8/7 9:07

ヒヨドリバナ

8/7 9:19

オオカメノキの赤い実

ミヤマホツヅジ

8/7 9:30

大きな沢に出ました。

8/7 9:32

ガスのため南八甲田方面の展望は得られなかったです。残念。

ツルリンドウ

8/7 9:48

凄まじい感じの沢。

8/7 9:50

来た路を振り返ります。

8/7 9:50

地獄湯ノ沢。ネーミングからして怖い。

8/7 9:51

周囲は確かにガス臭が立ちこめていました。いつもの温泉とかで嗅ぐ、あの匂いでしたが。

8/7 9:56

地獄湯ノ沢をしばらく進むと草木が戻ってきます。

8/7 10:04

木道の橋。お花畑に突入のようです。

8/7 10:07

ノリウツギ

8/7 10:07

ピンクの花がかわいい

わぁ・・かわいい

ミヤマリンドウ

イワイチョウ

ネバリノギラン

ミヤマリンドウ、たくさん咲いています

コバギボウシ

8/7 10:10

コケモモ？

8/7 10:14

ヨツバシオガマ

8/7 10:15

マルバシモツケ

8/7 10:16

キンポウゲ

ミヤマダイモンジソウ

8/7 10:18

8/7 10:21

ウメバチソウ

8/7 10:18

ネバリノギラン

8/7 10:21

仙人岱。想像を上回るお花たちの数々。

8/7 10:21

チングルマ

8/7 10:23

キンコウカ

8/7 10:24

八甲田清水。

8/7 10:25

キンコウカの群生

8/7 10:28

チングルマ綿毛の群生。白い花が咲いている時も見事なんでしょう、きっと。

8/7 10:35

可愛いミヤマリンドウがお花畑を彩っています

8/7 10:40

桜沼

8/7 10:42

ウサギギク？

8/7 10:43

ガスが濃くなってきました

8/7 10:44

でも、お花畑は幻想的でより素敵になってきます

8/7 10:47

ハクサンチドリ

8/7 10:50

いったいどのくらいのお花が咲いているのでしょうか・

ハナイカリ

8/7 11:24

鏡沼

8/7 11:26

先端に紫色の？？

8/7 11:28

ウメバチソウ

8/7 11:29

山頂に近づくとイワギキョウが咲いています

8/7 11:35

8/7 11:37

いよいよついに・・・

8/7 11:38

山頂到着

イワギキョウがお出迎え

8/7 11:39

ピースタッチ

8/7 11:40

展望得られなくて同定盤は今日は使い道がないようです。

8/7 11:42

残念ながら山頂は濃霧、強風。でも、満足感でいっぱいです

8/7 11:47

かわいい花に感謝、感謝

8/7 12:21

かわいいお花たちに囲まれながら昼食を済ませて、下山開始。

8/7 12:25

ハナイカリ
山頂周辺に群生していました

8/7 12:27

8/7 12:28

8/7 12:27

丸い山頂です。

8/7 12:32

不思議な光景。

8/7 12:36

あ、チングルマが・・・

こちらは、コイワカガミ

8/7 12:47

まだ咲いていてくれました
ありがとう

イワイチョウ

8/7 12:50

ハクサンチドリ

8/7 12:55

避難小屋に到着。トイレがあります

8/7 13:02

中を拝見しましたが、綺麗に使われているようでした。

8/7 12:55

井戸岳、赤倉岳への登り口。

8/7 13:06

我々はこのまま湿原へと下山します。

8/7 13:07

アキノキリンソウ

8/7 13:09

ウメバチソウがいっぱい

8/7 13:10

8/7 13:36

青空だぁ。

8/7 13:40

ガスが晴れて、湿原は見通し良い。

8/7 13:41

さっきまでガスガスだった大岳の山頂が見えた

8/7 13:41

隣の井戸岳

8/7 13:41

そのお隣が赤倉岳

8/7 13:43

こちらもキンコウカの群生

8/7 13:47

広々した上毛無岱湿原に到着

8/7 13:50

気持ちいい

8/7 13:53

モウセンゴケ

8/7 14:02

キンコウカの黄色が湿原を染めています

8/7 14:03

櫛ヶ峯もガスに包まれていました。

8/7 14:07

青空にキンコウカ

8/7 14:17

こちらは下毛無岱の湿原。

8/7 14:16

下の毛無岱湿原まで一気に続く長い階段を下り・・・

8/7 14:40

こちらの湿原も広い

8/7 14:20

地塘が青い。

8/7 14:21

巨大化したミズバショウ

8/7 14:45

8/7 14:46

そして湿原は終わり、酸ヶ湯温泉へ一直線

8/7 15:12

温泉の建物が見えてきました

8/7 15:24

下山後も辰五郎清水にお世話になりました。メッチャ美味しい。

8/7 16:44

大岳の山頂は、やっぱりガスの中

8/7 16:22

お楽しみの酸ヶ湯温泉に・・・白濁の温泉、最高でした。

撮影機器：

EOS Kiss X7i CANON

サイバーショット DSC-HX90V SONY

感想

TAKEGAKU

八甲田山。
広い山域に一日だけ行くとしたら…やっぱり最高峰に行くしかない。
ということで大岳山を選びました。
環状ルートを反時計回り。
山あり谷あり田代あり、の起伏に富んだ素晴らしいコース♪
地獄湯ノ沢が荒々しい谷の象徴だとすれば、仙人岱は楽園のような田代の象徴。
その仙人岱では予想を上回るお花たちのお出迎え。
目も心も奪われ、撮影に余念なく遅々として進まない（笑）。
仙人岱だけではなく、山頂も大岳鞍部避難小屋周辺も、もちろん広大な毛無岱も花の百名山に相応しく、素晴らしきお花畑が続いていました。
いつまでも歩きたい気持ちに反して時が進み、下山してしまいましたが、もう一度訪れたい思いでいっぱいです。
次は季節を変えて同じルートにするか？はたまた別なエリアを歩いてみるか…楽しみがたくさん頂きました。
お花たちをはじめとする八甲田の大自然に感謝です。