記録ID: 1261095
全員に公開
ハイキング
中国
岡山県矢掛町 茶臼山（城址）〜矢掛宿 史跡＆花＆虫
2017年09月18日(月) [日帰り]
Machapuchare
その他1人
体力度
1
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 03:07
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 105m
- 下り
- 88m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:31
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 3:44
8:47
19分
丸五矢掛の森駐車場
9:06
9:06
20分
舗装道路合流点（駐車場あり）
9:26
9:29
17分
観光駐車場（ガウラ撮影地点前）
9:46
9:48
10分
矢掛高校
9:58
10:00
18分
脇本陣高草家
10:18
10:20
5分
やかげ町家交流館
10:25
11:17
13分
本陣石井家
11:30
11:32
36分
観音寺
12:08
12:13
10分
矢掛神社
12:23
12:28
3分
茶臼山頂上
12:31
丸五矢掛の森駐車場
矢掛町の山城址と旧山陽道の宿場町の歴史にふれるコース
歩行距離7.5km、歩行時間2時間30分、歩行数10,900歩
歩行距離7.5km、歩行時間2時間30分、歩行数10,900歩
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
茶臼山の頂上近くの「丸五矢掛の森駐車場」に停めました。自動車は7,8台停められます。遊歩道から西側に下りた所にも7,8台分の駐車場がありました。 宿場町を起点とする場合は、脇本陣高草家＜写真25＞や本陣石井家＜写真32＞などが建ち並ぶ「本陣通り」に観光駐車場（ガウラ＆セイヨウミツバチ＜写真13＞撮影地点前）などの駐車場がいくつかあります。 【電車】 井原鉄道井原線「矢掛」駅下車。徒歩5分程で宿場町にアプローチできます。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
茶臼山周辺の遊歩道以外はアスファルト道です。前日は台風の影響で100mmちょっとの降水量を記録しましたが、遊歩道もあまり濡れておらず、小さな木の枝がたまに転がっているだけでした。運動靴でも大丈夫です。なお、柿の実＜写真03＞撮影地点の南にさらに遊歩道が延びており、茶臼山文化の丘に通じています。周辺には石垣などの山城の遺構が見られますが、うっかり行き損ねてしまいました。 本陣石井家＜写真32＞の南側はGPSログの乱れではありません。建物内では一部電池が切れましたが、ほとんどつながっていたようです。写真撮影地点の記録を撮っておかなかったので、敷地内の写真は地図に貼り付けていません。 丸五矢掛の森駐車場＜写真01＞から第2展望台＜写真06＞を経てニラ＜写真08＞撮影地点南の地形図の実線と太線の合流点までは、丸太と土の階段状で短い草が生えた道です。小さな木の枝がたまに転がっていましたが、なぜか地面はあまり濡れておらず、ジグザグで緩やかな道は安全でした。アスファルト道との合流点には駐車場とトイレがありました。 矢掛神社境内＜写真70＞から苔が生えた石段を少し上ると、やはり丸太と土の階段状で短い草が生えた道でした。小さな木の枝がたまに転がっているだけで、あまり濡れていません。こちらのほうが落ち葉の量が多く、段差がなくなって緩やかな坂道状の部分がありました。秋冬には落ち葉に埋もれた丸太を踏むとスリップしやすくなりそうです。 いったんアスファルト道に合流しますが、すぐ脇に道標があり、丸太と土の階段状の道に入れます。茶臼山頂上三角点＜写真73＞を過ぎて地形図の破線と太線の合流点までが遊歩道です。 |
| その他周辺情報 | 矢掛町の旧山陽道沿いは歴史と文化の宝庫です。また、「湯の華温泉」やたくさんの食事処があります。遠方から来た人は旅籠屋を思わせるような「矢掛屋」などの古民家（宿）に泊まり、江戸時代の風情に浸るのもいいかもしれません。お土産は、やかげ町家交流館（マンホールカード＜写真29＞撮影地点）などで購入できます。 11月12日（日）「矢掛の宿場まつり大名行列」が予定されています。矢掛本陣・脇本陣の現存する矢掛を舞台に、殿様や姫君、侍などに扮した人々が、矢掛商店街を練り歩きます。 |
| ファイル |
（更新時刻：2017/09/19 08:55）
|
写真
01丸五矢掛の森駐車場より五頂山
茶臼山頂上＜写真73＞の南西近くまで自動車で進むと、大きな駐車場がありました。南西方向には五頂山が見えました。周辺は茶臼山城の鎮守丸跡です。
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01丸五矢掛の森駐車場より
五頂山
茶臼山頂上＜写真73＞の南西近くまで自動車で進むと、大きな駐車場がありました。南西方向には五頂山が見えました。周辺は茶臼山城の鎮守丸跡です。
五頂山
茶臼山頂上＜写真73＞の南西近くまで自動車で進むと、大きな駐車場がありました。南西方向には五頂山が見えました。周辺は茶臼山城の鎮守丸跡です。
02台風で落下したクリの実駐車場付近はまだ落下するには早すぎるクリの実がたくさん落ちていました。毬栗（イガで被われた栗）、笑栗（口が開いた栗）、落栗（栗の実だけ）、虚（みなし）栗（イガのみ）全て転がっていました。
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02台風で落下したクリの実
駐車場付近はまだ落下するには早すぎるクリの実がたくさん落ちていました。毬栗（イガで被われた栗）、笑栗（口が開いた栗）、落栗（栗の実だけ）、虚（みなし）栗（イガのみ）全て転がっていました。
駐車場付近はまだ落下するには早すぎるクリの実がたくさん落ちていました。毬栗（イガで被われた栗）、笑栗（口が開いた栗）、落栗（栗の実だけ）、虚（みなし）栗（イガのみ）全て転がっていました。
03台風で落下した柿の実柿は実をつけすぎると樹を守るために実を落とすことがありますが、大量に落ちていたので、明らかに台風の影響です。この南に遊歩道があり、茶臼山文化の丘に行くと二の丸跡の石垣などが見られたようですが、うっかりして行き損ねてしまいました。
03台風で落下した柿の実
柿は実をつけすぎると樹を守るために実を落とすことがありますが、大量に落ちていたので、明らかに台風の影響です。この南に遊歩道があり、茶臼山文化の丘に行くと二の丸跡の石垣などが見られたようですが、うっかりして行き損ねてしまいました。
柿は実をつけすぎると樹を守るために実を落とすことがありますが、大量に落ちていたので、明らかに台風の影響です。この南に遊歩道があり、茶臼山文化の丘に行くと二の丸跡の石垣などが見られたようですが、うっかりして行き損ねてしまいました。
04第4展望台より矢掛宿第5展望台は木々で展望が効かなかったのでスルーしましたが、すぐに見晴らしのいい所に出ました。小田川沿いに矢掛（やかげ）の旧宿場町が広がっています。一見、普通の町並みに見えますが実は…＜写真14〜65＞へ
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04第4展望台より矢掛宿
第5展望台は木々で展望が効かなかったのでスルーしましたが、すぐに見晴らしのいい所に出ました。小田川沿いに矢掛（やかげ）の旧宿場町が広がっています。一見、普通の町並みに見えますが実は…＜写真14〜65＞へ
第5展望台は木々で展望が効かなかったのでスルーしましたが、すぐに見晴らしのいい所に出ました。小田川沿いに矢掛（やかげ）の旧宿場町が広がっています。一見、普通の町並みに見えますが実は…＜写真14〜65＞へ
05第3展望台のクズ葛の花は夏から秋にかけて開花し、紅紫色に染まります。葛の花由来のイソフラボンにお腹の脂肪を減らす効果があるそうです。根からとれるデンプンが葛粉ですが、最近は本物の葛粉を使ったくずもちはほとんどありません。周辺にたくさん咲いていました。
05第3展望台のクズ
葛の花は夏から秋にかけて開花し、紅紫色に染まります。葛の花由来のイソフラボンにお腹の脂肪を減らす効果があるそうです。根からとれるデンプンが葛粉ですが、最近は本物の葛粉を使ったくずもちはほとんどありません。周辺にたくさん咲いていました。
葛の花は夏から秋にかけて開花し、紅紫色に染まります。葛の花由来のイソフラボンにお腹の脂肪を減らす効果があるそうです。根からとれるデンプンが葛粉ですが、最近は本物の葛粉を使ったくずもちはほとんどありません。周辺にたくさん咲いていました。
06第2展望台より五頂山
西南西方面に五頂山の頂上から北尾根にかけてがはっきりと見えました。
西南西方面に五頂山の頂上から北尾根にかけてがはっきりと見えました。
07ツユクサ
ツユクサ科の一年草で、2枚の青い花びらの下に白い花びらが1枚あります。この遊歩道にのみ咲いていました。
ツユクサ科の一年草で、2枚の青い花びらの下に白い花びらが1枚あります。この遊歩道にのみ咲いていました。
09マメアサガオ北米原産の帰化植物で、直径1.5cm程のアサガオに似た真っ白な花を咲かせます。よく似たホシアサガオは花びらがうっすら赤紫色を帯び、中心部が濃い赤紫色です。この周辺にだけ咲いていました。
09マメアサガオ
北米原産の帰化植物で、直径1.5cm程のアサガオに似た真っ白な花を咲かせます。よく似たホシアサガオは花びらがうっすら赤紫色を帯び、中心部が濃い赤紫色です。この周辺にだけ咲いていました。
北米原産の帰化植物で、直径1.5cm程のアサガオに似た真っ白な花を咲かせます。よく似たホシアサガオは花びらがうっすら赤紫色を帯び、中心部が濃い赤紫色です。この周辺にだけ咲いていました。
10ヌマガエル
田んぼの泥にまみれて模様がわかりにくいですが、両目をつなぐように模様が入っていることでツチガエルと見分けられました。
田んぼの泥にまみれて模様がわかりにくいですが、両目をつなぐように模様が入っていることでツチガエルと見分けられました。
11ヒレタゴボウ熱帯アメリカ原産の帰化植物でアメリカミズキンバイともいいます。チョウジタデの倍ほどある直径2.5cm程の黄色い花を咲かせます。田んぼの脇にかたまって生えていました。周辺の稲は、多少斜めになったものもありましたが、稲穂は水没しておらず、みんな大丈夫そうでした。
11ヒレタゴボウ
熱帯アメリカ原産の帰化植物でアメリカミズキンバイともいいます。チョウジタデの倍ほどある直径2.5cm程の黄色い花を咲かせます。田んぼの脇にかたまって生えていました。周辺の稲は、多少斜めになったものもありましたが、稲穂は水没しておらず、みんな大丈夫そうでした。
熱帯アメリカ原産の帰化植物でアメリカミズキンバイともいいます。チョウジタデの倍ほどある直径2.5cm程の黄色い花を咲かせます。田んぼの脇にかたまって生えていました。周辺の稲は、多少斜めになったものもありましたが、稲穂は水没しておらず、みんな大丈夫そうでした。
12矢掛神社郷社昇格記念碑越しに茶臼山
この記念碑は矢掛神社＜写真72＞が昭和17年3月17日に郷社に昇格したのを記念して寄進されたものです。背後にまわると、頂上に電波塔が建つ茶臼山＜写真73＞が見えました。このすぐ西の橋の上からジャコウアゲハのメスの動画を撮りました。
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12矢掛神社郷社昇格記念碑
越しに茶臼山
この記念碑は矢掛神社＜写真72＞が昭和17年3月17日に郷社に昇格したのを記念して寄進されたものです。背後にまわると、頂上に電波塔が建つ茶臼山＜写真73＞が見えました。このすぐ西の橋の上からジャコウアゲハのメスの動画を撮りました。
越しに茶臼山
この記念碑は矢掛神社＜写真72＞が昭和17年3月17日に郷社に昇格したのを記念して寄進されたものです。背後にまわると、頂上に電波塔が建つ茶臼山＜写真73＞が見えました。このすぐ西の橋の上からジャコウアゲハのメスの動画を撮りました。
13ガウラ＆セイヨウミツバチ
観光駐車場の前です。ガウラは別名を白蝶草（ハクチョウソウ）といい、風に揺れるさまは蝶がひらひら飛んでいるように優雅です。セイヨウミツバチは、全体的に少し赤みを帯びて見えること、腹部の黒い縞模様が胸部近くでは細くなること、片っ端から花の蜜を集めてまわることなどでニホンミツバチと見分けられます。
13ガウラ＆
セイヨウミツバチ
観光駐車場の前です。ガウラは別名を白蝶草（ハクチョウソウ）といい、風に揺れるさまは蝶がひらひら飛んでいるように優雅です。セイヨウミツバチは、全体的に少し赤みを帯びて見えること、腹部の黒い縞模様が胸部近くでは細くなること、片っ端から花の蜜を集めてまわることなどでニホンミツバチと見分けられます。
セイヨウミツバチ
観光駐車場の前です。ガウラは別名を白蝶草（ハクチョウソウ）といい、風に揺れるさまは蝶がひらひら飛んでいるように優雅です。セイヨウミツバチは、全体的に少し赤みを帯びて見えること、腹部の黒い縞模様が胸部近くでは細くなること、片っ端から花の蜜を集めてまわることなどでニホンミツバチと見分けられます。
14念仏供養塔＆石仏
民家の間に埋もれるようにあった念仏供養塔には、「享保八年」（1723年）とありました。手前の石仏も同じ頃のものでしょうか。
民家の間に埋もれるようにあった念仏供養塔には、「享保八年」（1723年）とありました。手前の石仏も同じ頃のものでしょうか。
15旧山陽道一里塚跡織田信長が整備を始めた一里塚は江戸時代に完成しました。旅人の距離の目安になるだけなく、街道の両側に植えられたエノキや松などの木陰は休息所になりました。矢掛宿には三カ所の一里塚跡がありますが、石碑が建っているだけです。
15旧山陽道一里塚跡
織田信長が整備を始めた一里塚は江戸時代に完成しました。旅人の距離の目安になるだけなく、街道の両側に植えられたエノキや松などの木陰は休息所になりました。矢掛宿には三カ所の一里塚跡がありますが、石碑が建っているだけです。
織田信長が整備を始めた一里塚は江戸時代に完成しました。旅人の距離の目安になるだけなく、街道の両側に植えられたエノキや松などの木陰は休息所になりました。矢掛宿には三カ所の一里塚跡がありますが、石碑が建っているだけです。
16四王山多聞寺天文2年（1533年）開山の真言宗の寺院です。文化9年（1812 年）の本堂焼失の際に、弘法大師自作とされる坐像が本堂を抜け出し、僧侶の姿で薬屋で薬を買い、3日後に寺に戻ったという伝説があります。実際、この大師像の顔には火傷のような赤い部分があり、江戸時代には眼病のご利益を求める参拝者でにぎわったそうです。文化12年に再建され、明治中期から大正初年まで矢掛村役場として利用されました。
16四王山多聞寺
天文2年（1533年）開山の真言宗の寺院です。文化9年（1812 年）の本堂焼失の際に、弘法大師自作とされる坐像が本堂を抜け出し、僧侶の姿で薬屋で薬を買い、3日後に寺に戻ったという伝説があります。実際、この大師像の顔には火傷のような赤い部分があり、江戸時代には眼病のご利益を求める参拝者でにぎわったそうです。文化12年に再建され、明治中期から大正初年まで矢掛村役場として利用されました。
天文2年（1533年）開山の真言宗の寺院です。文化9年（1812 年）の本堂焼失の際に、弘法大師自作とされる坐像が本堂を抜け出し、僧侶の姿で薬屋で薬を買い、3日後に寺に戻ったという伝説があります。実際、この大師像の顔には火傷のような赤い部分があり、江戸時代には眼病のご利益を求める参拝者でにぎわったそうです。文化12年に再建され、明治中期から大正初年まで矢掛村役場として利用されました。
17御祓太神宮常夜燈は「安政六年（1859）己未四月吉日建之」、鳥居の背面には「文久三年（1863）癸亥五月 高草喜定建之 高草喜巖建之」と刻まれていました。脇本陣職を勤めた高草（たかくさ）家当主が寄進したのでしょうか。
17御祓太神宮
常夜燈は「安政六年（1859）己未四月吉日建之」、鳥居の背面には「文久三年（1863）癸亥五月 高草喜定建之 高草喜巖建之」と刻まれていました。脇本陣職を勤めた高草（たかくさ）家当主が寄進したのでしょうか。
常夜燈は「安政六年（1859）己未四月吉日建之」、鳥居の背面には「文久三年（1863）癸亥五月 高草喜定建之 高草喜巖建之」と刻まれていました。脇本陣職を勤めた高草（たかくさ）家当主が寄進したのでしょうか。
18ヒガンバナお彼岸の頃に花を咲かせることから彼岸花と名付けられました。全草有毒で特に球根部分に毒が多いため、地中の虫などから稲を守るため田んぼの周辺によく植えられています。川沿いにも多く、咲き始めから満開でした。
18ヒガンバナ
お彼岸の頃に花を咲かせることから彼岸花と名付けられました。全草有毒で特に球根部分に毒が多いため、地中の虫などから稲を守るため田んぼの周辺によく植えられています。川沿いにも多く、咲き始めから満開でした。
お彼岸の頃に花を咲かせることから彼岸花と名付けられました。全草有毒で特に球根部分に毒が多いため、地中の虫などから稲を守るため田んぼの周辺によく植えられています。川沿いにも多く、咲き始めから満開でした。
19矢掛高校石垣＆白壁敷地はお城のような石垣と白壁で囲まれています。写真左側の1階建ての小さな建物は明治記念館といい、国の重要文化財である旧遷喬尋常小学校校舎などと同じく、江川三郎八の設計によるものです。大正4年（1915年）2月1日に落成しました。
19矢掛高校石垣＆白壁
敷地はお城のような石垣と白壁で囲まれています。写真左側の1階建ての小さな建物は明治記念館といい、国の重要文化財である旧遷喬尋常小学校校舎などと同じく、江川三郎八の設計によるものです。大正4年（1915年）2月1日に落成しました。
敷地はお城のような石垣と白壁で囲まれています。写真左側の1階建ての小さな建物は明治記念館といい、国の重要文化財である旧遷喬尋常小学校校舎などと同じく、江川三郎八の設計によるものです。大正4年（1915年）2月1日に落成しました。
20自然石の地神碑＆巨木その土地の神様をお祀りした地神碑の脇にある巨木の葉は互生で鋸歯があります。連れはなぜかエノキと思い込み、かつてここに一里塚があり、向かいの一乗山専教寺にある町の天然記念物「臥龍松」と対をなしていたと勝手に想像して喜んでいました。専教寺は、ちょうど境内の樹木の手入れ中だったので見学は遠慮しました。推定樹齢300年というクロマツは、道路からも案内板と枝の一部が見えるのですが、気づかずスルーしてしまいました。
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20自然石の地神碑＆巨木
その土地の神様をお祀りした地神碑の脇にある巨木の葉は互生で鋸歯があります。連れはなぜかエノキと思い込み、かつてここに一里塚があり、向かいの一乗山専教寺にある町の天然記念物「臥龍松」と対をなしていたと勝手に想像して喜んでいました。専教寺は、ちょうど境内の樹木の手入れ中だったので見学は遠慮しました。推定樹齢300年というクロマツは、道路からも案内板と枝の一部が見えるのですが、気づかずスルーしてしまいました。
その土地の神様をお祀りした地神碑の脇にある巨木の葉は互生で鋸歯があります。連れはなぜかエノキと思い込み、かつてここに一里塚があり、向かいの一乗山専教寺にある町の天然記念物「臥龍松」と対をなしていたと勝手に想像して喜んでいました。専教寺は、ちょうど境内の樹木の手入れ中だったので見学は遠慮しました。推定樹齢300年というクロマツは、道路からも案内板と枝の一部が見えるのですが、気づかずスルーしてしまいました。
21脇本陣路地裏脇本陣の裏側（北側）には荷物運搬や排水に利用された細い用水路があります。矢掛の町と村を分けた境で、この水路と白壁＆なまこ壁が美しい脇本陣の米蔵に挟まれた細い道が続いています。
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21脇本陣路地裏
脇本陣の裏側（北側）には荷物運搬や排水に利用された細い用水路があります。矢掛の町と村を分けた境で、この水路と白壁＆なまこ壁が美しい脇本陣の米蔵に挟まれた細い道が続いています。
脇本陣の裏側（北側）には荷物運搬や排水に利用された細い用水路があります。矢掛の町と村を分けた境で、この水路と白壁＆なまこ壁が美しい脇本陣の米蔵に挟まれた細い道が続いています。
22大高草小路
脇本陣の東側にある焼板壁となまこ壁に挟まれた高草小路の足元には、綺麗な御影石の石畳があります。通り抜けながら動画を撮りました。
脇本陣の東側にある焼板壁となまこ壁に挟まれた高草小路の足元には、綺麗な御影石の石畳があります。通り抜けながら動画を撮りました。
23由加神社＆交譲会館手前が由加神社の分院です。日本三大権現の一つで厄除けの総本山として知られる由加山由加神社本宮は倉敷市児島にあります。背後のモルタル建築物は交譲会館です。
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23由加神社＆交譲会館
手前が由加神社の分院です。日本三大権現の一つで厄除けの総本山として知られる由加山由加神社本宮は倉敷市児島にあります。背後のモルタル建築物は交譲会館です。
手前が由加神社の分院です。日本三大権現の一つで厄除けの総本山として知られる由加山由加神社本宮は倉敷市児島にあります。背後のモルタル建築物は交譲会館です。
24山陽新聞矢掛販売所＆脇本陣
向かって右の建物は「山陽新聞矢掛販売所」です。まさか飛脚で…ということはないと思いますが、宿場町の景観にマッチしています。その隣が脇本陣高草（たかくさ）家＜写真25＞です。動画も撮りました。
24山陽新聞矢掛販売所
＆脇本陣
向かって右の建物は「山陽新聞矢掛販売所」です。まさか飛脚で…ということはないと思いますが、宿場町の景観にマッチしています。その隣が脇本陣高草（たかくさ）家＜写真25＞です。動画も撮りました。
＆脇本陣
向かって右の建物は「山陽新聞矢掛販売所」です。まさか飛脚で…ということはないと思いますが、宿場町の景観にマッチしています。その隣が脇本陣高草（たかくさ）家＜写真25＞です。動画も撮りました。
25脇本陣高草家約600坪（約2000�屐砲良瀉呂砲蓮⊆膕阿鬚呂犬畭∈舵漾�内倉などの建物が配置されており、その中の9棟が国の重要文化財に指定されています。公開は土日のみで、祝日のこの日は中に入れませんでした。
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25脇本陣高草家
約600坪（約2000�屐砲良瀉呂砲蓮⊆膕阿鬚呂犬畭∈舵漾�内倉などの建物が配置されており、その中の9棟が国の重要文化財に指定されています。公開は土日のみで、祝日のこの日は中に入れませんでした。
約600坪（約2000�屐砲良瀉呂砲蓮⊆膕阿鬚呂犬畭∈舵漾�内倉などの建物が配置されており、その中の9棟が国の重要文化財に指定されています。公開は土日のみで、祝日のこの日は中に入れませんでした。
26脇本陣高草家表門の
細工瓦
高草家の表門を飾る細工瓦です。縁起物の亀が彫られています。
細工瓦
高草家の表門を飾る細工瓦です。縁起物の亀が彫られています。
27脇本陣高草家表屋の留蓋高草家表屋の留蓋（とめぶた）です。隅棟（すみむね）の尻部分を覆う瓦で、雨水の浸入を防ぐとともに装飾として用いられています。中央に花のような模様が見えますが、家紋ではありません。
27脇本陣高草家表屋の留蓋
高草家表屋の留蓋（とめぶた）です。隅棟（すみむね）の尻部分を覆う瓦で、雨水の浸入を防ぐとともに装飾として用いられています。中央に花のような模様が見えますが、家紋ではありません。
高草家表屋の留蓋（とめぶた）です。隅棟（すみむね）の尻部分を覆う瓦で、雨水の浸入を防ぐとともに装飾として用いられています。中央に花のような模様が見えますが、家紋ではありません。
28袖壁のある妻入り町家右側の町家は、2階の両側の柱を前に出し、その上を塗り込んでいます。これを袖壁といい、防火用のうだつの役目を果たしています。1階の格子窓や隣の家屋のなまこ壁なども宿場町ならではの景観の一つです。
28袖壁のある妻入り町家
右側の町家は、2階の両側の柱を前に出し、その上を塗り込んでいます。これを袖壁といい、防火用のうだつの役目を果たしています。1階の格子窓や隣の家屋のなまこ壁なども宿場町ならではの景観の一つです。
右側の町家は、2階の両側の柱を前に出し、その上を塗り込んでいます。これを袖壁といい、防火用のうだつの役目を果たしています。1階の格子窓や隣の家屋のなまこ壁なども宿場町ならではの景観の一つです。
29マンホールカードやかげ町家交流館で無料でいただきました。下水道広報プラットホームが企画・監修し、矢掛町のものは、第五弾として今年8月1日に配布が開始された50自治体52種類のカードの1つです。「矢掛の宿場まつり大名行列」で人気の奴と毛槍がデザインされています。早い者勝ちで現地でしか入手できないので、欲しい方はお早めに。
29マンホールカード
やかげ町家交流館で無料でいただきました。下水道広報プラットホームが企画・監修し、矢掛町のものは、第五弾として今年8月1日に配布が開始された50自治体52種類のカードの1つです。「矢掛の宿場まつり大名行列」で人気の奴と毛槍がデザインされています。早い者勝ちで現地でしか入手できないので、欲しい方はお早めに。
やかげ町家交流館で無料でいただきました。下水道広報プラットホームが企画・監修し、矢掛町のものは、第五弾として今年8月1日に配布が開始された50自治体52種類のカードの1つです。「矢掛の宿場まつり大名行列」で人気の奴と毛槍がデザインされています。早い者勝ちで現地でしか入手できないので、欲しい方はお早めに。
30矢掛町マンホール蓋やかげ町家交流館の南側にある実際のマンホールです。カード＜写真29＞のデザインと同じでした。彩色されたマンホールは2か所のみだそうです。汚水を“おすい”と書くと汚いイメージがなくなります。
30矢掛町マンホール蓋
やかげ町家交流館の南側にある実際のマンホールです。カード＜写真29＞のデザインと同じでした。彩色されたマンホールは2か所のみだそうです。汚水を“おすい”と書くと汚いイメージがなくなります。
やかげ町家交流館の南側にある実際のマンホールです。カード＜写真29＞のデザインと同じでした。彩色されたマンホールは2か所のみだそうです。汚水を“おすい”と書くと汚いイメージがなくなります。
31片岡家大正から昭和初期頃の築年と思われます。大正デモクラシーを感じさせる正面外観は、当時の建築がよりモダンなデザインを追求したことを示しています。
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31片岡家
大正から昭和初期頃の築年と思われます。大正デモクラシーを感じさせる正面外観は、当時の建築がよりモダンなデザインを追求したことを示しています。
大正から昭和初期頃の築年と思われます。大正デモクラシーを感じさせる正面外観は、当時の建築がよりモダンなデザインを追求したことを示しています。
32本陣石井家石井家は戦国時代に猿掛（さるかけ）城主であった毛利元清（元就の六男？）に仕えた石井秀勝を先祖とし、創業以来、石井家が代々本陣職を勤めてきました。敷地面積959坪（3164�屐砲里Δ繊�公開されている部分を案内していただきました。見学時間は1時間程でした。
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32本陣石井家
石井家は戦国時代に猿掛（さるかけ）城主であった毛利元清（元就の六男？）に仕えた石井秀勝を先祖とし、創業以来、石井家が代々本陣職を勤めてきました。敷地面積959坪（3164�屐砲里Δ繊�公開されている部分を案内していただきました。見学時間は1時間程でした。
石井家は戦国時代に猿掛（さるかけ）城主であった毛利元清（元就の六男？）に仕えた石井秀勝を先祖とし、創業以来、石井家が代々本陣職を勤めてきました。敷地面積959坪（3164�屐砲里Δ繊�公開されている部分を案内していただきました。見学時間は1時間程でした。
33本陣石井家店土間展示物入ってすぐの所に石井家の住宅見取図や「矢掛町地子（じし）御免間数井絵図」が掛けられており、初期の電話なども設置されていました。当時の矢掛は山陽道の北側に96軒、南側に103軒の地子（＝税）を免れた屋敷があり、それぞれの屋敷の間口間数等が記されていました。
33本陣石井家店土間展示物
入ってすぐの所に石井家の住宅見取図や「矢掛町地子（じし）御免間数井絵図」が掛けられており、初期の電話なども設置されていました。当時の矢掛は山陽道の北側に96軒、南側に103軒の地子（＝税）を免れた屋敷があり、それぞれの屋敷の間口間数等が記されていました。
入ってすぐの所に石井家の住宅見取図や「矢掛町地子（じし）御免間数井絵図」が掛けられており、初期の電話なども設置されていました。当時の矢掛は山陽道の北側に96軒、南側に103軒の地子（＝税）を免れた屋敷があり、それぞれの屋敷の間口間数等が記されていました。
34本陣石井家神棚
受付の脇の所です。ガイドの方に最初に案内していただきました。こんなにたくさんの神棚が設置されているのは初めて見ました。
受付の脇の所です。ガイドの方に最初に案内していただきました。こんなにたくさんの神棚が設置されているのは初めて見ました。
35本陣石井家唐破風造りの玄関
玄関の中央部は弓形で、左右両端が反りかえった曲線状の唐破風（からはふ）造りです。玄関の間には猫のような生き物の想像画がありました。尻尾が6本なので、鍋島の化け猫ではないようです。長寿の縁起物という説も。テレビ番組「開運！なんでも鑑定団」で鑑定してもらったものの、詳しいことはわからなかったそうです。
35本陣石井家
唐破風造りの玄関
玄関の中央部は弓形で、左右両端が反りかえった曲線状の唐破風（からはふ）造りです。玄関の間には猫のような生き物の想像画がありました。尻尾が6本なので、鍋島の化け猫ではないようです。長寿の縁起物という説も。テレビ番組「開運！なんでも鑑定団」で鑑定してもらったものの、詳しいことはわからなかったそうです。
唐破風造りの玄関
玄関の中央部は弓形で、左右両端が反りかえった曲線状の唐破風（からはふ）造りです。玄関の間には猫のような生き物の想像画がありました。尻尾が6本なので、鍋島の化け猫ではないようです。長寿の縁起物という説も。テレビ番組「開運！なんでも鑑定団」で鑑定してもらったものの、詳しいことはわからなかったそうです。
36本陣石井家御成門御成門（おなりもん）は天保3年（1832年）に再建されました。棟門で扉は両開きでケヤキの一枚板を張っています。大名や幕府役人等が出入りし、休泊した時には、門の脇に宿札＜写真37＞を掛けました。
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36本陣石井家御成門
御成門（おなりもん）は天保3年（1832年）に再建されました。棟門で扉は両開きでケヤキの一枚板を張っています。大名や幕府役人等が出入りし、休泊した時には、門の脇に宿札＜写真37＞を掛けました。
御成門（おなりもん）は天保3年（1832年）に再建されました。棟門で扉は両開きでケヤキの一枚板を張っています。大名や幕府役人等が出入りし、休泊した時には、門の脇に宿札＜写真37＞を掛けました。
37本陣石井家宿札御成門＜写真36＞に掛けられた宿札です。右から「伊予国宇和島藩主伊達遠江守」、「肥前国佐賀藩主松平肥前守」、「筑後国久留米藩主有馬中務大輔」、「御勅使（奉幣使）梅渓中将」、「長崎奉行新見加賀守」。この木でできた宿札は、石井家に151枚現存しているようです。
37本陣石井家宿札
御成門＜写真36＞に掛けられた宿札です。右から「伊予国宇和島藩主伊達遠江守」、「肥前国佐賀藩主松平肥前守」、「筑後国久留米藩主有馬中務大輔」、「御勅使（奉幣使）梅渓中将」、「長崎奉行新見加賀守」。この木でできた宿札は、石井家に151枚現存しているようです。
御成門＜写真36＞に掛けられた宿札です。右から「伊予国宇和島藩主伊達遠江守」、「肥前国佐賀藩主松平肥前守」、「筑後国久留米藩主有馬中務大輔」、「御勅使（奉幣使）梅渓中将」、「長崎奉行新見加賀守」。この木でできた宿札は、石井家に151枚現存しているようです。
38本陣石井家松平肥前守宿札裏面
宿札＜写真37＞の裏には、このように行程などの記録が残されています。宿泊の前には下見の者が来て予定人数などを伝え、宿泊料を取り決めて帰りました。実際は予定人数より増えることが多いのですが、追加料金は支払わないのが慣例だったため、宿が大損をすることもありました。なかには、予定の10倍もの人数になったえげつない御一行も(>_<)
38本陣石井家
松平肥前守宿札裏面
宿札＜写真37＞の裏には、このように行程などの記録が残されています。宿泊の前には下見の者が来て予定人数などを伝え、宿泊料を取り決めて帰りました。実際は予定人数より増えることが多いのですが、追加料金は支払わないのが慣例だったため、宿が大損をすることもありました。なかには、予定の10倍もの人数になったえげつない御一行も(>_<)
松平肥前守宿札裏面
宿札＜写真37＞の裏には、このように行程などの記録が残されています。宿泊の前には下見の者が来て予定人数などを伝え、宿泊料を取り決めて帰りました。実際は予定人数より増えることが多いのですが、追加料金は支払わないのが慣例だったため、宿が大損をすることもありました。なかには、予定の10倍もの人数になったえげつない御一行も(>_<)
39頼杏坪の漢詩著書『日本外史』で知られる頼山陽の叔父である頼杏坪(らいきょうへい）は、広島県竹原市の出身だそうです。この漢詩には、美しい流れ（小田川）に日が沈んでいくのを眺めながら釣り船を呼ぶという情景が詠まれています。
39頼杏坪の漢詩
著書『日本外史』で知られる頼山陽の叔父である頼杏坪(らいきょうへい）は、広島県竹原市の出身だそうです。この漢詩には、美しい流れ（小田川）に日が沈んでいくのを眺めながら釣り船を呼ぶという情景が詠まれています。
著書『日本外史』で知られる頼山陽の叔父である頼杏坪(らいきょうへい）は、広島県竹原市の出身だそうです。この漢詩には、美しい流れ（小田川）に日が沈んでいくのを眺めながら釣り船を呼ぶという情景が詠まれています。
40篤姫宿泊の記録篤姫が輿入れのため江戸に向かう道中、嘉永6年（1853年）9月17日にここに宿泊した記録のコピーです。本陣には篤姫をはじめ53人が、その他は茶屋、たばこ屋などに分散して泊まったそうです。どの店に何人割り振ったかを記した下宿（しもじゅく）帳も残っています。宿泊料として銀3枚も支払ったことや、矢掛宿名物のゆべしを気に入って大量購入したこと、宿の応対についてたびたびお褒めの言葉を遣わしたことなども記されています。お客に対する当然の気遣いだったのでしょうが、傷心の彼女には身に沁みたのでしょう。
40篤姫宿泊の記録
篤姫が輿入れのため江戸に向かう道中、嘉永6年（1853年）9月17日にここに宿泊した記録のコピーです。本陣には篤姫をはじめ53人が、その他は茶屋、たばこ屋などに分散して泊まったそうです。どの店に何人割り振ったかを記した下宿（しもじゅく）帳も残っています。宿泊料として銀3枚も支払ったことや、矢掛宿名物のゆべしを気に入って大量購入したこと、宿の応対についてたびたびお褒めの言葉を遣わしたことなども記されています。お客に対する当然の気遣いだったのでしょうが、傷心の彼女には身に沁みたのでしょう。
篤姫が輿入れのため江戸に向かう道中、嘉永6年（1853年）9月17日にここに宿泊した記録のコピーです。本陣には篤姫をはじめ53人が、その他は茶屋、たばこ屋などに分散して泊まったそうです。どの店に何人割り振ったかを記した下宿（しもじゅく）帳も残っています。宿泊料として銀3枚も支払ったことや、矢掛宿名物のゆべしを気に入って大量購入したこと、宿の応対についてたびたびお褒めの言葉を遣わしたことなども記されています。お客に対する当然の気遣いだったのでしょうが、傷心の彼女には身に沁みたのでしょう。
41本陣石井家御上段の間奥の違い棚などが見える部屋が大名などが泊まる御上段の間です。落とし掛け（床の間の上部のたれ壁の下端、ちょうど掛け軸の上端が見えている辺りの横木）はヤシ科の材木が使われ、きれいな横縞模様が見えています。襖絵には矢掛の特産だったワタが描かれています。
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41本陣石井家御上段の間
奥の違い棚などが見える部屋が大名などが泊まる御上段の間です。落とし掛け（床の間の上部のたれ壁の下端、ちょうど掛け軸の上端が見えている辺りの横木）はヤシ科の材木が使われ、きれいな横縞模様が見えています。襖絵には矢掛の特産だったワタが描かれています。
奥の違い棚などが見える部屋が大名などが泊まる御上段の間です。落とし掛け（床の間の上部のたれ壁の下端、ちょうど掛け軸の上端が見えている辺りの横木）はヤシ科の材木が使われ、きれいな横縞模様が見えています。襖絵には矢掛の特産だったワタが描かれています。
42本陣石井家欄間「ブドウとリス」
＜写真41＞の左側上部に見えている欄間を拡大したものです。どちらも子孫繁栄の象徴として桃山から江戸時代に好まれ、葡萄栗鼠文様は、絵画や彫刻によく用いられました。
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42本陣石井家欄間
「ブドウとリス」
＜写真41＞の左側上部に見えている欄間を拡大したものです。どちらも子孫繁栄の象徴として桃山から江戸時代に好まれ、葡萄栗鼠文様は、絵画や彫刻によく用いられました。
「ブドウとリス」
＜写真41＞の左側上部に見えている欄間を拡大したものです。どちらも子孫繁栄の象徴として桃山から江戸時代に好まれ、葡萄栗鼠文様は、絵画や彫刻によく用いられました。
43本陣石井家御次席の間ふすまの引手
菊と桐の模様が使えるのは大名クラスに限られていたそうです。島津藩など大物のお得意様を抱える石井家だからこそ許されたのでしょうか。ちなみに、石井家の家紋は梅の花です。
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43本陣石井家御次席の間
ふすまの引手
菊と桐の模様が使えるのは大名クラスに限られていたそうです。島津藩など大物のお得意様を抱える石井家だからこそ許されたのでしょうか。ちなみに、石井家の家紋は梅の花です。
ふすまの引手
菊と桐の模様が使えるのは大名クラスに限られていたそうです。島津藩など大物のお得意様を抱える石井家だからこそ許されたのでしょうか。ちなみに、石井家の家紋は梅の花です。
44本陣石井家杉の一枚板
欄間のない所にもそれなりにいいものが使われています。この大きさの一枚板がとれるのはかなりの大木でしょう。
欄間のない所にもそれなりにいいものが使われています。この大きさの一枚板がとれるのはかなりの大木でしょう。
45本陣石井家御庭
御上段の間＜写真41＞の脇の廊下から庭が見えます。手前に見えているナンテンもそこそこ高さがあります。
御上段の間＜写真41＞の脇の廊下から庭が見えます。手前に見えているナンテンもそこそこ高さがあります。
46岸田劉生「生果三酸」「麗子像」で有名な岸田劉生（りゅうせい）の水彩画でしょうか。酸っぱい果物3種類が描かれています。梅、ザクロはわかりますが、もう一つは柑橘には違いないものの、種類はよくわかっていません。ちなみに、彼の父でジャーナリストの岸田吟香（ぎんこう）は岡山県美咲町（旧旭町）出身です。
46岸田劉生「生果三酸」
「麗子像」で有名な岸田劉生（りゅうせい）の水彩画でしょうか。酸っぱい果物3種類が描かれています。梅、ザクロはわかりますが、もう一つは柑橘には違いないものの、種類はよくわかっていません。ちなみに、彼の父でジャーナリストの岸田吟香（ぎんこう）は岡山県美咲町（旧旭町）出身です。
「麗子像」で有名な岸田劉生（りゅうせい）の水彩画でしょうか。酸っぱい果物3種類が描かれています。梅、ザクロはわかりますが、もう一つは柑橘には違いないものの、種類はよくわかっていません。ちなみに、彼の父でジャーナリストの岸田吟香（ぎんこう）は岡山県美咲町（旧旭町）出身です。
47犬養毅の書五・一五事件で暗殺された犬養毅は、木堂（ぼくどう）の号を持ち、地元岡山市では木堂先生と言ったほうが通りがいいようです。書には犬養木堂と書かれていることが多いので、これは若い頃の作品なのでしょうか。
47犬養毅の書
五・一五事件で暗殺された犬養毅は、木堂（ぼくどう）の号を持ち、地元岡山市では木堂先生と言ったほうが通りがいいようです。書には犬養木堂と書かれていることが多いので、これは若い頃の作品なのでしょうか。
五・一五事件で暗殺された犬養毅は、木堂（ぼくどう）の号を持ち、地元岡山市では木堂先生と言ったほうが通りがいいようです。書には犬養木堂と書かれていることが多いので、これは若い頃の作品なのでしょうか。
48霞山人の書魯山人ではなく、霞山人の書だそうです。詳細は不明ですが、「石井生」とあることから、書もたしなんだという石井家の先祖の作品なのかもしれません。
48霞山人の書
魯山人ではなく、霞山人の書だそうです。詳細は不明ですが、「石井生」とあることから、書もたしなんだという石井家の先祖の作品なのかもしれません。
魯山人ではなく、霞山人の書だそうです。詳細は不明ですが、「石井生」とあることから、書もたしなんだという石井家の先祖の作品なのかもしれません。
49本陣石井家中土間
屋根裏の小屋組みは力強く、白い壁と黒褐色の梁や柱のコントラストが美しいです。
屋根裏の小屋組みは力強く、白い壁と黒褐色の梁や柱のコントラストが美しいです。
50本陣石井家上膳所かまどやヒョウタン飾りなど懐かしいものがいろいろありました。ここで客用の食事を準備したのでしょう。献立の記録によれば、サワラやカレイなどの魚料理もあったようです。岡山県民のサワラ好きは江戸時代から？
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50本陣石井家上膳所
かまどやヒョウタン飾りなど懐かしいものがいろいろありました。ここで客用の食事を準備したのでしょう。献立の記録によれば、サワラやカレイなどの魚料理もあったようです。岡山県民のサワラ好きは江戸時代から？
かまどやヒョウタン飾りなど懐かしいものがいろいろありました。ここで客用の食事を準備したのでしょう。献立の記録によれば、サワラやカレイなどの魚料理もあったようです。岡山県民のサワラ好きは江戸時代から？
51本陣石井家女中部屋への階段
柵で囲まれた一畳程の広さの板の間が宙に突き出したように設けられていました。そこから下りるにはこの階段を使うしかなく、しかも外から扉を開けてもらわないと出られない仕組みでした。女中が逃げられないようにしてあったようです。コワッ！
51本陣石井家
女中部屋への階段
柵で囲まれた一畳程の広さの板の間が宙に突き出したように設けられていました。そこから下りるにはこの階段を使うしかなく、しかも外から扉を開けてもらわないと出られない仕組みでした。女中が逃げられないようにしてあったようです。コワッ！
女中部屋への階段
柵で囲まれた一畳程の広さの板の間が宙に突き出したように設けられていました。そこから下りるにはこの階段を使うしかなく、しかも外から扉を開けてもらわないと出られない仕組みでした。女中が逃げられないようにしてあったようです。コワッ！
52本陣石井家小屋組
屋根の上部に煙出しを設けています。梁も太く立派です。
屋根の上部に煙出しを設けています。梁も太く立派です。
53本陣石井家内蔵
この中にはまだたくさんのお宝が眠っているのでしょう。正確にいうと、写っているのは内蔵がある棟の外壁です。
この中にはまだたくさんのお宝が眠っているのでしょう。正確にいうと、写っているのは内蔵がある棟の外壁です。
54本陣石井家酒蔵内絞り場酒造業も営んでいた石井家の酒蔵にある酒の絞り機です。写ってはいませんが、この左上に巨大な滑車があります。参勤交代の際、薩摩藩島津家が持参し、石井家が預かっていた風呂桶なども展示されています。また、この酒蔵には天璋院篤姫が宿泊した記録＜写真40＞についての展示もあります。
54本陣石井家酒蔵内絞り場
酒造業も営んでいた石井家の酒蔵にある酒の絞り機です。写ってはいませんが、この左上に巨大な滑車があります。参勤交代の際、薩摩藩島津家が持参し、石井家が預かっていた風呂桶なども展示されています。また、この酒蔵には天璋院篤姫が宿泊した記録＜写真40＞についての展示もあります。
酒造業も営んでいた石井家の酒蔵にある酒の絞り機です。写ってはいませんが、この左上に巨大な滑車があります。参勤交代の際、薩摩藩島津家が持参し、石井家が預かっていた風呂桶なども展示されています。また、この酒蔵には天璋院篤姫が宿泊した記録＜写真40＞についての展示もあります。
55本陣石井家釜場風呂釜のようなものがあり、奥は3段くらい下がってまき炊きするようになっているので、風呂かと思っていたら、酒作りの場所でした。ここで酒米を蒸したり洗ったりしていたそうです。
55本陣石井家釜場
風呂釜のようなものがあり、奥は3段くらい下がってまき炊きするようになっているので、風呂かと思っていたら、酒作りの場所でした。ここで酒米を蒸したり洗ったりしていたそうです。
風呂釜のようなものがあり、奥は3段くらい下がってまき炊きするようになっているので、風呂かと思っていたら、酒作りの場所でした。ここで酒米を蒸したり洗ったりしていたそうです。
56本陣石井家酒母蔵
酒母（しゅぼ）とは、蒸米に水と麹を加え発酵させ酵母を大量に培養したものです。これをもとに仕込みが始まります。
酒母（しゅぼ）とは、蒸米に水と麹を加え発酵させ酵母を大量に培養したものです。これをもとに仕込みが始まります。
57本陣石井家コムラサキ小庭の辺りだと思いますが、紫色に色づいた実がちょうど見頃になっていました。ムラサキシキブよりも密集してたくさんつくので、庭木としてはコムラサキのほうが人気のようです。葉の鋸歯が真ん中より先にしかないことでムラサキシキブやヤブムラサキと見分けられます。
57本陣石井家コムラサキ
小庭の辺りだと思いますが、紫色に色づいた実がちょうど見頃になっていました。ムラサキシキブよりも密集してたくさんつくので、庭木としてはコムラサキのほうが人気のようです。葉の鋸歯が真ん中より先にしかないことでムラサキシキブやヤブムラサキと見分けられます。
小庭の辺りだと思いますが、紫色に色づいた実がちょうど見頃になっていました。ムラサキシキブよりも密集してたくさんつくので、庭木としてはコムラサキのほうが人気のようです。葉の鋸歯が真ん中より先にしかないことでムラサキシキブやヤブムラサキと見分けられます。
58胡宮
本陣石井家の前にあり、宿場町の守護神として大黒天と恵比須をお祀りしています。手前の常夜燈の台座には寛政十一年（1799年）とあります。
本陣石井家の前にあり、宿場町の守護神として大黒天と恵比須をお祀りしています。手前の常夜燈の台座には寛政十一年（1799年）とあります。
59旧山陽道矢掛宿旧山陽道に沿って東西約800mの町並みを「矢掛宿」と総称しています。江戸時代の旧姿をとどめた町並みは岡山県町並み保存地区に選定されています。
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59旧山陽道矢掛宿
旧山陽道に沿って東西約800mの町並みを「矢掛宿」と総称しています。江戸時代の旧姿をとどめた町並みは岡山県町並み保存地区に選定されています。
旧山陽道に沿って東西約800mの町並みを「矢掛宿」と総称しています。江戸時代の旧姿をとどめた町並みは岡山県町並み保存地区に選定されています。
60石井醤油店この家は明治42年、本陣石井家＜写真32＞から分家し、副業であった醤油酒造業を引き継ぎ、北石井と呼ばれました。今でも奥の蔵で伝統的な製法で醤油を製造しています。
60石井醤油店
この家は明治42年、本陣石井家＜写真32＞から分家し、副業であった醤油酒造業を引き継ぎ、北石井と呼ばれました。今でも奥の蔵で伝統的な製法で醤油を製造しています。
この家は明治42年、本陣石井家＜写真32＞から分家し、副業であった醤油酒造業を引き継ぎ、北石井と呼ばれました。今でも奥の蔵で伝統的な製法で醤油を製造しています。
61やかげ郷土美術館水見やぐら
やかげ郷土美術館の奥に高さ16mの赤松板張りの水見やぐらがあります。この上に登って、矢掛宿を一望することができます。なお、美術館にはピカソの闘牛士の絵も保管されており、毎年2月に公開されます。
61やかげ郷土美術館
水見やぐら
やかげ郷土美術館の奥に高さ16mの赤松板張りの水見やぐらがあります。この上に登って、矢掛宿を一望することができます。なお、美術館にはピカソの闘牛士の絵も保管されており、毎年2月に公開されます。
水見やぐら
やかげ郷土美術館の奥に高さ16mの赤松板張りの水見やぐらがあります。この上に登って、矢掛宿を一望することができます。なお、美術館にはピカソの闘牛士の絵も保管されており、毎年2月に公開されます。
62横山精肉店明治時代後期か大正時代に改築されました。壁の上にあるマークは屋号の“叶屋（かのうや）”をデザイン化したものです。ここは旧山陽道と旧松山街道の交差部となっています。
62横山精肉店
明治時代後期か大正時代に改築されました。壁の上にあるマークは屋号の“叶屋（かのうや）”をデザイン化したものです。ここは旧山陽道と旧松山街道の交差部となっています。
明治時代後期か大正時代に改築されました。壁の上にあるマークは屋号の“叶屋（かのうや）”をデザイン化したものです。ここは旧山陽道と旧松山街道の交差部となっています。
63備中西国三十三所観音霊場標石
備中西国三十三所観音霊場は寛政年間に開かれ、全行程は約200kmだそうです。天保9年（1838年）の標柱には、ここから笠岡市の威徳寺まで4里（約16km）あることが記されています。
63備中西国三十三所
観音霊場標石
備中西国三十三所観音霊場は寛政年間に開かれ、全行程は約200kmだそうです。天保9年（1838年）の標柱には、ここから笠岡市の威徳寺まで4里（約16km）あることが記されています。
観音霊場標石
備中西国三十三所観音霊場は寛政年間に開かれ、全行程は約200kmだそうです。天保9年（1838年）の標柱には、ここから笠岡市の威徳寺まで4里（約16km）あることが記されています。
64忍辱山(にんじょくさん）観音寺
寛永7年（1630年）に創建された真言宗の寺院です。備中西国三十三所観音霊場の17番になっています。本堂は寛政12年（1800年）に再建されたものだそうです。矢掛西町バス停へと続く階段の上から写真を撮りました。
64忍辱山(にんじょくさん）
観音寺
寛永7年（1630年）に創建された真言宗の寺院です。備中西国三十三所観音霊場の17番になっています。本堂は寛政12年（1800年）に再建されたものだそうです。矢掛西町バス停へと続く階段の上から写真を撮りました。
観音寺
寛永7年（1630年）に創建された真言宗の寺院です。備中西国三十三所観音霊場の17番になっています。本堂は寛政12年（1800年）に再建されたものだそうです。矢掛西町バス停へと続く階段の上から写真を撮りました。
65旧吉岡醤油店大正10年に西洋建築の外観が造られました。正面上部の“カ”のマークは「ワカ」と読み、倉敷市玉島のワカヤ醤油から暖簾分けしてもらった屋号です。
65旧吉岡醤油店
大正10年に西洋建築の外観が造られました。正面上部の“カ”のマークは「ワカ」と読み、倉敷市玉島のワカヤ醤油から暖簾分けしてもらった屋号です。
大正10年に西洋建築の外観が造られました。正面上部の“カ”のマークは「ワカ」と読み、倉敷市玉島のワカヤ醤油から暖簾分けしてもらった屋号です。
66シオカラトンボ♂腹部先端の黒い部分が3cm程あること、翅の付け根に褐色の部分がないことから、シオヤトンボやオオシオカラトンボのオスと見分けられます。
66シオカラトンボ♂
腹部先端の黒い部分が3cm程あること、翅の付け根に褐色の部分がないことから、シオヤトンボやオオシオカラトンボのオスと見分けられます。
腹部先端の黒い部分が3cm程あること、翅の付け根に褐色の部分がないことから、シオヤトンボやオオシオカラトンボのオスと見分けられます。
67ショウジョウトンボ♂オスは顔や脚まで真っ赤になりますが、赤トンボの仲間ではありません。ネキトンボよりも腹部が幅広で、胸部の横には黒い模様がありません。シオカラトンボのオス＜写真66＞と縄張り争いをしていました。
67ショウジョウトンボ♂
オスは顔や脚まで真っ赤になりますが、赤トンボの仲間ではありません。ネキトンボよりも腹部が幅広で、胸部の横には黒い模様がありません。シオカラトンボのオス＜写真66＞と縄張り争いをしていました。
オスは顔や脚まで真っ赤になりますが、赤トンボの仲間ではありません。ネキトンボよりも腹部が幅広で、胸部の横には黒い模様がありません。シオカラトンボのオス＜写真66＞と縄張り争いをしていました。
68ヒガシキリギリス♀長い産卵管があるのでメスです。青森県から岡山県に分布し、腹部の先端に届かない短い翅の黒斑は一列より多いというのが一般的な特徴です。ニシキリギリスのほうは近畿地方から九州にかけて分布するので、岡山県では両方見られるということになります。
68ヒガシキリギリス♀
長い産卵管があるのでメスです。青森県から岡山県に分布し、腹部の先端に届かない短い翅の黒斑は一列より多いというのが一般的な特徴です。ニシキリギリスのほうは近畿地方から九州にかけて分布するので、岡山県では両方見られるということになります。
長い産卵管があるのでメスです。青森県から岡山県に分布し、腹部の先端に届かない短い翅の黒斑は一列より多いというのが一般的な特徴です。ニシキリギリスのほうは近畿地方から九州にかけて分布するので、岡山県では両方見られるということになります。
69矢掛神社鳥居越しに
茶臼山
矢掛神社の常夜燈手前からは、鳥居越しに茶臼山が見えました。
茶臼山
矢掛神社の常夜燈手前からは、鳥居越しに茶臼山が見えました。
70矢掛神社狛犬＆随身門
随身門は文化14年（1817年）に建立されました。当時のものでしょうか。中の像は古そうでした。
随身門は文化14年（1817年）に建立されました。当時のものでしょうか。中の像は古そうでした。
71矢掛神社拝殿絵馬＆宝船
拝殿の中には絵馬や宝船が飾られていました。町の重要文化財に指定されている「伊勢参詣図」は見落としてしまったようです。
拝殿の中には絵馬や宝船が飾られていました。町の重要文化財に指定されている「伊勢参詣図」は見落としてしまったようです。
72矢掛神社本殿＆荒神社矢掛神社は大化元年（645年）創建と伝えられ、本陣石井家＜写真32＞の主君で猿掛（さるかけ）城主であった毛利元清（元就の六男？）などに崇敬されました。御祭神は吉備津彦命（きびつひこのみこと）です。本殿は立派で、拝殿と同じくらいの大きさでした。
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72矢掛神社本殿＆荒神社
矢掛神社は大化元年（645年）創建と伝えられ、本陣石井家＜写真32＞の主君で猿掛（さるかけ）城主であった毛利元清（元就の六男？）などに崇敬されました。御祭神は吉備津彦命（きびつひこのみこと）です。本殿は立派で、拝殿と同じくらいの大きさでした。
矢掛神社は大化元年（645年）創建と伝えられ、本陣石井家＜写真32＞の主君で猿掛（さるかけ）城主であった毛利元清（元就の六男？）などに崇敬されました。御祭神は吉備津彦命（きびつひこのみこと）です。本殿は立派で、拝殿と同じくらいの大きさでした。
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下（厚手）
雨具
日よけ帽子とフード
登山靴（防水加工）
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計（防水）
タオル
カメラ
飲料水（スポドリ＆茶）
水筒（保温）
非常食（栄養補助食品）
スマホ（山使用可能）
eTrex30（GPSナビゲーター）
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感想
この日は天気が晴れの予報であったものの、前日の台風18号の影響を考え、安全な舗装道路が多いコースを選定しました。
茶臼山ではまだ9月中旬という時期にもかかわらず、たくさんのイガ栗（イガに包まれたもの）、笑栗（栗の実が覗けるもの）、落栗（イガから抜け落ちたもの）が地面に散乱していました。さらに、まだ食べ頃ではない柿の実までが、多数落下していました。幸い、稲などの他の農作物は見た目は無事そうで安心しました。
「本陣と脇本陣の両方が残る宿場町」
矢掛町は江戸時代には旧山陽道の宿場町として発展しました。東西およそ1kmにわたり200軒の旅籠が軒を連ね、大名行列に備えた場所です。その中でも敷地約1000坪の本陣石井家と本陣の次の格である脇本陣高草家は共に現存する史跡として、国重要文化財に指定されています。2つそろって現存するのは全国ではここだけです。また、本陣内には写真でも紹介していますように貴重なものが多数残っています。テレビ番組「開運！なんでも鑑定団」からの照会が何回かあったとのことでした。石井家内蔵＜写真53＞には、まだ公開されていないお宝がたくさんあるかもしれないとのことです。
毎年11月第2日曜日に開催される「矢掛の宿場まつり」では、江戸時代の大名が参勤交代で行き交う姿を再現します。有名な「したにーしたにー」の掛け声と共に街道（旧山陽道）を練り歩き、人々を江戸時代へとタイムスリップさせてくれます。個人的には天璋院篤姫御一行が訪れた際のシーンを再現してほしいです…
「山城が多い地域」
今回訪れた茶臼山およびその半径約7km内には矢掛茶臼山城址をはじめ、20余りの山城址があります。天正年間、毛利元清（元就の六男？）は毛利氏が備中国を手中に治めると猿掛城（茶臼山の南東約3.5km）を居城としましたが、天正10年(1582年)の高松の役（羽柴秀吉による備中高松城の水攻め）の後、備中国の治政のため、茶臼山城を築きました。山城址を巡ると、戦国時代から江戸時代にかけての歴史がいろいろと見えてきます。今回は旧宿場町中心のルートを設定したために、こうした山城址はゆっくりと見てまわれませんでした。機会があれば、戦国武将の歴史を辿る山行をしようと思います。
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