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Yamareco

記録ID: 1297882
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県西粟倉村 駒の尾山〜ダルガ峰 木枯らし1号&紅葉

2017年10月30日(月) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:16
距離
9.1km
登り
450m
下り
445m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:50
休憩
0:23
合計
3:13
9:18
0
黒岩峠駐車場
9:18
9:19
19
9:38
9:40
32
第1展望所
10:12
10:14
2
10:16
10:26
22
駒の尾山避難小屋
10:48
10:50
1
10:51
10:51
12
大海里山南登山口
11:03
11:03
10
大海里山北登山口
11:13
11:14
4
11:18
11:18
16
ちくさ高原スキー場&ダルガ峰登山口分岐
11:34
11:35
5
ダルガ峰登山口
11:40
11:44
46
ダルガ峰展望台
12:30
12:30
1
12:31
黒岩峠駐車場
植物も動物もびっくりの台風後の冬山の紅葉!?
歩行距離9km、歩行時間2時間50分、歩行数14,700歩
天候 強風&小雨一時あられ、のち曇り
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 鳥取自動車道(兵庫県の平福IC以北は無料区間)の西粟倉ICで降り、道の駅「あわくらんど」の東(山)側に延びている道を上がっていきます。案内板が見えたら、左折をし、そのまま道なりに進むと、20台ほど自動車を停めることができる黒岩峠駐車場<写真01>があります。
 兵庫県からは、ちくさ高原から岡山県に入り、すぐ左折し、林道ダルガ峰(なる)線沿いに進めば駐車場に着きます。
 周辺のアスファルト道には自動車の通行の妨げになる倒木や落石はありませんでした。
コース状況/
危険箇所等
 前日と一週間前の台風の影響か、倒木や大量の落ち葉がありました。ぬかるみや水たまりはよけて歩けます。倒木もすぐにまたいだりくぐったりできました。登山道は全体的に緩やかで気を付ければ下りでも滑りにくく、落葉樹林帯でも強風はある程度しのげます。
 ダルガ峰(なる)登山口<写真21>から黒岩峠駐車場<写真01>までの林道ダルガ峰(なる)線はアスファルト道で、自動車の通行の妨げになる倒木や落石はありませんでした。
 紅葉は標高900〜1000m辺りが色づき始めから見頃のようでした。

 黒岩峠駐車場<写真01>から駒の尾山頂上<写真07>までは丸太と土の階段状の道が多く、歩きやすいです。 
 登山口に入ってすぐの木製のデッキには少し水たまりがありましたが、すぐになくなりそうでした。最初から大量の落ち葉に加えてところどころ小枝や倒木がありましたが、脇を通れるようになっていました。
 サラサドウダン紅葉<写真05>撮影地点周辺は少しぬかるみかけており、そこを少し過ぎて丸太と土の階段の手前からしばらくはたまに小さな水たまりやぬかるみがありました。上に落ち葉が積もっていることが多く、踏むと少し沈むのでやっと気づくレベルです。

 駒の尾山頂上<写真07>からダルガ峰(なる)頂上<写真16>までは大半が緩やかな道で、落ち葉の量は減ってきます。今回はロープのある岩場を避けて大海里山の西の巻道を歩きました。ダルガ峰(なる)頂上<写真16>の南側は、頂上直下に少し急で濡れていると滑りやすい所がありますが、上りは大丈夫です。
 駒の尾山頂上<写真07>からしばらくして丸太と土の階段状の道になると、倒木が数本ありました。足元に気を付けてくぐったりまたいだりしてよけて歩きました。
 大海里峠<写真12>からしばらくは平坦な水たまり道ですが、端を歩けば問題ありません。
 大海里山の西の巻道にも倒木が数本ありますが、その脇を通れます。平坦ですが砂利が多いためか、水たまりやぬかるみはありませんでした。巻道が終わると倒木をまたぐ所が3か所ほどあります。

 ダルガ峰(なる)頂上<写真16>からダルガ峰(なる)登山口<写真21>までは緩やかな道です。落ち葉はさらに減り、わかりやすい道が続きます。
 ちくさ高原スキー場&ダルガ峰(なる)登山口分岐から杉の植林帯に入ります。1本大きな倒木があり、道をふさいでいますが、左側をまたぐとまたすぐ道に戻れました。植林帯を抜けるとわかりやすい細道です。
 ダルガ峰(なる)頂上&大茅スキー場方面分岐<写真17>で未舗装の作業道に出合いました。作業道を横切ってダルガ峰(なる)登山口<写真21>まではススキロードです。水たまり道が続きますが、端を通ればよけられます。
その他周辺情報 今回の駐車場を数km程下った後山の麓に「愛の村パーク」があり、1Fで食事(ランチバイキング1,080円)、2Fで温泉(展望露天風呂や月替わりのハーブ風呂、土日祝日はサウナもあり)をアフター登山で利用できます。
01黒岩峠駐車場より
     駒の尾山登山口
「あっ紅葉(^^♪」と登山口の景観を見ながら自動車のドアを開けようとすると、突然厳冬の気配を感じ、急遽車内で登山靴、カッパと軍手を着用することに(>_<)
01黒岩峠駐車場より
     駒の尾山登山口
「あっ紅葉(^^♪」と登山口の景観を見ながら自動車のドアを開けようとすると、突然厳冬の気配を感じ、急遽車内で登山靴、カッパと軍手を着用することに(>_<)
02駒の尾山紅葉
第一展望所まで登ってくると、駒の尾山<写真07>の西尾根が見えてきました。全体的には茶色っぽくなっていますが、緑が混じって風情がありました。動画も撮りました。
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02駒の尾山紅葉
第一展望所まで登ってくると、駒の尾山<写真07>の西尾根が見えてきました。全体的には茶色っぽくなっていますが、緑が混じって風情がありました。動画も撮りました。
03第一展望所内より
        駒の尾山
風が強いので、第一展望所内より駒の尾山を望みました。紅葉シーンが強調され、なかなか絵になっていました。
03第一展望所内より
        駒の尾山
風が強いので、第一展望所内より駒の尾山を望みました。紅葉シーンが強調され、なかなか絵になっていました。
04第一展望所内より
        後山集落
第一展望所内より麓の後山集落を望みました。幸い、この窓から風が吹き込むことはありませんでした。
04第一展望所内より
        後山集落
第一展望所内より麓の後山集落を望みました。幸い、この窓から風が吹き込むことはありませんでした。
05サラサドウダン紅葉
6月11日に訪問した際には、サラサドウダンの花がたくさん咲いていました。秋にはこのようにきれいな紅葉が見られます。今年は台風の影響か、周辺のサラサドウダンはほとんど坊主になっており、わずかに残った葉は淡い黄色のまま散ってしまいそうですが、なぜかこの1本だけが真っ赤でした。隣のカエデの仲間の木はもっと赤くなるのかもしれません。
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05サラサドウダン紅葉
6月11日に訪問した際には、サラサドウダンの花がたくさん咲いていました。秋にはこのようにきれいな紅葉が見られます。今年は台風の影響か、周辺のサラサドウダンはほとんど坊主になっており、わずかに残った葉は淡い黄色のまま散ってしまいそうですが、なぜかこの1本だけが真っ赤でした。隣のカエデの仲間の木はもっと赤くなるのかもしれません。
06ウリカエデ?紅葉
この日、もっともたくさん紅葉していたのは旧カエデ科の葉でした。葉の長さと横幅の比率からウリカエデと判断しましたが、葉の形には変異があり、それだけで見分けるのは難しいです。駒の尾山頂上手前で小雨に混じって白いものが降り始めたと思ったら、あられでした。事前のラジオでは木枯らしや氷ノ山初冠雪の予報が流れていましたが・・・
06ウリカエデ?紅葉
この日、もっともたくさん紅葉していたのは旧カエデ科の葉でした。葉の長さと横幅の比率からウリカエデと判断しましたが、葉の形には変異があり、それだけで見分けるのは難しいです。駒の尾山頂上手前で小雨に混じって白いものが降り始めたと思ったら、あられでした。事前のラジオでは木枯らしや氷ノ山初冠雪の予報が流れていましたが・・・
07駒の尾山頂上
標高1280.5mの駒の尾山頂上です。晴れた日には360度パノラマ展望を楽しむことができますが、この日は5km以上離れた山々は墨絵のような光景でした。
07駒の尾山頂上
標高1280.5mの駒の尾山頂上です。晴れた日には360度パノラマ展望を楽しむことができますが、この日は5km以上離れた山々は墨絵のような光景でした。
08後山&船木山&鍋ヶ谷山
駒の尾山頂上より東方面を望むと、向こうから手前に向かって、後山、船木山、鍋ヶ谷山が見えました。動画も撮りました。紅葉は微妙?
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08後山&船木山&鍋ヶ谷山
駒の尾山頂上より東方面を望むと、向こうから手前に向かって、後山、船木山、鍋ヶ谷山が見えました。動画も撮りました。紅葉は微妙?
09大海里山&ダルガ峰
駒の尾山頂上より北方面を望むと、手前に大海里山、向こうにダルガ峰(なる)<写真16>が見えました。大海里山の頂上付近は紅葉が進んでいるようでした。
09大海里山&ダルガ峰
駒の尾山頂上より北方面を望むと、手前に大海里山、向こうにダルガ峰(なる)<写真16>が見えました。大海里山の頂上付近は紅葉が進んでいるようでした。
10那岐山
駒の尾山頂上より西方面を望むと、那岐山(なぎさん)が見えました。墨絵風に見え趣がありました。
10那岐山
駒の尾山頂上より西方面を望むと、那岐山(なぎさん)が見えました。墨絵風に見え趣がありました。
11大海里山
大海里山に近づくと、紅葉している所がいくつか見えました。今日は台風の翌日で風が強かったので、頂上には行かず、足場のいい西側の巻道を歩くことにしました。
11大海里山
大海里山に近づくと、紅葉している所がいくつか見えました。今日は台風の翌日で風が強かったので、頂上には行かず、足場のいい西側の巻道を歩くことにしました。
12大海里峠
大海里峠付近では紅葉とススキとマンネンスギ<写真15>が見られました。
12大海里峠
大海里峠付近では紅葉とススキとマンネンスギ<写真15>が見られました。
13ウリハダカエデ?紅葉
大海里峠付近の紅葉をズームしてみました。葉の形からするとウリハダカエデのようです。まだ黄色っぽい葉がほとんどですが、日が当たっていれば、輝いて見えたに違いありません。
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13ウリハダカエデ?紅葉
大海里峠付近の紅葉をズームしてみました。葉の形からするとウリハダカエデのようです。まだ黄色っぽい葉がほとんどですが、日が当たっていれば、輝いて見えたに違いありません。
14苔&紅葉ロード
ダルガ峰(なる)に続く道で、苔と紅葉と落ち葉が見られるユニークなロケーションでした。濡れた苔の緑色があざやかで、淡い黄色やオレンジ色が引き立って見えます。少し進んだところから歩きながら動画を撮りました。
14苔&紅葉ロード
ダルガ峰(なる)に続く道で、苔と紅葉と落ち葉が見られるユニークなロケーションでした。濡れた苔の緑色があざやかで、淡い黄色やオレンジ色が引き立って見えます。少し進んだところから歩きながら動画を撮りました。
15ダルガ峰
  マンネンスギロード
落ち葉ロードの周りは絶滅危惧種のマンネンスギ群生地という、なかなか他の山域では見ることができないシーンです。動画も撮りました。
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15ダルガ峰
  マンネンスギロード
落ち葉ロードの周りは絶滅危惧種のマンネンスギ群生地という、なかなか他の山域では見ることができないシーンです。動画も撮りました。
16ダルガ峰頂上
標高1163mのダルガ峰(なる)頂上です。カエデの仲間はほとんど坊主で淡い黄色の葉がわずかに残っているだけでしたが、マンネンスギは元気でした。登山道にはみ出して生えているので、踏みそうになりました。
16ダルガ峰頂上
標高1163mのダルガ峰(なる)頂上です。カエデの仲間はほとんど坊主で淡い黄色の葉がわずかに残っているだけでしたが、マンネンスギは元気でした。登山道にはみ出して生えているので、踏みそうになりました。
17ダルガ峰頂上&
  大茅スキー場方面分岐
この分岐は地形図上には南北(写真の左右)に通じる作業道が描かれていないのですが、四方向にはっきりとした道が延びています。作業道を少しだけ歩きながらススキの動画を撮りましたが、結局ボツにし、揺れるススキのみ動画をアップしました。
17ダルガ峰頂上&
  大茅スキー場方面分岐
この分岐は地形図上には南北(写真の左右)に通じる作業道が描かれていないのですが、四方向にはっきりとした道が延びています。作業道を少しだけ歩きながらススキの動画を撮りましたが、結局ボツにし、揺れるススキのみ動画をアップしました。
18ダルガ峰&ススキ原
ダルガ峰(なる)頂上<写真16>付近は平らで約40haの平坦地が広がります。達磨大師が座している姿に似ていることから達磨が峰と呼ぶようになったと言われています。西側一帯に広がるススキ原を振り返って撮りました。
18ダルガ峰&ススキ原
ダルガ峰(なる)頂上<写真16>付近は平らで約40haの平坦地が広がります。達磨大師が座している姿に似ていることから達磨が峰と呼ぶようになったと言われています。西側一帯に広がるススキ原を振り返って撮りました。
19ダルガ峰避難小屋前
      よりススキ原
ダルガ峰避難小屋まで下りてくると、さらに、ススキの群生が広がります。
19ダルガ峰避難小屋前
      よりススキ原
ダルガ峰避難小屋まで下りてくると、さらに、ススキの群生が広がります。
20林道ダルガ峰線に
    続くススキロード
林道ダルガ峰(なる)線まで続く自然歩道はススキロードと化していました。動画にも撮りました。音に風情があります。
20林道ダルガ峰線に
    続くススキロード
林道ダルガ峰(なる)線まで続く自然歩道はススキロードと化していました。動画にも撮りました。音に風情があります。
21ダルガ峰登山口
ここまでは自動車でアプローチができます。ダルガ峰まではほとんど高度差がないので、楽な山行です。
21ダルガ峰登山口
ここまでは自動車でアプローチができます。ダルガ峰まではほとんど高度差がないので、楽な山行です。
22ダルガ峰展望台付近の
          紅葉
林道ダルガ峰(なる)線を南下すると、途中にダルガ峰展望台(トイレ&休憩所)があります。この付近も紅葉が見られました。背景には大海里山が見えました。
22ダルガ峰展望台付近の
          紅葉
林道ダルガ峰(なる)線を南下すると、途中にダルガ峰展望台(トイレ&休憩所)があります。この付近も紅葉が見られました。背景には大海里山が見えました。
23駒の尾山&大海里山展望
ダルガ峰展望台からは、奥に駒の尾山<写真07>、手前に大海里山の全容が見えました。まばらに紅葉が進んでいるがわかります。動画も撮りました。
23駒の尾山&大海里山展望
ダルガ峰展望台からは、奥に駒の尾山<写真07>、手前に大海里山の全容が見えました。まばらに紅葉が進んでいるがわかります。動画も撮りました。
24黒岩山展望
ダルガ峰展望台より南西方面には、手前に958m峰、向こうの左側が駒の尾山西尾根、右側に黒岩山が見えました。この辺りにもススキの群生が見られます。
24黒岩山展望
ダルガ峰展望台より南西方面には、手前に958m峰、向こうの左側が駒の尾山西尾根、右側に黒岩山が見えました。この辺りにもススキの群生が見られます。
25ヒミズ死骸
大海里山西斜面の林道ダルガ峰線上で、モグラ科のヒミズが仰向けになって死んでいるのを発見しました。異常気象の影響でしょうか?鼻の先端から尻尾の先端まで10cm程で、コウベモグラよりも前足が小さく黒っぽく見えます。餌を探して地上を歩きまわることもあるそうですが、初めて生の姿を見ました。車にひかれないよう、とりあえず、もう少し端に移動させました。合掌。
25ヒミズ死骸
大海里山西斜面の林道ダルガ峰線上で、モグラ科のヒミズが仰向けになって死んでいるのを発見しました。異常気象の影響でしょうか?鼻の先端から尻尾の先端まで10cm程で、コウベモグラよりも前足が小さく黒っぽく見えます。餌を探して地上を歩きまわることもあるそうですが、初めて生の姿を見ました。車にひかれないよう、とりあえず、もう少し端に移動させました。合掌。
26白雲の滝
いつもより水量が多く、轟音が鳴り響いていました。周囲の紅葉も進んでいました。もう少し進んで正面から動画を撮りました。地形図上では滝の正面から大海里峠<写真12>にかけて山道があるはずなのですが…
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26白雲の滝
いつもより水量が多く、轟音が鳴り響いていました。周囲の紅葉も進んでいました。もう少し進んで正面から動画を撮りました。地形図上では滝の正面から大海里峠<写真12>にかけて山道があるはずなのですが…
27コハウチワカエデ?紅葉
この山域はよくよく見ると、コハウチワカエデが多いようです。ダルガ峰頂上<写真16>周辺のカエデロードもこれのような気がします。林道沿いで一番色づきがよかったので動画も撮りました。
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27コハウチワカエデ?紅葉
この山域はよくよく見ると、コハウチワカエデが多いようです。ダルガ峰頂上<写真16>周辺のカエデロードもこれのような気がします。林道沿いで一番色づきがよかったので動画も撮りました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子とフード 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 携帯 時計(防水) タオル カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(山使用可能) eTrex30(GPSナビゲーター)

感想

 この日は台風22号の翌日で、近畿地方に「木枯らし1号」が吹きました。これは晩秋から初冬にかけて吹く、初めての北寄りのやや強い風のことを指します。西高東低の冬型の気圧配置となり、最大風速8メートル以上の北よりの強い風が吹きます。なぜか、東京地方と近畿地方でのみ発表されるのが慣例です。実際には北海道、東北、北陸地方では瞬間最大風速が30m前後に達した所も多く、全国的な規模で強風&寒冷の日となりました。日本付近で吹く冬の強い季節風である「冬将軍」とは異なるようです。ちなみに、「木枯らし2号」以降は発表がないそうです。
 ちなみに、山行直後、駒の尾山登山口<写真01>での気温は4度でした。道理で手がかじかんで靴ひもがなかなかほどけなかったわけです。100m高度が上がるたびに約0.6度ずつ気温が下がり、さらに、風速1m毎に体感気温が1度ずつ下がると言われています。まさにこの日は零度を下回る極寒での山行となりました。
 冬装備をしていなかったため、ヤッケ代わりにカッパを防寒&防水着として着用し、軍手を手袋代わりに用いました。強風が吹き、途中であられが降ってきました。秋山は時に冬山に転じることを改めて知らされました。以後の山行は低体温症にならないレベルの冬装備が必需品となりそうです。

 まだ10月下旬ということもあり紅葉を期待していました。登山道には大量の落ち葉が積もっていましたが、台風直後でしたので、この状況は想定済みでした。ただし、茶色や淡い黄色がほとんどでした。「今年は紅葉はだめかも…」と思いながら進んでいくと、サラサドウダンやカエデの仲間など紅葉している木が、気分を高揚(^^♪ させ、寒さを忘れさせてくれました。ダルガ峰頂上周辺のカエデはほとんど落葉しており、紅葉のカエデロードは来年以降にお預けとなりましたが、林道ダルガ峰線に向かう登山道周辺には秋の七草の一つススキがまだ大量に群生していました。林道沿いには色づき始めた木々も見られ、結果的には秋の風物詩を十分楽しむことができました。
 一方、動物たちは2日間続く異常気象でパニックに陥ったのか、緊急冬眠体制に入ったのか、ほとんど存在している気配すら感じませんでした。最後に林道ダルガ峰線を歩いていると、今まで実際に見たことがなかったヒミズ(モグラ科の動物)<写真25>が仰向けになって死んでいるのを目撃しました。棲み処にしていた穴が洪水になったのか、餌にしていた小動物が絶えたのか、通常は考えられないアスファルト道上での死でした。我々人間以上に異常気象は動物にとって厳しそうですが、たくましく生き抜いてほしいものです。
 自動車で林道ダルガ峰線を下っていると、目の前を茶色っぽい鳥が横切りました。首を思いっきり前に伸ばし、必死で早歩きしていました。自動車に驚き、慌てて逃げようと気ばかりが前へ前へ行き、体がついていかないようでした。コジュケイは初めて見ました。山行中は野鳥の声すら聞こえなかったのでうれしかったです。

 今週もしばらく晴天が続き明け方は冷え込むため、紅葉はさらに進むでしょう。今週末は標高700〜900mくらいが見頃かもしれません。天気予報や山行記録などを参考にどこで何を楽しむかじっくり考えたいと思います。



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