谷川岳へ天神平から西黒尾根を青春18切符で日帰り
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 669m
- 下り
- 1,246m
コースタイム
行きは西日暮里5:39・赤羽・高崎・水上8:49/8:57バス・RW駅9:17着.
帰りはRW駅15:13バス発・水上15:36/48・高崎・赤羽・西日暮里18:52着
天候 | 登りは快晴・12時過ぎに南から霧が吹きあげ、下りの西黒尾根で13:40頃に時々小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
水上から土合のバスは650円 ロープウェイは片道1200円(往復2000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
天神尾根は花崗岩の岩場が楽しい。下りではもたつく人もいる。以前にころんで怪我した人も見た。 西黒尾根の下りは2回目だが「健脚者向け」の標識通りきつい。 厳剛分岐までは花崗岩の岩場が急だが足がかりはしっかりしている。ラクダのコル直下の鎖場が一番こわいが鎖に頼って慎重に下ればよい。1400mより下の石英閃緑岩の樹林帯も砕けた石がごろごろしていて湿って歩きにくい。疲れて最後に木の根で滑って尻もち一回。 |
写真
感想
青春18きっぷが余っているので日帰りということだと3時間強で水上まで2940円×2がお得な感じ。前日の27日は天気が崩れる感じなので封切りの「神様のカルテ」観たりしたが28日は何とか回復が期待されそうだ。ということで、朝は早起きして西日暮里5:39発、赤羽・高崎で乗換えて水上8:49着、8:57発バス650円で9:20ロープウェイ駅着。片道1200円で9:25→9:35天神平。
天気よさげなので午後の雷で運休になると面倒だし下りが混雑すると時間が読めないので登りだけ買う。乗り場は混んでなく、一台目に乗り込む。紅葉は全然ないけど後方に白毛門・笠・朝日岳がだんだん高くなるのが嬉しい。馬蹄型で二回通過したことを思い出す。他に土合橋からジジババ岩で雷雨撤退もあったっけ。
天気は快晴、じりじりと照りつけて結構暑い。病み上がりとはいうものの、今日の目的は回復程度を見ながらのトレーニングなので心拍を少し上げて頑張ることにする。熊穴沢小屋を過ぎれば樹林を抜けて岩質が花崗岩に変わって展望のよい岩場に変わる。万太郎尾根などの眺めもよく、時折涼しい風も吹いてくるのでさわやかな登りが楽しめる。ただ、やはり右膝の痛みもあるので痛み止めのロキソニン軟膏を途中で塗る。
9:35歩き始めて熊穴沢10:10、オキノ耳11:30まで2時間弱。肩の小屋のトイレはかなり臭いが100円入れて使わせてもらう。
トマノ耳からオキノ耳の蛇紋岩は久しぶり。乾いているので滑らない。
人が多くてトマノ耳は人がこぼれそうだしオキノ耳へもどんどん人がやってきて狭い場所では渋滞もある。花はあまり興味はないがハクサンフウロ、トリカブト、コゴメグサなどなど賑やかで良い。11:30〜11:45まで休んで下山にかかる。
帰りの予定は15:13発のバスで水上15:36/48、高崎16:51/17:02、赤羽18:38/41、西日暮里18:52で大河ドラマに間に合うが16:05や16:20だと厳しいということで、下りを余裕をみて3時間と踏んで11:45オキノ耳、12:00に肩の小屋分岐を通過して西黒尾根に入る。南から霧が吹きあげてきて天神尾根もだんだん霞んできている。雷雨がこなけりゃいいんだが・・。
ここからザンゲ岩・ラクダのコルをへて1400mまでは6500万年前に固まった花崗岩だそうで、岩は白っぽく岩塊は大きく何カ所か急な崖を下るが足がかりはしっかりしている。ザンゲ岩だけ岩塊が大きいのは岩質が違うのだろうか、ちょっと黒っぽい気もする。
厳剛分岐12:50までは分岐から50分なのでタイムは順調だ。手術から3週間であまり腹圧はかけぬようにとの医師の指示なので、下りで踏ん張る時は腹の力を抜くように注意する。厳剛新道は登りで一回、西黒尾根は下りで一回使ったが、人も少ないし厳剛新道で転落したらアウトなので安全策を取って西黒尾根を下ることにする。
ラクダのコル1516mから花崗岩質の急崖をいくつか下れば1400mくらいからは岩は黒っぽく20〜30cmの礫がごろごろする樹林帯に入る。年代は上部の花崗岩より若く、下から花崗岩を押し上げて底づけした石英閃緑岩であるそうだ。樹木の種類は詳しくはないが少なくとも亜高山帯特有の針葉樹は無く落葉広葉樹林に急に入る。谷川岳は冬の積雪と雪崩により針葉樹林が生育できないということのようだ。
このごろごろした歩きにくい下りはうんざりするほど長い。日光白根山から湯元に下る中ツ曽根の下部もこんな感じだったがそれよりも傾斜は緩いのでましかな、などとなぐさめる。13:40ころから小雨になったが樹林の中は蒸し暑く、ガンメタの山レコTシャツは汗まみれだし濡れても同じなので雨具はつけない。870mの送電鉄塔を過ぎればゴンドラのモーター音も聞こえてきて登山口は近い。500mlスポーツドリンク2本は全部飲んだので最後の水場の冷たい水がありがたい。顔を洗って喉を潤して14:00登山口に着いた。
15:13のバスの前は多分14:10ころだろうと高をくくって14:05にバス停に着いたが14:03にバスが出てしまっていたので時間に余裕がある。衣類上下を着替え、ビール一本飲み、おみやげの海苔佃煮と胡桃ゆべしを調達し、無料休憩所でまったりしてパスを待った。外は小雨が続いていて、この時間にロープウェイで下って来た人は天神平はガスっていて景色を楽しめなかったと残念がっていた。
バスは上毛高原行だが一台増発し、「水上までて良い人は二台目にどうぞ」という声に通路に立っていた10人ほどが移っていった。
手術後の腹の傷は心配なく回復している事が確認できたので良かったが右膝の痛みはしぶとく残り、八月は雲取山以来ほとんど山を歩いてないので筋力も回復していないようだ。西黒尾根を2時間で下ったがちょっと無理したかな、とわずかに反省もするが、全体としては青春18きっぷも使えたし、天気も良くさわやかな景色も楽しめたので十分に満足できる歩きだったのさ。
【追伸・ヤマレコTシャツのこと】この日のヤマレコTシャツは渋いガンメタです。歩きながらヤマレコTシャツ着ている人がいたら話しかけようと思っていたのですが見かけませんでしたし声をかけてくれる人もいませんでしたので少し寂しかったです。でも報告を見ると同じ日に一の倉沢でタッチーさんがゴールドのシャツで写っていましたし、肩の小屋の下でmasataroさんとclioneさんが私のTシャツに気づいてくれていたとのことです。いつの日かどこかの山で互いに「あっヤマレコTシャツだっ」てほぼ同時に叫ぶ機会があることを楽しみにしているところです。
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