記録ID: 132127
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科
大快晴、大パノラマの東西天狗岳
2011年09月07日(水) [日帰り]
- GPS
- 06:15
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 883m
- 下り
- 870m
コースタイム
6:10唐沢鉱泉
唐沢鉱泉から、まず橋を渡るとシラビソやコメツガの生い茂る原生林の樹林帯の中を緩やかに高度を上げて行きます。原生林の中の苔むした石の上は足場が悪く濡れていると滑りやすいですね。ここからの上りはほとんどがこのような石の上を歩くことになります。原生林の雰囲気は好きなのですが、歩きにくい石だらけの道はとても辛くて苦手です。歩くにもかなり体力を消耗してしまいますね。中盤を過ぎると黒百合ヒュッテまでの登山道は道というより枯れ沢登りで、岩の上を渡って歩くようになります。水はほとんど流れていませんが、真夏でも日陰で涼しいのでしょうね。
8:05黒百合ヒュッテ
いつもは、登山道の要に位置している山小屋なので賑わっているのでしょうが、時間的に誰もいない感じでひっそりとしていました。このあたりは、その名のとおり季節には黒ユリが咲いていると思うので、是非、見に来たいですね。
8:35天狗の奥庭
窪地の底にスリバチ池があり、その周囲のハイマツ帯を半周する感じで抜けて行きます。この辺りは天狗ノ奥庭と言われているようですが、自然が造り出した素晴らしい景色ですね。結構天狗の ○○という呼び名を付けられた場所が多いようですが、火打山にも「天狗の庭」 がありました。
ここを過ぎるとザレ場の登りとなり、一気に高度を上げます。中山峠からの道と合流すると、天狗の鼻と呼ばれるちょっとした鎖場が現れ、鎖を使ってそこを乗り越えると、後は楽な道となり、ほんの一踏ん張りで東天狗岳山頂となります。
9:30東天狗岳9:40
東天狗岳の頂上は狭く、大きな岩が重なっている岩稜帯で、東側と南側はストンと切れ落ちています。展望は360度パノラマ状態で、 南側には根石岳、硫黄岳が目の前に大きく見えており、 その横には赤岳、阿弥陀岳が続いています。さらに右奥にはハッキリと北岳や甲斐駒ケ岳などの南アルプスの山々も見えています。
西側は西天狗岳がすぐ目の前にあり、北側には北八ヶ岳、蓼科山が続いており、その左奥には北アルプスも見えています。
東天狗岳から西天狗岳まではガレた道を慎重に下り、ほぼ平坦な鞍部を越えると 再び赤くザレた道の登りになります。勾配は見た目程は厳しくはなく、 あっという間に西天狗岳の頂上に着きます。
9:55西天狗岳9:10
こちらは一面ハイマツの平坦な山頂です。縦走路にある東天狗岳が登山者で賑わっているのに対して、静かでまったりした感じです。 ここ西天狗岳からの展望も東天狗に負けず劣らず素晴らしい大パノラマですね。今日は日本名山の大見学会のようでした。
下山は頂上を横切り、西天狗尾根を下ります。ここは、かなりの急勾配であり滑らないように注意が必要です。途中からは大岩がゴロゴロした中を下るので、かなり難儀しました。この大岩帯を通過すると樹林帯に突入しますが、足元には苔むした石がありますので、やはり滑らないように気を使いますね。
この尾根は総じて展望は良くありませんが、2つの展望台と呼ばれるところがあり、そこからは八ヶ岳の山々がよく見えます。皆さん、こちらから歩いて来られる方々が多いようで、この2つ展望台を含め、3つ程のピークを越えます。
10:40第二展望台
ここは南側しか見えない感じですね。でも、なかなかの景色ですよね。
11:10第一展望台
今下りて来た西天狗岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳、遠くに南アルプス、中央アルプス、そして御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、蓼科山と絶景が丸見えですね。
ここから、再び樹林帯の中に入り、木の根がむき出しの原生林の中の山道を下ります。行きの唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテまでの道と比べると、こちらの方が勾配がきついですね。
12:25唐沢鉱泉
唐沢鉱泉から、まず橋を渡るとシラビソやコメツガの生い茂る原生林の樹林帯の中を緩やかに高度を上げて行きます。原生林の中の苔むした石の上は足場が悪く濡れていると滑りやすいですね。ここからの上りはほとんどがこのような石の上を歩くことになります。原生林の雰囲気は好きなのですが、歩きにくい石だらけの道はとても辛くて苦手です。歩くにもかなり体力を消耗してしまいますね。中盤を過ぎると黒百合ヒュッテまでの登山道は道というより枯れ沢登りで、岩の上を渡って歩くようになります。水はほとんど流れていませんが、真夏でも日陰で涼しいのでしょうね。
8:05黒百合ヒュッテ
いつもは、登山道の要に位置している山小屋なので賑わっているのでしょうが、時間的に誰もいない感じでひっそりとしていました。このあたりは、その名のとおり季節には黒ユリが咲いていると思うので、是非、見に来たいですね。
8:35天狗の奥庭
窪地の底にスリバチ池があり、その周囲のハイマツ帯を半周する感じで抜けて行きます。この辺りは天狗ノ奥庭と言われているようですが、自然が造り出した素晴らしい景色ですね。結構天狗の ○○という呼び名を付けられた場所が多いようですが、火打山にも「天狗の庭」 がありました。
ここを過ぎるとザレ場の登りとなり、一気に高度を上げます。中山峠からの道と合流すると、天狗の鼻と呼ばれるちょっとした鎖場が現れ、鎖を使ってそこを乗り越えると、後は楽な道となり、ほんの一踏ん張りで東天狗岳山頂となります。
9:30東天狗岳9:40
東天狗岳の頂上は狭く、大きな岩が重なっている岩稜帯で、東側と南側はストンと切れ落ちています。展望は360度パノラマ状態で、 南側には根石岳、硫黄岳が目の前に大きく見えており、 その横には赤岳、阿弥陀岳が続いています。さらに右奥にはハッキリと北岳や甲斐駒ケ岳などの南アルプスの山々も見えています。
西側は西天狗岳がすぐ目の前にあり、北側には北八ヶ岳、蓼科山が続いており、その左奥には北アルプスも見えています。
東天狗岳から西天狗岳まではガレた道を慎重に下り、ほぼ平坦な鞍部を越えると 再び赤くザレた道の登りになります。勾配は見た目程は厳しくはなく、 あっという間に西天狗岳の頂上に着きます。
9:55西天狗岳9:10
こちらは一面ハイマツの平坦な山頂です。縦走路にある東天狗岳が登山者で賑わっているのに対して、静かでまったりした感じです。 ここ西天狗岳からの展望も東天狗に負けず劣らず素晴らしい大パノラマですね。今日は日本名山の大見学会のようでした。
下山は頂上を横切り、西天狗尾根を下ります。ここは、かなりの急勾配であり滑らないように注意が必要です。途中からは大岩がゴロゴロした中を下るので、かなり難儀しました。この大岩帯を通過すると樹林帯に突入しますが、足元には苔むした石がありますので、やはり滑らないように気を使いますね。
この尾根は総じて展望は良くありませんが、2つの展望台と呼ばれるところがあり、そこからは八ヶ岳の山々がよく見えます。皆さん、こちらから歩いて来られる方々が多いようで、この2つ展望台を含め、3つ程のピークを越えます。
10:40第二展望台
ここは南側しか見えない感じですね。でも、なかなかの景色ですよね。
11:10第一展望台
今下りて来た西天狗岳、硫黄岳、赤岳、阿弥陀岳、遠くに南アルプス、中央アルプス、そして御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、蓼科山と絶景が丸見えですね。
ここから、再び樹林帯の中に入り、木の根がむき出しの原生林の中の山道を下ります。行きの唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテまでの道と比べると、こちらの方が勾配がきついですね。
12:25唐沢鉱泉
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は良く整備されています。唐沢鉱泉さんの公衆トイレも、とても清潔できれいでしたね。できれば道標にコース時間が書いてあると親切ですかね。下山後、富士見にある「乙事亭」という、おそばやさんに行きました。とても美味です。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
今日の天気予報は、完璧な晴れ予想です。そこで八ヶ岳のガス連敗記録を止めるためにまだ未踏の天狗岳へと向かいました。
諏訪南インターチェンジから、唐沢鉱泉に向かう途中、八ヶ岳も北アルプスも綺麗に見ることができ、期待に胸が膨らみます。いつもは、登り始めると頂上はガスということもありましたが、今日は大丈夫でしょう。三井の森の別荘地を過ぎて桜平との分岐を唐沢鉱泉に向かうと、道の舗装は切れるものの走りやすい道です。駐車場に着くと先客は4台です。天気は良いのですが平日なのでこんなものでしょうか。駐車場横の、とても清潔なトイレをお借りしたのちに登山スタートです。
登山地図を忘れてしまったので、一般的なコースとは逆コースになってしまったようで、黒百合ヒュッテから東天狗岳、西天狗岳、第二展望台、第一展望台から唐沢鉱泉に戻るルートに。各区間の所要時間が分からなかったので、唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテまでと西天狗岳から各展望台を経由して唐沢鉱泉までの間が、まだかなという感じで長く感じました。
東天狗岳まで来ると反対側や北八ヶ岳、南八ヶ岳方向からの歩いてこられた方がが多くいらっしゃいましたね。天気はもうこれ以上は望めないほどの快晴で、風もほとんどなくて最高のコンデションの一日でした。黒百合ヒュッテに前泊された方のお話ですと、昨日は天狗岳にはガスがかかっていたということでした。
これで少しは八ヶ岳=ガス天気のイメージを払しょくできたような気がします。
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コメント
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やっとすっきり晴れましたね。
おそらくこの日は今年1、2の空気の透明度だったので、今までのガスは全部ちゃらですね。
私は気象衛星で水分の全く無い真っ黒な画像を仕事中に見ていて、非常に悔しかったです。
この日に登山できたことは非常にラッキーだと思います。
コメントありがとうございます。
確かに、仕事の日に快晴の青空を見ると、何故か恨めしい気持ちになりますね。(笑)
青空の下、山に登れることに感謝して歩きたいですね。
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