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Yamareco

記録ID: 1333204
全員に公開
雪山ハイキング
丹沢

パウダースノーを踏んでいた@菰釣山−忘路峠

2017年12月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:01
距離
10.6km
登り
935m
下り
876m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:31
休憩
1:31
合計
6:02
9:05
28
スタート地点
10:11
10:11
26
10:37
11:05
16
11:21
11:21
5
12:04
12:04
28
13:30
13:30
24
13:54
13:57
28
14:25
14:26
41
忘路峠
15:07
ゴール地点
菰釣山山頂でコーヒータイムを取り、昼食休憩は城ヶ尾山山頂で取っています。その他では軽く立ち休みしながら写真を取っているくらいです。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2017年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
室久保林道野外活動センター入口と西沢林道道志の森キャンプ場の1kmほど先の路肩に駐車
コース状況/
危険箇所等
前日夜の雪がそのまま残っていたので、全てのルートで足滑りには注意ですが、雪質がサラサラで、軽アイゼン等を装着しなくても大丈夫でした。ただし、午後の忘路峠からの北面を下るところでは、雪も湿り気を持ってたっぷり残っていたので、チェーンスパイクを装着しておきました。ルートそのものに危険箇所はなく、忘路峠ルートも秋に新たに巻かれたリボンのおかげでミスコースする心配もなくなりました。
その他周辺情報 道志の湯
今回はFacebookの「丹沢ハイキング」グループに登録されているOさんを裏丹沢にご招待するのが一番の目的の山行ですが、問題は前日夜に降った雪。当日は天気予報では終日晴れマークなんですが、雪のせいで登山道まで行けない恐れがありました。一応、Oさんと協議して、行けるところまで行って、ダメなら菰釣山はやめて手前から大室山にコース変更しようと言うことになりました。その大室山は朝日を浴びて堂々と見えました。
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今回はFacebookの「丹沢ハイキング」グループに登録されているOさんを裏丹沢にご招待するのが一番の目的の山行ですが、問題は前日夜に降った雪。当日は天気予報では終日晴れマークなんですが、雪のせいで登山道まで行けない恐れがありました。一応、Oさんと協議して、行けるところまで行って、ダメなら菰釣山はやめて手前から大室山にコース変更しようと言うことになりました。その大室山は朝日を浴びて堂々と見えました。
道志みちはさすがに国道だけあって心配された路面凍結もなく、雪も掃われて問題ありませんでした。道志の湯の方に折れるととたんに路面に雪が被っていましたが、舗装路なので滑るのは当然ながら、雪質がサラサラなままで、氷のようになっておらず、ゆっくり走れば大丈夫でした。ダート区間に入ると砂利の凹凸のおかげでこの程度の深さの雪なら全く問題なし。夏タイヤでLSDすら付いていない二駆動の軽トラですが、今まで林道ツーリングでさんざんこうしたところを走ってきた経験が奏功してくれました(^∇^)v
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道志みちはさすがに国道だけあって心配された路面凍結もなく、雪も掃われて問題ありませんでした。道志の湯の方に折れるととたんに路面に雪が被っていましたが、舗装路なので滑るのは当然ながら、雪質がサラサラなままで、氷のようになっておらず、ゆっくり走れば大丈夫でした。ダート区間に入ると砂利の凹凸のおかげでこの程度の深さの雪なら全く問題なし。夏タイヤでLSDすら付いていない二駆動の軽トラですが、今まで林道ツーリングでさんざんこうしたところを走ってきた経験が奏功してくれました(^∇^)v
野外活動センター前の駐車スペースにOさんの車を止めて、こちらの軽トラで道志の森キャンプ場方面を目指します。キャンプ場への登りの舗装路で時折タイヤが空転することがありましたが、慎重なアクセルワークを心掛けて無事クリア。ダートに入ると楽になりますが、1kmほどで雪が厚くなり、砂利の凹凸よりも深くなってコントロール不能になってしまいました。仕方ないので、ここの路肩に車を止めてしばらく林道を歩いてから菰釣山登山道に向かうことにしました。
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野外活動センター前の駐車スペースにOさんの車を止めて、こちらの軽トラで道志の森キャンプ場方面を目指します。キャンプ場への登りの舗装路で時折タイヤが空転することがありましたが、慎重なアクセルワークを心掛けて無事クリア。ダートに入ると楽になりますが、1kmほどで雪が厚くなり、砂利の凹凸よりも深くなってコントロール不能になってしまいました。仕方ないので、ここの路肩に車を止めてしばらく林道を歩いてから菰釣山登山道に向かうことにしました。
スタート時間は9時11分。やはり雪のせいで大分遅くなりましたが、今回のコース設定はそう長くないので、間違いなく余裕を持って下山できるものと思います。
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スタート時間は9時11分。やはり雪のせいで大分遅くなりましたが、今回のコース設定はそう長くないので、間違いなく余裕を持って下山できるものと思います。
途中カップルの熟年ハイカーさんに声を掛けましたが、その方達とは菰釣山山頂でまたお会いしました。まだ誰も歩いていないまっさらなパウダースノーに踏み跡を付けて歩くのは気持ち良いですね。
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途中カップルの熟年ハイカーさんに声を掛けましたが、その方達とは菰釣山山頂でまたお会いしました。まだ誰も歩いていないまっさらなパウダースノーに踏み跡を付けて歩くのは気持ち良いですね。
3km近く歩いて菰釣山登山道入口に到着。Oさんは裏丹沢は始めてとのことで、彼の希望で菰釣山にしましたが、実はかなりの健脚の熟練者さんで、林道も登りなのにかなり速いペースで歩いていました。
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3km近く歩いて菰釣山登山道入口に到着。Oさんは裏丹沢は始めてとのことで、彼の希望で菰釣山にしましたが、実はかなりの健脚の熟練者さんで、林道も登りなのにかなり速いペースで歩いていました。
最初の渡渉地点。10月の台風時に流されたのでしょうか。横を向いてしまってますが、渡渉自体は問題ありません。
最初の渡渉地点。10月の台風時に流されたのでしょうか。横を向いてしまってますが、渡渉自体は問題ありません。
二つ目の木橋はしっかり架かっていましたが、流れがほとんどないので、橋の上を渡る方が雪のせいで滑りやすいですね。
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二つ目の木橋はしっかり架かっていましたが、流れがほとんどないので、橋の上を渡る方が雪のせいで滑りやすいですね。
三つ目の橋もご覧の通り。でもあえて橋の上を通ります(^∇^)b
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三つ目の橋もご覧の通り。でもあえて橋の上を通ります(^∇^)b
渡渉後は一時沢から離れてつづら折れしながら登りますが、また谷間に出て、そこから最後の登りになります。『西丹沢登山詳細図』等で水場とされますが、この辺はもうとっくに水の流れは消えていて、木橋のある付近までが水を汲めるところですね。
渡渉後は一時沢から離れてつづら折れしながら登りますが、また谷間に出て、そこから最後の登りになります。『西丹沢登山詳細図』等で水場とされますが、この辺はもうとっくに水の流れは消えていて、木橋のある付近までが水を汲めるところですね。
最後のつづら折れ区間を登り切るとブナ沢乗越になります。10時ちょっとに到着しまして、軽く記念写真を撮って先に向かいます。
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最後のつづら折れ区間を登り切るとブナ沢乗越になります。10時ちょっとに到着しまして、軽く記念写真を撮って先に向かいます。
菰釣山避難小屋は建て替えられてまだ2年ちょっとなので、大変きれいです。一度ここを利用してみたいですね。
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菰釣山避難小屋は建て替えられてまだ2年ちょっとなので、大変きれいです。一度ここを利用してみたいですね。
菰釣山へは地味に長い登りが続きまして、意外と疲れます。国境尾根には踏み跡が一つ付いていて、歩いていたら菰釣山方面からトレランの方が下ってきました。ブナ沢乗越まで踏み跡がありませんでしたから、城ヶ尾峠か浦安峠かはたまたもっと東から走ってきて菰釣を往復したんでしょうが、かなり早くから走ってるんでしょうね。
菰釣山へは地味に長い登りが続きまして、意外と疲れます。国境尾根には踏み跡が一つ付いていて、歩いていたら菰釣山方面からトレランの方が下ってきました。ブナ沢乗越まで踏み跡がありませんでしたから、城ヶ尾峠か浦安峠かはたまたもっと東から走ってきて菰釣を往復したんでしょうが、かなり早くから走ってるんでしょうね。
ようやく菰釣山の東側の肩に乗りました。このリボンの先はシキリ尾根で、世附の忍橋林道に抜けられます。
ようやく菰釣山の東側の肩に乗りました。このリボンの先はシキリ尾根で、世附の忍橋林道に抜けられます。
そして菰釣山山頂に到着。10時35分頃になります。ここからの富士山は大変迫力があってきれいに見えるのですが、残念ながらこの時は雲に隠れていました。ベンチの雪を掃うとほとんど濡れておらず、ここでコーヒータイムにしました。
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そして菰釣山山頂に到着。10時35分頃になります。ここからの富士山は大変迫力があってきれいに見えるのですが、残念ながらこの時は雲に隠れていました。ベンチの雪を掃うとほとんど濡れておらず、ここでコーヒータイムにしました。
ゆっくりしていると、雲間から富士山が見えるようになりました! 早速二人ともカメラを持ってたっぷり撮っておきました。
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ゆっくりしていると、雲間から富士山が見えるようになりました! 早速二人ともカメラを持ってたっぷり撮っておきました。
今回持って行ったフィルムカメラは1967年製のニコマートFTnで、これはその輸出モデルのニッコールマットと名前を変更したタイプです。レンズは標準の他は28mmだけ持って行きましたが、50mmだけで撮っていました。
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今回持って行ったフィルムカメラは1967年製のニコマートFTnで、これはその輸出モデルのニッコールマットと名前を変更したタイプです。レンズは標準の他は28mmだけ持って行きましたが、50mmだけで撮っていました。
すぐに富士山は雲隠れしてしまいましたが、林道でお会いした二人組ハイカーさんらが到着しまして、この南アルプスのくっきりした遠景に声を上げていました。そのうちまた富士山が見えるようになって、最高のひと時になったようです。ちなみに、そのうちの女性ハイカーさんが林道で帽子を落としたので、見付けたら送って欲しいとのことでしたが、バッチリ帰路で見付けましたよ(^∇^)v
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すぐに富士山は雲隠れしてしまいましたが、林道でお会いした二人組ハイカーさんらが到着しまして、この南アルプスのくっきりした遠景に声を上げていました。そのうちまた富士山が見えるようになって、最高のひと時になったようです。ちなみに、そのうちの女性ハイカーさんが林道で帽子を落としたので、見付けたら送って欲しいとのことでしたが、バッチリ帰路で見付けましたよ(^∇^)v
さて、菰釣山での景観を楽しんだ後に、Uターンして今度は国境尾根を東に向かいます。Oさんは国境尾根はご自宅から近い三国峠側を少しと、白石峠-大室山間だけしか歩いたことがないそうで、ここで裏丹沢のメインになる区間を縦走するのも大切な目的になります。
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さて、菰釣山での景観を楽しんだ後に、Uターンして今度は国境尾根を東に向かいます。Oさんは国境尾根はご自宅から近い三国峠側を少しと、白石峠-大室山間だけしか歩いたことがないそうで、ここで裏丹沢のメインになる区間を縦走するのも大切な目的になります。
ブナ沢乗越からブナ沢ノ頭までは、同じ名なのに実は結構離れていて、途中偽ピークと名無しピークがあります。向こうに見える手前がブナ沢ノ頭で、奥が中ノ丸でしょう。
ブナ沢乗越からブナ沢ノ頭までは、同じ名なのに実は結構離れていて、途中偽ピークと名無しピークがあります。向こうに見える手前がブナ沢ノ頭で、奥が中ノ丸でしょう。
時間が経って日も当たる国境尾根の上は、徐々に雪が減ってきて、ブナ沢ノ頭への最後の階段区間はこんな風にかなり雪が消えていました。
時間が経って日も当たる国境尾根の上は、徐々に雪が減ってきて、ブナ沢ノ頭への最後の階段区間はこんな風にかなり雪が消えていました。
ブナ沢ノ頭に到着。それでも雪はまだあって、上に落ち葉が乗っていますね。
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ブナ沢ノ頭に到着。それでも雪はまだあって、上に落ち葉が乗っていますね。
気持ちの良い国境尾根の稜線。中ノ丸へは実は一度しっかり下るので、登り返しが結構キツいです。
気持ちの良い国境尾根の稜線。中ノ丸へは実は一度しっかり下るので、登り返しが結構キツいです。
中ノ丸には12時丁度に到着。そろそろ昼食かなと思いましたが、ご覧のように標高が高いためか雪が結構残っていて、ベンチもありませんので、先に進むことにしました。
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中ノ丸には12時丁度に到着。そろそろ昼食かなと思いましたが、ご覧のように標高が高いためか雪が結構残っていて、ベンチもありませんので、先に進むことにしました。
中ノ丸から城ヶ尾山まではあまり起伏が大きくなくて、結構楽に進めます。ただし、しっかりしたピークに至っても、それは名無しピークで、かえって城ヶ尾山はそれより低いピークになります。
中ノ丸から城ヶ尾山まではあまり起伏が大きくなくて、結構楽に進めます。ただし、しっかりしたピークに至っても、それは名無しピークで、かえって城ヶ尾山はそれより低いピークになります。
木々の合間から見える加入道山と大室山。冬の枯れ木は物寂しいですが、葉が付いているとこんな風に遠くは見渡せませんから、これはこれで良いですね。
木々の合間から見える加入道山と大室山。冬の枯れ木は物寂しいですが、葉が付いているとこんな風に遠くは見渡せませんから、これはこれで良いですね。
これが城ヶ尾山かと思うのですが、実は名無しの小ピークなんですよね。ご覧のように稜線を境に日当たりの良い南側は雪がすっかり消えて、北側は残ったままになってます。
これが城ヶ尾山かと思うのですが、実は名無しの小ピークなんですよね。ご覧のように稜線を境に日当たりの良い南側は雪がすっかり消えて、北側は残ったままになってます。
これが名無し小ピーク。名無しと言ってますが、実はちゃんと名付けられているような気がします。
これが名無し小ピーク。名無しと言ってますが、実はちゃんと名付けられているような気がします。
一旦下ってからまた緩く登り返すと本物の城ヶ尾山になります。土嚢階段の上の雪は大変滑りやすいので、慌てず一歩一歩登る必要があります。
一旦下ってからまた緩く登り返すと本物の城ヶ尾山になります。土嚢階段の上の雪は大変滑りやすいので、慌てず一歩一歩登る必要があります。
城ヶ尾山には12時半頃に到着。雪もあまり多くないので、この後ろの方にレジャーシートを敷いて昼食を取ることにしました。
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城ヶ尾山には12時半頃に到着。雪もあまり多くないので、この後ろの方にレジャーシートを敷いて昼食を取ることにしました。
今回の「出前山頂」はちょっと豪華にワンタンとメンマを追加しておきました。Oさんも喜んでくれましたので、なによりでした。
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今回の「出前山頂」はちょっと豪華にワンタンとメンマを追加しておきました。Oさんも喜んでくれましたので、なによりでした。
城ヶ尾山にはこのような薔薇科と思われるトゲのある低木に実がなっていました。花も消え、紅葉も終わった今、数少ない山の彩りですね。
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城ヶ尾山にはこのような薔薇科と思われるトゲのある低木に実がなっていました。花も消え、紅葉も終わった今、数少ない山の彩りですね。
城ヶ尾山には1時間近く休憩していましたが、もう大界木山・忘路峠は近いですから、間違いなく3時頃に野外活動センターに戻れそうです。平坦な山頂を東に進み、先に見える大界木山を目指します。
城ヶ尾山には1時間近く休憩していましたが、もう大界木山・忘路峠は近いですから、間違いなく3時頃に野外活動センターに戻れそうです。平坦な山頂を東に進み、先に見える大界木山を目指します。
ほどなく城ヶ尾峠に到着。もし雪が酷くて歩くのが大変だったら、ここから林道に下って戻ることも考えていましたが、もう雪もかなり消えていますね。
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ほどなく城ヶ尾峠に到着。もし雪が酷くて歩くのが大変だったら、ここから林道に下って戻ることも考えていましたが、もう雪もかなり消えていますね。
大界木山までも雪はかなり解けて消えていました。歩きやすい尾根道ながら、時折細尾根になって木の根がむき出しになったところは滑りやすくなっています。
大界木山までも雪はかなり解けて消えていました。歩きやすい尾根道ながら、時折細尾根になって木の根がむき出しになったところは滑りやすくなっています。
浦安峠分岐に到着。もう大界木山山頂はあと一歩です。
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浦安峠分岐に到着。もう大界木山山頂はあと一歩です。
ここは標高がまた1200mを越えてくるせいか、日当たりが良いところでもまだ雪が残っていますね。土嚢階段も最後にありますから、気を付けて歩きます。
ここは標高がまた1200mを越えてくるせいか、日当たりが良いところでもまだ雪が残っていますね。土嚢階段も最後にありますから、気を付けて歩きます。
この日最後の名前付きピークの大界木山に到着。午後1時55分頃です。ちょっと雲が日差しを覆ってしまうことも多くなりました。
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この日最後の名前付きピークの大界木山に到着。午後1時55分頃です。ちょっと雲が日差しを覆ってしまうことも多くなりました。
この辺は後ろを振り向くと秋までは見えなかった富士山が枯れ枝の合間から見えるようになります。でも、やはり何も遮られることなくスッキリ見えるのが一番ですね。
この辺は後ろを振り向くと秋までは見えなかった富士山が枯れ枝の合間から見えるようになります。でも、やはり何も遮られることなくスッキリ見えるのが一番ですね。
忘路峠は一度名無しの小ピークを越えた先にあります。それにしても、左側は雪がしっかり残ってますね。
忘路峠は一度名無しの小ピークを越えた先にあります。それにしても、左側は雪がしっかり残ってますね。
この辺では南側の遠景がスッキリ見えるので、なかなか目を楽しませてくれます。手前の尾根の向こう側に大滝峠から信玄平に抜ける旧東海自然歩道がありますが、崩壊していてかなりヤバいルートになってます。奥の雲の下に見える霞んだ山は大島ですね。
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この辺では南側の遠景がスッキリ見えるので、なかなか目を楽しませてくれます。手前の尾根の向こう側に大滝峠から信玄平に抜ける旧東海自然歩道がありますが、崩壊していてかなりヤバいルートになってます。奥の雲の下に見える霞んだ山は大島ですね。
忘路峠に到着。ここを左に下りますが、午後2時過ぎでも雪は全く解けていません。ただし、朝のサラサラ雪ではなく湿り気が出てきているはずですから、この下の平坦なところで軽アイゼンを装着して下ることにしました。
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忘路峠に到着。ここを左に下りますが、午後2時過ぎでも雪は全く解けていません。ただし、朝のサラサラ雪ではなく湿り気が出てきているはずですから、この下の平坦なところで軽アイゼンを装着して下ることにしました。
自分はこの春に買ったチェーンスパイクを初めて装着してみました。それまでは土踏まずのところに着ける6本爪の軽アイゼンでしたが、歩き心地はどれくらい違うのか、興味あるところです。
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自分はこの春に買ったチェーンスパイクを初めて装着してみました。それまでは土踏まずのところに着ける6本爪の軽アイゼンでしたが、歩き心地はどれくらい違うのか、興味あるところです。
忘路峠は夏に来た時はマーキングが曖昧でミスコースしやすかったですが、秋にオレンジのテープが追加され、これが大変正確で助かります。道自体は歩きやすいです。それにしてもチェーンスパイクは足裏に雪がたまって固まり、大分高くなってしまいます。時折突起の上で足裏を叩いて雪を落とさないと歩きづらいですね。
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忘路峠は夏に来た時はマーキングが曖昧でミスコースしやすかったですが、秋にオレンジのテープが追加され、これが大変正確で助かります。道自体は歩きやすいです。それにしてもチェーンスパイクは足裏に雪がたまって固まり、大分高くなってしまいます。時折突起の上で足裏を叩いて雪を落とさないと歩きづらいですね。
尾根の尻から沢に下るポイント。ここを左に入ってつづら折れして下ります。
尾根の尻から沢に下るポイント。ここを左に入ってつづら折れして下ります。
するとこの手製道標の裏に至ります。夏場は後ろのリボンがなくて少し先にリボンがあり、少し直進して右に登ってしまいましたが、前の画像の尾根の尻の右側の斜面をよじ登る羽目になりました。このオレンジリボンには「→」とマジックで書かれていて、ルートを見落とすことがなくなりました。
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するとこの手製道標の裏に至ります。夏場は後ろのリボンがなくて少し先にリボンがあり、少し直進して右に登ってしまいましたが、前の画像の尾根の尻の右側の斜面をよじ登る羽目になりました。このオレンジリボンには「→」とマジックで書かれていて、ルートを見落とすことがなくなりました。
一度渡渉してキャンプファイアー跡の広場に到着。この道標が立っています。
一度渡渉してキャンプファイアー跡の広場に到着。この道標が立っています。
もう一度渡渉して野外活動センター跡に至り、脇を登って入口の駐車スペースに戻りました。時間は予定通り午後3時ちょい。雪のあとの裏丹沢を歩くには丁度良いくらいの距離の山行になりました。Oさんも楽しんでくれたようで、こちらも嬉しかったです。
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もう一度渡渉して野外活動センター跡に至り、脇を登って入口の駐車スペースに戻りました。時間は予定通り午後3時ちょい。雪のあとの裏丹沢を歩くには丁度良いくらいの距離の山行になりました。Oさんも楽しんでくれたようで、こちらも嬉しかったです。
今度はOさんの車で道志の森キャンプ場の端まで送ってもらいました。このFitはスタッドレスを履いているので心配はないですが、とりあえずOさんはこのあと6時から忘年会だそうですから、ここから先は歩いて駐車スペースまで戻りました。
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今度はOさんの車で道志の森キャンプ場の端まで送ってもらいました。このFitはスタッドレスを履いているので心配はないですが、とりあえずOさんはこのあと6時から忘年会だそうですから、ここから先は歩いて駐車スペースまで戻りました。
林道に朝被っていた雪は消えていましたが、しばらく先では残っていましたね。やはりこちらは寒いんですね。
林道に朝被っていた雪は消えていましたが、しばらく先では残っていましたね。やはりこちらは寒いんですね。
雪道は何台かの車とバイクが通った跡があり、踏み固められて凍っていました。この黒い轍は朝ウチの軽トラで付けたもので、コントロール不能になっているのが分かりますね。黒くなったところは氷になってますので、この時間でもまだ滑ります。
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雪道は何台かの車とバイクが通った跡があり、踏み固められて凍っていました。この黒い轍は朝ウチの軽トラで付けたもので、コントロール不能になっているのが分かりますね。黒くなったところは氷になってますので、この時間でもまだ滑ります。
最後に一人で記念撮影。3時40分でした。この後慎重に道志みちに出ますが、その手前でジムニーが道から滑って運動場の方に落ちていました。舗装区間はシャーベット状になっていて危険でしたが、国道に入ってしまえば全く何もなく普通に運転できました。そんな具合に今期初の雪山ハイキングになりましたが、楽しさが詰まった1日になりました。
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最後に一人で記念撮影。3時40分でした。この後慎重に道志みちに出ますが、その手前でジムニーが道から滑って運動場の方に落ちていました。舗装区間はシャーベット状になっていて危険でしたが、国道に入ってしまえば全く何もなく普通に運転できました。そんな具合に今期初の雪山ハイキングになりましたが、楽しさが詰まった1日になりました。

感想

 2週間前にFacebookのグループ「丹沢ハイキング」で一緒に道志方面を歩く人を募集したところ、Oさんよりメッセージを下さり、彼の希望で菰釣山をメインに登ることになりました。前日夜に横浜で降った雨は、道志村では当然雪だったので、当初朝7時半に道志の湯で待ち合わせていましたが、こちらの車にはスタッドレスタイヤなど履いておらず、さすがに路面凍結が心配ですから、少し遅らせる意味合いでしばらく手前の青野原のコンビニで待ち合わせることにしました。そこから道志の湯まで行きつつ、走れなさそうなら野原駐車場で車を止めて、大室山に登ることにしました。
 しかし、道志みちはさすがに国道です。雪質もまだ解ける前で凍っておらず、サラサラだったために車の多い路面のものは掃われていました。しかし、国道から逸れるともちろん雪道ですが、前述の通り解ける前のサラサラな雪のおかげで、道志の湯の先まで進んでもゆっくり走る限り大丈夫でした。先は室久保林道になって未舗装路になりますが、ダートの方が砂利の凹凸のおかげでちゃんとグリップしてくれます。そうしてOさんの車を野外活動センター入口に止めておき、こちらの軽トラで道志の森の先の西沢林道に向かいました。
 道志の森への道も舗装区間の坂道はもちろん滑りますが、湿った雪ではないので何とかなりました。西沢林道になってオフロードに入るとグリップが向上しましたが、徐々に雪が厚くなってしまい、1kmほどでコントロール不能になり、奥まで行くことは諦めて、近くの広くなった路肩に駐車して、そこから歩き始めることにしました。
 菰釣山登山道は後半で勾配が厳しくなりますが、雪質が幸いして軽アイゼン等を装着しなくても問題なくグリップしてくれました。国境尾根もまた然りで、菰釣山山頂のベンチでは積もった雪を手で掃っても、ベンチの板はほとんど湿っておらず、なんだか砂を掃っているような感じでした。それほど気温が低い訳ですが、朝8時の時点で道志村の予想気温が-4.2度でしたから、山頂はもちろんそれ以下だったはずですから、雪質がサラサラなままだった訳です。
 山頂では当初富士山が雲に隠れていてガッカリしましたが、湯を沸かしてコーヒータイムを取っていると、雲間から富士山が見えるようになってラッキーでした。少しすると、林道で声を掛けた二人組ハイカーさんがいらして、くっきり見える南アルプスと富士山の遠景を堪能していらっしゃいました。ちなみに、菰釣山に登る際にトレランの方とすれ違いましたが、彼の踏み跡がこの先も国境尾根沿いに残っていました。
 菰釣山を後にして、国境尾根を縦走して東に向かいますが、時間も昼に近付くにつれて尾根上の雪の量が目立って少なくなってきて、標高の低い地点や日差しを浴びるところではすっかり雪が消えているところもありました。しかし、中ノ丸や大界木山等の1200mを越えるピークの前後はしっかり雪が残っていて、さらに尾根道の北側斜面は日が当たらずに真っ白なままでした。
 城ヶ尾山で昼食を取って、大界木山とその次のピークを越えて忘路峠に至りますが、この辺は尾根上の道も日が当たりづらいようで、雪がしっかり残っていました。忘路峠ルートは北側を下るので、さすがに雪がたっぷり残っていますので、チェーンスパイクを装着して歩きました。この道は歩きやすいとは言え、バリエーションルートですから、念には念を入れておかないといけません。
 無事に野外活動センターに到着したのは午後3時丁度でしたが、そこからOさんの車で道志の森キャンプ場の端まで送ってもらい、そこから歩いて軽トラに戻りました。Oさんはこれから同窓会仲間との飲み会だそうです。自分より年上で喫煙すらしているのに、息が上がることなく速い足取りでキツい登りでも余裕で歩いていて、こちらの遅いペースでは申し訳ないくらいでした。それもそのはず、学生時代はワンゲル部で鍛えて、定年退職後に登山に復帰してしょっちゅう歩き回っている熟練者さんでした。何はともあれ、路面凍結が心配でしたが、無事に良い天気の中で山歩きできて、充実した一日になりました。

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コメント

雪の裏丹沢、お疲れ様でした!
トプさんお疲れ様でした!
やっぱり道志方面は雪でしたね(^.^)
雪の丹沢、良いですね〜
これから楽しくなりそうですね(#^^#)
2017/12/11 11:54
Re: 雪の裏丹沢、お疲れ様でした!
youさん、こんにちは!
前日に予想最低気温を見たら、8時で-4.1度でしたから、横浜の雨は道志では完全に雪だろうと思っていました。
でも、氷点下に入ってからの雪で、早朝も当然氷点下のままですから、水気がなくてサラサラしていたせいか、意外にも国道から逸れた道でもグリップしてくれました。
ただ、やはり雪に厚味があると夏タイヤではどうにもなりませんね。
今週末で裏丹沢方面は歩けないと言うより、行けなくなりそうですから、そろそろ東丹沢にシフトします(^∇^)b
2017/12/11 14:39
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