足尾 松木沢幕岩 同志会ルート
- GPS
- 06:17
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 861m
- 下り
- 785m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:08
天候 | 小雨のち時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
約2週間前に訪れた松木沢。生憎の天候により敗退を余儀なくされた幕岩 同志会ルート。その時の悔しさを晴らすべく再び行ってきました。
僅か2週間足らずで一気に新緑から濃淡に変わる緑の中、幕岩へ向けアプローチ開始。
予報では不安定な天候。予報通りアプローチの途中よりパラパラと雨粒が頬に当たり前回の敗退の記憶が蘇る中、幕岩へ到着。対岸より望む岩壁は湿気り気味に見えるが、濡れている様は無く登攀を決意し取り付きへ向かいました。
取り付きにて準備をしている最中も、不安定な天候は変わらず、時折 サッと小粒が岩肌を濡らし岩との勝負というよりは、もはや天候との勝負という様の中登攀開始。
1P 傾斜の緩いルンゼ状より高度を上げる。湿気を帯びているが問題無くロープを20m程伸ばしガレたテラスにてピッチを切る
2P 此処から2,3Pがルート上の核心。一気に傾斜が増し慎重に高度を上げる。所々残置は有るもののNP主体でランナーを取りながら高度を上げる。ルンゼ状の登攀 の為上部に抜ける箇所は明瞭だが、浮石が多くライン取りには難儀しながら約40 m程ロープを延ばし残置にてピッチを切る
3P 出だし階段状を辿り高度を上げる。此処まで順調に高度を上げて来たが不安定な天候により再び雨粒が頬に当る。対岸の稜線を望めば雨雲が頭を垂れ又しても敗退の文字が脳裏を過る中、上部に有る核心のクラックへレイバック気味にムーブを組み立て60m程ロープを延ばす
4P 先ほどの天候とは一転。天候回復の兆しが見える中、高度を上げる。2,3Pとは違い傾斜は緩むものの、その反面浮石が多く後続への気は抜けないまま慎重の高度を上げ40m程ロープを延ばしガレのテラスにてピッチを切る
5P 傾斜は緩いが浮石が酷い。滑落の心配より後続への配慮を心配しながら60m程延ばし登攀終了。
冬季で有ればもう1P延ばす行程の様ですが無雪期の為ロープを畳みガレを詰めると幕岩の頭に突き上げました。
トップからは登攀した者にしか望めない光景が広がり登攀で来た喜びを堪能。不安定な天候も一転し時折顔を覗かす太陽に出迎えられた様に大休憩をした後下山。
幕岩の頭より反対側へ進路を取りザレ場を下り枯沢より高度を下げ、冬季アイスの無名沢より2Pの懸垂にて松木沢へ降り立ちました。
幕岩 松木沢から直でそそり立つ岩壁は登攀スケルも長く、比較的アプローチも近い岩壁。開拓したい。
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