表妙義山・稜線歩き&オマケのハイク。



- GPS
- 08:15
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,403m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
妙義神社登山届7:43⇒大の字クサリ8:10⇒大の字8:16(小休止)⇒辻8:29⇒奥の院8:42⇒クサリ場(10mX3位)8:54⇒見晴台9:06⇒ビビリ岩9:13⇒白雲山山頂9:22⇒玉石9:32⇒大のぞき9:42⇒天狗岩10:12⇒タルワキ沢コル10:34(休憩10分)⇒相馬岳10:55⇒相馬分岐11:12⇒茨尾根のピーク11:57(ランチ30分)⇒掘切12:47⇒いつの間にか九十九折⇒東屋13:17(休憩10分)⇒中間道⇒本読みの僧13」36⇒タルワキ出合13:55⇒大黒の滝14:13⇒第二見晴⇒第一見晴14:26(休憩10分)⇒妙義神社南入口14:35。
予定17:00⇒14:35 TTL△2:25
パターン2。
中之獄神社駐車場15:09⇒中之獄神社15:13⇒轟岩15:19⇒見晴台15:40⇒第四石門15:45⇒巻き中腹15:49(小休止5分)⇒つるべさかり16:11⇒かにのたてばり16:14⇒かにのよこばい16:17⇒第一石門16:23⇒妙義山登山道16:32。
天候 | 午前中曇り・時々パラパラの雨⇒14時頃から晴れ。終日無風状態。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
通り過ぎ赤城までオーバーラン(><)。降りてUターンで戻って松井田妙義IC⇒現地着6:58。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは各登山道に設置されています。用紙もポストの中に専用の用紙があるのでしっかり必要事項は記述しておきましょう。 コレをしないで入山し、万一の事があれば一番苦労と迷惑を掛けるのは、登山を楽しむ我々とは縁もゆかりも無い、周辺の地元住民の方々です。 くれぐれも入山のマナーは守りましょうね。 ベース地としては「道の駅 みょうぎ」(※駐車場はその隣にある市営の駐車場に駐車しましょう。) 温泉はそこから数分の「妙義ふれあいプラザ」3時間・500円/人。食事も出来ます。 食事は大広間になっていますので、閑散期であれば休息もできます。 ------- 危険箇所と注意事項。 危険箇所というより、アタックするヒトの技量を問われる場所が多い。上級者コースと称しての稜線伝いのコースでは、クサリの登はんワークがしっかり出来ていないと、思わぬ事故に繋がりかねないので、縦走する場合はそれなりの経験者の付き添い・または単独行の場合は、経験者である事が条件。 天候急変して悪条件になったとしても、長距離では無いので、慎重に・確実な・ステップワークを駆使すれば確実に戻ってこられる。 規模が小さい割に急峰地帯なので、マップは「山と高原地図」等の1/1万より、国土地理院の地形詳細図の方が宛になると思われる。 地形的危険度としては、茨尾根のパノラマ台の直登と、茨尾根の下りのまき路(半端な傾斜の、ホールド無しのザレ)・クサリ場が連続する所では雨天時や凍結時は慎重なステップを堅実に行えば問題はありません。 くれぐれも、自己の技量を持っている事を前提としてのコース。観光気分の興味本位で踏み入るレベルではありません。 |
写真
感想
まず、印象として・・・
高度感そのものは木々の木立に隠されて、ドッカーンと直に見ろせる「大のぞき」等を除けば
楽しめる範囲ですね。そういう面では第四石門の中腹の巻きの様な「全くノーガード」の方が
緊張感はあります。
自治体及び周辺の地元民の方が「山を安全に楽しんで貰いたい」という気持ちの現れか、
案内表示はイヤと言う程あるし、至る所クサリだらけになっています。
逆に茨尾根の沢の下り付近は若干コースを外れがちになり、マークが見当たらない時はしっか
り見据えて踏み跡を感覚で見抜く良い訓練になる場面もありました。(金洞山から来る場合
はマークはしっかり付いています。)
初心者でも基本(ステップの刻み方・手掛かりのホールド・重心のかけ方等)がしっかり出来て
いれば、この地元民の方の努力による安心クサリのお陰で、難無く歩き切れると感じております。
以前・20年超昔に行った時とは大違い。(あの当時のクサリの全体量は1/4以下の印象。)
登はんグレードとしては「グレード3」には及ばず「グレード2+α」といった感触です。
背負っている負荷と登る距離から判断して・・・です。
このコースで技術的にグレードを「デジマル」グレード位なんかと思っている方、通ってるクライム
スクールを変えた方が良いと思います。とんでもない勘違いです(※)。
※この縦走コースに限った事です。これ以外のコースに無い所は別ですよ(^^。
まあ、装備25Kg位背負って、雨天時のアタックならまだ理解は出来ますが・・・
当日のコンディションで、全くのノーガード(クサリ無し)であればグレード3位ですね。こういう負担
の少なく時間の掛からないコースならばアプローチシューズの方が向いていると思います。
行き違いの方の多くは5・10(アプローチシューズの商品名・呼称:ファイブテン)を多く見かけまし
た。雨天時になるとこういうシューズは真の威力を発揮しますね。
途中で垂直な岩壁を直登するクライマーの活動を側面から見学したい心境もアリアリでしたが、
今回は直登される方を見かける事はザンネンながらありませんでした。
気候に恵まれた事もあって楽しい局面・途中で左腿の不規則な強張りと時々攣るような現象
が出たので、掘切でエスケ-プを決行。中間道を飛ばして降りたらいつの間にか分岐を通り越
えて九十九折へ下ってしまいました(><)。
東屋での小休止で足のコンディションを気にしながら、ルートの中弛みからくる気の緩み(喋って
いた事も起因)もあって、イヤと言うほど頭上を這っている槇の木にアタマをぶつけてしまいました。
こういう「心&気持ちの緩みが一番大敵」だと、自分自身に良く言い聞かせながら・・・
時間が余った上に、調子の悪い足を気にしながら、沈んだ気分を取り返そうと日没まで45分位
の制限時間ギリギリの中、今度はクルマで移動して、中之獄神社から入山して見晴台へ。
以外にも面白そうなので第四石門を見据えて中腹を巻いてノーガードの岩領で一服。(ここで日
没の関係から大砲岩を諦め)つるべさかり&かにのたてばり&かにのよこばい&第一石門と軽く流し
て、緩んだ気分を建て直し手仕舞い。
としました。
今度は、鷹返しの下り等・次回に持ち越す楽しみなポイントもあるのでまたちょくちょく行く事になり
そうです。
それとも碓井軽井沢の高岩でもアタックしようか・・・とも考え中です。
grandemolaさん、20年超昔に行った時とは大違いと書いてありましたが遥か彼方の45年前頃は鎖場は大の字だけでしたよ、
それも表は東京都◯◯区で一般募集でのハイカーが一緒での登りで念の為にザイルを持って行ったのが正解でした、
先輩たちはこれが一般向けかと嘆きながらハイカーをリードしていましたよ
白雲岳から相馬岳楽しまれたようですね!
妙義山は低い山の割りに事故も多く結構問題になっています。
事故を減らすために今の様に鎖を沢山設置するのは返って事故を巣やしてしまうような気がします。
この際鎖を全部撤去してしまえば事故も減るのではないでしょうか。
表妙義は鎖がないと縦走できないか双方向から検証してみましたが全く問題ありません、少し岩登りを経験していれば問題なく縦走できます。
grandemoleさんも勿論鎖には触らなかったんですよネ!
通常妙義神社から中の岳まで縦走して6時間くらいです。
ブログのurlを載せてみますのでご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/harunasenin/59179273.html
貴重なコメントありがとうございます。
確かに今回行って見て、一寸過剰気味のクサリ&表示案内の設置は、コース歩きに対し、
それなりに準備した装備とそれらを使用する期待感・それに難易度の高い難所を切り抜ける
達成感はハイカーならず、山が好きなヒトならかみ締めたい醍醐味だと思います。
しかし、久々に買い直した「山と高原地図」のガイドのあとがきにも明記されていますが、ここ
近年の登山ブームで、2007年のギネスブックに登録されている遭難者ワーストワンの谷川岳
一ノ倉沢を抜いて、今では妙義山がワーストナンバーワンになっている背景があるようです。
レポには記述しませんでしたが、この日も救助と思われるヘリが裏妙義の付近を小一時間程
旋回していて、「また何かあったね。」と茨尾根のパノラマで皆で話しておりました。
この地域には北アルプスのような山岳警備隊などはあろうはずもなく、万一滑落でもすればその
捜索や、担ぎ出しは地元住民のボランティアに頼るようなスタイルになっています。
地元からすれば、ただ突然とやって来て勝手に登って・・・という思いは拭えないでしょう。
確かにアプローチする側からすれば、自己満足と克己の格好の場所でしょうが、突然・沸いて
起きる事故の後始末を強制的にやる無心の労を考えれば、過剰なクサリや安心設計なルート
造りは否めないと思っております。
この事は、今年訪問した谷川岳でも同様の傾向でして・・・
やっぱりバリエーションは面白・緊張感で充実なんでしょうが、はたから見ている地元民からすれば、
コレはやっぱえらい迷惑な事には違いないと思います。
そういう事から、あの程度の難易度で5.9やら5.10等と言って、何度もトライする方は一から重装備
で富士山トレーニング辺りからやり直した方が身のためか??
とも思ってしまうのです。
今回、所々・遙か先人の方の付けた踏み跡と、とても古いクサリ等の設置跡も見かけて来ました。
こうした山の環境も、時代世相に応じてどんどん変わってしまうのは、ある意味良いことなんでしょう
が、懐かしさを知る意味では失われた時代の記憶という事になりそうです。
naiden46さんへのお返事と被ってしまいますが、この地域の諸般の事情は先の記述同様、
今では妙義山がワーストナンバーワンになっている背景があるようです。
オマケに中間道〜岩門への抜け道が、かの関東ふれあいの銃走路に指定されている為に
高齢者の単純な滑落も絶えないようです。
クサリを全てとっぱらう・・・そうなると、数年前に起こったジャンダルムの様な、ヘリごと一緒に
道連れのような悲壮な事故というか、そういう方法でしか救出できなくなってしまいます。
私も20年超昔・・・と記述しましたが、あの頃は背負うものもなく、只管我が欲と目標と努力
のみで済まされましたが、今の歳ではそんなものだけでは済まされなくなっているのが現実で
すから、クサリ云々ではなくして、「事故に繋がるリスクを地元住民が必死になって食い止めよ
うとしている心を汲み取る事」が一番大切な事だと思います。
最も、今年のジャンダルムの時に、西尾根直登1500mみたいなロッククライマーさんのような
事は絶対マネできません。ですからもちろん、「危ない」と瞬間的に感じればクサリは使います。
当然でしょう。自分の達成感より以前に他人の敷地で勝手にやらせてもらっているんですから・・・
こういうものは競技ではないと思っております。その心境は今年の夏の縦走記録感想の末尾
に記述した通りの事だと思っております。
一般登山道の鎖については色々な考え方が有りますが二子山の西岳上級コースの鎖は撤去されました。
表妙義の縦走路は原則一般登山者は禁止とされていて登る人はロープ等登攀用具を持っていくように入り口の看板に明記されています。
鎖を撤去すればと言うことは最初の鎖場で登れない人はそこで引き返すので無謀な登山者の事故を防ぐ事ができます。またそれなりの装備も必要で事故を最小に防ぐ事にもなります。
記事の中でチョット気になったのですがフル装備の下の人を見下したような記述です。
普通初心者がいた場合このコースでは登攀用具を持って登ります、それが安全を確保する手段ですから。
これらの事を理解できない人たちがやたら立ち入って事故を起こしています。
またジャンダルムのヘリの事故を例に挙げられましたがこれは全く的外れです。あの場合は鎖が有っても無くても同じ事になっていました。
私も私の仲間も地元です、是非とも無謀な登山者が減って事故の無くなる事を祈っています。
仲間のブログのurlを載せています。
彼も二人の子持で40台です。
http://blogs.yahoo.co.jp/inotatsu2002/45008554.html
色々な蟠りをお持ちの様子でいますが、表妙義の縦走路は原則一般登山者は禁止とされていて
登る人はロープ等登攀用具を持っていくように入り口の看板に明記されています。
↓
そこで、あなたのやられている事はどういうことでしょうか??私同様というか、もっとフリークライム寄り
の感を抱きますが・・・。
でもそれは、それで「正解だ」と真に思いますよ。だって技量を伴っている訳ですから。
あなたは「フル装備の方」を見下したと云っていますが、私は前回に同様・全てのそういうものは同じ
(つまり優劣は無い)と考えていますので、別に他意は全くありません(^^。
「あなたの仲間」は40代とありますが、仲間というのはあくまで仲間の話ですので、あなた自身の身
の上で意見を記述してくださいな♪。
そういう広がった話になると・・・私の知人には「北岳バットレス」をフリークライムする人もいます。でも、
それでいける鍛錬と技術を持っていればソレはソレで良いまでで、の事です。
この記録を記述したのは「妙義山の山行記録」であって「山のクサリのあり方」については一切議論
するつもりもありませんし、その理由をコメント意見されたので私なりに思う事を記述したまでです。
あしからず。
grandemolaさん、こんにちは!
鎖のことはさておき、本当に妙義山は紅葉
観光客に紛れて石門周辺の奇岩を廻るのも楽しいもんです
山登りは楽しんだもの勝ちですよね
ところで、5・10なる靴はここで初めて知りましたが、普通の登山靴に比べて、
岩場のグリップが全然違うものなんですか?
私は底のすり減った靴で、奥の院横の鎖場あたりでも滑りましたが
いや、このですね。5・10(ファイブテン)は以前からは気になってはいたんです。
特に登山系の靴の場合は、実際に足を通してみないとサイズ表示がメーカーによって
まちまちなので、この前にココ↓へ行って実際試してみたんですが・・・
http://www.calafate.co.jp/
定員さんのお話だと、かなり岩壁への食いつきが良い上にグリップ力が格段に違うとい
う事でして・・・そこに今回の山行で良くその5・10を見かけたので、コレは実際には
大きく違うんだろうと思っております。
取り扱っているアプローチシューズの一覧↓
http://www.calafate.co.jp/Link%20Pages/catalog_approachshoes.html
「思っております。」の表現の理由は、実際履いて見て生憎合うサイズが欠品だったの
です。
そこで、実際に購入したのが、エボルブのガビンというヤツです。これも実際に履いてア
スファルトやインターブロックの上を歩くだけで確かに、既存のモンベル・ビブラムソール
とは違う事は確かです。
現実的には私のサイズに合うのがガビンという事になります。
因みに、冬季用のシューズはノースフェイスのチルチャッツ↓
http://www.sikoku-basecamp.co.jp/ippin/2003/12kk/031212/yume1212.htm
夏季用はモンベルのツオロミブーツ↓
http://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1129209
です。
今回は既存のツオロミブーツでも、あの奥の院の3連クサリは全然OKでした。
(記事にもありますように、両足のグリップのみで膝付きの上半身反転で写真を撮影して
います。)
参考になれば私としても嬉しいのですが・・・・ronさんの山行がより充実になれば嬉しい限り
です。
grandemolaさん、こんばんは!
詳しく情報提供していただき、ありがとうございました。
いろいろな靴があるんですね とても参考になりました
「走れて、グリップもまあまあ、多少防水性もある靴」こんな靴を
冬の間に探してみることにします
いえいえ、お役に立てれば・・・の事までです。
この先般の様に記述すると如何にもグッズから入ってきてるなぁ。と思いでしょうが。
とんでもない。こだわるのは靴だけです
だってハイカーにしてみればこの靴の性能有無で歩行できる距離とかグリップ継続
力が大きく違うので・・・
あとは適度な強度があるザック位で・す。その他の身の廻りものは私がこよいなく
愛するブランド「ユニクロ」が大半を占めております
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