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Yamareco

記録ID: 154805
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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳 黒戸尾根日帰り 降雪のなか

2011年12月08日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
15.7km
登り
2,355m
下り
2,355m

コースタイム

6:10登山口出発-8:27刃渡り-10:45七丈小屋-12:06甲斐駒ケ岳山頂-12:07甲斐駒ケ岳山頂-12:30七丈小屋-15:38登山口着
天候 曇りのち、下部は雨、上部は雪
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス 尾白川渓谷駐車場
コース状況/
危険箇所等
全体的にはしごや橋が設置されていてとてもよく整備された登山道だという印象。長いルートだけに山をトラバースする平坦な道が長く設定されているのはすごく助かりましたが、平坦の道が長く、その後一度下るので、なかなか標高を稼げません。雪の状態は、山頂から吹き飛ばされた氷の粒がうっすら乗っている程度でしたが、山小屋より上は完全に雪山の世界。登った日に降雪があったため、この日40〜50センチの積雪だったものがさらに深くなっていると思われます。登りでついた自分のトレースも下りではうっすらあるか、もしくは完全に消えていたので、かなり降ったと思われます。自分は手袋も冬山用ではなく、小屋から先10本アイゼン装着でしたが、装備は冬山の完全装備が必要だと思います。
登山口です まだ暗いです
登山口です まだ暗いです
登り始めで、低いうなり声のようなものを聞いた気がして・・しばらくそこから登れませんでした
登り始めで、低いうなり声のようなものを聞いた気がして・・しばらくそこから登れませんでした
足首まで埋まります
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足首まで埋まります
こういう尾根が好きです
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こういう尾根が好きです
鳳凰三山うっすら見えました。この日の唯一のパノラマ
鳳凰三山うっすら見えました。この日の唯一のパノラマ
刃渡り。
刃渡り。滑ったら下までいきますね
刃渡り。滑ったら下までいきますね
こういう感じのはしごが設置されています。荷揚げして設置してくださる方に感謝。
こういう感じのはしごが設置されています。荷揚げして設置してくださる方に感謝。
その次がこれです
その次がこれです
2300m越えても樹林なのは、悪天候だとうれしいですね。
2300m越えても樹林なのは、悪天候だとうれしいですね。
うっすら雪
一番長い梯子。これがあるとないとではえらい違いだと思います。
一番長い梯子。これがあるとないとではえらい違いだと思います。
これもあるので歩きやすいです。
これもあるので歩きやすいです。
ほぼ垂直の鎖場ですが、そこは花崗岩・・ちゃんと人が踏んでいくとステップとなります。
ほぼ垂直の鎖場ですが、そこは花崗岩・・ちゃんと人が踏んでいくとステップとなります。
自分の足跡しかありません。ルートもわからないので、好きなところ登っていきます(笑)
自分の足跡しかありません。ルートもわからないので、好きなところ登っていきます(笑)
小屋を越えて、雪が深くなってきます。雪質は、パウダースノー。滑落の危険性は少なかったです。
小屋を越えて、雪が深くなってきます。雪質は、パウダースノー。滑落の危険性は少なかったです。
斜度はこんな具合です ひたすらラッセル
斜度はこんな具合です ひたすらラッセル
空気も薄くなり、70センチくらいの段差が現れる度に、どうしたものか・・と目を閉じてしばらく停止しました(笑)
空気も薄くなり、70センチくらいの段差が現れる度に、どうしたものか・・と目を閉じてしばらく停止しました(笑)
視界が悪いので上にいくたびに山が現れ頂上かと思いますが、裏を巻いてまた次の山に。結構しんどい。これ、わかりづらいですが、かなりの急角度です。
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視界が悪いので上にいくたびに山が現れ頂上かと思いますが、裏を巻いてまた次の山に。結構しんどい。これ、わかりづらいですが、かなりの急角度です。
頂上まで、何回引き返そうとしたことか・・死ぬ気でラッセルしてようやく・・。
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頂上まで、何回引き返そうとしたことか・・死ぬ気でラッセルしてようやく・・。
看板も見えません この後一秒後には下山はじめました。視界30Mじゃ、なにも見えませ〜ん。
看板も見えません この後一秒後には下山はじめました。視界30Mじゃ、なにも見えませ〜ん。
下山道ですが、登るんです。
下山道ですが、登るんです。
来た時と景色がえらい違いなんですけど・・・
来た時と景色がえらい違いなんですけど・・・

感想

天気はくもりの予想でしたが市内は雨だったようで、後半雪の中大変な状況でした。前半は10日前の地蔵ヶ岳登ったときよりも雪が少なく、快調でしたが…。
樹林帯では鹿がピーっと鳴き木々の間を走り回っていました。まさに鹿笛なんですね。
山小屋の水は出しっぱなしにして凍結を防ぎまだ勢いよくでていました。
その先は雪深い山でトレースはゼロでした。カモシカの足跡が数ヶ所。永遠とも思えるラッセル。霧の向こうに切り立った山塊が現れがく然としますが裏を巻いていくので少し安心。が…先にに新たな山塊…。数度繰り返し、ようやく頂上の祠が目に入るところでここでいいかと正直引き返そうと思いました(笑)
風が強くなかったことだけが幸いでした。
エネルギー補給を失敗したためハンガーノック気味で山頂に。日帰りなら長いルートなので携帯食以外の腹にたまるものも持って行くことをお勧めします。
まだまだ初心者ですのでなかなか山の色々な一面を楽しむ余裕がなく、なかなかしんどい山行でした。
全体的には歩きやすく、最後に山場がありますが、鎖少なく一枚岩でもステップがあるので、天気がよい春か夏にまた来たいと思います。


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甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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