168樹氷の弥山・皆既月食は、(小屋内テン泊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,021m
コースタイム
11:45 行者還トンネル西口・昼食・休憩
12:15 出発
13:15 奥駆道 出合
13:52 弁天の森
14:16 聖宝ノ宿跡
15:20 弥山
15:40 国見八方覗
16:30 弥山 避難小屋
17:15 夕食
18:30 就寝
23:00 皆既月食・観察
23:30 就寝
4:30 起床・片づけ・朝食
5:30 八経ヶ岳・日の出観察
6:45 弥山山頂・弥山神社
7:00 避難小屋・休憩
7:45 出発
9:30 奥駆道 出合
10:05 行者還トンネル西口
11:05 天の川温泉
11:55 天河村川合・豆腐土産
13:35 自宅着
天候 | 曇り・夜は吹雪・翌朝は曇り、-11〜-1℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
R309号線上北山村天ヶ瀬〜天川村北角は、平成23年12月15日(木)午後3時〜平成24年4月16日(月)午後3時まで冬期通行止となります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
R309号線 天川村川合から標高900m付近までは、問題なく通れます。橋の上だけ雪・凍結。 往路 12/10 午前11時頃 標高1000m付近、気温-1℃、道路は雪と凍結、とにかくスピードを落として何とか西口トンネル駐車場へたどり着きました。ノーマルタイヤはチェーン必要。 復路 12/11午前10時頃 標高900m付近まで雪・凍結、気温-3℃、今回ノーマルタイヤでチェーン無しでした。 西口トンネル駐車場から出るにも、その前の道路が下りでアイスバーン。その先に橋と曲がり道でどうしたらいいか困った。 橋の袂に凍結防止剤の塩化カルシウムがあったので、一袋を凍結している箇所、約10mに散布。5分足らずで氷が溶け難なく出発できました。 ここから5kmは、徒歩のようなスローな速度で慎重に運転、雪道を無事通過出来ました。対向車や後続車がいなかったのが幸いでした。 ○弥山避難小屋:無人営業 一泊\3,000- ○天の川温泉:天川村坪内232(川合から4km下流) 火曜定休 \600- 玄関正面には楓の大木の柱、浴槽は槙と木の香りが漂う山のいで湯、 しっとりつるつるの「美人の湯」の成分が多い温泉。 とくに平日は秘湯の風情たっぷり。露天風呂・休憩室有り ○洞川温泉:天川村洞川13-1 水曜定休 \600- 名産吉野杉を使った建物に桧の浴槽。 無味無臭のやわらかく入り心地のよい単純温泉。観光スポットに近い立地 平成20年4月からは新源泉でさらにまったり。露天風呂・休憩室有り ○福西豆腐店:天川村川合114-1 水曜定休 |
写真
感想
今年9月末に計画していた大峰テン泊が、台風12号の大雨による土砂崩れで中止となったが、ぜひとも弥山山頂の国見八方睨みから日の出を見たくて山頂泊りの登山に出かけた。ちょうどこの日は月が地球の陰にすっぽりと入る皆既月食という。
夕日や日の出、月食を弥山山頂から拝もうと欲張った1泊登山に出発した。
行者還トンネル西口へのアクセス道(R309号線)が12月15日(木)から冬期閉鎖になるため、年内はこの厳寒の時期しか行くチャンスが無いのです。
天気予報は、12/10朝が一番冷え込むと言う。早朝着は凍結が心配なので気温が上がる昼に着くよう出発した。案の定、目的地の3km手前から雪道で凍結もありスリップ痕もあった。夏タイヤでチェーンも無いが急坂がないのがわかっていたのでスピードを抑え、坂の途中では止まらないよう、カーブの前で減速と慎重に進んだ。
何とか滑らず到着することが出来、第一関門突破。
1泊の登山届け出し登山開始、大峯奥駈道出合いまでは無風状態、汗をたっぷりかく。尾根沿いで下山する方に次々とすれ違った。山頂に着く頃は強風となり気温もぐんぐん下がっていった。
当初テント泊を予定していた弥山・国見八方睨みは、積雪30cm以上、気温も-7℃でとてもテントを張れそうな状況ではなかった。
弥山小屋は営業終了で閉まっているが、その隣の避難小屋が開いている。
小屋には、平成2年に皇太子殿下が泊まられたという札が掛かっていた。
ここに泊めさせてもらうことにした。室内は-5℃と冷えているが風は入らないし、毛布もたくさん備え付けられていてありがたかった。今日は私一人で寂しい。
au携帯は、ここも圏外。北アルプスもauは役立たず。ドコモは繋がっていた。
夕食は豚キムチ鍋、温もったところで、寝床に入るが あまりの寒さに耐えられず室内にテントを設営した。
シュラフに毛布を3枚重ね、ダウンウエアを着込みスキー帽や手袋をはめる。
やっと暖かくなり眠りにつけた。テント内は-1℃。
夜11時に起き、皆既月食を撮ろうと外に出たがなんと吹雪。
待つまでもなく、朝の日の出を期待して、再び寝床に着いた。
早朝5時、外はガスに覆われ雪が降っている。風が強いので晴れるのを期待して八経ヶ岳に向かう。
途中の鞍部で雪が深くなり腰まで入る始末、積雪1m程。スノーシューが必要だが無い。
前進が困難になり天候も回復しそうにないため、八経ヶ岳の登頂はあきらめて弥山神社に安全祈願に行く。
避難小屋に戻って湯を沸かしドリップコーヒ入れ一息ついた。
こうなれば、無事下山するだけ。新しく買った6本爪のアイゼンを装着した。
下山道は雪に覆われているが、かろうじて残る踏み跡を注意深く探して進んだ。
標高1600m付近の平坦な尾根で風が吹きさらしになり踏み跡が消えている。
何度か間違いながらコンパスと勘で手探り状態で進んだ。
しばらくして前から人の姿。ホッとした、まさしく助かったという感じだった。
その方といろいろ話す。以後10人ほどの方と出会いそれぞれ声を掛け合い情報交換をした。
やっと、駐車位置に無事下山でき、第二関門突破。
エンジンは一発始動。アイドリングを長めにしてエンジンを暖めた。
しかし、目の前の道路は昨日以上に雪と凍結。マイカーは夏タイヤでチェーン無し。
駐車場から出たところが、凍結と下り坂、すぐ先に凍った橋、橋を渡ると凍結の右カーブと20m程が難関、どう見ても滑ってガードレールにぶつかる感じだった。
橋の袂に凍結防止用塩化カルシウムがあったので、ストックで破り凍結箇所にまいていった。みるみる凍結道路が融けてくれた。すごい威力だ、時間にして5分ほど。
ATをLレンジに入れ歩くスピードで滑らせないように進んだ。
今朝の情報では、布引谷二俣(弥山小屋のモノレール付近)まで約3kmが凍結雪道だと。
幸い、対向車も後続車もなくマイペースでのろのろ運転をすることが出来た。
スーピードメータはほとんどゼロ、30分程かかったが無事通過。第三関門突破。
その先、大川口まで所々に凍結があったが、そこから先は全く無くなった。
やっとDレンジに入れ飛ばし気味に天の川温泉に向かった。
今回、若干無謀な山行きだったと、天の川温泉につかりながら反省した次第です。
こんばんわ^^
今回はかなり冒険ですね
むかしノーマルタイヤチェーンなしでスキーに行った時のことを思い出しました
それ以来ぜったい冬用タイヤを履いてます
最悪 タイヤの空気圧を下げればなんとかやり過ごすことはできますよ
ご心配をかけました。
今年最後の弥山登山でした。
天気予報を調べて行ったのですが山は別ですね。
近場の大峰ですが冬の山は怖いものだと痛感しました。
単独は何かあるとどうしようもないですから。
無事、帰ってこられたとホッとしています。
六甲の忘年会の記録読みました。
大勢集まって楽しい山行きですね。羨ましいです。
katatumuriさんもご一緒でしたね。面識はありませんが、伊吹山や中山連山は、katatumuriさんの記事を参考に行ったものです。コメントもいただいてます。
それにしても、au携帯は山では使い物になりませんね。山ではドコモが頼りになるようですね。
新雪は、さぞしんどかった事でしょう。
スノーシューが必要でしょう^^
それにしても、3日と空けずに山に登られていらっしゃるのですか? 凄い体力!
森のリカ+オさんのブログですね。
以前に、一度、コメントさせていただきました。
ブログをリニューアルされたんですか。
いろんな所に行かれてますね。読んでいて感動してます。勝手ながら、今後の山行きの参考にさせて頂きます。
貴ブログにリンクさせて頂いて良いでしょうか。
私は、週3日の勤務で休みが多くなって山行きの中毒になっているところです。
大抵、地元の葛城・金剛・岩湧山です。
最近、滝畑ダム周辺の山がおもしろくなっています。
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