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記録ID: 157277
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ハイキング
奥秩父

山梨百名山三昧パート2、太刀岡山、黒富士、曲岳

2011年12月22日(木) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
12.6km
登り
1,378m
下り
1,377m

コースタイム

9:50太刀岡山駐車場
案内板に従って行けば、迷うことはありません。駐車場から橋を渡り、民家の脇を入ると鹿よけの金柵がありますので、それを開けて登山道に入ります。アカマツやヒノキ、雑木が混じる急斜面を九十九に登っていくと岩の小祠があります。その少し上には巨大で、今にも落下しそうな鋏岩がドーンと横たわっています。
10:15鋏岩
鋏岩からは、一旦、勾配は落ち着きます。尾根を登りますが、所々で富士山、南アルプスの展望があります。
10:45太刀岡山頂上
頂上は、あまり広くありませんが、富士山や鳳凰山、甲斐駒ケ岳の展望が素晴らしいですね。今日は曇っていたので霞んでいました。山頂から越道峠までは、折角稼いだ高度を一気に下げます。滑らないように注意が必要です。
11:10越道峠
しばらくは尾根道でアップダウンを繰り返しますが、鬼頬山への登りは約200m
ほどで、急登というよりは、ほぼ直登という感じで一気に足にきてしまいます。ところどころでロープに伝わりながら登りました。
12:10鬼頬山
鬼頬山は、単なる登山道の途中という感じで、何もありません。八丁峰まではブナが少し混じる雑木林の中をいくつか小さなアップダウンを繰り返します。八丁峰の手前あたりから足元が笹原になります。
12:35八丁峰
八丁峰から、一旦、下り雑木林の鞍部から若干登ると、西側が大きく開けて、八ヶ岳がよく見える露岩が出てきてすぐに黒富士の頂上となります。
13:05黒富士13:10
頂上は南北に長くて、北側からは、瑞牆山から金峰山、国師から奥秩父方面が一望できます。山頂の最も南側にある展望台からは、富士山や南アルプスの山々のうち、鳳凰三山と甲斐駒ヶ岳が前面にそびえています。近いところでは茅ヶ岳とこれから登る曲岳も見えています。ここから八丁峠までは登ってきた道を戻ります。
13:30八丁峠
登山道が広くなり、小さなアップダウンを繰り返すと間もなく曲岳の直下に着きます。山頂までは岩と木の根が混じる急な登りとなります。
14:05曲岳
山頂は、とても狭いですね。残念ながら山頂からの眺望はそれほど良くはありません。金峰山方面と南アルプス方面が若干刈り払われてはいるのですが、周りの樹林が視界を狭めてしまいます。しっかりとした展望があるのは南側のみです。富士山と鳳凰山、甲斐駒ケ岳が見えます。黒富士からの景色と比べると、見える山の形状が角度が違うので、かなり変わって見えました。
14:40八丁峠
初めは、落ち葉のクッションが効いたフカフカな道ですが、杉の樹林帯に入ると石も交じり注意が必要です。途中で沢を渡ると登山道は沢沿いに下るようになり、石もなくなり歩きやすくなります。黒富士農場に出てからは舗装路歩きとなります。バスも通っているようでした。
15:50太刀岡山駐車場
天候 曇り時々晴れでした。
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央高速道路、甲府昭和インターチェンジから昇仙峡ラインで太刀岡山登山者駐車場まで自家用車を利用しました。8台ほどは駐車可能でした。
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは見当たりませんでした。登山道はマズマズ整備されており、危険な場所はありませんでした。
駐車場から、太刀岡山へ登山道は、民家のすぐ脇を入って行きます。これから、いよいよスタートします。空は曇っていて肌寒いです。
2011年12月22日 09:51撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 9:51
駐車場から、太刀岡山へ登山道は、民家のすぐ脇を入って行きます。これから、いよいよスタートします。空は曇っていて肌寒いです。
いきなり、熊に注意の看板です。このあたりにも熊さんがいるのかな、と思ったらリス君を目撃しました。リス君の動きは早くて写真撮影することは出来ませんでした。
2011年12月22日 09:53撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 9:53
いきなり、熊に注意の看板です。このあたりにも熊さんがいるのかな、と思ったらリス君を目撃しました。リス君の動きは早くて写真撮影することは出来ませんでした。
少し登ると、大きな一枚石の下に祠がありました。毎回思うのですが、誰が最初に作るのでしょうか・・・・。石の上部には、登ろうとしてなのか、ハーケンを打ち込んだ跡の穴が開いていました。
2011年12月22日 18:32撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 18:32
少し登ると、大きな一枚石の下に祠がありました。毎回思うのですが、誰が最初に作るのでしょうか・・・・。石の上部には、登ろうとしてなのか、ハーケンを打ち込んだ跡の穴が開いていました。
その少し上には、駐車場からも見えた鋏岩がドーンとあります。こちらは、自然の造形なのでしょうが、今にも下に落ちそうで怖い感じです。ここからは、平坦な尾根歩きになりました。
2011年12月22日 18:32撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 18:32
その少し上には、駐車場からも見えた鋏岩がドーンとあります。こちらは、自然の造形なのでしょうが、今にも下に落ちそうで怖い感じです。ここからは、平坦な尾根歩きになりました。
まずは、1つ目のピーク、太刀岡山に到着しました。あまり広くはありませんが、なかなかの展望です。
2011年12月22日 10:45撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 10:45
まずは、1つ目のピーク、太刀岡山に到着しました。あまり広くはありませんが、なかなかの展望です。
富士山が、霞んではいますが何とか見えました。晴れていれば最高の景色でしょうね。少し残念です。
2011年12月22日 10:49撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 10:49
富士山が、霞んではいますが何とか見えました。晴れていれば最高の景色でしょうね。少し残念です。
越道峠に到着しました。この峠に栃木ナンバーのワゴン車が止まっていたのですが、後にこの車両のオーナーさんと山中でお会いしました。
2011年12月22日 11:12撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 11:12
越道峠に到着しました。この峠に栃木ナンバーのワゴン車が止まっていたのですが、後にこの車両のオーナーさんと山中でお会いしました。
鬼頬山への直登です。それほど長くは続きませんでしたが、一気に足に来てしましました。アキレス腱がピクピクしています。雪が積もり凍ったりすると、かなり厳しそうですね。
2011年12月22日 11:51撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 11:51
鬼頬山への直登です。それほど長くは続きませんでしたが、一気に足に来てしましました。アキレス腱がピクピクしています。雪が積もり凍ったりすると、かなり厳しそうですね。
鬼頬山の頂上ですが、何もありません。それよりも目指す黒富士がまだ確認できないのが、不安です。3山制覇はタイムアップしてしまいそうでした。
2011年12月22日 12:10撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 12:10
鬼頬山の頂上ですが、何もありません。それよりも目指す黒富士がまだ確認できないのが、不安です。3山制覇はタイムアップしてしまいそうでした。
足元が笹原になり、とてもいい感じの雰囲気の登山道になってきました。丹沢を歩いているような錯覚にとらわれます。
2011年12月22日 18:32撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 18:32
足元が笹原になり、とてもいい感じの雰囲気の登山道になってきました。丹沢を歩いているような錯覚にとらわれます。
ここまで、遠かったです。何とか2つ目のピークである黒富士の頂上まで辿り着きました。この山の頂上も、なかなかの大展望です。
2011年12月22日 13:03撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 13:03
ここまで、遠かったです。何とか2つ目のピークである黒富士の頂上まで辿り着きました。この山の頂上も、なかなかの大展望です。
鳳凰山から、甲斐駒ケ岳までの稜線です。残念ながら天気の回復が予報よりも遅れているようで、今一霞んでいます。
2011年12月22日 13:04撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 13:04
鳳凰山から、甲斐駒ケ岳までの稜線です。残念ながら天気の回復が予報よりも遅れているようで、今一霞んでいます。
鳳凰山のアップです。薬師岳、観音岳から地蔵岳までの稜線が見えます。やはり地蔵岳のオベリスクが一際目立ちますね。
2011年12月22日 13:04撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 13:04
鳳凰山のアップです。薬師岳、観音岳から地蔵岳までの稜線が見えます。やはり地蔵岳のオベリスクが一際目立ちますね。
甲斐駒ケ岳のアップです。例年に比べると雪は少ないようですね。
2011年12月22日 13:04撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 13:04
甲斐駒ケ岳のアップです。例年に比べると雪は少ないようですね。
北側の瑞牆山から金峰山までの稜線もバッチリ見えています。こちらの方角は、次第に青空が見えて来ました。
2011年12月22日 13:16撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 13:16
北側の瑞牆山から金峰山までの稜線もバッチリ見えています。こちらの方角は、次第に青空が見えて来ました。
八ヶ岳には残念ですが雲がかかっています。空は回復て来ました。もう少し早く青空が見えてくれれば最高だったのですが・・・・。
2011年12月22日 13:17撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 13:17
八ヶ岳には残念ですが雲がかかっています。空は回復て来ました。もう少し早く青空が見えてくれれば最高だったのですが・・・・。
八丁峠からの北側斜面には、雪が少し残っていました。でも、凍っているわけではありませんので安心です。
2011年12月22日 18:33撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 18:33
八丁峠からの北側斜面には、雪が少し残っていました。でも、凍っているわけではありませんので安心です。
曲岳の直下の急登です。木の根が階段状になっています。ここも凍っていなくて幸いでした。少し見える頂上の向こう側には青空が広がっているようです。
2011年12月22日 18:33撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 18:33
曲岳の直下の急登です。木の根が階段状になっています。ここも凍っていなくて幸いでした。少し見える頂上の向こう側には青空が広がっているようです。
3つ目のピ-クの曲岳に着きました。ここの山頂も広くはありませんでした。
2011年12月22日 14:06撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 14:06
3つ目のピ-クの曲岳に着きました。ここの山頂も広くはありませんでした。
瑞牆山が、かなり近く見えます。美しい稜線ですね。でも、木の枝が少し邪魔です。
2011年12月22日 14:07撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 14:07
瑞牆山が、かなり近く見えます。美しい稜線ですね。でも、木の枝が少し邪魔です。
奥秩父方面は、すでに青空です。
2011年12月22日 14:09撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 14:09
奥秩父方面は、すでに青空です。
南側には展望台がありました。まだ雲がかかっています。富士山は相変わらず霞み気味でぼやけた感じです。
2011年12月22日 14:12撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 14:12
南側には展望台がありました。まだ雲がかかっています。富士山は相変わらず霞み気味でぼやけた感じです。
八丁峠まで戻ってきました。ここからは林道を下るのみです。
2011年12月22日 14:42撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 14:42
八丁峠まで戻ってきました。ここからは林道を下るのみです。
北側は完全に天気が回復しました。ここは山の中なのですが、木を伐採して何をしようとしているのでしょうか・・・・。
2011年12月22日 15:07撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
12/22 15:07
北側は完全に天気が回復しました。ここは山の中なのですが、木を伐採して何をしようとしているのでしょうか・・・・。
黒富士農場に出ました。とても広い農場でした。大きな鶏舎小屋がありました。
2011年12月22日 15:20撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 15:20
黒富士農場に出ました。とても広い農場でした。大きな鶏舎小屋がありました。
太刀岡山駐車場に着きました。正面には太刀岡山の鋏岩が、異様な山容を見せていました。
2011年12月22日 15:46撮影 by  NIKON D300S, NIKON CORPORATION
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12/22 15:46
太刀岡山駐車場に着きました。正面には太刀岡山の鋏岩が、異様な山容を見せていました。
撮影機器:

感想

 午後から、天気が回復するということで、あえて出発時間を遅らせて、時間差出勤して太刀岡山へ向かいました。出来ることならば、黒富士と曲岳も登ってしまおうと欲張った計画だったのですが、結果的には予定通り3山まとめて登ることが出来ましたので目的は達成することができました。しかし、天気の回復が若干遅れてしまったようで、南側の富士山や南アルプスの展望が今一だったのが残念と言えば残念でしたね。
 今日歩いたコースは、どちらかといえば、マイナーなコースでしたが、途中で遥々栃木から来られた方と会いました。八丁峠と曲岳の中間あたりでスレ違ったのですが、この方は越道峠に車を停めていたようで、鬼頬山を登り返して戻るのは厳しいので八丁峠から林道を下って越道峠まで行きたいとのことでした。分かれた後に私は、曲岳に登り、八丁峠まで戻ってから林道を下り、黒富士ファームから太刀岡山駐車場まで歩いていると、後ろから来たワゴン車が停まり、運転席から先ほどの方が声をかけてきました。無事に車を回収してこられたようです。栃木県からの遠征、大変お疲れ様でした。
 今年もあと数日で終わりですが、数多くの山に登って来ました。まだまだ勉強中の身ですが、もしかしたら、今日の山行で最後になってしまうのかもしれません。出来ることならば、時間を作って、本年の最終登山に出掛けてみたいと思います。

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