2012登り始め。桧沢岳(西上州)
- GPS
- 02:30
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 488m
- 下り
- 488m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上に道標はありませんが、随所にテープが巻かれています。 踏み跡が複数あったり薄くなったりしますが、テープに気をつければ概ねルートはわかります。 とはいえ地図は必須です。 山頂から東のコルまでは急な下りや片側が切れ落ちた箇所もあるので足下注意。 ロープが張られた箇所も少しありましたが、なくても大丈夫な程度です。 |
写真
感想
2012年の登り始め。
どこにしようか考えたけど、この時期はやっぱり西上州。
山域の山を調べていると「小粒ながらピリッとした山」という評があった桧沢岳が気になる。
道も比較的よさそうだということで決定。
駐車場所までは雪・凍結はなし。
「少し舗装道路を歩いて、車道終点から民家の脇を通り抜ける」とは情報としてわかっていたけど、結局少し迷った。車道終点と思われる箇所から細く下るアスファルトの道は単なる民家へのアプローチなので下ったら間違い(途中まで下って、おかしい、と思って戻った)。登山道入り口へ行くには本当に民家の軒先を思い切り横切るので、ちょっとドキドキした。
民家を抜けるとすぐに発泡スチロールに手書きの「桧沢岳登山道」の道標があるので安心する。
そこからはジグザグの急登をひといきでパッと視界が開けた場所がヒゲスリ岩。
「龍徳不違天」の小さな石碑があり、今年一回目のお願いごとをする。そういえば初詣にも行ってないし。辰年だし、「龍」でちょうどいい。ヒゲスリ岩は南から西の展望がとてもいい。ここからの西峰は青空に突き上げていて美しい。セルフで写真をとったりして一服する。とても静か。
ここから西のコルへはものの数分。さらに西峰へもあっというま。
地図だと西のコルから西峰の往復は15分とあるので、ちょっと近すぎる感じがしたけど石祠もあるのでおそらくここが西峰だろう。山頂に遮られた東面以外は大展望。妙義の向こうの谷川連峰が白く美しい。西上州の山並みの向こうに白く見えるのは八ヶ岳っぽいけど形がどうも腑に落ちない。荒船からみたときはすぐに八ヶ岳だと思えたんだけど。ラジオで箱根駅伝を聴いたりしてすこしのんびりする。風もあまりなく、とても静かで穏やかな時間。
さて山頂へと思ったけど西をみるとぽこっと岩峰がひとつ。現在地がコルから近すぎるように感じたこともあり、もしかしてあれが西峰なの?と思う。踏み跡も薄くついていたのでちょっと冒険。しかし数分でたどり着いてみるとそこはブッシュの中。展望はあまり得られなかったので、やっぱり展望がよく石祠のある場所が西峰なのだろう。
西峰と西のコルを経て、山頂へは数分。1133.3m。なかなかいい感じの標高ではないだろうか。
山頂には目立つ大きな木が一本立っている。その脇に愛宕神社。ここでもお願いごとをする。
山頂はあまり広くなく、西峰ほど展望もないのですぐに下りへ。
北面は所々雪もついているけど、アイゼンはまったく不要。ルートは少し北に下ってすぐ南へ回る。
するとオーバーハングした崖の基部におこもり堂がある。桧沢岳神社と書いてある。
本日三回目の参拝を済ませてさらに進むと小沢岳のビュースポット。北面から見る小沢岳は「西上州のマッターホルン」だけどここからみると南に前衛峰がつながっていて台形の山だ。蝶から眺めた常念岳を思い出す。どちらにしても整った形をしている。そのうち登りたい。
崖の縁を通過して少し進めば東のコル。ルートはここから稜線を外れて下っていくけど直進の踏み跡があるので行ってみると、大木が一本あって後ろは岩壁。そこで行き止まり。そしてこれがとてもいい木だったので抱きついた。
人工林に入ってしばらく下ると沢にでる。徒渉するところで冷たい水で顔を洗って一服。
本当に静かだ。
徒渉してすぐに林道にでる。そこから少し歩けば車道に合流してすぐに大森橋だ。
誰にも会わない静かな登り始め。
登る前はそんなに期待もしてなかったのだけど、「小粒ながらピリッとした山」の評判どおり、意外と楽しめるいい山だった。桧沢岳。ここはまた来たい山だなと思った。
さすがは西上州。ここから一年が始まる。
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