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Yamareco

記録ID: 1612760
全員に公開
ハイキング
甲信越

南大菩薩/米沢山・お坊山・大鹿山/北側の景徳院から周回

2018年10月09日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.3km
登り
960m
下り
941m

コースタイム

出発7:30−北尾根取付き7:50〜8:15−868mコブ8:45−送電線直下(1000m圏)9:30〜9:50−北西支尾根合流(1145m圏)10:25−1211mコブ10:45−1230m圏コブ11:05〜11:25−米沢山頂上11:50〜12:40−1412mコブ13:15−お坊山13:30−東峰分岐13:35−東峰13:40〜14:05−大鹿峠14:35−大鹿山15:00〜15:30−景徳院下降点15:35−1043m地点16:00−送電線直下(875m圏)16:30−車道16:45−景徳院16:50−ゴール16:55
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大月から国道20号線で笹子トンネルを勝沼側に抜け、景徳院入口の交差点で右折、県道218号線に入る。1km程で景徳院の下の広い駐車場に着くので、ここに停める。
コース状況/
危険箇所等
景徳院の近く、門井沢出合辺りから米沢山北尾根を登る。取付きが分かりにくい。踏跡やテープ類は途中から現れる。
米沢山から縦走路を大鹿山まで辿ってから景徳院へ下る。道標が完備され、良く踏まれた一般登山道が通っている。
駐車場から100mほど西に戻り、橋の手前、鳥居畑古戦場跡の石碑で左折する
2018年10月09日 07:32撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 7:32
駐車場から100mほど西に戻り、橋の手前、鳥居畑古戦場跡の石碑で左折する
舗装された車道は左に大きくカーブして集落に上がって行くが、ここを直進し、門井沢沿いのダートの林道に入る
2018年10月09日 07:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 7:36
舗装された車道は左に大きくカーブして集落に上がって行くが、ここを直進し、門井沢沿いのダートの林道に入る
堰堤を過ぎた数十m先で、飛び石伝いに門井沢を渡って左岸に移る
2018年10月09日 07:48撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 7:48
堰堤を過ぎた数十m先で、飛び石伝いに門井沢を渡って左岸に移る
堰堤を左岸側から見下ろす。まだ新しい感じだ
2018年10月09日 07:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 7:51
堰堤を左岸側から見下ろす。まだ新しい感じだ
堰堤の数十m上流で、米沢山北尾根の東山腹に取付く。少しでも傾斜の緩い斜面を探すが、いずこも大差ない
2018年10月09日 08:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 8:15
堰堤の数十m上流で、米沢山北尾根の東山腹に取付く。少しでも傾斜の緩い斜面を探すが、いずこも大差ない
植林帯の中、傾斜40度程の急登が続く。踏跡は無いが獣道を拾いながら突き上げる
2018年10月09日 08:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
1
10/9 8:25
植林帯の中、傾斜40度程の急登が続く。踏跡は無いが獣道を拾いながら突き上げる
少し膨らみが現れて尾根っぽくなると、僅かに傾斜が緩んできた感じだが、厳しい登りは変わらない
2018年10月09日 08:33撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 8:33
少し膨らみが現れて尾根っぽくなると、僅かに傾斜が緩んできた感じだが、厳しい登りは変わらない
868mコブから北に伸びる枝尾根に乗ると急登は終わり、踏跡が現れて来た
2018年10月09日 08:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 8:44
868mコブから北に伸びる枝尾根に乗ると急登は終わり、踏跡が現れて来た
868mコブに着いた。小さな社が祀ってあったが、だいぶ傾いている
2018年10月09日 08:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 8:46
868mコブに着いた。小さな社が祀ってあったが、だいぶ傾いている
この先はしばらく平坦な尾根が続く
2018年10月09日 08:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 8:52
この先はしばらく平坦な尾根が続く
緩やかに登りながら徐々に高度を上げていく
2018年10月09日 09:10撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 9:10
緩やかに登りながら徐々に高度を上げていく
標高920mを越えると北尾根本体の急登が始まる。境界標識の杭と、その存在を示すテープが点在している
2018年10月09日 09:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 9:21
標高920mを越えると北尾根本体の急登が始まる。境界標識の杭と、その存在を示すテープが点在している
傾斜30度越えの急登が標高差200m程続く。倒木を避けながら突き上げる
2018年10月09日 09:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 9:25
傾斜30度越えの急登が標高差200m程続く。倒木を避けながら突き上げる
標高1000m付近で超高圧送電線の真下を通過した
2018年10月09日 09:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 9:30
標高1000m付近で超高圧送電線の真下を通過した
標高1145mまで上がると緩やかになり、道の駅から上って来る支尾根と合流した。途端にテープが増え、踏跡も明瞭になって来た
2018年10月09日 10:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/9 10:24
標高1145mまで上がると緩やかになり、道の駅から上って来る支尾根と合流した。途端にテープが増え、踏跡も明瞭になって来た
今まで辿って来たルートを振り返ると、一様な斜面で尾根を構成していない。ここを降りるにはルート探索が難しいだろう
2018年10月09日 10:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 10:25
今まで辿って来たルートを振り返ると、一様な斜面で尾根を構成していない。ここを降りるにはルート探索が難しいだろう
半月前の台風24号の強風で折れたらしい木が無残。この先、台風被害の木を何本も見かけた
2018年10月09日 10:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 10:28
半月前の台風24号の強風で折れたらしい木が無残。この先、台風被害の木を何本も見かけた
再び急な尾根を登り切ると1211mコブに立つ。立ち木にテープが付けられているのみ
2018年10月09日 10:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 10:43
再び急な尾根を登り切ると1211mコブに立つ。立ち木にテープが付けられているのみ
1211mコブから小さな鞍部に降り、再び急な尾根を突き上げる。木の根があるので掴まりながら登る
2018年10月09日 10:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 10:51
1211mコブから小さな鞍部に降り、再び急な尾根を突き上げる。木の根があるので掴まりながら登る
東側山腹に斜上する踏跡(獣道?)があったので尾根から分かれてこちらに入る。でも、直下に岩盤が剥き出しで高度感があって怖かった
2018年10月09日 10:54撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 10:54
東側山腹に斜上する踏跡(獣道?)があったので尾根から分かれてこちらに入る。でも、直下に岩盤が剥き出しで高度感があって怖かった
急な凹角状の斜面を踏跡頼りに突き上げる。落ち葉で滑りやすく緊張する
2018年10月09日 11:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 11:00
急な凹角状の斜面を踏跡頼りに突き上げる。落ち葉で滑りやすく緊張する
最後は岩が埋まった土の斜面を左から回り込んで1230m圏コブの上に出た。辿った巻道は厳しく、むしろ尾根を忠実に登った方が良いだろう
2018年10月09日 11:01撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 11:01
最後は岩が埋まった土の斜面を左から回り込んで1230m圏コブの上に出た。辿った巻道は厳しく、むしろ尾根を忠実に登った方が良いだろう
この先は緩急織り交ざった尾根を登って、ひたすら頂上を目指す
2018年10月09日 11:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 11:23
この先は緩急織り交ざった尾根を登って、ひたすら頂上を目指す
米沢山の頂上に着いた。標高1357mと書かれた山名杭が立ち木に縛り付けてあった
2018年10月09日 12:40撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 12:40
米沢山の頂上に着いた。標高1357mと書かれた山名杭が立ち木に縛り付けてあった
頂上には笹子雁ヶ腹摺山から来る縦走路が通っている。道標が整備され、良く踏まれた一般登山道だ
2018年10月09日 11:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 11:49
頂上には笹子雁ヶ腹摺山から来る縦走路が通っている。道標が整備され、良く踏まれた一般登山道だ
この縦走路をお坊山目指して東に進む
2018年10月09日 12:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 12:41
この縦走路をお坊山目指して東に進む
主稜線はなだらかで、道も良いのでルンルン気分で歩む
2018年10月09日 13:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:08
主稜線はなだらかで、道も良いのでルンルン気分で歩む
鞍部から急斜面を一登りすると1412mコブ(トクモリ)に着いた
2018年10月09日 13:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:15
鞍部から急斜面を一登りすると1412mコブ(トクモリ)に着いた
お坊山の頂上手前で視界が開けた。北北西に古部山から勝沼尾根が、その奥に愛宕山から甲州高尾山が見える。昔、2回に分けてこれらを登った
2018年10月09日 13:24撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/9 13:24
お坊山の頂上手前で視界が開けた。北北西に古部山から勝沼尾根が、その奥に愛宕山から甲州高尾山が見える。昔、2回に分けてこれらを登った
西には丸い米沢山と、登って来た北尾根の上部が見える。米沢山の背後は岩崎山、左端は雲母山と思われる
2018年10月09日 13:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/9 13:28
西には丸い米沢山と、登って来た北尾根の上部が見える。米沢山の背後は岩崎山、左端は雲母山と思われる
お坊山の頂上。山名杭があるのみで、ここも米沢山と同様に、縦走路の一通過地点といった風情
2018年10月09日 13:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:29
お坊山の頂上。山名杭があるのみで、ここも米沢山と同様に、縦走路の一通過地点といった風情
標高1400m台の平坦な尾根を東に進む
2018年10月09日 13:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:30
標高1400m台の平坦な尾根を東に進む
この道標で縦走路は折れて北北東に下るが、尾根沿いに南東に進み、お坊山東峰へ寄り道する
2018年10月09日 13:35撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:35
この道標で縦走路は折れて北北東に下るが、尾根沿いに南東に進み、お坊山東峰へ寄り道する
白樺の木が折れて可哀そう
2018年10月09日 13:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:37
白樺の木が折れて可哀そう
分岐点から5分程でお坊山東峰に着く。先程通って来たお坊山西峰と全く同じ標高だけど、偶然なの?
2018年10月09日 13:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:41
分岐点から5分程でお坊山東峰に着く。先程通って来たお坊山西峰と全く同じ標高だけど、偶然なの?
ここから尾根が南東に伸びている。7年前の年末にこの明るくて気持ち良い尾根を登って、先ほど通って来たトクモリから南へ下った
2018年10月09日 13:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 13:41
ここから尾根が南東に伸びている。7年前の年末にこの明るくて気持ち良い尾根を登って、先ほど通って来たトクモリから南へ下った
分岐点まで戻り、大鹿峠に向かう。降り始めはお坊山の東山腹を巻くようにして降りていく
2018年10月09日 14:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 14:11
分岐点まで戻り、大鹿峠に向かう。降り始めはお坊山の東山腹を巻くようにして降りていく
北北東に伸びる尾根を降りていくが、一部、尾根が広がり登山道も落ち葉で隠れてルートが不明瞭な個所がある
2018年10月09日 14:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 14:26
北北東に伸びる尾根を降りていくが、一部、尾根が広がり登山道も落ち葉で隠れてルートが不明瞭な個所がある
明瞭な尾根となっていれば安心。テープも多い
2018年10月09日 14:29撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 14:29
明瞭な尾根となっていれば安心。テープも多い
大鹿峠まで降りて来た。ベンチや道標が完備
2018年10月09日 14:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 14:36
大鹿峠まで降りて来た。ベンチや道標が完備
一般には、ここから景徳院に直接下りるが、縦走路をさらに大鹿山まで進む。明瞭な登山道が続くが、倒木が道を塞ぐ
2018年10月09日 14:44撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 14:44
一般には、ここから景徳院に直接下りるが、縦走路をさらに大鹿山まで進む。明瞭な登山道が続くが、倒木が道を塞ぐ
大鹿山直下まで来ると、縦走路は頂上を巻いている。やじり形の案内に従って、尾根を直上する
2018年10月09日 14:51撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 14:51
大鹿山直下まで来ると、縦走路は頂上を巻いている。やじり形の案内に従って、尾根を直上する
大鹿山の頂上に着いた。山名杭と本日唯一の三角点(1236.1m)
2018年10月09日 15:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 15:30
大鹿山の頂上に着いた。山名杭と本日唯一の三角点(1236.1m)
同じく山名板と道標
2018年10月09日 15:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/9 15:02
同じく山名板と道標
平坦な頂上稜線を東に進む
2018年10月09日 15:30撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 15:30
平坦な頂上稜線を東に進む
振り返るとお坊山が木の間から顔を出している
2018年10月09日 15:34撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 15:34
振り返るとお坊山が木の間から顔を出している
景徳院への下降点。ここで縦走路とお別れ
2018年10月09日 15:36撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 15:36
景徳院への下降点。ここで縦走路とお別れ
下り始めは急だったが、直ぐに緩やかな尾根道となる。1043m地点も平坦な尾根の一部で、知らない内に通り過ぎそう
2018年10月09日 16:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 16:00
下り始めは急だったが、直ぐに緩やかな尾根道となる。1043m地点も平坦な尾根の一部で、知らない内に通り過ぎそう
このような尾根道が延々と続き、いい加減飽きて来た
2018年10月09日 16:26撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 16:26
このような尾根道が延々と続き、いい加減飽きて来た
標高875m辺りで超高圧送電線の直下を通過する。朝方、米沢山北尾根でくぐった系統の続きだ
2018年10月09日 16:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 16:27
標高875m辺りで超高圧送電線の直下を通過する。朝方、米沢山北尾根でくぐった系統の続きだ
標高800m辺りまで降りて来ると、土の山道からコンクリートで固められた道に変わる
2018年10月09日 16:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 16:38
標高800m辺りまで降りて来ると、土の山道からコンクリートで固められた道に変わる
このコンクリート道の上に倒木が何本も覆い被さっていたが、なんとか潜り抜けることが出来た
2018年10月09日 16:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 16:41
このコンクリート道の上に倒木が何本も覆い被さっていたが、なんとか潜り抜けることが出来た
その先、数十mで車道に出た
2018年10月09日 16:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 16:43
その先、数十mで車道に出た
車道に出てから降りて来た登山道を振り返る。案内には大鹿山の名は無く、途中の道標も常に曲り沢峠を指していた
2018年10月09日 16:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
10/9 16:45
車道に出てから降りて来た登山道を振り返る。案内には大鹿山の名は無く、途中の道標も常に曲り沢峠を指していた
車道に出てから2, 3分で景徳院の境内に入る。山門を降りて境内を抜ければ、ゴールの駐車場は目の前
2018年10月09日 16:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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10/9 16:49
車道に出てから2, 3分で景徳院の境内に入る。山門を降りて境内を抜ければ、ゴールの駐車場は目の前
撮影機器:

感想

南大菩薩は厚木の我が家から車で手軽に入れるので、何度もかよった山域であるが、笹子トンネルの真上にある米沢山には、まだ登ったことが無い。そこで今回は、この山を目指す事にした。

米沢山は主稜線上にあり、一般登山道としては、大鹿峠か、同じ標高の笹子雁ヶ腹摺山から縦走路を辿ることになる。でも、これでは面白くない。そこでいつものように地形図を読み、頂上から北に伸びて景徳院の近くに至る米沢山北尾根ならば登れる、と判断した。米沢山に立った後は、縦走路を大鹿山まで東進してから景徳院に降りれば、周回ルートとすることができる。

ところが、いきなり北尾根の取付きで戸惑った。下山ルートを考えて景徳院下の駐車場に停めたので、まず門井沢沿いの林道に入り、直ぐに日川左岸の林道に分かれ、北尾根末端を回り込みながら、適当な地点から取付く積りだった。
ところが門井沢林道から日川左岸林道への分岐が見つからない。門井沢林道をどんどん奥へと進み、これはおかしい、と戻って探したが分からない。仕方ない、堰堤の少し上流で門井沢左岸に渡り、傾斜が40度はありそうな急な山腹を突き上げて直接868mコブに出た。
予定通りに北尾根末端を回り込んでから取付くより、遥かに短い距離で済んだから、結果良し、とするか。

それにしても日川左岸林道はどこにあるのだろうか。地形図にも、登山地図にも、yahooの地図にもこの林道は2本線で描かれている。
いつも地形図を頼りに登るが、今までにもこの地形図に破線で描かれた山道が、現地に行ってみると見当たらないことが何回もあった。従って、破線は当てに出来ない、と承知している。しかし、地形図には1車線道路として2本線で描かれている林道が、現地に行ってみると消えて見当たらないとは・・・それとも分岐を見落としたのだろうか?

ところが、たまたまgoogleの地図を見て、我が意を得た感じ。門井沢林道から分岐した日川左岸林道は地図上から消されている。日川左岸を西に辿ると、途中から突然林道が描かれて、西端の丸林集落に繋がっている。
さらに、他の地図には描かれていない堰堤が、この地図には明瞭に示されている。集落内の車道から林道に分かれる状況も、現地を歩いた時の記憶の通りだ。
この門井沢出合付近の表示はgoogleの地図が正確で、他の地図は当てにならないと思われるが・・・

取付きこそ戸惑ったが、結果的には、北尾根末端を回り込むところをショートカットしたことになる。体力的にはきつかったが、短時間で868mコブに立つことが出来た。その後は順調に登れて米沢山の頂に出た。

この北尾根は構成が単純なので、下りに使ってもさほどルート探索に神経を遣うことは無いであろう。せいぜい標高1145m辺りで北西尾根に引き込まれない様に注意する程度か。しかし、868mコブからそのまま北に下りて日川左岸林道に出ようとしたら、林道が見つからずに当惑する羽目に追い込まれるかも知れない。

米沢山に立てば、あとは道標も完備して良く踏まれた立派な登山道が主稜線に付いているので、これを辿れば良い。
さらに大鹿山から下る道も明瞭で、ルート探索に気を配る必要は全く無かった。ただし、単調な長い尾根道なので、最後はいささか飽きて来た。

今回登った米沢山、お坊山、大鹿山はいずれも平坦な頂で、縦走路の一通過地点と言った風情の山である。展望が優れているわけでもない。それなのに、わざわざこの頂を目指すとは酔狂にも程がある、と言われそうだ。

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