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記録ID: 1619321
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

有馬四十八滝(滑滝・蟇滝・蜘蛛滝・七曲滝・百間滝・似位滝・白石滝・白龍滝・大安相滝)〜最高峰

2018年10月17日(水) [日帰り]
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コースタイム

日帰り
山行
7:28
休憩
1:37
合計
9:05
8:47
10
有馬温泉駅
8:57
8:59
5
炭酸泉源
9:04
9:05
26
魚屋道 登山口
9:31
9:32
20
炭屋道 下り分岐
9:52
9:53
6
紅葉谷 湯槽谷分岐
9:59
26
滑滝 分岐
10:25
10:28
14
滑滝
10:42
12
滑滝 分岐
10:54
11
紅葉谷 迂回路立札(下側)
11:05
11:11
24
蟇滝
11:35
11:39
19
蜘蛛滝
11:58
12:04
19
七曲滝
12:23
9
紅葉谷 迂回路立札(上側)
12:32
12:39
1
紅葉谷 百間滝方面下り分岐
12:40
12:43
11
大崩落現場
12:54
12:56
5
紅葉谷 白石谷分岐
13:01
13:02
6
白石谷河原分岐
13:08
16
右俣 ゴルジュ 下段入口
13:24
13:28
3
百間滝
13:31
13:32
1
似位滝
13:33
13:36
12
似位滝の奥の滝
13:48
15
右俣 ゴルジュ 上段入口
14:03
14:04
0
白石谷河原分岐
14:04
14:07
6
白石滝
14:13
18
白石第四砂防ダム上
14:31
14:34
4
四段の滝
14:38
14:43
10
白龍滝
14:53
14:54
14
角度のある滑滝(布振滝)
15:08
15:10
8
大安相滝
15:18
15:21
11
巨岩のある堰堤分岐
15:32
15:35
14
白石第五砂防ダム上
15:49
15:51
16
笹の茂る十字路
16:07
16:19
4
六甲最高峰(一等三角点・最高峰ケルン)
16:23
3
有馬魚屋道 下り口
16:26
0
一軒茶屋
16:26
35
七曲り 下り口
17:01
17:02
19
土樋割峠(蛇谷林道 下り口)
17:21
17:37
15
「東おたふく山登山口」バス停
17:52
JR「芦屋駅」南口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
(行き)JR芦屋駅南口から阪急バス80系統で神鉄・有馬温泉駅まで
(帰り)東おたふく山登山口バス停から阪急バスでJR芦屋駅南口まで
コース状況/
危険箇所等
(1)有馬四十八滝の谷道全般について

いづれもこれまでの豪雨・台風の影響の累積でけっこう荒れていた。以前から堆積しているものと今年の新たなものとが入り混じっている感じ。
谷道全般に倒木があったり、岩石がごろごろ転がっていたりして遡行しづらく、時々崩れた箇所もあったりで、歩くのには相応の覚悟と準備が必要だと感じた。
残念なのは、谷道のみならず、滝の落ち口あたりにも倒木があるので景観がかなり損なわれていたりした点。

(2)個別の注意点について

<「滑滝」への進路について>
ほとんど人が行かなくなっているようで、踏み跡はほぼなくなっていてルートが不明瞭。木々や藪が生い茂っていて、間違ったところへ行くと完全な藪漕ぎ状態で怪我が必至。倒木などもあるのでルートの見極めが必要。

<「蟇滝」の滝壺への下りについて>
迂回路の下側の木柵の後ろから滝へ向かう場合、ロープが垂らされている激下りの箇所がある。ロープは最上段から下の地面まで、全ての区間にしっかりと括られているので、比較的安心して下れた。足の置き場も確保できるので上り下りするならこちらが良さそう。
迂回路の上側の木柵の後ろから滝へ向かう場合は、ロープが一部区間にしか付けられていない激下りで、土の斜面で明確な足の置き場はないので、相当慎重に下らないと危険だなと感じた。今回はここを上りで利用したがちょっと怖かった。

<「蜘蛛滝」への進路について>
今回の四十八滝巡りの中では比較的歩きやすいほうだった。途中の雄滝・雌滝を越える際に、濡れた岩で足を滑らさないように注意するだけか。

<「七曲滝」への進路について>
岩石や倒木が多くて歩きづらく、跨いで行かないといけない箇所も多い。ただ分岐点からは距離が短いので助かる。足の置き場に気を付けて転倒しないよう注意。

<白石滝の河原からの「百間滝・似位滝」への遡上進路について>
途中に大きな倒木の山が行く手をふさぐ小滝があるが、左手から乗り越える格好。
ゴルジュでは水量が多い場合、膝下あたりまで浸からないと進めない箇所があるので、ずぶ濡れは必至。濡れるのを嫌って無理をすると滑落して大怪我をしかねないので、その場合は濡れてしまうことを諦める勇気が必要。今回がまさにそう。
またゴルジュやその他の岩場の通過には危険が伴うので、バランス感覚と細心の注意が必要となる難所。岩石がごろごろしているので、かなり歩きづらく、体力を消耗する。

<紅葉谷道の道標からの「百間滝・似位滝」への下りについて>
道標のある分岐に入ってすぐのところで、いきなり大崩落しており完全に通行不能。山道が大木とともになだれのように崩壊していて、土の急斜面状態になっていた。ロープもないので進むのは困難。無理をすると数十m滑落しそうな非常に危険な場所となっているので、修復されるまでは行かないほうが身のためだと思う。(崩落がひどすぎて修復ができるかどうかちょっと怪しい・・・)

<「白石滝」の巻き道について>
踏み跡はわりと明瞭なものの、かなり幅が細くて高度感もあるので注意が必要。明瞭な踏み跡を辿って、ひたすら直進して白石第四砂防ダム上へ向かうのが安全。

<「白龍滝」への進路について>
おおいかぶさるような崖が切り立っていて一部崩落しているところもあり、岩石がごろごろしていて倒木もあって、かなり歩きづらく、やはり体力をじわじわ削っていく感じ。「白龍滝」は断崖絶壁のある箇所の左側にあるが、この滝は越えられないので鑑賞だけにして、そのままガレ谷を直進する。
「白龍滝」の先にある角度のきつい滑滝(布振滝と呼ぶらしい)は、左手にロープが3本も付けられているので、今のところはこのロープ全てを頼ってほぼ垂直の岩登りをして滝の上に出るのが最善策かと思われる。右手の濡れた岩場を登るのはやはり技術がないと危険だったのでやめたほうが良さそう。

<「大安相滝」への進路について>
滝の巻き道の途中から沢に下れる箇所が一ヶ所あるので、そこから滝の下流に降り、少しだけ遡上して「大安相滝」を正面から鑑賞する。その後は元の巻き道に戻って進むのが安全だと思う。

<最高峰北西尾根ルートについて>
巨岩がある分岐で左俣の「白石第五砂防ダム」方面と進み、ダム手前の急斜面をロープ頼りで登ってダムの真上に出る。そこからスイッチバックに道が付いているので、踏み跡を確認しながら登るのだが、この上りがかなりの急登の連続なので、相当な体力を消耗する。ロープに頼らないと辛い場所もあるので、集中力が途切れないようにすることが必要。
十字路からは笹の上り道になるが、上り斜面が延々と続く。ただ踏み跡は明瞭なので迷わない。ここまでの荒れた谷の遡行で体力を削ってきている状態での上りが相当きついので、無理をしないペースで。
「紅葉谷」への入渓には、面倒がらずにちゃんと「魚屋道〜炭屋道」を迂回して行くのが分別のある大人のマナーかな。でも時間かかるんだよなあ、早く直らないもんかなあ
2018年10月17日 09:44撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
2
10/17 9:44
「紅葉谷」への入渓には、面倒がらずにちゃんと「魚屋道〜炭屋道」を迂回して行くのが分別のある大人のマナーかな。でも時間かかるんだよなあ、早く直らないもんかなあ
この日は朝から晴れ。こんなふうに太陽の光が注ぐ森林のなかを歩くのが大好きだ。湯槽谷との分岐の広場では左へ
2018年10月17日 09:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
1
10/17 9:51
この日は朝から晴れ。こんなふうに太陽の光が注ぐ森林のなかを歩くのが大好きだ。湯槽谷との分岐の広場では左へ
「白石砂防ダム」の標識で右折して、ダムを越えた後の石階段のようなところを下る
2018年10月17日 09:57撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 9:57
「白石砂防ダム」の標識で右折して、ダムを越えた後の石階段のようなところを下る
下った直後のところの左手に、写真のような降りられる場所がある。ここが「滑滝(大滑滝)」への取り付き
2018年10月17日 09:59撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 9:59
下った直後のところの左手に、写真のような降りられる場所がある。ここが「滑滝(大滑滝)」への取り付き
すぐ目の前に、六甲砂防事務所の「あぶない」看板が立っているのが目印
2018年10月17日 10:00撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 10:00
すぐ目の前に、六甲砂防事務所の「あぶない」看板が立っているのが目印
看板のすぐ右横に大きな石積みケルンがある。このケルンの向こう側へ、川辺の上流あたりを目指して進む。目の前に生い茂っている藪のほうへは行かないほうが良い(たぶん進めない)
2018年10月17日 10:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 10:01
看板のすぐ右横に大きな石積みケルンがある。このケルンの向こう側へ、川辺の上流あたりを目指して進む。目の前に生い茂っている藪のほうへは行かないほうが良い(たぶん進めない)
適当なところで流れを渉って向こう岸へ行く
2018年10月17日 10:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 10:12
適当なところで流れを渉って向こう岸へ行く
山腹にかすかな踏み跡があり枯れ草をかき分けて進むとこんな場所に出る。ここからさらに奥へと進む
2018年10月17日 10:15撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 10:15
山腹にかすかな踏み跡があり枯れ草をかき分けて進むとこんな場所に出る。ここからさらに奥へと進む
ダム湖が広がる。人が少ないので鳥が多いが、踏み入ると慌てて飛んでいく。さらに右奥へ行くと、今度はしっかりとした道が付いているのでそこを進む
2018年10月17日 10:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 10:23
ダム湖が広がる。人が少ないので鳥が多いが、踏み入ると慌てて飛んでいく。さらに右奥へ行くと、今度はしっかりとした道が付いているのでそこを進む
とにかく奥へ。すると行き着いたところに何段にもなった「滑滝」が見えてくる。なかなかに巨大なので感心。素晴らしいので、もっと来やすかったら良いのにと思うけど
2018年10月17日 10:27撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 10:27
とにかく奥へ。すると行き着いたところに何段にもなった「滑滝」が見えてくる。なかなかに巨大なので感心。素晴らしいので、もっと来やすかったら良いのにと思うけど
来た道をそのまま戻って再び紅葉谷へ。「迂回路」の下側の木柵の裏から「蟇滝・蜘蛛滝・七曲滝」へと向かうことに
2018年10月17日 10:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 10:54
来た道をそのまま戻って再び紅葉谷へ。「迂回路」の下側の木柵の裏から「蟇滝・蜘蛛滝・七曲滝」へと向かうことに
木柵の先へ進むとすぐにこのような崩落現場があらわれた。けっこうな崩落で、土砂なら何とか踏み跡も付けられるかもしれないが、岩なのでここを突破して向こう側へ進むのは到底無理だ
2018年10月17日 10:55撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 10:55
木柵の先へ進むとすぐにこのような崩落現場があらわれた。けっこうな崩落で、土砂なら何とか踏み跡も付けられるかもしれないが、岩なのでここを突破して向こう側へ進むのは到底無理だ
後ろを振り返ると下りの踏み跡がある。ここから谷へと降りていくが、相当な急斜面なのでちょっと危険だ
2018年10月17日 10:56撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 10:56
後ろを振り返ると下りの踏み跡がある。ここから谷へと降りていくが、相当な急斜面なのでちょっと危険だ
急斜面には何本もロープが結んであり、さらに繋いである。このロープを頼りにして慎重に後ろ向きに下る(バックステップというやつだ)
2018年10月17日 10:59撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 10:59
急斜面には何本もロープが結んであり、さらに繋いである。このロープを頼りにして慎重に後ろ向きに下る(バックステップというやつだ)
急斜面を下りきって沢に降り立ってから振り返るとこんな感じ。左側に下ってきたロープが見え、右に崩落現場の崩れた斜面の岩肌が見えている
2018年10月17日 11:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 11:01
急斜面を下りきって沢に降り立ってから振り返るとこんな感じ。左側に下ってきたロープが見え、右に崩落現場の崩れた斜面の岩肌が見えている
「蟇滝(がまたき)」は滝壺も含めて美しいので、出来ることなら正面から鑑賞したい。この後すぐ横にある急斜面を登って巻き道へ復帰した(難儀)
2018年10月17日 11:07撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 11:07
「蟇滝(がまたき)」は滝壺も含めて美しいので、出来ることなら正面から鑑賞したい。この後すぐ横にある急斜面を登って巻き道へ復帰した(難儀)
細く狭くて斜度もある危険な巻き道を奥へ下っていくと、2分岐(左俣・右俣)の場所に。この特徴的な岩場が目印だ。ここには大きな倒木が傾いているのであまり近寄らないように
2018年10月17日 11:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 11:25
細く狭くて斜度もある危険な巻き道を奥へ下っていくと、2分岐(左俣・右俣)の場所に。この特徴的な岩場が目印だ。ここには大きな倒木が傾いているのであまり近寄らないように
まずは「蜘蛛滝」目指して右俣へ入渓。最初に目につくのはこの「雄滝」と呼ばれる小滝だ
2018年10月17日 11:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 11:30
まずは「蜘蛛滝」目指して右俣へ入渓。最初に目につくのはこの「雄滝」と呼ばれる小滝だ
すぐ先に今度は「雌滝」と呼ばれる五段の小滑滝がある
2018年10月17日 11:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 11:32
すぐ先に今度は「雌滝」と呼ばれる五段の小滑滝がある
さらに奥へ遡上すると突き当りにお目当ての「蜘蛛滝」が出てくる。堪能したら来たルートを元に戻って2分岐へ
2018年10月17日 11:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 11:36
さらに奥へ遡上すると突き当りにお目当ての「蜘蛛滝」が出てくる。堪能したら来たルートを元に戻って2分岐へ
今度は左俣へ入渓。水は少なめだが、岩が多くて進みづらい。でもすぐに目の前に大きな「七曲滝」が姿をあらわす。上段のほうで滝の流れ落ちる方向が大きく変わっているのが分かる
2018年10月17日 11:59撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 11:59
今度は左俣へ入渓。水は少なめだが、岩が多くて進みづらい。でもすぐに目の前に大きな「七曲滝」が姿をあらわす。上段のほうで滝の流れ落ちる方向が大きく変わっているのが分かる
そのまま奥へと進むと危険そうなので、来たルートを戻り、2分岐から巻き道をさらに戻る。石組みのような場所から右上へ登っていくと「迂回路」の上段の木柵の裏側から「紅葉谷」ルートへ復帰する
2018年10月17日 12:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 12:23
そのまま奥へと進むと危険そうなので、来たルートを戻り、2分岐から巻き道をさらに戻る。石組みのような場所から右上へ登っていくと「迂回路」の上段の木柵の裏側から「紅葉谷」ルートへ復帰する
「紅葉谷」の本道を登っていくと「百間滝・似位滝」方面への分岐の道標のところに出る。ここでひと休みしておにぎりと水分補給
2018年10月17日 12:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 12:32
「紅葉谷」の本道を登っていくと「百間滝・似位滝」方面への分岐の道標のところに出る。ここでひと休みしておにぎりと水分補給
さあ行くぞ、と気合を入れて分岐の奥へ進むと、いきなりの大崩落現場に遭遇。これはあまりに大規模なので、通行は非常に危険だ。滑落すると数十m下に真っ逆さまだろう。しばし思案の末、ここから下るのを諦めた
2018年10月17日 12:42撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 12:42
さあ行くぞ、と気合を入れて分岐の奥へ進むと、いきなりの大崩落現場に遭遇。これはあまりに大規模なので、通行は非常に危険だ。滑落すると数十m下に真っ逆さまだろう。しばし思案の末、ここから下るのを諦めた
仕方がないので止む無く「紅葉谷」を「迂回路」経由で延々と下っていくことに。この「白石谷」分岐のところから谷へ入り、遡上する方法を選択した
2018年10月17日 12:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 12:54
仕方がないので止む無く「紅葉谷」を「迂回路」経由で延々と下っていくことに。この「白石谷」分岐のところから谷へ入り、遡上する方法を選択した
すぐに目の前に「白石第三堰堤高」がそびえている。沢を渡渉して対岸にある巻き道へ向かう。左中央に古びて朽ちかけた青い道標が見えている
2018年10月17日 12:55撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 12:55
すぐに目の前に「白石第三堰堤高」がそびえている。沢を渡渉して対岸にある巻き道へ向かう。左中央に古びて朽ちかけた青い道標が見えている
青い道標には「裏紅葉谷道」と書いてある。なるほど、「白石谷」周辺の谷道はそういう名前で呼ばれていたのか・・・
2018年10月17日 12:56撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 12:56
青い道標には「裏紅葉谷道」と書いてある。なるほど、「白石谷」周辺の谷道はそういう名前で呼ばれていたのか・・・
二連ダムを越えて、広い河原に降り立つ。ここも2分岐で左俣と右俣に分かれている。立札やプレートなど目印になるようなものは特に残っていない
2018年10月17日 13:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 13:01
二連ダムを越えて、広い河原に降り立つ。ここも2分岐で左俣と右俣に分かれている。立札やプレートなど目印になるようなものは特に残っていない
まずは右俣へ。倒木の山が行く手を遮っているが、左手の端っこから何とか無理矢理に乗り越えて進む
2018年10月17日 13:05撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 13:05
まずは右俣へ。倒木の山が行く手を遮っているが、左手の端っこから何とか無理矢理に乗り越えて進む
ふと何かが動いたので見てみたら、沢蟹だ!
2018年10月17日 13:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:06
ふと何かが動いたので見てみたら、沢蟹だ!
さらに進むと高い岩壁に囲まれたゴルジュ帯が現れた
2018年10月17日 13:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 13:08
さらに進むと高い岩壁に囲まれたゴルジュ帯が現れた
ここのゴルジュもやはり素晴らしい景観だ。水の流れのせいで出来上がるんだろうか・・・
2018年10月17日 13:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:09
ここのゴルジュもやはり素晴らしい景観だ。水の流れのせいで出来上がるんだろうか・・・
岩壁の縁の狭い場所をそろりそろりと慎重に進むのは、赤子谷左俣のゴルジュと同じだ。滑ったら危ないので慎重に
2018年10月17日 13:10撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:10
岩壁の縁の狭い場所をそろりそろりと慎重に進むのは、赤子谷左俣のゴルジュと同じだ。滑ったら危ないので慎重に
ゴルジュは一旦切れ目があるが、またすぐに現れる。ゴルジュ帯といったのはそのせい。ここは水量が多すぎて深い溜まりになていて、膝下まで浸からないことには先に進めない状態だった(泣)(ロープは遠すぎて手が届かないので意味がなかった)
2018年10月17日 13:15撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:15
ゴルジュは一旦切れ目があるが、またすぐに現れる。ゴルジュ帯といったのはそのせい。ここは水量が多すぎて深い溜まりになていて、膝下まで浸からないことには先に進めない状態だった(泣)(ロープは遠すぎて手が届かないので意味がなかった)
ゴルジュ帯を過ぎても、雰囲気の良い流れが続いている。が、歩くのには滑りやすそうで危なっかしいところも多い
2018年10月17日 13:16撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:16
ゴルジュ帯を過ぎても、雰囲気の良い流れが続いている。が、歩くのには滑りやすそうで危なっかしいところも多い
やがてこのような分岐地点に出る。右が「百間滝」左が「似位滝」となる。まずは「百間滝」を見に行くことに
2018年10月17日 13:22撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 13:22
やがてこのような分岐地点に出る。右が「百間滝」左が「似位滝」となる。まずは「百間滝」を見に行くことに
「百間滝」は分岐地点からはすぐのところだ。かなりの落差の滝が流れ落ちていて壮観だ
2018年10月17日 13:24撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:24
「百間滝」は分岐地点からはすぐのところだ。かなりの落差の滝が流れ落ちていて壮観だ
滝壺のそばまで近づいてみた。滝の落ち口からの迫力もなかなかのものだ
2018年10月17日 13:25撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:25
滝壺のそばまで近づいてみた。滝の落ち口からの迫力もなかなかのものだ
分岐まで戻ってから「似位滝」へ。これは一転して優美な姿だ。左側に回り込むと上段の滝が見えなくなるので、この角度が一番良さそう(ここを登らなかったのは不覚だった・・・)
2018年10月17日 13:31撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:31
分岐まで戻ってから「似位滝」へ。これは一転して優美な姿だ。左側に回り込むと上段の滝が見えなくなるので、この角度が一番良さそう(ここを登らなかったのは不覚だった・・・)
「似位滝」のさらに奥がありそう。このそびえるような青い色をした岩場を登っていく
2018年10月17日 13:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 13:32
「似位滝」のさらに奥がありそう。このそびえるような青い色をした岩場を登っていく
すると水量は少なめだが、ちゃんとした滝が流れ落ちていた。さすがにこれ以上進むのは、濡れた岩場が危険そうだったのでやめておいた
2018年10月17日 13:34撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:34
すると水量は少なめだが、ちゃんとした滝が流れ落ちていた。さすがにこれ以上進むのは、濡れた岩場が危険そうだったのでやめておいた
来たルートをそのまままた戻る。膝下までずぶ濡れになった深い溜まりにもう一度突入する。既にどぼどぼになっているので、もう気にならないというか、どうでもいい感じ
2018年10月17日 13:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 13:51
来たルートをそのまままた戻る。膝下までずぶ濡れになった深い溜まりにもう一度突入する。既にどぼどぼになっているので、もう気にならないというか、どうでもいい感じ
当たり前だがゴルジュ帯を抜けて2分岐の河原まで戻る。ここのゴルジュは下りのほうが怖い
2018年10月17日 13:54撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 13:54
当たり前だがゴルジュ帯を抜けて2分岐の河原まで戻る。ここのゴルジュは下りのほうが怖い
2分岐の河原から「白石滝」は目の前というぐらいに近い。三段の滝のようだが、下から見上げると全容がはっきりとは見えづらいのが残念
2018年10月17日 14:04撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 14:04
2分岐の河原から「白石滝」は目の前というぐらいに近い。三段の滝のようだが、下から見上げると全容がはっきりとは見えづらいのが残念
他の滝にはプレート類は一切確認できなかったが、「白石滝」にはまだ残っていた。このプレートの裏側の山の斜面に、巻き道の取り付きがあるので注意深く探すことが必要
2018年10月17日 14:07撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 14:07
他の滝にはプレート類は一切確認できなかったが、「白石滝」にはまだ残っていた。このプレートの裏側の山の斜面に、巻き道の取り付きがあるので注意深く探すことが必要
「白石滝」の巻き道を踏み跡どおりに悩まず進んでいくと「白石第四砂防ダム」の上に出る。ここを奥へ下ってダム上の河原へ出てさらに進む
2018年10月17日 14:13撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「白石滝」の巻き道を踏み跡どおりに悩まず進んでいくと「白石第四砂防ダム」の上に出る。ここを奥へ下ってダム上の河原へ出てさらに進む
倒木や岩石がごろごろ転がっているのだが、無粋なのであえて紹介しない。このような小さな滝がいくつも連続して現れてくるのを楽しみに歩くしかない
2018年10月17日 14:19撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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倒木や岩石がごろごろ転がっているのだが、無粋なのであえて紹介しない。このような小さな滝がいくつも連続して現れてくるのを楽しみに歩くしかない
こんな立派なエメラルドグリーンの滝壺をもつ小滝があったりする
2018年10月17日 14:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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こんな立派なエメラルドグリーンの滝壺をもつ小滝があったりする
勢いのある滑滝もある
2018年10月17日 14:30撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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勢いのある滑滝もある
左手に四段の細い滝が現れるが、これは特に無名の滝のようだ。でも存在感はけっこうある
2018年10月17日 14:33撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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左手に四段の細い滝が現れるが、これは特に無名の滝のようだ。でも存在感はけっこうある
さらに奥へと進むと左手やや遠くに「白龍滝」が流れている。さすがにこれは流れが非常に美しくて見惚れてしまう。ここを遡上するのかと間違えて挑んでみたが、私の技術で登れるはずもなかった・・・敗退、途方に暮れる
2018年10月17日 14:38撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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さらに奥へと進むと左手やや遠くに「白龍滝」が流れている。さすがにこれは流れが非常に美しくて見惚れてしまう。ここを遡上するのかと間違えて挑んでみたが、私の技術で登れるはずもなかった・・・敗退、途方に暮れる
「白龍滝」方向以外に、右手にも進路があったのでそちらへ。巨大な岩壁が右から覆いかぶさってくるような感じもある。落石が怖いのでさっさと進む
2018年10月17日 14:51撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「白龍滝」方向以外に、右手にも進路があったのでそちらへ。巨大な岩壁が右から覆いかぶさってくるような感じもある。落石が怖いのでさっさと進む
すぐに角度のある急な滑滝(布振滝)が出てきた。この滝を越えていくのが正解ルートだということにこの時やっと気づいた
2018年10月17日 14:53撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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10/17 14:53
すぐに角度のある急な滑滝(布振滝)が出てきた。この滝を越えていくのが正解ルートだということにこの時やっと気づいた
この滝越えの正解ルートは、滝の左側に吊り下げられている3本のロープを頼って、垂直に近い岩壁を登り切ること。このロープは案外としっかりしていた
2018年10月17日 14:58撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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この滝越えの正解ルートは、滝の左側に吊り下げられている3本のロープを頼って、垂直に近い岩壁を登り切ること。このロープは案外としっかりしていた
最初は滝の右側から濡れた岩場を登ろうとしたが、滑ってしまい数mほど滑落した。大きな怪我はなかったが、カメラが落ちてキズだらけ。写真の正面奥の当たり(滝の上段)で滑落したので、そのまま一旦下まで降りた
2018年10月17日 14:59撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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最初は滝の右側から濡れた岩場を登ろうとしたが、滑ってしまい数mほど滑落した。大きな怪我はなかったが、カメラが落ちてキズだらけ。写真の正面奥の当たり(滝の上段)で滑落したので、そのまま一旦下まで降りた
角度のある小さな滑滝(布振滝と呼ぶらしいが個人的に滑落の滝と呼ぼうかな)の上は、巻き道の山道が続いていたのでそこを進む。途中に左に安全に下れる場所があったので沢に降りてみた。目の前に何やら大きめの滝があるぞ・・・
2018年10月17日 15:08撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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角度のある小さな滑滝(布振滝と呼ぶらしいが個人的に滑落の滝と呼ぼうかな)の上は、巻き道の山道が続いていたのでそこを進む。途中に左に安全に下れる場所があったので沢に降りてみた。目の前に何やら大きめの滝があるぞ・・・
近寄ってみたら、これが「大安相滝」だった。三段になっているんだろうか、なかなか見事なものだ。ただここは足場が悪いので要注意
2018年10月17日 15:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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近寄ってみたら、これが「大安相滝」だった。三段になっているんだろうか、なかなか見事なものだ。ただここは足場が悪いので要注意
巻き道に戻ってさらに上流へと進むと広い分岐の河原に出た。背の丈以上もあるびっくりするほどの巨岩がシンボルにように鎮座していた
2018年10月17日 15:18撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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巻き道に戻ってさらに上流へと進むと広い分岐の河原に出た。背の丈以上もあるびっくりするほどの巨岩がシンボルにように鎮座していた
分岐地点は左俣・右俣に分かれた2分岐で、中央の太いパイプと右上の「六甲最高峰」と書かれた道標が目印。左俣には「白石第五砂防ダム」へ、右俣には「白石第六砂防ダム」がある
2018年10月17日 15:19撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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分岐地点は左俣・右俣に分かれた2分岐で、中央の太いパイプと右上の「六甲最高峰」と書かれた道標が目印。左俣には「白石第五砂防ダム」へ、右俣には「白石第六砂防ダム」がある
今回は「六甲最高峰」の道標と一等三角点の真裏に登り詰めたいので、「最高峰北西尾根」をたどることに決めていた。従ってここは左俣の「白石第五砂防ダム」へ進むことに
2018年10月17日 15:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:21
今回は「六甲最高峰」の道標と一等三角点の真裏に登り詰めたいので、「最高峰北西尾根」をたどることに決めていた。従ってここは左俣の「白石第五砂防ダム」へ進むことに
すぐに「白石第五砂防ダム」が出てくるが、その手前に巻き道があるはず
2018年10月17日 15:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:23
すぐに「白石第五砂防ダム」が出てくるが、その手前に巻き道があるはず
右手を観察すると薄くなった赤いテープと虎ロープが下がっているのを見つけた。ここだ!
2018年10月17日 15:27撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:27
右手を観察すると薄くなった赤いテープと虎ロープが下がっているのを見つけた。ここだ!
この巻き道の上りが思った以上の急斜面で、けっこう頑張らされた。無事にダム上に着くと今度はスイッチバック気味に付けられた上りの踏み跡(写真の左端)を登っていく(ダムを越えて下ってはダメ)
2018年10月17日 15:32撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:32
この巻き道の上りが思った以上の急斜面で、けっこう頑張らされた。無事にダム上に着くと今度はスイッチバック気味に付けられた上りの踏み跡(写真の左端)を登っていく(ダムを越えて下ってはダメ)
登り始めてすぐに目の高さにこの境界石柱がある。この方向に登っていくのが正しい。右のほうへ進まないようにしないといけない
2018年10月17日 15:35撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:35
登り始めてすぐに目の高さにこの境界石柱がある。この方向に登っていくのが正しい。右のほうへ進まないようにしないといけない
ここからの上りが相当きつい。最短距離で直登するための道なので、当然ながら急登は覚悟の上だが、それにしてもきつかった。ところどころ、このようなロープがないと辛いような箇所もあった
2018年10月17日 15:44撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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ここからの上りが相当きつい。最短距離で直登するための道なので、当然ながら急登は覚悟の上だが、それにしてもきつかった。ところどころ、このようなロープがないと辛いような箇所もあった
ロープのある場所は狭くて落ちそうなところになっている。ここまでの行程でもう足が疲れているので、先人の付けてくれたロープは本当に助かる。有難く使わせて頂きます
2018年10月17日 15:45撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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ロープのある場所は狭くて落ちそうなところになっている。ここまでの行程でもう足が疲れているので、先人の付けてくれたロープは本当に助かる。有難く使わせて頂きます
笹の茂った十字路(4分岐)に到着。手前から上がってきたが、このまま直進していく。左右に連なるのは、巨岩のある堰堤2分岐のところで右俣の「白石第六砂防ダム」方向を選択して登ってきた場合の道だ
2018年10月17日 15:49撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:49
笹の茂った十字路(4分岐)に到着。手前から上がってきたが、このまま直進していく。左右に連なるのは、巨岩のある堰堤2分岐のところで右俣の「白石第六砂防ダム」方向を選択して登ってきた場合の道だ
直進方向には木々に赤いペンキで印が付けられているが、ここを登っていく。この先はずっと笹の茂る上り道となる
2018年10月17日 15:50撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:50
直進方向には木々に赤いペンキで印が付けられているが、ここを登っていく。この先はずっと笹の茂る上り道となる
こんな感じの道が延々と続くが、だらだらと登っていく格好になるので、脚のふくらはぎが痛くなってくる。この日はここでシャリバテ気味で思うように足が出て行かなかった・・・
2018年10月17日 15:53撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 15:53
こんな感じの道が延々と続くが、だらだらと登っていく格好になるので、脚のふくらはぎが痛くなってくる。この日はここでシャリバテ気味で思うように足が出て行かなかった・・・
まだかまだかと思いつつ、ようやく稜線の上が明るく開けてきて、シンボルでもある自衛隊の電波塔が見えてきてほっとした
2018年10月17日 16:06撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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まだかまだかと思いつつ、ようやく稜線の上が明るく開けてきて、シンボルでもある自衛隊の電波塔が見えてきてほっとした
「六甲最高峰」に到着。予定通り、931m道標と三角点の場所の裏に出てきた。が、時刻はもう既に16時を越えていてショボン
2018年10月17日 16:07撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「六甲最高峰」に到着。予定通り、931m道標と三角点の場所の裏に出てきた。が、時刻はもう既に16時を越えていてショボン
「六甲最高峰」からの眺めも、初めて体験する夕方近くの風景となっていた。遠くまで見渡せるものの、さすがに少し寂しげな印象
2018年10月17日 16:09撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「六甲最高峰」からの眺めも、初めて体験する夕方近くの風景となっていた。遠くまで見渡せるものの、さすがに少し寂しげな印象
最高峰のケルンにも立ち寄った。こちらのほうが何となく趣があるから好きだけど
2018年10月17日 16:12撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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最高峰のケルンにも立ち寄った。こちらのほうが何となく趣があるから好きだけど
そのすぐ下にある東屋の休憩所でさすがにひと休み。手元に残っていた即効元気ゼリーでエネルギー補給して下山に備えつつ、日の暮れかかった東の海方向を眺めてたそがれた
2018年10月17日 16:14撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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そのすぐ下にある東屋の休憩所でさすがにひと休み。手元に残っていた即効元気ゼリーでエネルギー補給して下山に備えつつ、日の暮れかかった東の海方向を眺めてたそがれた
もう時間が時間なので、急いで下らないと。とりあえず当初予定の「魚屋道」へ。説明看板が落っこちていた。まあこれはさすがにすぐに直るだろうけど
2018年10月17日 16:23撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
10/17 16:23
もう時間が時間なので、急いで下らないと。とりあえず当初予定の「魚屋道」へ。説明看板が落っこちていた。まあこれはさすがにすぐに直るだろうけど
「魚屋道」を少し下り始めたが、ふっと思い直して突然の大幅な進路変更を決断した。「魚屋道」経由ではその後含めて時間がかかりすぎるので、引き返して「七曲り」を下ることにした
2018年10月17日 16:26撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「魚屋道」を少し下り始めたが、ふっと思い直して突然の大幅な進路変更を決断した。「魚屋道」経由ではその後含めて時間がかかりすぎるので、引き返して「七曲り」を下ることにした
「七曲り」ではここの一ヶ所だけに小さな崩落が見られる。普通に歩いていれば何の支障もないはず
2018年10月17日 16:36撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「七曲り」ではここの一ヶ所だけに小さな崩落が見られる。普通に歩いていれば何の支障もないはず
「七曲り」を下りきったら、今度は迷わず「土樋割峠」へ。(本庄堰堤跡から雨ヶ峠経由で南に下るのは魚屋道の下りよりもさらに時間がかかるので問題外なのだ)
2018年10月17日 17:01撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「七曲り」を下りきったら、今度は迷わず「土樋割峠」へ。(本庄堰堤跡から雨ヶ峠経由で南に下るのは魚屋道の下りよりもさらに時間がかかるので問題外なのだ)
「土樋割峠」からは、舗装されていて一気に下れる「蛇谷林道」を行く。これが最短だろうと思う。今年の豪雨の影響で道路が陥没し割れていたのには驚いた
2018年10月17日 17:05撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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「土樋割峠」からは、舗装されていて一気に下れる「蛇谷林道」を行く。これが最短だろうと思う。今年の豪雨の影響で道路が陥没し割れていたのには驚いた
無理せずに20分程で「東おたふく山登山口」バス停に到着した。既に日が暮れかけていたので、ほっとひと安心。ここからは奥池から来る阪急バスに乗って一気に市街へ出た。疲れ切った一日・・・
2018年10月17日 17:21撮影 by  TG-870 , OLYMPUS CORPORATION
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無理せずに20分程で「東おたふく山登山口」バス停に到着した。既に日が暮れかけていたので、ほっとひと安心。ここからは奥池から来る阪急バスに乗って一気に市街へ出た。疲れ切った一日・・・
撮影機器:

装備

個人装備
通常のトレッキング靴のみ

感想

今回はここに至る迄ずっと未踏のままだった「有馬四十八滝」の有名な滝をすべて一気に訪れることを決心して臨んだ山行だった。

道自体が「熟練者向け」となっているために、踏破に相当な負荷や時間がかかりそうな感じがしていたことと、ネットや紙面での情報だけではルートや位置関係が十分にイメージ出来ず、歩いている自分の姿を想像しづらいことが、ここまで足が遠のいていた主な理由だった。滑落事故などが多いことも避けていた理由の一つ。
ということで「有馬四十八滝」を制覇する決心をするのには、自分としては結構な気合が必要だったが、全ルート制覇を目指すならいつまでもここを空白地帯にしておく訳にもいかない。今回思い切って決心した計画したが、なんと運悪く前夜から風邪をひいてしまって体調は良くない。それでも行くことに。いつ行くの?今でしょ!という感じ。ちょっと古いが。

結果、一言でいうと「きつかった〜」。
今迄の山行の中では心身ともに一番きつかったと思う。有名な滝のすべてを一回で訪れるのは足腰背中に相当な負担だったし、過酷な行程だった。行くところすべてが初めてでルートも状況も良く分からず、手探り状態で歩くのでかなり疲れた、というのが苛酷だった理由だと思う。この季節、誰にも会わないし。

「熟練者向け」となっているのも理解できる。急斜面の激下り・激上りも多いし、道は狭いし、ロープ場も多いし、岩石や倒木だらけだし、水も多いし、足元も悪いし。アドベンチャー好きにはたまらない魅力だと思うが、すべての滝を一日で制覇した上で六甲最高峰まで到達するのはやっぱりしんどいと思う。

今回の山行の中でのトピックは、
(1)「滑滝」への道が藪漕ぎで非常に難儀したこと(→ 一度は諦めようかと思った)
(2)「蟇滝」滝壺からの急斜面の上りで滑りそうになったこと
(3)「蜘蛛滝・七曲滝」へ向かう道が細すぎて怖かったこと
(4)「百間滝」へ下る道が完全崩落で進めずに計画が狂ったこと
(5)「百間滝・似位滝」へ向かうゴルジュ帯で水量があまりに多くて、膝まで水没しないと前へ進めなかったこと(→ おかげで膝から下がずぶ濡れ)
(6)「白龍滝」を登ろうとして失敗したこと(→ ルート選択ミスでもあった)
(7)「角度のある滑滝」で右の岩場から巻こうとして数mほど滑落したこと(→ 完全な滑落だったが滑滝なので途中で身体が止まった)
(8)「最高峰北西尾根」の急登の連続が、そこまでの長い谷歩きで疲れ切った身体には苛酷すぎたこと
といったところ。疲れきってボロボロになる要素が満載過ぎて・・・。

当初の予想から一番計算違いだったのは「六甲最高峰」に到着する時間が16時を越えてしまったことだった。当初はもっと早くに到着し、そこから「有馬魚屋道」を下り、途中から「筆屋道」を下って「瑞宝寺公園」へ出たあと、有馬温泉から唐櫃台まで電車で行って「からとの湯」で温泉を、と目論んでいた。いやいや、とんでもない、計画が甘かったな〜。
遅くなると一気に暗くなる季節なので、とにかく最短距離・最短時間で街中へ下りられるルートに急遽変更を余儀なくされ、思案の結果として「七曲り〜土樋割峠〜蛇谷林道」で東おたふく山登山口バス停へと出ることにした次第。バスに乗る頃には既に夜で暗くなっていたので、選択は正解だったと思う。時間の見積りがまだまだ甘いなあと反省しきりの山行だった。

もう一つの反省点は、おにぎりをもう一個買っておくべきだった、ということ。最後の「最高峰北西尾根」の急登ではシャリバテ??で思うように足が動かなくなってきていた。それもまた時間がかかった理由。今度からちょっと多めに持っていくようにしとこうかな。

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