谷川岳 天神尾根☆背丈より高いラッセルに敗退

2012年02月11日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 2.3km
• 登り: 243m
• 下り: 225m

コースタイム

8:00ロープウエー山頂駅-10:15ゲレンデ脇より尾根筋-12:00熊穴沢の頭手前で撤収(昼食)-13:00山頂駅

天候

雪　気温は-2℃前後

アクセス

利用交通機関：

自家用車

谷川岳ロープウエー乗場に駐車場あり。一日1000円。

コース状況／危険箇所等

水上ICからしばらくは温水が出ていて走りやすい。

JR土合駅辺りから勾配がきつくなり、道路の積雪状況に寄っては4WDでないとちょっと辛いかも。

FF+スタッドレス(3シーズン目)だと登り坂で空転する事がありました。
どうにか登りきれましたが、途中チェーンを装着している車もいました。

昼頃には大分溶けていましたが、早朝に行かれる方はチェーンがあった方が
間違いないかと思います。


登山道はゲレンデの脇に看板が出てるので、そこから入ります。

ちょうど吹き溜まりになるのか、降雪があった後だと、ラッセルに苦しむかも?

写真

2/11 7:35

登山届けは入山時に記入して下の部分を切り取り、下山時に再提出するようになっていました。

2/11 7:48

なんか先が思いやられます…。

2/11 8:00

いつのまにか格好いい形に代わっていました。

2/11 8:20

ゲレンデ脇すぐの辺りです。
まだこの辺は腰くらいのラッセルでした。

2/11 8:40

友人のシャルレのピッケル。
学生時代から使っている物で、かなり使い込まれています。

2/11 9:00

ラッセル隊が増員されました。

2/11 9:00

2/11 9:01

2/11 9:40

青いウエアーの若い男性。とてもパワフルで疲れ知らず。かなりの距離を引っ張ってくれました。
感謝感謝。

2/11 9:56

胸を越す積雪と戦っています!

2/11 9:56

この辺りが一番深かったようです。

2/11 9:56

上部に写っている二人はスキー場のパトロール隊員のようです。スキーで同じくラッセルしながら進んでいました。

2/11 10:14

田尻沢の頭になるのかな?

2/11 10:31

結局谷川岳は一度も拝めませんでした。

2/11 11:00

2/11 11:31

ラッセル隊は更に増員!

2/11 11:39

交替すると次に自分の番にまわってくるまで、かなり楽でした。

2/11 11:54

写真では分かりづらいのですが、左側には少し雪庇が張り出しています。

2/11 12:41

下山時には少し晴れてきました。

2/13 18:16

2001年10月　当時6歳の娘を連れて登りました。今度はいつ一緒に山に行けるのかなぁ…。

撮影機器：

PENTAX Optio WG-1 PENTAX

感想

nyorotan15

夏と秋と今まで3回谷川岳に登っていますが、今回初めて冬にチャレンジしました。

人気の山なのできっとトレースもばっちりついていて、ラッセルに苦しむ事も
ないだろう!なんて車中で友人と会話しながら、雪道を走りロープウエイ乗場の
駐車場へ。

まだロープウエイの運行時間前に着いたのもあり、駐車場は除雪をしないと
入れないほどの雪。

ここでこれだけ雪があるって事は山頂駅に行ったらどうなるんだろ?と
少々戸惑いながらロープウエーに乗車。

ロープウエーからの眺望は殆ど利かず、この時点で景色を眺めながらの
登山はきっと無理だなと思いました。

山頂駅を降りてからすぐにスノーシューを装着。

ゲレンデ脇の登山口を見ると先行2人パーティが!
何となく心強さを感じ、その前を見るもただ一面の雪景色しか見えず
トレースは全くないことに気付く。

腰くらいまでのラッセルを4人交替で行い、少しずつ前進。

ところが雪は段々深くなり、2回目に私が交替した時は、胸や頭を
通り越し、身長182cmの背丈をはるかに越え、両手を伸ばして
雪を崩してのラッセルになりました。

どうにか喘ぎながらラッセルをこなし、ふと後ろを見ると力強そうな
3人組が。
聞くと東京の山岳会の方々で、ラッセルは7人体制へと変貌。

ゲレンデを離れて尾根筋に向かうと若干雪が少なくなり、腰くらいまでに
戻るも、部分的には胸や頭くらいまで深いところもありました。

ただもうその頃には後続にかなりの人数が付いていて、ラッセル隊は
総勢20名近くまで増えていました。

中にはテントを持参している方もいたので、なるべく日帰りの私たちが
ラッセルを!とも思ったのですが、皆一様に頑張っていて、冬山に来る
人たちの屈強さを感じた次第です。

私と友人は山頂は無理でもせめて避難小屋までは!と思っていましたが
昼の時点で早々と撤収の判断。

持参したスノースコップで平らな場所を作り、軽食を取り引き返すことに
しました。

帰路はあれだけの苦労がどこへ?と思えるくらい楽チンなトレースを
戻り山頂駅へ。

途中また大きなザックを担いだ軍団に合い、ご苦労さまと心の中で
労をねぎらっていました。

今度は天候と雪の安定した時期に再度行こうと思います。


今回は雪上訓練ならずラッセル訓練だったと!

コメント

yutakatti

はじめまして
お疲れさまです。

先週、おなじようなコースで谷川岳に行ってきましたが、一週間で全く変わってしまいますね。
ラッセルお見事でした(^-^)
ラッセル=男のロマン

muscat

谷川岳恐るべし、ですね
こんばんは、にょろさん…　って言っても
さっきまで一緒に飲んでいたのでいまさらここに
コメント残すまでもないのですが…

さすがに関越トンネルを抱える谷川岳…。

一筋縄ではいかなかったようですね

しかし経験値は間違いなく上がっているので
ヨシとしておいていいのではないですか？

お疲れ様でした

nyorotan15

確かに男のロマンかも…!?
yutakattiさん

はじめまして
コメントありがとうございます

ラッセルの経験は数度しかありませんが、これほど
凄まじいのは初めてでした

ただ、先行していた二人の方や、後続の3人の方など
幸いベテランがいっぱいいたので、かなり心強かった
です

次回は山頂まで行くぞ〜

nyorotan15

次回は残雪期ご一緒しますか？
muscatさん

昨晩はお疲れさまでした。

毎度ながら山の話で飲むは美味いですね〜
時間が経つのも早いし

ラッセルは大変でしたが、何事も経験。
確かに経験値としては上がったかも知れません


あの後、バスに乗るか歩くか悩んでいるうちに
吸い込まれてしまうように牛丼屋へ

二人であれだけ飲んで食べたのに、何で小腹が
空いてしまったのか

更にそこでまた再会するとは

これは山での経験値以上に体重が上がったかも