硫黄岳・根石岳(冬山デビュー)
- GPS
- 24:00
- 距離
- 12.2km
- 上り
- 1,234m
- 下り
- 1,229m
コースタイム
夏沢鉱泉12:20-オーレン小屋-14:50箕冠山-15:00根石岳15:10-箕冠山-オーレン小屋-16:50夏沢鉱泉
2月13日(月)
夏沢鉱泉7:50-オーレン小屋-9:10夏沢峠-10:20硫黄岳10:30-夏沢峠-オーレン小屋-12:20夏沢鉱泉
天候 | 12日(日):晴れ 13日(月):曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
えきねっとトクだ値(片道の「乗車券+指定席特急券」)を利用。片道3800円。 http://jreast.eki-net.com/tokudane/pdf/price/normal_jouban_chuo_2011autumn.pdf JR茅野駅〜夏沢鉱泉間は夏沢鉱泉さんのワゴンで送迎して頂きました。片道約1時間。 |
写真
感想
昨秋の南八ヶ岳縦走(硫黄岳〜横岳〜赤岳)後、冬山への思いが募り、
今回遂にデビューすることになりました。
ガイドを快諾してくれたM野が同行。
夏沢鉱泉さんの送迎サービス(JR茅野駅〜夏沢鉱泉)は
膝に不安を抱える私にはアプローチの短縮という意味でも大変助かりました。
初日
山行直前のゴタゴタ(日記に記載)で少々ナーバスになっていたが、
青と白の眩しさと凛冽な空気が気持ちを引き締める。
夏沢鉱泉からオーレン小屋・箕冠山迄の樹林帯はほぼ無風で歩きやすい雪質。
最低でも根石岳、出来れば天狗岳往復に間に合うようにと急ぎがちな私に、
汗をかかないようゆっくり歩くようにとのM野の指示が飛ぶ。
或る意味汗をかくためにランニング・マラソンをしている私には
それが結構難しい。
箕冠山山頂を超えると樹林帯が途切れ根石岳が現れる。
見た目の景色だけでなく冷たく強い西風が肌に刺さり、
雪山ハイクから登山に変わったのだと実感。
根石岳山頂は360度のパノラマが広がる。素晴らしい。
ここでアイゼン装着。
帰路西風に晒される頬を守ろうとインナーグローブのみの手でカバーするも
その手がジンジンと痛む。
ハードシェル・オーバーグローブを持参していたにも拘わらず
着用しなかったのが完全に誤り。
来たルートを戻り、夏沢鉱泉到着後お風呂を頂き
(シャンプー・ボディーソープ備え付け)体を温めほぐす。
有難い。
夕食はしし鍋メインに多種のお皿。
野菜がこんなに旨いとは。人参も大根も白菜も。
緑のフワフワプリプリしたのがまた旨い。
緑は枝豆、フワプリの正体は豆腐とのこと。
テーブルで同席の方々とお話しながら明日の予定を検討。
M野と二人で一部屋を使わせて頂きゆったりと就寝。
そこそこ疲れていたが、緊張・興奮或いは今日の失敗のせいなのか眠りは浅い。
隣のM野は高いびき。
ガイドでなければ蹴飛ばしているところ。
二日目
携帯の天気予報では午前中は曇りで午後から雪。
帰りの送迎時間は夏沢鉱泉発が14時〜15時とのことも併せ、
本日の予定は硫黄岳往復に決定。
(送迎ですが、朝や昼に帰られた方もいますし
かなり融通を利かせて頂けるようです。)
夏沢峠迄はやはり歩きやすい雪道。
樹林帯を抜ける手前でアイゼンを装着。
私にはピッケルよりもストックの方が良いとのM野の判断に従い、
そのままダブルストックで登る。
ルート左側は爆裂火口で切り立っているが、ルート上の目印に従えば大丈夫。
風は強いものの視界が良好なので緊張するも安心感有り。
先行者のトレースも容易に視認。
硫黄岳登頂。
帰ってきた。
M野と握手。
冷たい風が強く吹いている。
昨秋の景色とは全く様相が異なる。
『ようこそ此処へ』ではなく『来たのか、お前』と言われた感じ。
横岳から赤岳の稜線を眺めても行ってみたいという気持ちは涌かず。
行きたくないという訳ではなく何か格が違う感覚。
ルートミスの無いよう登ったルートを降りる。
つい楽をしようと(短足なくせに)大股になっているところに
M野から歩幅を短くするようにとの指示。
夏沢峠でアイゼンを外し樹林帯を下山。
もうすぐ夏沢鉱泉というところで右手10m辺りにニホンカモシカが現れる。
逃げることも無く互いに暫し見つめ合う。
正午過ぎに夏沢鉱泉到着後、即お風呂。本当に有難い。
初おろしのジェットボイルでお湯を沸かし、カップヌードル&珈琲。
15時発夏沢鉱泉。気持ちの良い3名グループと共にワゴン車で茅野駅へ送って頂く。
16時半過ぎM野を見送り、
私は未だ利用したことのない中央道茅野から高速バスで帰京。
茅野で降り始めた湿った雪も
ワンカップと柿Pでウトウトしている内に止んだようだ。
Mission completed.
以下、参考にさせて頂いた情報を記します。
本当に有難うございました。
ネット:
ヤマレコの皆様のコメント・サービス
山岳ガイド ミキヤツ登山教室(何れ本当にお世話になりたいと思います。)
http://mikiyatsu.web.infoseek.co.jp/
書籍:
ワンダーフォーゲル12月号 雪の山へ
(『冬山に行ってみたい』から『行けるかも』と気持ちが変わりました。)
別冊PEAKS みんなの山道具
(面白い企画ですね。使用ギアからプロファイリングしてしまいます。)
お店:
Mont-bellさん、ICIスポーツさん、さかいやスポーツさん
初心者の私に辛抱強く付き合って頂きまして恐縮です。
山で出会った方々:
様々なお話・アドバイスを頂戴しまして有難うございます。
山はやらない方々:
MOTOさん、元一さん、皆さん、応援有難う。
M野:
君のお陰だ。有難う。
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