富士見台-八王子城(下見)
- GPS
- 06:40
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 630m
- 下り
- 659m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下見山行なので荒井口と駒木野口の両方を探ってみたが、概して荒井口の方が道が良さそうだった。駒木野からのルートはやや整備が悪く、小ピークを忠実に越えて行くのであなどれない。 東がすっぽり開ける八王子城の見晴広場からの眺望は見ごたえがある。 管理棟からの本来の“登城道”も登るにはなかなか険しく、普通の史跡巡りのつもりで訪れると痛い目に遭いそう。旧道、新道のうち旧道は倒木とかで通行止めだった(3月11日現在)。 御主殿跡へ向かう順路の最初の橋は工事中(3月11日現在)。ただ、年度内には完成する?ようで、実際支障なく渡れました(すみません)。 |
写真
感想
職場のユル〜いハイキングサークル?の下見山行として、現地駐在の健脚jpn氏に先導を願ったところ、氏がまさかの右脚肉離れに見舞われた。ストック突きつつ「折れた槍にすがる敗残足軽です」と韜晦するご当人だが、何とも痛々しい。低山で助かったが、山でのけがは洒落にならないので、日ごろストレッチなど予防に気を付けようと自戒し合った。
今回は登りやすいルートを決めたかったので、まず荒井バス停から北へ中央線をくぐり、圏央道ジャンクション東の中央道地下道へ続くアスファルト道を辿った。地下道を抜けると舗装が切れ、右に上り坂が続いている。景色的にあまり面白くないので引き返し、梅まつり開催中の小仏関所跡から曲がって中央線を陸橋で渡った。のどかな畑の中から小橋を渡って雑木林に入り、沢沿いに行くと中央道をくぐって登山道入り口に着いた。
いきなりの急登でロープが添えてある。すぐわきに中央道上り本線を見ながら斜面を半ば直登する。うちのサークルには少々きついかもしれないね、などと話しながら歩くこと20分弱で地蔵ピークに到着した。
jpn氏持参の守屋益男作「高尾山・景信山・陣馬山登山詳細図」を頼りに先へ進む。道は細く、稜線を忠実に辿るのでアップダウンがかなりある。そろそろ荒井からの道と合流するかな?と何度か地図を見たが、なかなか辿り着かない。御料局の三角点があるピークでは城跡方面へ地図にない分岐があり、行き過ぎたかと少し戻ってルートを探してしまった。
結局、15分ほど先に立派な指導標の立つ分岐があった。左下には圏央道ジャンクションが見え隠れする。徐々に高度を稼いでいくと、左側の谷の向こうに高尾山のケーブル駅付近にある建物が見えた。小仏城山らしきアンテナのピークが見えれば間もなく富士見台。西に雪を被った景信山が望めるが、今日の曇天では富士山は無理だ。
この日初めて会った登山者のご夫婦に挨拶し、天守跡を目指す。檜林の急坂を下って行くと、学生の団体など急に大勢の登山者とすれ違うようになった。そうした一行を待たせて登り返しを急いでいた時、jpn氏の脚を肉離れが襲った。「ふくらはぎに後ろからピシッと石が当たったような」痛みと共に立ち往生するjpn氏。幸い程度は軽いようなので、zaoluck持参の1本ストックを頼りに先に進むことにした。
天守跡は石柱のほか何も無く、空堀?のような遺構を通って馬冷やし。今も現役という井戸の作動を確かめ、八王子神社の建つ広場に着いた。東側の見晴広場に回り込むと、八王子市街をはじめとする下界が一望のもと。jpn氏もホッとした表情でリュックからお酒とおつまみを続々取り出す。その間に独りで神社裏の本丸跡を偵察し、既にお店を広げているjpn氏に合流、昼食とした。
下り始めた九合目の眺めもなかなか良い。足下に多摩森林科学園の森が見えるが、あれが各種の桜の花で彩られると思うと期待が膨らむ。旧道が倒木で通行止めなので新道を下り、梅の咲き始めた曲輪跡を過ぎると間もなく観音堂が見える分岐に着いた。左が登山口の鳥居だが、近道して右の階段と橋を通って管理棟前へ。“敗残足軽”jpn氏も何とか無事に辿り着いた。
下見の責任上、jpn氏を休ませて独り御主殿跡を目指す。橋が工事中だったので林道を直進し、逆ルートで御主殿の滝から見学。まずまずの水量で滝らしい流れだった。御主殿跡の広場はちょうど田舎の小学校の校庭の雰囲気。マムシ注意の看板の奥に直登ルートらしい山道が延びていた。
立派に直された門と石段の虎口を通って曳き橋を渡り、管理棟方向へ向かうと工事中の橋の対岸に戻ってしまった。工事中と表示されているが実際は完成している。下を渡渉してもわけはなかったが、面倒なので渡らせてもらった。
城跡探訪の下見山行はこれにて一件落着だが、ついでに森林科学園も見て帰る予定だった。jpn氏が入り口まではお付き合いすると言ってくれたので、入園料をおごって中で待ってもらい、桜の保存林前まで偵察した。花のシーズンは園路を一方通行にするほどの人が訪れるらしい。
結局、負傷兵jpn氏も高尾駅前まで歩き通し、さらに温泉施設「ふろっぴぃ」の送迎バス乗り場を目指して北口へ回った。温泉はやめて家路へと急ぐことにしたjpn氏と別れたところで、大震災一周年の時が過ぎていることに気づいた。恥ずかしながら、こっそりバスの中で独り黙祷した。
コメント
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久しぶりの山行でしょうか?
慣らし運転という感じがしますが、気のせいでしょうか?
ヒルが元気にならないうちに丹沢にもお越しください。
軽〜く2合 くらいで、乾杯しましょう!
飲み始めたら止まらないかもしれませんが・・・。
今後の山行記録、楽しみにしております。
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