文太郎の記憶を辿り、扇ノ山にやって来た。

2019年06月01日(土) [日帰り]

• GPS: 03:10
• 距離: 6.3km
• 登り: 456m
• 下り: 653m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:54
• 休憩: 0:14
• 合計: 3:08

13:32 姫路登山口
14:22 14:22 檜櫓
14:53 15:05 扇ノ山
16:09 16:11 ふるさとの森登山口
16:40 16:40 八東ふるさとの森
16:40 ゴール地点

登山道は整備され危険個所は無し。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

写真

6/1 12:59

安徳の里・姫路公園に到着。
この「姫路」村には、平家の落人部落としての伝説がある。
幼い安徳天皇が、源平の戦いに敗れてこの地まで落ち延びたらしい。

6/1 13:05

道が狭いため、地元のマイクロバスに乗り換えて、姫路コース登山口に向かう。

6/1 13:33

姫路登山口を出発。
このコースは、中国自然歩道の一部だ。

6/1 13:33

最初は、水音を聞きながら、谷に沿って登る。

6/1 13:36

この地域、大山地域と並ぶ、火山帯とのこと。
薄い層になった岩石の脇を抜ける。昔の火山活動と関係あるんだろうか。

6/1 13:41

花期を終えたイワカガミ。
この山のイワカガミは、異様に葉っぱが大きく、鈴鹿などで見るものの2倍近くのサイズ。

6/1 13:53

約10分毎に合目標識。
二合目を通過。

6/1 14:06

杉に交じって、ブナの木がでてきた。
この山域は、雪が深く、2〜3mは積もるらしい。

6/1 14:18

ブナの巨木。

6/1 14:21

「檜櫓」という岩。確かにやぐらだ。
岩の横は絶壁。

6/1 14:25

気持ちのいいブナ林。

6/1 14:27

杉の大木も。
見事な枝ぶり。

6/1 14:32

七合目を通過。
根曲がり竹が登山道の左右に広がる。
竹の子に、ついつい、目が行く。

6/1 14:40

ブナをぬって登る。
6月に入り暑さが、森林浴でさわやかな気分。

6/1 14:54

扇ノ山頂上1310mに到着。
頂上には避難小屋。

6/1 14:55

南には、氷ノ山。
加藤文太郎が、この地域を北アルプスになぞらえて、「兵庫槍」と呼んでいた山頂だ。

6/1 14:55

「兵庫槍」には、明日登る予定。

6/1 14:56

自然歩道の一部でもあり、コースはきれいに手入れされている。

6/1 15:17

さあ、ふるさとの森コース登山口に向けて下山です。
変わった形の木。

6/1 15:32

6/1 15:37

下山道も、根曲がり竹が左右に広がる下り。

6/1 16:04

朴の木の葉が、陽を受けて淡く透き通る。

6/1 16:05

もうすぐ林道だ。

6/1 16:07

ふるさとの森登山口に到着。
ふるさとの森へは、3km程の林道歩き。

6/1 16:06

このあたりは、ツキノワグマの生息域。
それにしても、迫力ある絵。

6/1 16:09

一帯は今、タニウツギが満開。

6/1 16:35

林道を下ると。。。

6/1 16:40

八東ふるさとの森に到着。
皆さん、ガイドさん、お疲れさまでした。。。

撮影機器：

EOS M2 CANON

感想

kaitoron

「孤高の人」（新田次郎）、「単独行」（加藤文太郎）を読んで、かねてより、文太郎の愛した氷ノ山、扇ノ山に登ってみたいと思っていた。
文太郎は、故郷に近いこの山域を「兵庫アルプス」と呼び、北アルプスに見立てて訓練していた。積雪は日本有数と多く、厳しい自然に遭難しそうになったこともあったようだ。

この時期の扇ノ山は、歩きやすい登山道のハイキングで、雪山の厳しさを感じることはなかった。
が、文太郎の歩いた山を、こうして歩くと、時空を超えて、故人の山への思いを感じ、自分もこれからもいろいろや山に登って楽しみたいという気持ちが沸いてきた。。。