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Yamareco

記録ID: 188227
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬岳主稜

2012年05月05日(土) 〜 2012年05月06日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:55
距離
9.6km
登り
1,758m
下り
603m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【5日】
 7:30 猿倉
 8:40 白馬尻
 9:00 主稜取り付き
13:30 ビバーク地点(2,630m)

【6日】
 6:00 ビバーク地点
 7:00 山頂
 9:00 白馬尻
 9:40 猿倉

天候 【5日】曇り時々晴れ
【6日】曇りのち雷雨
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
山頂方面は、残念ながら雲がかかっていて望むことは出来ず。
2012年05月05日 09:03撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/5 9:03
山頂方面は、残念ながら雲がかかっていて望むことは出来ず。
取り付きから2時間ほど、気持良いリッジが出てきた。
2012年05月05日 11:07撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
3
5/5 11:07
取り付きから2時間ほど、気持良いリッジが出てきた。
先行パーティーが見えてきた。
2012年05月05日 11:07撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/5 11:07
先行パーティーが見えてきた。
白馬尻方面天気もまずまず。
2012年05月05日 11:37撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/5 11:37
白馬尻方面天気もまずまず。
小蓮華方面は青空も
2012年05月05日 11:37撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/5 11:37
小蓮華方面は青空も
山頂こそ見えないが、ルートが見渡せるようになってきた。
2012年05月06日 13:04撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/6 13:04
山頂こそ見えないが、ルートが見渡せるようになってきた。
どれが何峰かさっぱり分からないが、視界が開けて素晴らしい景色。
2012年05月05日 12:21撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
3
5/5 12:21
どれが何峰かさっぱり分からないが、視界が開けて素晴らしい景色。
雪もグズついているので、上部の核心部を前に
ビバークすることにする。
2012年05月05日 12:23撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
1
5/5 12:23
雪もグズついているので、上部の核心部を前に
ビバークすることにする。
いいタイミングでテントサイトが、ありがたく使わせていただきます。
2012年05月05日 16:16撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5
5/5 16:16
いいタイミングでテントサイトが、ありがたく使わせていただきます。
明けて翌日、山頂方面は見えないが、頂上までは天候は持ちそうだ。
2012年05月06日 06:03撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/6 6:03
明けて翌日、山頂方面は見えないが、頂上までは天候は持ちそうだ。
今回の核心部、
早朝で雪が締まっていて助かった。
昨日登った人は苦労したであろう。
2012年05月06日 06:13撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/6 6:13
今回の核心部、
早朝で雪が締まっていて助かった。
昨日登った人は苦労したであろう。
山頂直下の雪壁、
思ったより登り易かった。
2012年05月06日 07:04撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/6 7:04
山頂直下の雪壁、
思ったより登り易かった。
山頂、
まだ冬の様相
2012年05月06日 07:17撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
1
5/6 7:17
山頂、
まだ冬の様相
山荘と杓子方面
2012年05月06日 07:19撮影 by  Canon PowerShot A540, Canon
5/6 7:19
山荘と杓子方面
撮影機器:

感想

白馬岳主稜は、数年来行きたくていたが、なかなか達成出来なかった場所だ。
登攀可能な期間も短く、猿倉まで車で登れるようになるゴールデンウィークがメインの期間になるであろう。
前半に行こうと思ったが、準備が間に合わなかったり、天候がはっきりしなかったりで、とうとう最終日となってしまった。

今回の行程は、稜線上で一泊の予定なので、朝は遅めの出発にした。
猿倉には7時過ぎに到着した。連休の最終なので大分空いているだろうと思ったが、まずまずの天気予報だったせいか、登山者やスキーヤーなどで結構な賑わいだった。
この時期特有のずぶずぶの雪に難渋しながら白馬尻に到着すると、既に汗だくになってしまった。そういえば、今回は2月の初旬以来3ヶ月ぶりの登山になる。2か月空くとかなり堪えるのに3ヶ月ぶりでしかもテント装備で主稜とは。
心配した通り、稜線に取付いてからは、10歩歩いてはゼーゼーハーハーの連続である。こんなことなら前半にどこか足慣らしに行っておけばよかった。
それでも登っているうちに大分感覚が戻ってきて景色も楽しめるようになってきた。しかしこのルートはおもしろいし眺めが良い、いかにもゴールデンウィークの春山という感じのルートだ。天候が良ければなおさらだ。途中から山頂が望めるようになるのがまた良い。
しかし、時間が経つにつれて雪の状態は不安定になってきた。急斜面に切ってあるステップもところどころ踏み抜くようになってきた。
午後になり、前が詰まるようになってきたので、切りのいいところでビバークすることにする。今晩辺りから天候は下り坂傾向なようだが、なんとか翌日の朝まで持ってもらいたい。

翌日は早朝からあられ状の雪がテントを叩き、その後は落雷が付近でしばらく続いた。すぐ近くで一発、閃光と同時に鳴り響いた雷鳴にはさすがにビビった。このまま続いたら降りようと真剣に思った。
しばらくして、風も止み雷も遠ざかったようなので、すぐさまテントを撤収すると一気に頂上を目指した。昨日とは打って変わり雪の状態も程良く締まって登りやすかった。
天候にはヒヤッとさせられたが途中で一泊して正解のようだ。
雪渓の下りは2回目だが、やはりつらかった。今回はおまけに雨まで降ってきたため最悪だ。途中から腿が悲鳴を上げている、もう何にも考えずに無心で下った。

今回は、天候の合間を縫った結果オーライ登山だった。

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コメント

行きたい山
天気が不安定で良い日を選んでの山登りでした。

思い出します。稔君と結婚してすぐに素晴らしい天気のもと日帰りで、設営しておいたテントを撤収して帰って来た山です。若かったんですね。穂高の継続登攀も、チンネの左稜線もよく覚えています。56豪雪で、左稜線の1ピッチが埋まって分かりませんでした。雪が多くて帰りは黒部ダムの地下ケーブルだったか。。。乗せてもらいました。こんなことを書いていると^^随分山してますね
2012/5/6 19:49
素敵なエピソードですね
riekoさんこんばんは。
へー、素敵なエピソードをお持ちですね。
ここは天気が良いと最高のルートなんでしょうね。
いつかもう一度行きたい場所になりました。

riekoさんたちも、鉄平君のおかげですっかり山に戻られましたね。
2012/5/6 20:37
白馬主稜
taka4さん、こんばんは。
相変わらずの精力的な山行、少々のブランクを物ともしないバリエーション山行さすがです。
スゴイです。

今回も臨場感あるレポート楽しませていただきました。
私のユーザー名はお初かと存じますが、実は以前からtaka4さんのファンの一人です

ボクも里山からステップアップして、何れは憧れの白馬岳主稜線へ単独で行けるようになりたいです。
お疲れ様でした。
2012/5/6 21:37
今頃になって筋肉痛がっ!
13Bさんお久しぶりです。

えっ!ユーザー名変わっちゃったんですか。
このところあんまりヤマレコ覗いてなくてすみません。

>ボクも里山からステップアップして、何れは憧れの白馬岳主稜線へ単独で行けるようになりたいです。

って洒落ですよね。13Bさんとっくに行ってると思ってましたが。

ユーザー名の13Bってもしかしてエンジンの型式ですか?
僕が免許取って最初に乗った車は12Aでした。遠い昔の事ですけど。
2012/5/7 19:29
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