三条の滝〜尾瀬ヶ原〜尾瀬沼(御池から沼山峠)
- GPS
- 09:16
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 864m
- 下り
- 647m
コースタイム
- 山行
- 7:16
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 9:15
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝の木道危険です。途中すれ違った方に、木道で滑り怪我した人がいたらしいと聞きました。とても他人事ではなく、わたしも何度か足を滑らせひやっとしました。 |
その他周辺情報 | 道の駅桧枝岐にある「アルザ尾瀬の郷」500円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
ヘッドランプ
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
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感想
ミズバショウの花が咲いてる♪まさにその季節の尾瀬へ行きました。
今回は20キロ超えのロングコースで、尾瀬の見所フルコースに挑戦。
前夜から、バスの時間までに下山できるかが心配だったので余裕を持った出発を目指します。
自宅にて軽く仮眠を3時間くらい、1時過ぎには家を出たので、御池駐車場についたのは4時30分頃でした。
季節がらもう明るく、朝日が差し込む駐車場でしたが、なんと外気温3度。激さむでした。
少しだけ横になり、5時に支度をはじめます。
ではいよいよ、ロングコースのはじまり♪まずは三条の滝を目指します。
駐車場奥にある登山口から、木道を歩き出します。
いきなり開けると御池田代、第一ミズバショウ発見!寄り添いあい咲いていました。
木道は階段にかわり、しばらく登りです。
朝の冷たい空気に、きれいな声で啼く鳥たち。
自然の中に癒されていくのを感じました。
姫田代まで登ると、景色が開けてきて平ヶ岳とおぼしき山が見えてきます。
とてもステキな景色に心踊ります。
しかしながら、よく見ると木道には霜が!すべらないよう、注意です。
道は下り、木道と山道が入り交じりはじめました。
木道になると霜で足をとられかなり危ない場面もありました。
不思議なことに、日陰よりもひなたのほうが霜がおりていて、放射冷却という言葉が浮かびました。
霜もあり、残雪を越える場面もあり気を抜けないながらも、下りなので疲れることもなく進みます。
燧橋を渡るとすぐに、兎田代が現れ三条の滝への分岐。
木道とはお別れで、ここからは激下り。ぬかるみの岩場を下りていきます。
気付けば遠くに水の落ちる音が聞こえてきました。
一旦は地塘もある平らな下りになりましたが、その後また下ります。
三条の滝への分岐から第一テラスはすぐでした。
景色がいい第二テラスへは、傾斜のある梯子をつかまりながら下りていきます。
そこにはベンチがあり、滝が正面に大迫力で落ちていました。
雪融けの水量が多い時期とのことで、白く太い線となった水が落ちていくのは圧巻!!
しばしベンチに座って、大自然を感じます。
あとから何人かがテラスへやってきたので、わたしは先を急ぎ、梯子を上りました。
第一テラスからは木々の隙間ごしの滝が、風流でした。
再び分岐に戻ると、そこからは尾瀬ヶ原方面へと登り返します。
ぐちゃぐちゃのぬかるみで、靴は泥だらけ。
すれ違うひとも増えてきました。
じわじわと登る道です。気がつくとずいぶん空が近づいて、開けたところに出ると絶景ポイントでした。
岩の上に立ち見下ろすと、平滑の滝が飛沫をあげて流れていました。
緑の中を流れる涼しげな滝です。
三条の滝とは全く違う雰囲気でした。
日差し溢れるそこは暑いくらいで、逃げ込むようにまた歩きはじめます。
階段をあがると木道はゆるやかになり、建物が見えてきました。
温泉小屋無料休憩所、トイレ、温泉小屋が立ち並んでいます。どれもきれいでした。
トイレをお借りして、一呼吸おいてすぐに出発します。
歩き出した木道は湿原にのびて、行く手には至仏山が半分だけ頭を出していました。
見ているだけでワクワクする景色です。
足元にはミズバショウ、リュウキンカが咲き、よく見るとうすい青色のタテヤマリンドウが群れて咲いていました。
晴れた日にしか咲かないというタテヤマリンドウ♪今日はしっかりその花を咲かせてくれていました。
お花たちに目を向けながら歩いていくと、至仏山がどんどん近付いてきます。
東電小屋分岐までくると、尾瀬ヶ原の広がりとその奥に裾野を広げる至仏山が見えました。
尾瀬らしい景色。ベンチに座っていつまでも眺めていたくなりました。
しかし先は長く、距離はまだ半分。
ゆっくりはせず、尾瀬ヶ原を歩き出します。
右手に至仏山、左手には燧ヶ岳の頭、花咲く尾瀬ヶ原。
お天気にも恵まれ、気持ちのいいハイキングとはまさにこのことです。
そして今日のランチポイント、見晴に着きました。
実は以前尾瀬に来たときも、見晴の弥四郎小屋のベンチでお昼を食べたので、今日もそうしようと決めていました。
至仏山と尾瀬ヶ原を正面にとらえる席に腰を下ろし、ランチの準備♪
今日はここで、ホットドッグを作りました。
まずはパンを軽くあぶります。
スライスしてきたタマネギとソーセージを炒めている間に、パンにレタスを挟んでおきます。
炒めおわったところで、パンにタマネギとソーセージを挟み込み、ケチャップをかけたら出来上がり♪
簡単ですが、現地調理だと出来立てで美味でした。
デザートには凍らせてきたゼリーも、体に染み入りました。
すっかりお腹が満たされたところで、いよいよ後半戦!!
小屋のあいだの道を抜け、尾瀬沼へ向かいます。
最初は木道が延々緩く登っていきます。沢を越えたあたりから登りがきつい山道になってきました。
バテないようゆっくりと、一歩ずつ足を運びます。外国人のグループとなん組かすれ違いながら、歩いていきます。
太陽の位置が高くなり、暑さに襲われます。
濡らすと冷えるタオルを巻き、クールダウンしながら歩きました。
登りきると雪融け水が沢のように流れている岩場の下りになります。
下りたところからは木道歩き。天気がいいので地塘が空の青を映していました。
そんなとき沢に橋がかかっていたので、少し休憩。
裸足になって足を浸してみました。が、冷たすぎて5秒も浸けてられませんでした。
それでも足が少しスッキリして軽くなったように感じました。
再び歩き出し、樹林帯を抜けると目の前にテラスのある休憩所が現れます。その向こうには尾瀬沼です。
休憩所のマスターが「あったかいコーヒーがあるよ」と声をかけてくれましたが、むしろアイスとか食べたいくらいに暑かったです。
しばらくテラスに腰掛けボーッと尾瀬沼と頭を出してる燧ヶ岳を眺めていました。
さきほどまでの暑さが嘘のように、尾瀬沼から吹く風が冷たくひんやりしていました。
ここからは尾瀬沼の東岸を歩き、沼山峠まで抜けていきます。
尾瀬沼沿いの木道は歩きやすく、ミズバショウもたくさん。
傾斜がないので歩きやすいはずが、ここへきて足が疲れてきてペースダウン気味です。
長英新道への分岐をいつかくるときのために確認して、いよいよ大江湿原へと入ります。
三本カラマツを過ぎたところで、足の疲れがピークに達したので、交差点のベンチに腰を下ろしました。
水分補給して小休止。
木道を歩いていく人々を次々と見送りました。
見上げる燧ヶ岳の貫禄にも圧倒されます。
また来ることを誓って、重い腰をあげ歩き始めます。
沼山峠までは登りがあることを予習してあったので、歩き始めて正面に見える丘が気になりました。
もしや、あれを越えるのか?
大江湿原の木道を歩き、丘が近づいてきます。
鹿柵を通ると、木道は階段へと変わります。
黙々と一歩ずつ上りました、早く終わってくれ階段と願いながら。。。
30分くらいは登ったでしょうか、なかなか終わらず疲れたので階段の途中で一度息を整えました。
前を歩いていたグループも休んでいたのでおもわず、「まだ続くんですかね」と聞いてしまいました。
「この道はじめて?」ときかれそうだと答えると、「もうあと少し登るけど、そのあとは下りだからね」と教えてくれました。
もうあと少し、という言葉に期待を寄せて再び登りはじめるとしばらくしてやっと、視界が開けてきました。
階段上のベンチには休んでいる人たちがいます。さきほど「あと少し」と教えてくださった方々も休憩していました。
「上に来たら沼が見えるよ!」と教えていただき、階段をあがるとたしかに林の向こうに水面が見えました。
山の中に浮かぶ沼に神秘を感じるばかりでした。
ここでは水分を補給したらすぐに、歩きます。
そうしないと、動けなくなりそうなくらい疲れがたまってしまっていました。
まだ続く階段にイラッとしながらも、すぐに登りの終わりがやって来ます。
あとは下るだけと安堵し、階段をゆっくり下りていきました。
暑さと疲れで参っていましたが、下りは順調でした。
林の向こうに建物が見えると、そこが沼山峠でした。
さっきの長い階段でわたしを抜いていった人たちがお店のテラスで座っているのが見えました。
バスがこれからくるんだなーと思い、とりあえずトイレを借りました。
そして待つこと10分くらいでしょうか、大きなバスが横付けされます。
15時発のバスでした。
バスの中では爆睡、ほんとに意識がなくなる感じで寝てしまい焦りました。
無事に御池の駐車場についたときは、ホッとしました。
そして疲れきった体を癒すべく向かうは温泉♪
道の駅檜枝岐に併設される「アルザス尾瀬の郷」でさっぱり。
22キロ越えのロングコースを制した体を労ってから、帰路へつき無事に帰りました。
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