剱岳（馬場島から）

2019年07月13日(土) [日帰り]

• GPS: 11:25
• 距離: 16.5km
• 登り: 2,416m
• 下り: 2,413m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:01
• 休憩: 1:24
• 合計: 11:25

4:10 馬場島
4:45 4:45 松尾平
5:51 5:51 早月尾根標高1600m標識
6:50 6:50 1920.9m三角点
7:44 7:55 早月小屋
8:44 8:49 標高2600m標識
9:29 9:39 標高2800m標識
10:01 10:08 カニのハサミ
10:17 10:24 剱岳
10:30 10:34 カニのハサミ
10:59 11:03 標高2800m標識
11:36 11:36 標高2600m標識
12:21 12:54 早月小屋
13:26 13:26 1920.9m三角点
14:00 14:03 早月尾根標高1600m標識
14:57 14:57 松尾平
15:35 馬場島

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

馬場島の公共駐車場に駐車。駐車可能台数：40台程度

コース状況／危険箇所等

◇ルート
■馬場島〜松尾平：この辺りは階段となっており歩きやすいですが、所々にある木の根が半端なく滑りやすいので要注意です。（特に下り）害虫類はあまり見かけませんでした。
■松尾平〜標高1920m（三角点）：樹林帯の登りですが、通常の北アルプスの登山道と考えていると少し面食らうぐらいの感じで、段差が大きいところが多いです。この日は、湿度も高く、木の根や石が滑りやすいのも拍車をかけていました。雰囲気的には、大朝日岳の中ツル尾根に近い感じです。
■標高1920m（三角点）〜早月小屋：この辺りから梯子が何か所が出てきます。決して歩きやすい感じでもないので、中々ペースが上がらない感じでした。
■早月小屋〜2600m標識：序盤は樹林を進みますが、少しずつ岩場っぽいところが出てきます。このあたりのプチ岩場の感じは飯豊連峰の登山道っぽい気がします。危険な感じでもないのですが、意外に足を引っかけにくいところもあり、サクサク進むのは難しかったです。後半になると、左右が切れたところの通過がありますが、そこには大量のボルトが埋まっており、まったく問題ない感じでした。雪渓も所々ありますが、アイゼンが必要なところは全くありません。
■2600m標識〜山頂：ガレた登山道を登りつつ、後半の鎖場を対処していく感じになりますが、鎖場はしっかりしており、まったく不安感もなく登れました。1か所雪が残っているところがあり、雪と岩の隙間を登る箇所がありますが、トレースがあるので迷うことなく進めました。このあたりは旧道の踏み後が多々残っているので、表示をよく見て進むことが大事だと思います。

□小屋
早月小屋：宿泊の場合は予約をしておいたほうが良いそうです。

その他周辺情報

■温泉：舟橋・立山天然温泉“湯めごこち”会員大人：750円　立山の帰りにも使っているので、会員カードがあるため、こちらに行きました。

写真

7/13 4:13

まだ暗い中からスタートします。日帰りのつもりなので気合を入れていきます。

7/13 4:39

標高1000m看板の地点に到着。ここにはベンチがありました。

7/13 5:20

ジメジメしており、結構汗が出てきます。

7/13 5:33

どんよりした空模様…

7/13 6:39

上のほうも、雲は取れるのか…

7/13 6:42

これが1920mの三角点でしょうか。この辺りから、早月小屋が見えてきます。

7/13 7:01

やっと2000m。とにかく長い登り。大朝日の古寺鉱泉から小朝日岳の分岐までを2回登るくらいの感じです。

7/13 7:10

雪が出てきました。

7/13 7:24

見た目は普通ですが、木の根がバナナ張りに滑るので、僕としてはもうたくさんな感じです…

7/13 7:25

梯子も出てきました。

7/13 7:28

必要性があまりなさそうですが、鎖も付けてありました。

7/13 7:33

なかなか雲は取れないようです。

7/13 7:54

小窓尾根の方はたまに見えました。

7/13 7:54

早月小屋に到着。ここで荷物をデポし、気合を入れなおします。

7/13 7:54

早速雪渓を登ります。ツボで何も問題ありませんが、ストックがあったほうが良いと思います。

7/13 8:03

ミツバオウレン。

7/13 8:13

イワカガミも咲いていました。

7/13 8:15

真っ白なので、いまひとつ高度感を感じません…

7/13 8:16

下界の方はいい感じで、雲が取れてきました。

7/13 8:25

時々、ガスが抜けると先を見通せます。

7/13 8:32

ミヤマキンバイのはず？

7/13 8:33

いかにもな岩ですが、それほど登るのには苦労しません。

7/13 8:37

標高2500mくらいのところのナイフリッジですが、ロープ、ボルト、鎖でばっちりルートが作られています。

7/13 8:55

ミヤマダイコンソウだと思います。確かにダイコンっぽい？

7/13 9:07

ハクサンイチゲの群生。

7/13 9:09

ミヤマシオガマっぽい葉なのでたぶんあっている気がします。

7/13 9:09

ミヤマキンポウゲかと思いましたが、少し違うかもしれません。

7/13 9:26

標高2800m地点に到着。この辺りは、水平移動もあり、あまり登っている感覚がありませんでした。

7/13 9:32

ガスガスですが先に進みます。肌寒いので歩きやすいことが救いです

7/13 9:50

有名なカニのハサミだと思わる鎖場。最後のボルトが、右利きだと少し対応しづらかったです。

7/13 10:05

有名な早月尾根と別山尾根の分岐標柱。

7/13 10:08

雲が切れそう…でしたがなかなか切れませんでした。

7/13 10:08

最後の登り。

7/13 10:11

山頂は賑わっていました。

7/13 10:16

大脱走ルンゼのドロップポイント。少なくとも、私はドロップできないと思いました。

7/13 10:16

ガスガスですが、山頂の祠を。

7/13 10:29

この雲の感じ…待つべきか歯がゆい。

7/13 10:30

早月尾根へ戻ります。車が2台あれば室堂経由で立山駅に戻るほうがかなり楽だと、下山してから実感。

7/13 10:40

雲が綺麗にのかっています。

7/13 10:46

左奥は立山だと思います。

7/13 10:50

降りてくると、少し視界が効き始めました。

7/13 10:50

ゴツゴツした感じがかっこいいです。

7/13 11:37

ガスが抜けると、早月尾根の長さと、傾斜を実感できました。

7/13 11:58

早月小屋が見えてきました。

7/13 11:58

早月小屋付近から上方を。見通せたらすごい景色だと思います。

7/13 12:19

小屋に戻ってくると、テントが張られていました。まだ雪も残っているので張れる場所が少ないです。

7/13 12:40

小屋からの剣御前〜浄土山方面。

7/13 12:40

剣御前アップ。

7/13 12:49

獅子頭がうっすら見えます。天気が良ければ頂上まで見えるそうです。

7/13 14:59

淡々と下山していきますが長い…。残り1km表示も、数字以上に長く感じました。

7/13 15:27

ヘロヘロになりながらも、なんとか登山口に戻ってきました。

7/13 15:29

定番の記念碑前で撮影。

7/13 18:46

夕方、立山町から見た剱岳。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ 10本刃アイゼン テント シュラフ コンロ

感想

posurf

天気が良ければ、新穂高→室堂の縦走を企てておりましたが、残念ながら厳しそう。
ということで、1日でも楽しめる？馬場島からの早月尾根ピストンで剱に行くことに。前日の降雨の状況も気がかりでしたが、登山道が歩きにくい程度で特に問題ありませんでした。
しかし、大変長いコースなので、できれば1泊2日で行き、2日目を下山のみ（早月小屋→馬場島）にするか、室堂に戻る等で下りの負担を軽減したほうが良いように思いました。この下りはかなり足に来るので、お気をつけ下さい。