記録ID: 1970200
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ハイキング
オセアニア
世界複合遺産 聖地ウルル(エアーズ・ロック)山頂へ
2019年08月05日(月) [日帰り]
kenny
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 335m
- 下り
- 330m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:38
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 3:10
13:19
86分
マラ駐車場登山口
14:45
15:17
72分
ウルル山頂
16:29
マラ駐車場登山口
ブリスベン発6:00/コネラン空港着9:10のJQ667便(JETSTAR)でフライト。レンタカーでユララをへてマラ駐車場へ。
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●ユララからウルル登山口のマラ駐車場までは国立公園ゲートを経て19km。レンタカーがない場合はユララからの往復ツアー利用しかない。 ●ガソリンは1リッターあたり日本円で170円程度、ユララ内に1つだけガススタンドがある。 ●航空券はシドニー/ブリスベン/ケアンズからエアーズロック(コネラン)空港まで約AS700ドル程度(1ASドル=約80円)。ユララの宿泊地はキャンプ場からユース、ロッジ、高級ホテルまであるが大都市と比較して1.5-2倍の感覚。オーストラリアは食費も高く、日本の3-5割増し。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●冬(7-9月)は雨が少なく気温も最高25度程で、登山に最適。ただし、風が強い日もあり、登山ゲートがすぐ閉鎖される。 ●砂漠の朝は5°まで気温が下り、寒い。防寒具必携。 ●約20km離れた宿泊地ユララでは、応急処置が出来る医療施設しかない。1番近くの街アリス・スプリングスまで450kmもある。ウルル登山では、1950年代から37件の死亡事故があり、2018年には76歳の日本人の方が心臓発作で亡くなってニュースになった。健康コンディションには注意を。 ●水は充分に準備を。トイレは登山口にしかない。2Lペットボトルで4-6ASドル。 ●ここは、アナング族の聖地。登るかどうか、登る前に一度自分で考えてみて下さい。ゲートには「エアーズロックに登らないで」と各国語の表示があります。 ●登山ゲートからすぐに標高で300mほど、45度の急傾斜の岩を登り山頂部へ。高度感はすごい。鎖につかまりながら登れるが、登り下りでの対向者すれ違いでヒヤリとさせられる事も何度かあった。山頂往復だけならば、往復2時間程度で可能だが、時間の許す限りアウトバックの展望を楽しみたい。 ●国立公園ゲート開放時間は月により変わる。8月は6時開門だった。朝7時半のサンライズを見に行く人の車が列を作るので、ウェブで入園料25ASドルを事前に支払っておくと、QRコードをゲートでかざすだけ。並ばないでスムーズに通過出来る。 ●登山ゲートが開くかどうかは当日、時間刻みで判断される(7/8/10/12/14時ごと)。気温が36度以上になると予想される日、風速が25ノット以上と予想される場合、雲が山頂にかかっている時、降雨や雷が予想される場合はゲートが閉鎖される。アナング族の儀式などは最優先され、登れない。事前にゲートが開くかどうかはまず分からない。 ●登山ゲート開放時間(この時間内にゲートをくぐればよい) 3-11月 7:00 - 17:00 12-2月 6:30 - 8:00 ●現地旅行会社AATキングスのまとめでは、登山ゲートが開いている確率は平均30.8% 、現地が夏の1月は20%以下にまでなる。 ●ゲートが開いていれば必ず登頂出来るかといえば、そうでもない。吹きさらしの大地に立つ岩山なので、山頂部の風速は地上の7倍にもなる。登山道が閉鎖される理由の8割は山頂付近の強風。天気予報で地上の風速が13m 以上だと、閉鎖される可能性がある。 ●2019年10月26日以降は登頂禁止となる。この日は1985年に一帯がアナングの人々に返還された日から数えて丁度34年。手すりや鎖は全て撤去されてしまう。無理に登ろうとすれば、ノーザンテリトリー州の法律では2年の懲役と罰金600万ASドルが課せられるとか。 |
その他周辺情報 | ウルル山麓にあるカルチュラルセンターへは是非とも足を運んで欲しい。アナングの人々とウルルの関わり、『ジュクルパ』と呼ばれる彼らの生活の全ての元となっている歴史に基づいた掟の説明など、興味深い。アボリジニアートの製作現場も見ることが出来る。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
日よけ帽子
靴
サブザック
飲料
予備電池
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
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---|
感想
【30年も前の思い出】
▶ ブログ「エアーズロック山頂 もうすぐいけなくなる地球のヘソの上から」
https://kenny3.jp/archives/191
オーストラリア大陸は山ヤの冒険心を大きく刺激するワンダーランド。高い山こそないけれど、ここでしか見る事が出来ない独特の自然美に溢れている。
大陸のど真ん中、何もない不毛の荒地は「アウトバック(OUTBACK)と呼ばれているが、実は全長220km以上ある「ララピンタトレイル」などトレッカーにとっての隠れた聖地。
30年前に一部を歩き、すっかり魅了されてしまった。
いつか1年ほどかけて、この大陸の山々やトラックを存分に歩いて見てみたいとかねがね思っていた中、登山禁止になる前に再び登っておきたいと、向かったのがウルル。
「エアーズ・ロック」と呼ばれてきた、アウトバックの真ん中にそびえる世界で2番目に大きな1枚岩。
山頂に立って見た、果てしなく広がる赤い大地の風景は何も変わっていなかった。そして日没に輝く赤いウルルはすべてを大きく包み込むように優しく見えたのでした。
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