八海山は雲の中、午後から雨でびしょ濡れ山行

2019年09月16日(月) [日帰り]

• GPS: 06:52
• 距離: 9.2km
• 登り: 888m
• 下り: 888m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:28
• 休憩: 1:22
• 合計: 6:50

8:49 八海山ロープウェイ山頂駅
9:09 9:09 大倉口分岐
9:28 9:30 漕池
9:57 10:02 女人堂
10:12 10:13 秡川
10:45 10:45 八海山（薬師岳）
11:06 11:06 千本檜小屋
11:15 11:28 地蔵岳
12:26 12:42 八海山（大日岳）
12:54 12:54 八ツ峰迂回路分岐
13:08 13:19 八海山
13:31 13:31 八ツ峰迂回路分岐
13:42 13:47 八海山（大日岳）
13:48 13:50 千本檜小屋、新道、五竜岳分岐
14:04 14:05 地蔵岳
14:09 14:29 千本檜小屋
14:34 14:34 八海山（薬師岳）
14:49 14:49 秡川
14:56 15:03 女人堂
15:12 15:13 漕池
15:26 15:27 大倉口分岐
15:41 15:42 八海山ロープウェイ山頂駅
15:42 ゴール地点

天候

曇りのち雨

ロープウェイの中からは見えていた八ッ峰の岩峰だが、山頂駅に着いてからはずっと雲の中。
12時前に雨は本格的に降り出し雨具が必要な強さに。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八海山ロープウェイの駐車場利用。
下り坂の天気予報のせいか、第1駐車場に30台ほどの車のみでガラガラ

コース状況／危険箇所等

ロープウェイ山頂駅〜千本檜小屋まで

人気の観光地だけあり整備されている。
途中鎖場や急登もあるが距離は長く無い。
いくつかの分岐と女人堂（避難小屋）、アップダウンを経て有人小屋の千本檜小屋に着く。此方は売店もある。
どちらの小屋もトイレあり。
ここまでなら少しきつめのハイキングコース。


八ッ峰〜入道岳

八ッ峰の岩峰群は高度感抜群の危険な鎖場のオンパレード。
落ちれば当然ただでは済まない。
初心者は二つ目のピークの不動岳で引き返せとの警告看板がある。
幸い足場は豊富だが、グリップの良い靴の方が安心。
鎖場の経験の度合いにより難易度が大きく変わるので、初心者は引き返した方が無難。
八ッ峰を越えた後は鎖こそ無いが断崖のすぐ脇を通るすれ違い困難な箇所があり油断は出来ない。
巻道分岐から入道岳までは20分程で着く。


巻道を千本檜小屋まで

巻道とは言え決して楽な道では無い。
八ッ峰の岩峰の下を張り付くように歩くトラバース道。
鎖があるとはいえ道は狭い。
とはいえ八ッ峰の鎖場よりは危険度は低い

その他周辺情報

六日町温泉湯らりあ
源泉掛け流しの非常に熱い湯。
露天やアメニティなどは無い公衆浴場的施設だが、いい湯

写真

9/16 8:06

8時過ぎにロープウェイに到着するもトイレや準備に時間がかかり結局ロープウェイに乗れたのは8時40分。
この遅れが後々響いてくるとは…

9/16 8:19

駐車場からは八海山のギザギザが見えている。
天気予報では15時から雨。
急がなければ

9/16 8:51

ロープウェイ山頂駅より登山開始。
最初からポールを取り出すnameless7c。
コンディションに不安でもあるのか？

9/16 8:52

階段を登るとある休憩避難所。
ロープウェイ最終17時に間に合わなかった場合泊まるのか…？

9/16 8:52

避難小屋の裏手から登山道が始まる。熊出るのかあ…

9/16 8:54

最初はハイキングコースっぽい

9/16 8:57

大崎道とある。
ロープウェイを使わず山の西側から登るのが正式なルートなんだよな

9/16 8:59

四合目

9/16 8:59

雲の中に突入。
千本檜小屋に着く頃には雲から抜けるはずだが…

9/16 9:01

暫くはこんな道

9/16 9:09

四合目半。ここで大倉登山道と合流する。

9/16 9:15

登山者はそれなりにいて、既に下山の登山者ともすれ違った。
午後から天気が崩れるのを見越してロープウェイを使わず早出したのだろうか

9/16 9:23

五合目

9/16 9:28

登山道の脇にコギ池がある

9/16 9:28

よく見えないが池だな、うん。

9/16 9:37

途中池ノ峰や薬師岳などいくつかのピークがある為、意外に登らされる。
ロープウェイからの標高差は600m位か

9/16 9:39

胎内くぐりの看板が。
危険とあるが立ち入り禁止というわけでもない様な…

9/16 9:40

先を覗いてみると岩根や隙間を梯子を伝い登る様だ。
危なそうだからやめておこう

9/16 9:41

胎内くぐりから引き返し先へ。
此方も急で梯子あり

9/16 9:46

急な道が続く

9/16 9:47

9/16 9:49

約1時間で女人堂到着。
綺麗な小屋でバイオトイレがある。
前の広場で他の登山者に混じってしばし休憩

9/16 9:49

信仰の山っぽい

9/16 9:49

女人堂から先への道。全く雲が晴れそうも無くて嫌な予感が…

9/16 9:56

女人堂の中。一度建て替えられたらしい

9/16 9:57

バイオトイレ。
ペダルを漕いで攪拌する越後駒ヶ岳の駒の小屋と同じシステムだ

9/16 10:11

女人堂での休憩を終え先へ。
秡川を跨ぐ

9/16 10:12

標識が充実しているので道迷いの心配は無いだろう

9/16 10:15

薬師岳への登りは結構急だ

9/16 10:24

七合目。
女人堂から薬師岳のちょうど中間地点だという

9/16 10:25

何も見えな〜い！のポーズ

9/16 10:34

七合目から先も急登が続く

9/16 10:41

薬師岳手前の鎖場。
ここでたくさんの下山者とすれ違う。
思えば彼らの様に早い時間から行動すべきだったのだなあ

9/16 10:41

待ってもらい先に登らせて貰う

9/16 10:42

9/16 10:43

登りきったと思ったらまだ鎖場の半ばだった

9/16 10:46

薬師岳到着。

9/16 10:46

薬師岳は八合目だ。
ここでも休憩中の人たちがいた。
晴れていれば絶景だろうが雲で全く視界なし

9/16 10:48

先が全然見えない。
今日は眺望には期待できないな

9/16 10:52

薬師岳けら10分程で千本檜小屋到着。

9/16 10:53

ここから先が本場の八ッ峰だ。

9/16 10:55

小屋の脇に神社がある。

9/16 10:55

飲料を購入した暫し休憩

9/16 11:06

ここが九合目なのか

9/16 11:08

休憩を終え八ッ峰へ。
既に11時を回っているがコースタイム的には行けると判断。
しかし時々霧雨が降るのが不安だ。
濡れた鎖場など冗談では無い

9/16 11:11

巻道との分岐を左に折れる

9/16 11:14

先ずは地蔵岳と不動岳へ。

9/16 11:15

こよに鎖場は序の口だ

9/16 11:17

地蔵岳

9/16 11:18

お地蔵さんが有った

9/16 11:18

八ッ峰の間ずっと雲の中なんだろうか…折角の絶景ポイントなんだが

9/16 11:20

登って降りてまた登る

9/16 11:21

不動岳

9/16 11:21

警告看板。
雨はまだ本降りにはなりそうも無いし、風も弱く雷も無い。
さあ行くか

9/16 11:22

不動岳からの下りでイキナリ高度感溢れる鎖場だ

9/16 11:23

9/16 11:24

足を置く場所が多いのが救いだ

9/16 11:25

9/16 11:27

これは…落ちたら助からないな

9/16 11:29

9/16 11:31

また急な登り

9/16 11:36

先が全然見えないのが辛いな

9/16 11:39

9/16 11:40

左側は断崖だ。鎖を持つ手に力が入る

9/16 11:41

9/16 11:43

怖い場面は多いが、妙義の白雲山へ登った経験が生きる。
背ビレ岩やビビリ岩に比べたら大したことないぞ！（と強がりの暗示）

9/16 11:44

9/16 11:45

9/16 11:47

ここが七曜岳か？

9/16 11:50

またエグい下りだなあ…落ちたら死亡

9/16 11:53

相変わらず雲は濃く、少し離れると後ろのnameless7cも見えなくなる程だ

9/16 11:55

9/16 11:56

ん？また石柱があるぞ

9/16 11:56

あんなの登れるのか…？
先に進めば進む程手強くなる気がする

9/16 11:56

白川岳到着。ハッ峰の折り返し地点かな

9/16 12:02

鎖の下に登山者がいたので先に登るか尋ねると、巻道に行くとの事。
そうか、分岐に着いたんだな

9/16 12:03

月や日の池は結局寄れず仕舞いだった

9/16 12:04

さらに先へ

9/16 12:05

9/16 12:06

また凄い道だな

9/16 12:06

ここら辺りから草つゆによるズボンの濡れが酷くなって行く

9/16 12:07

ここのトラバースも怖かった

9/16 12:07

林に入りホッと一息。

9/16 12:08

ここの登りは少し手強かった。
足場を探して緊張の時間

9/16 12:09

更に登る

9/16 12:11

晴れてたらもっと怖く感じたかも

9/16 12:13

摩利支岳。
ピークはあと二つ！

9/16 12:17

9/16 12:19

どんどん手強くなる鎖場

9/16 12:22

またまた厳しい登り

9/16 12:23

9/16 12:24

一番の難所かもしれない。
垂直な梯子の上から鎖場が始まる。
足をかける場所も少なく緊張の連続

9/16 12:25

無事登りきった

9/16 12:29

難所に挑むnameless7c

9/16 12:32

大日岳到着。
八海山の山頂と言えばここを指すらしいが、最高峰は入道岳になる。
剣ヶ峰はいつの間にか通り過ぎていた

9/16 12:36

大日岳の先もヤバい降りだ

9/16 12:38

先に降りて待つ私

9/16 12:38

9/16 12:40

巻道の分岐が見えた

9/16 12:42

遂に危険地帯突破。
もう12時40分、しかも天気の下り坂は早まり雨が強くなり始めている。
ここまで来たら入道岳に行きたいが状況は良く無いな

9/16 12:42

大日岳にあったという遭難碑

9/16 12:42

分岐の標識で行動食を齧りながらnameless7cを待つ

9/16 12:44

足の痛みを訴えるnameless7cだが、入道岳へ進む事になった。
時間がやばいので急ぎだ。
飯食ってる時間は無いな

9/16 13:04

入道岳へ進む途中の断崖。道の幅は狭く、なるべく崖から離れて歩いた為草つゆでびしょ濡れに

9/16 13:04

怖い道だが、妙にテンションが高くなっていて恐怖を感じなかった

9/16 13:08

入道岳到着！
八海山の最高峰に至る。
しかし時間は無いな。さっさと帰らねば…

しかしnameless7cが中々来ないな。
膝が痛むのか？

9/16 13:17

nameless7cが入道に至った

9/16 13:43

入道岳から戻り巻道へ進む。
想像以上の険しさだ

9/16 13:45

梯子四本でかなり降らされた。
もう雨は本降りでザックカバーと雨具の上を着用していたが、ズボンは手遅れでビショビショだ。
ゲーターもつけていなかった為靴が浸水。
靴下もぐしょぐしょだ。

9/16 13:49

新道分岐

9/16 13:53

9/16 13:57

巻道も厳しい。岩肌に張り付くように進む

9/16 13:57

濡れている為怖さ倍増。
本日はスポルティバのローカットシューズ、トラバースx4gtxを履いてきたのだが、かなりのグリップ力でこの靴にだいぶ助けられた。

9/16 14:00

9/16 14:02

黙々と無心で早足。

9/16 14:02

9/16 14:06

やっと最初に通った巻道との分岐まで戻ってきた。
ホッと一息

9/16 14:16

千本檜小屋にてnameless7cを待つ（いつの間にか置いて先に来てしまった）
おにぎりを食べてエネルギー補給。
小屋はもう閉まっていた。
14時半までに出発すればロープウェイ最終には間に合う筈。
nameless7cと合流して直ぐ、ソロの女性が登って来たが、今日は千本檜小屋に泊まるのだろうか

9/16 14:19

屏風道は小屋の裏手に合流なんだな

9/16 14:30

15分程遅れてnameless7cが到着。
すぐに出発する

9/16 14:34

薬師岳の鎖場まで来た

9/16 14:36

9/16 14:50

秡川

9/16 14:57

女人堂でまたnameless7cを待つ。
もうロープウェイに間に合う事が確定な為かなり気楽になった。
トイレを借りる。

9/16 15:48

ロープウェイ近くになると登山者が増えてきた。
八ッ峰以降誰にも会わなかったのでもう自分たちしかいないのだろうかと思っていたがそんなことはなかった。

9/16 15:48

団体さんがゴールした仲間達を祝う中、ひっそりとゴールしたnameless7c

9/16 16:08

16時のロープウェイで下山した。

9/16 16:41

ずぶ濡れの体を温める為、六日町市街の日帰り温泉へ

9/16 18:03

晩飯に寄った中華料理屋の店主は登山趣味で周辺の山は庭らしく、時間があればもっと話が聞きたかった

撮影機器：

iPhone 7 Apple

iPhone 8 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル

感想

kukaminn

鎖場岩場好きのnameless7cと一緒に行こうと去年から温めていた八海山だったが、よりによって三連休唯一の悪天候の日に来てしまい眺望ゼロのホワイト山行…。

土曜は会社のBBQ、日曜は休日出勤だった為仕方なかったのだが、日曜の快晴の時登っていたら絶景を楽しめたのだろうと思うとなんとも残念だ。

しかし眺望がないとはいえ八ッ峰の岩峰は油断ならないスリル満点の鎖場の連続。
非日常を存分に味わえたし、巻道の厳しさやロープウェイ最終時間が迫り駆ける様に下山したのもまぁ良い思い出だ。
予報より雨が早まり、ズボンから靴の中までビショビショになってしまったのには閉口だったが…

時間が無く、昼食も取れなかった腹ペコの二人が下山後たまたま入った中華料理屋の店主が登山趣味で話が弾んだのも予想外の出来事だった。

また晴れた日にリベンジして絶景を楽しみたいものだ。