笠ヶ岳
yazawa
- GPS
- 30:30
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,946m
- 下り
- 1,946m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
駐車場から笠新道に向かう途中に登山ポストがあります。登山道は特に危険箇所はありませんが、ルートがかなり長く感じました。無料駐車場は深山荘に隣接しており、日帰り入浴も可能です。 |
写真
どうにかこうにか笠新道分岐の稜線に到達。と、ここで緊急事態。急激に気分が悪くなり、その場にうずくまる。残り少ない水を飲んでも回復の気配なし。通りかかったソロの女性が声をかけてくれ、山荘に先に行ってヘルプを出してくれると言う。そのときにもらった塩飴で徐々に回復し、自力で歩き出す。なんとかなりそうだ。
1
2L持ってきた水が尽きてしまったので、途中の雪渓で雪を食べたりしながら、テント場近くの水場に到着。冷たい水がおいしい！水場の下に広がる谷と穂高連峰。
山荘に到着すると、先ほどの女性がいたのでお礼を言う。危ないところを助けてくれてありがとう！その後荷物を置いて山頂へ、歩いてきた稜線がなんともいえない景観です。
2
テント場付近の小高いところに三脚を立てて、夕日に照らされた稜線の写真を狙おうと待つが、今になってガスに覆われる。せっかくの山のお楽しみタイムその� ∪砲靴い箸海蹐能�了です。
感想
昨年、北穂に登った際にそこから見える山がきれいで登ってみたいと思ったのがこの笠ヶ岳。GW以降、ずっと土日で自分のスケジュールと天気の両立する日を狙ってましたが、ついにその時が来ました。
初めて、新穂高から山に登るので駐車場の様子がよく分からなかったのですが、無料駐車場には1:30の時点ですでに満車の看板が。こんな夜中にもかかわらず、誘導する人がいました。ご苦労様です。仕方なく近くの別の場所に車を止めます。
なでしこJAPANがブラジル相手に得点したのがラジオから聞こえてきたので試合の行方が気になるのですが、長い山登りに備えて1時間半だけ車内で睡眠をとります。
ルートが長そうなのと、夏は雷が怖いので暗いうちから出発。笠新道に差し掛かる頃には明るくなってライトなしでも登れる状態になりました。
聞いていたとおり、笠新道はなかなかの急登でした。快晴の日差しとあいまって早くもバテバテながら、ようやく杓子平に到着。ここで初めて笠ヶ岳と対面！やっぱりきれいな山並みです。それにしても、山頂までまだあんなに遠いのかとしばし呆然とします。
バテの原因は水？食べ物？呼吸？色々考えをめぐらした結果、呼吸が浅くなっていると思い、周囲の人に聞こえるくらい深く大きい呼吸をしながら登り始めると、足が進むようになりました。この調子で何とかがんばろう。
きついながらも、何とか笠新道分岐の稜線に到着。するとここで体調が急変！急に気分が悪くなり、体が全く動かない。どうしよう。さっきまでの深い呼吸も効かないし、水を飲んでもよくならない。うずくまっていることしかできない。手もジンジンとしびれてきてまずい感じになってきました。すると、ソロで登ってきた女性が声をかけてくれて、山荘に行ってヘルプを頼むようにすると言ってくれた、更に塩飴を分けてくれて先に山荘に向けて出発してくれました。
その後もらった塩飴を口に入れると、何をやってもよくならない体調が徐々によくなってきました。そういえば水は2L持ってきたけど、塩分のある食べ物は梅干のお菓子が10粒程度で、早々に食べつくしてしまったのがまずかったのかもしれません。
途中で水は全部飲み干してしまったので、雪渓で表面の汚れをよけて雪を食べてみます。かき氷みたいでなかなかいいですが、腹痛になると泣きっ面にハチなのでちょっとでやめておきます。
やっとのことでテント場までつき、真っ先に水場に向かいます。これで何とか助かったと安心しました。
テント泊の申し込みをしに山荘に行かなくてはならないので、更に上を目指して歩き始めます。山荘でポカリスエットを買って休んでいると、先ほどの女性に再会したので、お礼を言って感謝を伝えました。おかげで本当に助かりました。。。
30分くらいで山頂を往復できると聞いたので、荷物を置いて山頂に向かいます。ついに山頂にたどり着きました。いやーここまで本当に長かった。今まで一番きつい山登りでした。
また、山荘に戻ってテント泊の申し込みをして、スイカを買って食べたあとに、明日の帰り道でまたバテてダウンするとまずいので、塩飴のような塩分補給できるものがないか山荘の方に聞いたところ、店の売店にはそういうものがなかったので、気を利かして厨房から塩そのものをアルミ箔に包んで分けてくれました。うれしい心遣いありがとうございます。
写真を撮るのが私の山登りの一番の楽しみなので、お楽しみタイム�，陵湿討韻�始まる前にテント場周辺でよさそうな場所をロケハンします。ちょっと小高くて見通しが聞く場所があり、歩いてきた稜線や穂高に夕日があたったらきれいな風景が期待できます。で、夕焼けの時間に合わせて三脚をセッティングするのとほぼ同時に周囲に急にガスが現れあたりが真っ白に。まさかの急展開で、お楽しみタイム�，六椎阿覆�ら終了です。
翌日も快晴で、3時前に起床して早々とテントをたたみます。というのも、お楽しみタイム�△猟�焼けが始まる前に稜線越しの笠ヶ岳と、穂高の両方が見えるポイントに移動したいからです。となるとポイントは笠新道分岐、昨日ダウンしたポイントです。この日はほとんど体力を使わないので、狙い通りにお楽しみタイム�△泙任飽榮阿任�ました。ここで思い残すことなく写真をとり、後は昨日登った道のりを下ります。
下山は特に問題なく、無事に車の場所まで戻ってきました。無料駐車場に隣接する深山荘の露天風呂に入りました。石鹸類が置いてなかったのですが、お湯で体を流すだけでもすごくさっぱりして気持ちいい！まわりから見えそう（多分実際見えてる）場所ですが、気にせず入ります。
ということで、今回はバテとの戦いに尽きる山登りでした。日帰りでピストンしている人もいるようですが、自分で登ってみると日帰りピストンがとてつもない偉業に思えてきます。今回の経験をしっかり次に生かさないといけないと反省しきりです。
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