【自戒のための敗退記録】 巻機山


- GPS
- 01:55
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 338m
- 下り
- 319m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※ 桜坂駐車場は有料で半日300円、1日500円。複数の駐車場があり全50台程度駐車可能 ※ トイレ(トイレットペーパー無し)、水場(水道)有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪井戸尾根コースとヌクビ沢コースとの分岐〜巻道分岐≫ 平坦ではあるが山道が隠れてしまうほど雑草が生い茂っている。 昨夜の雨で洋服は濡れ、山道はぬかるんでいて滑る。 ≪巻道分岐〜敗退場所≫ 緩やかな上りであるが、所々崩落しかかっていたり、苔の生えた石は滑るので慎重に歩く。 誤って進んでしまった直登箇所はマーキングがあるものの見落としやすく、かつ道なりに見えるので注意が必要。 |
写真
感想
昨年8月から山歩きを始めて丸1年が経ち、無事に2年目に突入した。
標高300mの低山から始めて少しずつ難易度を上げていき、40本以上の経験を重ねてきた。
もちろん、初歩の”し”程度しか体力も技術も無いことは重々認識しているが、経験を重ねるにつれて過信することもあると感じ始めていた。
そんな中、今回の山歩きでその過信が出て結果敗退することになったが、自戒のために恥を忍んで敢えて記録するものである。
前回の平ヶ岳の高層湿原に見惚れたため、今回も高層湿原がある所にしようと探していたところ巻機山が候補に挙がった。
自宅から巻機山までは3時間以上掛かりそうであったため、前日に向かい車中泊することにした。
当日は4時に起床し、トイレに行こうかと思い、後部座席から外に出ようとしたところ、防犯装置が作動してしまいクラクションが鳴り続けて焦る。
お詫び)
車中泊されていた多くの方々にご迷惑をお掛けいたしました。
この場をお借りして深くお詫び申し上げます。
そんなこんなでバタバタしながら準備をして5時に出発する。
出発するときスマートフォンのGPSを作動させるが、ここで地図をダウンロードしていないことに気付く。
もちろん、地図とコンパスを持参しているがまだまだ未熟であるため、GPSでの現在地が分からないと万が一の時に困る。
この段階でリスクが高くなったので難易度が高くなることは避けるべきだが、悩みつつも入山禁止となっていたヌクビ沢コースを選択した。
ただ、不安材料があることで、いつもは何か起きてもポジティブに考えるが、事あるごとにネガティブに考えてしまい、精神的に追い込まれていく。
そんな中、誤って崩落した個所を山道と勘違いして急登であるにも係わらず進んでしまう。
こんな急登が山道かと迷いながらも進んでいくと案の定行き止まりで引き返すが、急登したところを下るため何度も滑って泥だらけになる。
急登で疲労困憊したところに何度も滑ったことも加わってモチベーションが上がらない。
その後無事に山道に戻るも正しい判断ができないように思えてこのまま進んで良いのか不安に駆られ、登頂したい気持ちが薄れる。
こんな気持ちのまま進んで良いのか考えながら進んでみるが、なかなか足が前に進まないため、残念だが撤退することにした。
井戸尾根コースとヌクビ沢コースとの分岐まで戻った時点で7時だったため、井戸尾根コースで向かえば正直十分に登頂することは可能であったが、一旦落ち込んだモチベーションが上がってこないため、今回は諦めることにした。
今回の敗退は、準備不足と過信からくるものであり、未熟以外の何ものでもない。
山歩き2年目となって始めての山歩きがこのようなことになったのは非常に残念なことだが、逆に良い経験になったと考える方が自身にとって有意義であると考え、今後に活かすことにした。
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