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Yamareco

記録ID: 21844
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
札幌近郊

朝里岳 1280.8m、白井岳 1301,6m

2007年04月28日(土) [日帰り]
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コースタイム

9:20札幌国際スキー場9:40ーー9:50スカイキャビン8山頂駅9:50ーー11:00朝里岳11:00ーー11:25急降下地点11:45ーー12:50白井岳13:00ーー15:40スノーブリッジーー15:55札幌国際スキー場16:05
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2007年04月の天気図
コース状況/
危険箇所等
桑園8:25ーー9:20札幌国際スキー場9:40ーー9:50スカイキャビン8山頂駅9:50ーー11:00朝里岳11:00ーー11:25急降下地点11:45ーー12:50白井岳13:00ーー15:40スノーブリッジーー15:55札幌国際スキー場16:05ーー17:30桑園
雪原にスキー場で使っている除雪車の跡が付いている。誰が、何のために?そしてどこへ行くのか。
2007年04月28日 10:02撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 10:02
雪原にスキー場で使っている除雪車の跡が付いている。誰が、何のために?そしてどこへ行くのか。
ダケカンバの樹の股からエゾマツが生えていた。
2007年04月28日 10:11撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 10:11
ダケカンバの樹の股からエゾマツが生えていた。
尾根に出ると、そこは尾根というよりも広い広い雪原だった。疎らに生えている樹も、低いものは雪に押しつぶされ、凄惨である。賽の河原の雪原版といったところである。
2007年04月28日 10:44撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 10:44
尾根に出ると、そこは尾根というよりも広い広い雪原だった。疎らに生えている樹も、低いものは雪に押しつぶされ、凄惨である。賽の河原の雪原版といったところである。
広い雪原の遥か向うに、余市岳の頭だけが見えている。これも不思議な感じである。
2007年04月28日 11:00撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 11:00
広い雪原の遥か向うに、余市岳の頭だけが見えている。これも不思議な感じである。
除雪車の跡は何処へ?
2007年04月28日 10:46撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 10:46
除雪車の跡は何処へ?
風紋。ここは吹き曝しである。標高が高く、だだっ広い、通称「飛行場」と呼ばれている。
2007年04月28日 11:10撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 11:10
風紋。ここは吹き曝しである。標高が高く、だだっ広い、通称「飛行場」と呼ばれている。
コルから余市岳を振り返る。
2007年04月28日 11:29撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 11:29
コルから余市岳を振り返る。
朝里沢川にかかるスノーブリッジ。
2007年04月28日 15:40撮影 by  PENTAX Optio 550, PENTAX Corporation
4/28 15:40
朝里沢川にかかるスノーブリッジ。

感想

登山口は札幌国際スキー場である。札幌国際スキー場は久し振りである。前回来たのは退職3,4年前だったから10年以上前である。
先ずロープウエーで上がり、朝里岳から白井岳へ縦走して、スキー場へ降りて来る。朝里岳沢川源頭部を一周することになる。ザックに輪カンを縛りつけ、ちょっと気が引けるが、スキーヤーやボーダーに混じってスカイキャビン8に乗り込む。スカイキャビン8。「8」とは「8人乗り」ということらしい。前回来た時はこれはまだなかった。隣のスカイキャビン6に乗ったと思う。
スカイキャビン8で約1100m地点まで上がる。
スカイキャビン8山頂駅を出ると左上方に朝里岳が見えた。今日は天気はいいが風が強い。
ゲレンデを均す圧雪車の跡が付いている。誰が、何のために、何処へ? 跡は朝里岳の方へ行っているので、とりあえず跡を辿って行く。圧雪車の跡だから埋ることもなく快適に登って行く。強い風が上から吹き降ろしてくる。
ダケカンバの股からエゾマツが生えていた。股の腐ったところへ種が飛んで来て、芽を出し、幹の中に根を伸ばして養分をもらって成長したのだろう。
上から山スキーヤーが1人降りて来た。年配の女性である。「白井岳まで行こうと思ったが、風が強いので引き返して来た」と。「上まで行って様子を見る」と言って別れる。となると先ほど往復券を買っておけばよかった。片道1200円、往復1300円、100円しか違わないのだ。
坂を登りきると、広い々々荒涼たる雪原である。朝里岳山頂は? どこが高いのか、全く見当が付かない。
木が倒れ、半ば雪に埋っている。賽の河原の雪原版といった感じである。
行く手に余市岳が山頂だけを覗かせている。目を更に右の方に移すとキロロスキー場山頂駅の建物が見える。
向かい風で、それに抗してふらつきながら進んで行く。
やがて交差点(?)があり、そこを左に曲がって白井岳の方向を目指す。風が右後ろからとなりこれまでと全く感じが違う。これなら何とか行けそうだ。
この辺りは、とにかくだだっ広い。通称「飛行場」と言われている。
道(?)はカーブして札幌国際スキー場の方に向かったので右側の雪原に入って白井岳の方向を目指す。
暫く行くと道が現れた。先ほどの道が大きく迂回して来たようだ。道は1290m凸部の西側を通って余市岳の方に向かっている。左の雪原に入って急降下の取り付き地点を目指す。(以下「白井岳」につづく)。
コルを挟んで1230m峰が高く遠く見える。左下に遠く札幌国際スキー場が見える。
雪面に風紋が出来ていて、風が強いことを物語っている。
ここから標高差約100mの急降下であるが、急な崖で取り付き地点が見付からない。
何とか降りて行けそうな所を見付けて、慎重に降りて行く。
風は横殴りとなったが、相変わらず強い。急な斜面を降り、痩せ尾根を通り、1230m峰の斜面を登って行く。
頂上部はかなり急である。登りきると左前方に白井岳が見えた。
白井岳はゆったりした山容で、斜面もきつくはない。ここから白井岳までは距離はかなりあるが、広い尾根で繫がっている。
ここまで来ればもう安心だ。風は強いが天気はいいし、時間も12時を過ぎたばかりだ。
尾根には踏み跡らしいものはない。時々埋りながら白井岳を目指す。
白井岳山頂直下に辿り着く。ここからはあと標高差100mもないだろう。
登りきって山頂に着く。山頂は平坦で細長い雪原である。
山頂を示す標識が細い木に括り付けられている。その木は雪に押しつぶされ、標識も半ば雪に埋っている。
余市岳がよく見える。朝里岳は大きな台地のように見える。
風が強いのでゆっくりする気にもなれない。早々に下山開始。
尾根まで降りる。ここから右側の広い斜面を朝里岳沢川を目指して降りて行くことになる。雪庇が出来ているので取り付き点は限られる。雪庇になっていない所を見つけてやおら降りて行く。
山スキーの人の跡らしきものはあるが、はっきりしない。北斜面だからか、雪は積もった時のままの状態に近い。深く埋るので輪カンをつける。
踏み後はない。山勘で進路を決めるしかない。引き返したり、急斜面を降りる羽目になったり予想外に難渋する。
朝里岳沢川の辺に出た。後はこの川に沿って降って行けばいい。
と思いきや、暫く行くと、本流に急な支沢が落ち込んでいる。川は結構な水量で対岸も崖である。バックして高巻きするしかない。急な斜面を攀じ登る。登りきるとスキーのトレースが見える。良かった。トレースは軟らかくて歩き辛いが先ずは安心である。
初めはトレースは何処へ行くのか不安もあったがやがて川の辺に出た。
平坦な林の中にトレースが続いている。 
間もなく雪のブリッジがある。何かの上に雪が積もったのか、雪だけでブリッジになっているのかはわからない。ここを渡れば、スキー場はもうすぐだ。
やがてスキー場の建物が見てきた。
スキー客は疎らだった。時期的に、もうよほどの人しか来ないのだろう。
駐車場に着く。4時5分前だ。今朝はかなり混んでいたのに、殆どが帰ってしまっていた。
帰りにさっぽろ湖のダム右岸側から湖の写真を撮った。
白井トンネルを出て坂を下る途中、正面奥に雪に覆われた山並みが見える。白井岳、朝里岳かな、と思って地図で調べてみた。方向は余市岳であるが、どれがどの山かはよくわからない。
今回の山行は、強風の中、我ながら良く歩いたと思う。下山は、最後の所で踏み跡がなく、あったのに外れていたのかも知れないが、予想外にてこずった。

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コメント

お気に入りに追加有難うございます。
感謝しています。
2018/3/14 22:44
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2018/3/14 22:46
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