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Yamareco

記録ID: 2234819
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ハイキング
甲信越

【梨百巡礼】兜山(新岩場コース入口より周回:南アの大展望を求めて)

2020年02月24日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:26
距離
4.7km
登り
572m
下り
579m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:02
休憩
0:23
合計
2:25
7:25
5
7:30
7:35
29
8:04
8:05
18
富士の見えるベンチ
8:23
8:24
13
岩堂峠分岐
8:37
8:39
12
990m小ピーク
8:51
8:55
2
8:57
9:03
2
9:05
9:08
22
9:30
9:31
19
岩場分岐
天候 快晴微風
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
春日居駅方面からゴルフ場への取付道路を上がり、「兜山登山口」の指導標を右折、ゴルフ場を回り込むように進み、駐車場のある「新岩場コース」登山口へ。(キャパ10台弱、トイレあり)
コース状況/
危険箇所等
・新岩場コースは特段の危険個所等なく、歩きやすいルート
・兜山山頂はほぼ展望ナシ、2分ほど南に下ったところに展望台あり
・岩場コースは途中クサリ付きの急斜面あり、スリップ・落石等注意
・岩場下の分岐から駐車場方面のショートカット路(クライマーのゲレンデへのアクセス路にもなっており、ルートは明瞭)は入口に指導標なし(赤テープのみ)、行き過ぎ注意
その他周辺情報 登山口近くに「ほったらかし温泉」あり(冬季も日の出時刻に合わせ早朝より営業開始)
山梨ツアー2日目、この日は朝イチの兜山ハイキングからスタート。猪ゲート開けて登山口へ進入。
2020年02月24日 06:46撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
2/24 6:46
山梨ツアー2日目、この日は朝イチの兜山ハイキングからスタート。猪ゲート開けて登山口へ進入。
林道やゴルフ場周りの道を迷走、ヤブに突っ込んで切り返し、ようやく登山口の立派な駐車場に到着…。登る前に精神的に疲弊…〈汗〉
2020年02月24日 07:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
2/24 7:21
林道やゴルフ場周りの道を迷走、ヤブに突っ込んで切り返し、ようやく登山口の立派な駐車場に到着…。登る前に精神的に疲弊…〈汗〉
登山口からすぐ、ここにも鹿ゲート。この林道を詰めると、先年歩いた岩堂峠に出ます。
2020年02月24日 07:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
2/24 7:24
登山口からすぐ、ここにも鹿ゲート。この林道を詰めると、先年歩いた岩堂峠に出ます。
ここで林道を離れ、本格的登山道へ。クマ注意の看板あり、クマ鈴をオンに!
2020年02月24日 07:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 7:30
ここで林道を離れ、本格的登山道へ。クマ注意の看板あり、クマ鈴をオンに!
松の窓から朝富士。いかにも日本的情緒…。
2020年02月24日 07:48撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 7:48
松の窓から朝富士。いかにも日本的情緒…。
ここで岩堂峠方面の作業道が分岐。海岸を歩いている錯覚に陥るような、美しい松林の中のルートです。
2020年02月24日 07:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 7:54
ここで岩堂峠方面の作業道が分岐。海岸を歩いている錯覚に陥るような、美しい松林の中のルートです。
いかにも「兜山」の名に相応しい、ゴリゴリの岩場出現。
2020年02月24日 08:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:02
いかにも「兜山」の名に相応しい、ゴリゴリの岩場出現。
休憩しながら富士を眺めるのにドンピシャのベンチあり。
2020年02月24日 08:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:03
休憩しながら富士を眺めるのにドンピシャのベンチあり。
ベンチからの景色はこんな感じ。朝靄に煙る甲府盆地の風景もステキです。
2020年02月24日 08:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:04
ベンチからの景色はこんな感じ。朝靄に煙る甲府盆地の風景もステキです。
低山の割に展望まずまずなのは、こうした岩ゴロゴロだからでしょうか。
2020年02月24日 08:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:05
低山の割に展望まずまずなのは、こうした岩ゴロゴロだからでしょうか。
山頂間近、ここにも岩堂峠への縦走路分岐あり。
2020年02月24日 08:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
2/24 8:24
山頂間近、ここにも岩堂峠への縦走路分岐あり。
夕狩沢分岐。白根三山の展望目当てに、岩堂峠への縦走路を少し進みます。
2020年02月24日 08:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:27
夕狩沢分岐。白根三山の展望目当てに、岩堂峠への縦走路を少し進みます。
右の白根三山に加え、左の木の間越しに荒川〜赤石も見えてきました!
2020年02月24日 08:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:31
右の白根三山に加え、左の木の間越しに荒川〜赤石も見えてきました!
コース脇の岩によじ登ると、南アオールスターズがかなり見えてきます!
2020年02月24日 08:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:33
コース脇の岩によじ登ると、南アオールスターズがかなり見えてきます!
990mピークまで来てみましたが、裏手の棚山〜金峯方面がチラリと見えるのみ…。
2020年02月24日 08:37撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:37
990mピークまで来てみましたが、裏手の棚山〜金峯方面がチラリと見えるのみ…。
白根三山の展望は、この辺りが限界でしょうか…。間ノ岳が堂々の白さです。
2020年02月24日 08:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:40
白根三山の展望は、この辺りが限界でしょうか…。間ノ岳が堂々の白さです。
北岳も、鳳凰前衛の背後に尖鋒を覗かせてます。
2020年02月24日 08:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:41
北岳も、鳳凰前衛の背後に尖鋒を覗かせてます。
兜山着。梨百94座目です。後ろに荒川〜赤石がチラ見えしてますが、ここは樹林に囲まれほぼ展望ゼロ…。
2020年02月24日 08:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
2/24 8:52
兜山着。梨百94座目です。後ろに荒川〜赤石がチラ見えしてますが、ここは樹林に囲まれほぼ展望ゼロ…。
山頂から少し南に下った展望台より。「関東の富士見100景」だそう。達沢山、釈迦ヶ岳、大栃山など、昨年来登ってきた甲府盆地を取り囲む中低山が堂々の山容、朝の富士を引き立てます。
2020年02月24日 08:57撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 8:57
山頂から少し南に下った展望台より。「関東の富士見100景」だそう。達沢山、釈迦ヶ岳、大栃山など、昨年来登ってきた甲府盆地を取り囲む中低山が堂々の山容、朝の富士を引き立てます。
帰りは標識に従い「岩場コース」を下ります。
2020年02月24日 09:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 9:08
帰りは標識に従い「岩場コース」を下ります。
昨秋登った天子山塊がスッキリ見えてます。右手前は蛾ヶ岳方面でしょうか。
2020年02月24日 09:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 9:11
昨秋登った天子山塊がスッキリ見えてます。右手前は蛾ヶ岳方面でしょうか。
コース名の通り、岩場のやや険しい下りに。
2020年02月24日 09:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
2/24 9:13
コース名の通り、岩場のやや険しい下りに。
振り返ると、苔むした戦国時代の要塞のよう。
2020年02月24日 09:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 9:14
振り返ると、苔むした戦国時代の要塞のよう。
ルートがますます険しくなり、富士に見とれていると足元キケン…。煩いぐらいに赤テープあります。
2020年02月24日 09:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
2/24 9:19
ルートがますます険しくなり、富士に見とれていると足元キケン…。煩いぐらいに赤テープあります。
ゴルフ場と甲府盆地の後方に、白妙の富士。
2020年02月24日 09:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
2/24 9:21
ゴルフ場と甲府盆地の後方に、白妙の富士。
崩れやすい砂地のコースに、いよいよクサリも登場…。
2020年02月24日 09:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 9:24
崩れやすい砂地のコースに、いよいよクサリも登場…。
振り返って見ると、結構な切り立った岩場です…
2020年02月24日 09:27撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 9:27
振り返って見ると、結構な切り立った岩場です…
この辺りでルートが分岐。帰路は舗装道歩きを避け、直接駐車場へ下るコースへ。
2020年02月24日 09:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
2/24 9:30
この辺りでルートが分岐。帰路は舗装道歩きを避け、直接駐車場へ下るコースへ。
ここはクライマーのゲレンデですね。
2020年02月24日 09:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ここはクライマーのゲレンデですね。
登山口帰着。こちらのコースは、ドンピシャで駐車場に出ます。
2020年02月24日 09:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
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2/24 9:49
登山口帰着。こちらのコースは、ドンピシャで駐車場に出ます。
撮影機器:

感想

前泊した都留市のスターらんどHの薬草温泉で早朝から一風呂浴び、身も心もリフレッシュして颯爽と2日目スタート。ガラ空きの甲州街道を笹子トンネル抜け春日居まで快走、ゴルフ場へ向かうと早速「猪ゲート」あり。丁寧に開け閉めし、林道を更に進むといくつもの分岐が出現。我が愛車のカーナビは下界中心で、この日の出発地点、兜山登山口の位置がよく分からぬまま林道を右に左に迷走。最後はヤマレコマップのGPSで何とか現在位置を把握、予定より30分ほど遅れて、ようやく立派な案内標識やトイレのある登山口駐車場に到着です。(アルパインクライマー風の方のランクルは更に林道を岩堂峠方面へ進んでいかれました。)
 山登り前に下界を彷徨い、すっかり心身疲弊の様相ですが、気を取り直し、軽登山靴に履き替えて新岩場コース入口より2日目の1座目ツアーにスタートです。暫し舗装の林道を進み、案内標識に従って右の登山道に入ると、トラバース気味に斜面を緩やかに登る気持ちの良い樹林帯の道に。この辺り、天然のマツの美林で何やら山ではなく、海岸沿いの遊歩道を歩いている感覚に陥ります。やがてコース名に相応しい岩場に差し掛かり、富士の雄姿と甲府盆地の朝靄が見下ろせるちょうど良いポイントに木製ベンチがあり、勝手に「富士見ベンチ」と名付けます。山梨百名山では、ほぼ全ての山からこうして四季折々の富士のお姿を余すところなく眺められるのは誠にゼイタクで、もう少しするとこの梨百巡りの旅も終わってしまうのは少し残念な気もします…。
 ともかくも、「兜」の名の通り山頂に近づくにつれ斜度の緩くなった道を登り詰めると、程なく岩堂峠方面からの縦走路に出合います。兜山山頂はすぐそこですが、先人のヤマレコ記事によると山頂は木々に囲まれ展望ナシの由。左手の樹林越しに先ほどからチラ見えの続く白銀の南ア大伽藍が何とか拝めないものか、と一計を案じ、兜山より標高の僅かに高い岩堂峠方向の小ピークへと足を延ばします。ルート脇の小高い岩によじ登ると、何とか赤石〜荒川の南ア核心部の盟主は拝めましたが、結局990mピークの先端まで行っても、右手の棚山〜金峯方面の展望は開けたものの、目の前に「ドーン」と拡がるはずの白根三山〜鳳凰〜甲斐駒の北部オールスターズのお姿はクリアに見られずじまい。何やらストレスを抱えながらも、仕方なく兜山へと引き返し、梨百94座目の記念撮影を淡々と済ませた後、尾根を少し南へ下った展望台へ向かいます。ここからは南アは樹林で遮られ見えませんが、富士と前衛の甲府盆地を取り囲む中低山がグルリと眺められ、このうちの多くをここ数年で歩き回った感慨に改めて浸ります。
 山頂を後にし、帰路はお楽しみの岩場コースを下っていきます。標高900m以下の低山とは思えぬ険しい岩場のクサリ付きの急降下を慎重に、しかしスリルを感じながらひとしきり下ると、右手の山肌の方からハイカーと思しきパーティの嬌声が聞こえてきます。案内標識のない分岐をヤマレコマップと赤テープ頼りに右手へ下ると、そこは三つ峠や大岳山、廻目平のような格好の岩壁が屹立するゲレンデとなっており、クライマーの歓声が朝の岩肌に響いていたのでした。彼ら・彼女達のパワーを感じながら山腹を巻き気味に下るルートを辿り、20分ほどで呆気なく出発点の駐車場に帰着。行きは小生の車が1台のみポツン、の寂しい状態でしたが、帰ってくる頃には駐車スペースが車で溢れ、路肩駐車の車も多数。ここが山梨県民・甲府市民のいわば“裏庭”で、隠れた人気スポットであることを実感します。
 ともあれ、2日目前半のハイキングは出だしで躓きながらも、後半は順調にトラブルもなく終了。この日は夕方まで快晴微風の山歩き日和が保証されており、温泉パワーでまだまだ余力も十分。満を持して次なるターゲット、名所山〜滝戸山を目指すべく、登山口の黒坂峠へ勇躍車を飛ばす小生でありました。この後、林道冬季閉鎖の嵐で山道を右往左往し、予定の大幅変更を余儀なくされるとは夢にも思わず…。
             〈後編に続く…〉

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